なでしこ8強へ 2−1 オランダに競り勝つ

毎日新聞

 【バンクーバー(カナダ)田中義郎】サッカーの女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会で連覇を狙う日本代表(なでしこジャパン)は23日(日本時間24日)、当地で行われた決勝トーナメント1回戦で、初出場のオランダに2―1で勝ち、2大会連続の8強進出を果たした。前半10分、有吉佐織(日テレ)が先制。その後は追加点を奪えなかったが後半33分、阪口夢穂(みずほ)(同)が貴重な2点目を挙げ、1失点でしのいだ。


 日本は27日(日本時間28日)にエドモントンで行われる準々決勝でオーストラリアと対戦する。国際サッカー連盟ランキングは日本が4位でオーストラリアは10位。オランダは12位。


 日本は大儀見優季ウォルフスブルク)、大野忍(INAC神戸)の両フォワードらが先発出場。6大会連続出場の36歳、澤穂希(ほまれ)(同)は後半途中から出場した。日本は1次リーグを3連勝し、C組1位で決勝トーナメントに進んだ。今大会には前回より8チーム多い24チームが出場し、優勝するには一つ多い7試合を勝ち抜くことが必要になる。


 ◇日本・佐々木則夫監督

 はらはらどきどきさせてすみません。選手は最後、頑張ってくれた。これを励みに次頑張りたい。シンプルなミスがなければ合格点。