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2007-10-06

ブロック2(続き)

吉「そういえば、デビット・リッツを『ジョージ』に連れて行ったときがあって……またちょっと話ズレちゃうんだけど」

KC「フフフ。華麗なるエピソードですね」

吉「そこで、たまたま誰かがセクシャル・ヒーリングをかけたのよ。そしたら『これは実はぼくが書いたんだ』って……それはぼくは知ってたんだけど、『ジョージ』のママが『あら!すごいわね!』って言って、今は亡くなってしまったけども、デビットに『ジョージ』のTシャツを2枚くれたの」

KC「いいお話ですねぇ〜。『ジョージ』っておわかりでない方のために説明しておきますと、旧防衛庁……今の東京ミッドタウンですよ!そこのいちばん端っこのとこに、あれは……3坪くらいですか?」

吉「そーですね……まぁ、もうちょい広くて7坪か10坪はあるかもしれないですね」

KC「それでジュークボックスがあって……伝統的なソウルバーですよ」

吉「あれは、日本一古いソウルバーなんですよ。1964年にオープンして」

KC「あ、そうなんですか」

吉「そうそう、だから、東京オリンピックの年なんですよね(しみじみと)」

KC「それこそ鈴木清美さんの「タクシー」って曲でね、「ジョージの店までと〜♪」ってありましたよね」

吉「あそこ日本のソウルバーの草分け的なところで、ダリル・ホールが特にあの店を好きでね。来日したら必ず行くっていう。成田の車から「今から行く!」って『ジョージ』のママに連絡がくるらしいんですよ」

KC「ハハハハハハ」

吉「で、東京ミッドタウンができるっていうんで、クローズしたんですよね。そのときに天井から壁から張ってあったソウルのアーティストのポスターとかポートレートとか、置いてあったジュークボックス、7インチのシングル盤、それを一式ぜんぶダリル・ホールが欲しいって言ったらしいですよ……」

KC「その話を聞いて思い出すのは、植草甚一さんがお亡くなりになったときの事ですね〜」

吉「というと?」

KC「その、本は三茶界隈の古本屋とか色んなところにバラバラになっちゃったらしいんですけど、レコードはぜんぶタモリさんが持ってるらしいんですよ……なんか、通じる部分はありますよね。それがまたダリル・ホールっていうのがすごいんだけど」

吉「ダリル・ホールはほんとにソウル好きで」

KC「日本のソウルファンに近いですよね」

吉「ですね。たしか、ダリル・ホールってマーヴィン・ゲイのカバーとかしてたよね」

KC&吉「「うぇんゆーすとっぷらぶみー♪」」

吉「あれも中々渋かったですよね」

KC「あれ入ってるアルバムは、ほんとにそういうムードに溢れてましたよね。まるで吉岡さんがプロデュースしたみたいな……」

吉「ハハハハハハ。なんだよそれ」


KC「で、吉岡さんは、その、インポーターをおやりになってたわけですけども、これは早くにお止めになったんですよね?日本にタワーレコードが進出したときに」

吉「そうですね」

KC「で、ぼくの大好きなエピソードなんですけど。「じゃあ、ちょっくら日本のタワーレコード見に行こうか!」って行ったら、タワーレコード1号店……渋谷ビデオスタジオのあそこ」

吉「東急ハンズの斜め向かいでね」

KC「に行ったら……今ジーンズメイトかなんかになってるとこですよね。で、チェックしようとして値札を見たら……絶句!」

吉「そう!」

KC「「おれが仕入れする値段より安いじゃないか」と」

吉「安いんですよ!なんでこんなに安いんだ!っていう……」

KC「ハハハハハハハハハ」

吉「ハハハハハハハハハ。じゃあタワーで買って、他んとこで売ればいいや。ってなって」

KC「自分が聴きたくてはじめた人だから。フフフ」

吉「ここで買えばいいじゃん!っていう。フフフ」

KC「その時点でインポーター生活は終わり、と」

吉「もう先はないと思って……結局、80年くらいにやめたんですよ」

KC「なるほどなるほど。それからはラジオのお仕事とかをされて……」

吉「いや、ラジオの仕事はだいぶ後ですよ。90年代に入ってからだから」

KC「じゃあ、基本的には音楽評論家として?」

吉「書く方が多かったね」

KC「吉岡さんの手がけられたライナーノーツ……さっきインタビューは3,400組とおっしゃいましたけども、ライナーノーツどれくらいおやりになったんですか?」

吉「うーん……1000枚くらいまでは勘定してたんですけど……」

KC「その時点でね、カフェ・ラミルのミルクレープよりぶ厚いですよ!」

吉「フフフフフ。すごい例え方しますね。フフフフフ」

KC「フフフフフ。<ミル>は1000でしょ?フフフフフ」

吉「それで、1300とか1400くらいはいってんじゃないかな……」

KC「これはすごいことですよ。普通の人は1300も1400もレコード買いませんからね、人生の中で」

吉「そうかもしれないですね……」

KC「平均して100枚も買わないんじゃないかなー普通の人たちって」

吉「言われてみればそうですね」

KC「われわれってちょっとクレイジーな人たちなんで……」

吉「フフフフフ。周りには多いですね。1000枚単位で居るもんね」

KC「2万かなぁ〜3万はいかないなぁ、っていう人ばっかですもんね」

吉「フフフフフ。そうだよね」

KC「ライナーって全部取っといてますか?」

吉「基本的にはぜんぶ取っといてるんですが、やっぱり中には抜けるものとか、メーカーからもらえなかったりっていうは、いくつかあります」

KC「ほぉ」

吉「あと、数枚ですが、ライナー書いたけど発売されなかったものもあります」

KC「幻のライナーノーツ」

吉「中には担当者が間違えて2人にオファーしちゃって……いわゆる、偉い先生のが使われて、ぼくの原稿がボツになっていうのも……」

KC「ハハハハハ。エグい話だ、ホントに」

吉「あとは、ライナー書いたのに、本国の指示で発売中止なったっていうのがありましたね」

KC「はぁ〜、そういうこともあるんですね」

吉「ファンカデリックの4枚なんて、あともう少し出るはずだったんだけど、契約がうまくいかなかったとかで中止になって。あれはかなり力入れて書いたんだけど……」

KC「ちょっと切ない話ですね〜」

吉「それからね、よく覚えてるのは、ルイス・ジョンソンのソロ」

KC「えっ、そんなのあったんですか?……あっ、奥さんが日本人とかで「キミコ」とかいう曲が入ってるっていうやつでしたっけ?」

吉「あー、あったかも……たしかサンプル盤はあって、それを元にライナーを書いたんだけども、結局アメリカでも出なかったんだよね……それでボツになりましたね」

KC「なるほどねぇ〜、そういうの、ありますよね。ぼく1回ありました。アザダイヤーっていうモータウンの女性シンガーの2枚目が……ぼく、サンプル盤は持ってるんですけど、それは結局アメリカでも出なかったんですよね」

吉「まぁ、最近でこそ、出るって言っといて出ないのはあるんだけど……」

KC「マリオの発売延期はいつまで続くんだとか、色々ありますよね」

吉「そうそう、レコードをせっかく途中まで作ってるのに、それを発売中止するっていうニュアンスがぼくにはわからなくて。とりあえず出せばいいじゃん!とか思うんだけど……アメリカの業界ってシビアだよね。レコードを出さない方が出すよりも損害が少ないって計算をするんだよね」

KC「ですよね。ぼくはサイーダ・ギャレットにインタビューの際『アルバム何枚出してるんでしたっけ?』って聞いたんですよ。失礼っちゃ失礼なんですけど。で、そしたら『えーっと……作ったのは5枚。出たのは2枚だけどね』って」

吉「3枚もボツになってるんだ……」

KC「契約枚数分の音源は録って……みたいなことなんでしょうね……」

吉「はぁ……」

KC「……………………」

吉「……………………」

KC「……じゃあ、2曲目いきましょっか?」

吉「そう……ですね!」

KC「フフフ。今、そういう空気を感じました」

吉「ハハハハハ。そうですね!」

KC「ハハハハハ」

吉「そうそう、今日はその、この番組で先週までスティーヴィー特集をやってたんで……」

KC「そうですね」

吉「で、下手したらスティーヴィー特集の3週目かなー、とか思ってたんです。なんで、いちおう、スティーヴィー案と美メロ風まかせ案を用意してきたんですよ……で、結局風まかせ案できてるんですが、スティーヴィーも1曲くらいはかけたいな、と思って」

KC「ええ。ここにスティーヴィー関連のCDが2,30枚ありますけども」

吉「いちおう、15,6曲は選んで来たんですけど……」

KC「まぁ、かかんのは1曲くらいですかね。フフフフフ」

吉「フフフ。まぁ、これは、去年か一昨年に出た、ダニ・ハザウェイの未発表曲集にスティーヴィーの「スーパーウーマン」が入ってるんですよ」

KC「アトランティックの倉庫には宝物がたくさんあるんでしょうね〜」

吉「行きたいですね〜」

KC「ですね〜」

吉「ポリドールの倉庫には行ったことあるんですよ……また話が延びちゃいますけど。これ、1曲聴いた後にしましょうか……」

KC「フフフフフ。余談三昧もいいとこですね〜。じゃあ、とりあえずこの、ダニ・ハザウェイの」

吉「「スーパーウーマン」を」

KC「ハイ」

吉「聴いてもらいましょう」

KC「ダニ・ハザウェイsingsスティーヴィー・ワンダーで「スーパーウーマン」」

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