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2010-10-20

[][]説明会に参加の巻き。

桜山商店街の行方を左右するであろう計画の説明会に行って参りました。

これまでに説明会に行った人の感想を、事前に見聞きしていたが、実際に行ってみて私は違う感想を受けた。

市の職員が立派なのだ。馬鹿にしている印象も受けない。むしろ最初の挨拶で

「おばんでございます」

なんて言う辺り、市の方針だとは思うが、敢えて不自然なほどの方言での挨拶。真面目である。

最初だけかと思ったが、次の新沼都市整備部長までもが

「おばんでございます」

完全に市の方針だと思うが、こうも真面目にやるもんなのね。うちの会社なんてねぇ(以下略)。

たまに、公務員が民間企業に研修に行く話しをニュースでやるけど、あれは結構恣意的なのかもなぁ。

今回、説明会が行われたのは、市役所本館の8階にあるホール。

初回は資料が20部しか用意されていなかったそうだが、今回は潤沢に用意されていたと思う。少なくとも、開会時間に間に合えば、資料を貰えなかったという事態にはなっていないと思う。

会場には開会10分くらい前に入ったが、すでに70〜80人は来ていたと思う。

正面に関係部署の部長から係長クラスまでが11人集まり奥に書記らしい人が2人くらいいた。

住民側にどんな人が来ているのかと思って見渡してみたが、まず目立つのは東大通と背中に書いている法被を来ている人達。

正面二列目に腰掛けているのは山田公一さん。市の歴史を研究している人である。自分でも言っていたが大矢市長の孫(?)である。

その前に座っているのは東大通商業振興会々長の颯田さん。

真ん中辺りに市議の伊勢さん。予備席みたいなところに「地域政党いわて」の吉田けい子さん。

あと、巴計画の寺井さんもいたな。

とりあえず、来そうな人は揃っていた感じだ。

あと、報道機関では、岩手朝日テレビと、いわてめんこいテレビが来ていた。めんこいは玉井アナが自分でカメラを回していた。ご苦労様です。

会は定刻どおりに始まり、新沼部長の「これはたたき台です」とか「3回とも同じ内容の説明会です」とか会自体の内容説明から始まり、その後いろんな資料の内容に従って進められた。大体これで30分か45分くらい。閉会予定時刻は20時半なので、説明会の時間の半分は質問に当てる感じなのだろう。

最初の説明はどこかの弁護士の方。内容は忘れた。ただ、まともな質問だった。まともだと書いたのは、まともじゃない質問や意見が他の人から多く出たからだ。

まず、冷静じゃない人が多い。まぁ場慣れしてないだろうし、こんな会合に出る事もない人ばかりだろうから仕方ないとも思うが、怒りをぶつけるだけの発言ははっきり言って時間の無駄である。それと質問者の7割くらいが、あまりにも不勉強である。2ちゃんなら「ググレカス」で終わりじゃないかな?という質問が多かった。

ぶっちゃけ、説明会の前に勉強会が必要なんじゃないか?

だれかは存じないが、まとまりのない、しかし切実な訴えをしている人がいて、その人の発言を

「質問じゃないならもっとまとめろよ!こっちも言いたい事あるんだからさぁ」

等と後ろから怒鳴りつけるのは論外である。

そんで怒鳴りつけた本人は何を言うかというと、やっぱり内容が無いのである。まぁとにかく市を攻撃したかったのだろう。人の発言にケチをつける割には、無視していい意見であった。アンケートの集計結果の数値が100パーセントを超える事を指して

「みなさん騙されない様に」

などと言われても、それは百分率を小学校で習っていれば当然誰もが持っている知識であり、こんな事を得意気にいうのだからレベルが知れるのである。

市議会議員の伊勢さんも発言されていた。

「計画の白紙撤回を」

というのはこの場で言うのではなく、市議会を通じて正式に行うべきであろう。

逆に、この場で市職員が独自に決めていいのであれば、それこそ問題だと思うのだが、どうなんだろう。

史跡の解除に関する質問というか独自の見解というかは面白かった。

最終的に質問・意見・不満は20件以上出た感じ。

書き留めていた範囲で抜粋するとこんな感じ

  • 7月に実施したアンケートの内容を公開しろ。
    • 添付資料の通りだ。
  • あんたら(説明担当の市・管理職を指して)の残業代は税金だろ。
    • 残業代なんて出ません。

残業代の質問は、文化地層研究会の人から出されたもの。通常時間にやれば「務め人は参加出来ないだろ!夜にやれ」と言われ、19時からやれば残業代云々である。公務員って可哀想だなぁと同情するのである。

  • 土地所有区分は戦前のままか
    • 戦前とは違う

具体的には山田さん(歴史研究家・ケーブルテレビで番組をやっています)から説明がなされた。まず、神社の土地は戦前は内務省の所有であった。その周りを囲む民有地は南部家のもの。さらに外側を囲む土地は公園として県が管理していたものを市が管理する事になり、所有しているもの。との事だった。山田さんと市の主査の説明を組み合わせるとこんな感じである。

更に、市の所有地には二種類あり、公園用地として取得している「行政財産」もうひとつは、その横に、大通り方面に広がる「普通財産」

公園にかかっていない普通財産の土地はまぁ、普通に開発できちゃうらしい。行政財産になっている所は、公園整備の為に取得しているので、用途が明確なのだ。

因みにこの辺り(神社境内)、戦前の景気対策というか観光振興策として、僅かではあるがお店があったらしい。それが戦後に花開いたと山田さんの弁。

  • 市長を出せ。
    • 今いません。
  • 勘定所風の建物とかを建てる時、市は遺構を破壊できるのか
    • 市も現在の店舗同様破壊しません。

これは現状店舗の整備改修の条件として遺構を破壊しない事という項目があるゆえに出た質問。

遺構は現在より4〜50cm下に眠っているそうなので、市が建てる建物も基礎杭をあまり打てないのかな?それとも遺構の隙間を狙って杭を打つのか?それとも遺構調査が終われば、遺構に杭を打つことも可能なのかな?

  • 土塁について
    • まともに作ったら2mくらい。これじゃ閉鎖的だからどんな感じがいいか考える。

閉鎖的になるのは城だから当然だろうし、雰囲気や歴史を思い起こさせる程度でいいなら、具体的に考証する必要もない気もするがどうなんだろう。

  • 御新丸は何で史跡じゃないの?
    • 史跡決定当時既に、市街化していた。史跡に指定された範囲は、縄張りが良く残っていた。具体的には分からない。

まぁ、行政同士で決める事だからなんとでもなった感じもするわな。この疑問は私も持っていたので質問者に感謝である。

  • 史跡から外せ。外せるか議論したか。
    • いろいろ検討したが外さない方向で。

予定では20時30分閉会予定だったが、とっくに時間は過ぎていた。

やっと21時過ぎに出たのがこの質問

  • 4種が取り壊されるなら3種にある桜山神社はもっと取り壊しの対象じゃないの?だいたいもとからあった神社じゃないじゃん!
    • 南部家を祀っているし多分ない方向。

続けて、商店街を壊すなら神社も壊せとの意見が出る。別に、神社が気に入らないとかそう言う事ではないと前置きがあったが、桜山神社門前の商店街でも、神社に対する気持ちは様々なのだなと感じた。

  • 何で神社は住居系の土地区分なの?
    • 今この場では分からないからあとで。

颯田さんから出た質問である。不動産屋さんらしい質問である。あとでと言う事だったので、回答は颯田さんにはもたらされたのだろう。私も興味ある。

結論

史跡解除は無理だろう。そして桜山神社は商店街より厳しい3種(管理区分)である。誰も質問しなかったのが不思議であるが、みんな商店街が史跡である事に捉われ過ぎていないだろうか。以前だれだったかに今日の質問者と同じように疑問をぶつけてみたのだ。

「史跡の指定解除したらいいのに」と

そしたら回答は考えてみれば至極当然であるのだが、当時の私には思いも寄らないものだった。それは

「そうなればなったでマンションが建つでしょうね」

と言うものであった。あの古臭い雰囲気に慣れすぎて、周辺が高層建築で占められているのを当時の私はすっかり忘れていた。確かに大手先やら本町はマンションだらけだし、桜山が自由に開発出来るとなればマンション化はあり得るな。と妙に納得したのだ。なので、多くの人が提案する、史跡指定の解除には私は反対なのだ。ではどうすればいいのか。

私が考えるに、回答はひとつだろう。それは公園(都市計画決定)範囲の解除だ。岩手公園は、全部が史跡ではない。芝の広場や旧図書館がある場所はただの公園である。逆に全部が公園でもない。桜山神社がそれに当たる。史跡と公園の範囲は完全にリンクしているわけではないのだ。その証拠に、公園敷地内で史跡である場所にあった武徳殿や、池っ端にあった「きんこんか」とかいう喫茶店は撤去されたが、桜山神社は撤去されていない。逆にに史跡でもないのに、かつて色々な建物があったテレビ岩手・東北銀行前の土地は現在は芝の広場である。

また、全国見渡しても、史跡の上に住んだり商売している人はいっぱいいるのだ。

ゆえに、私は史跡指定はそのままに、公園の指定を解除して欲しいのだ

公園の指定を解除すれば、公園みどり課の最終的な目標(50年100年後には公園にする)は意味をなさなくなる。また、公園予定地とみなすゆえに勘定所風の建物を建てるなどと妙に制限がかかった事をする必要も無い。もっと自由に、商店街の人や来街者も納得出来るようなコンセプトでも可能だ(現状は公園の施設を前提としなければならない)。

さらに史跡に指定されているので、マンションが建つ事もない。建物には制限がかかるが4種なので維持管理は許容されるから既存店舗の耐震化も可能だろう。

来街者にとってはあの味のある雰囲気が維持されると言うメリットもある。

という私なりの結論に至ったが、こういう説明会は参加するだけしてみるもんだなとも思った。市に思惑があるように、説明会の様子を伝える側にも思惑があったりするものなのだ。市との交渉事や、いろんな事で面倒くさい目にあった人は

いると思うが、先入観で確かめもせずに愚痴っていると思わぬところで恥をかくことになりかねないな。

あと、質問する側は、質問の仕方を考えたほうがいいだろう。

私は怒りっぽいので、まるで自分を見ているようだった。

と言う事で説明会の感想は以上。

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