野村誠の作曲日記

2014-06-27

記者会見とThe Workの6回目

本日は、日本センチュリー交響楽団スマイルスタイルと進めてきた音楽プロジェクト「The Work」の記者会見(15:00~17:00)と、最後のワークショップ(18:30~21:00)で、その後、「地域創造」の取材(21:30~23:00)を受けました。

記者会見での質問で答えたのが、「やっと」でした。ぼくがイギリス留学中に、Scotish Chamber Orchestraから、コミュニティ音楽のプロジェクトの誘いを受けたのが1995年。その時は、帰国直前で日程が合わずにお断りしました。それから19年経って、ようやく日本のオーケストラから、こういう依頼がありました。本当に、ようやくです。

今日の記者会見に東京のオーケストラのマネージャーが一人見学に来られていた以外は、オーケストラ関係者はいませんでした。過去5回のワークショップの見学も含めて、オーケストラ関係者は皆無でした。

ワークショップは、集中した2時間リハーサルセンチュリー響の楽団員も、ハローライフ若者達も、4月に初めて会った時とは別人のようでした。クラシックプロ演奏家と、あまり音楽経験のない求職中の若者達が、こうして同じ場で濃密にリハーサルができる環境まで来れたので、本番が迎えられます。

ちなみに、本日のリハーサルの後に、「本番まで、あと3段くらい上がります」とコメントしたのは、本当のことです。今日のリハーサルと似たような内容が、当日の舞台で繰り広げられるわけでは、決してありません。まだ、曲の確認をしていている段階ですが、当日の午前に、若者達とのリハーサルで、音楽の内容が大きく一段深まり、その後、センチュリー響のメンバーが加わってのリハーサルで、かなり濃密に音楽を深める予定なので、そこでもさらに一段あがり、最後に、会場でのリハーサル時に、演出面も含めて、もう一段あがって、本番で観客のエネルギーを得て、もう一段あがる予定なのです。そして、一回きりの最初で最後の本番で、リハーサルとは違った感覚が、ぐーっと出てくるはずで、その時点で今回の演奏が完成します。そこまでの道のりをサポートしていくのが、今後のぼくの仕事になります。

ともかく、本日で最終回。当初のスケジュール案では、本日のワークショップのタイトルを「かたる」と名づけていました。敢えて語らせようとはしませんでしたが、各自が雄弁に自分の意見を語ってくれたのが印象的でした。皆さん、お疲れさま。

http://the-work.jp/

地域創造の取材は、京都造形芸大先生である山下里加さんと、坪池さん。以前、国際交流基金の以下のインタビューを担当して下さったゴールデンコンビです。彼女達の視点からの意見も聞くことができて、非常に参考になりました。

http://performingarts.jp/J/art_interview/1202/1.html


ということで、コンサートは、7月6日、15:30~16:00 大阪ステーションシティ南ゲート広場、入場無料

演目

1 野村誠作曲:「日本センチュリー交響楽団のテーマ

2 The Work参加メンバー作曲:「ハローライフ協奏曲

です。

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