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まりおんのらんだむと〜く+ RSSフィード

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2009-08-29

「凶刃の館」(4) キャストとか

では、キャスト(NPC)について。

それぞれのNPCが、いろいろと目的をもっていて勝手に動いている、というのがシナリオの基本構造です。


■ハラドリム・デサーラ

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男、大貴族、グバージ信者、暗殺のターゲット


  • すでにプロットで述べたように、扇動政治家にして社会の混乱をもくろむグバージ信者。
  • 〈ハンサム 20〉〈一目で好感を与える 27〉人物(というアトリビュートを持ってるんだよ!)
  • 〈野心家 33〉かつ〈政治家 50〉でもある。
  • 文献研究に熱心で、家族に対しては全くの放任主義。
  • どのくらい放任しているかというと、妻が殺されても気づかないほど。
  • 丸腰で、防具などはまったく身につけていない。
  • 暗殺されて復活した後は、以下の能力をもつ。
    • 《死へ抵抗する 45、R1》、《負傷に抵抗する 50、R1》、《病気を無効にする 50、R1》、《精神破壊の光線 40、R1》
  • ただ、〈負け犬への共感 25、弱点〉を持っていたりするので、うまくいけば見逃してもらえる……のかもしれないが、ふつうプレイヤーはわからないだろこれ

■サラマドン

男、大貴族、暗殺の依頼者


  • PCたちに暗殺を依頼する人物。アルコス出身らしいが、灰で化粧するぐらいしかその出自の影響はみられない。
  • 〈やたらと誓う 20〉とか能力をもってるww

■セルコナミシュ

男、大貴族


  • もう一人の暗殺を依頼している人物。ユスッパ出身。
  • PCたちはいろいろ調べようとしたが、あんまり情報ないんですよこの人。
  • で、セッションではでてこなかったが、実はさらにもう一人暗殺者を依頼している人物がいる。元老員の議長デンカーさんである(笑)。
  • こいつらの依頼した暗殺者たちとぶつかるか協調するかどうする?というプロットもあったのだが、セッション時間の関係でそのあたりは省略になってしまった。

■コルディス

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25歳、ハラドリムの息子


  • ハラドリムの不肖の息子。父をおそれており、またダラ・ハッパ貴族として父の出す法案を許せず、ひそかに父親の暗殺を(また別の暗殺者に)依頼している。
  • 自分では、この行為はダラ・ハッパ文化を救うことになると思っている。
  • PCたちなど、暗殺者に会えば、驚いたふりをしながら密かに協力するだろう。
  • 妹のジャディーナに対して〈ジャディーナに対する不浄な愛情 27、弱点〉をもっている。そのため、見合い話とかを巧妙に断り、さらに常にジャディーナを連れて歩いている。あーあ。
  • 真のダメ人間
  • でも実際のセッションでは眠り薬でぶったおれて、しゃべるチャンスもなかったww

■ジャディーナ

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20歳、ハラドリムの娘、コルディスの妹


  • 館で同居しているハラドリムの家族。
  • ジャディーナはハラドリムの研究室に入り込んで、暗黒の書や「混沌の門」をみたことがあり、精神的に不安定になっている。
  • 幼いころからコルディスに依存していたため、コルディスと一緒にいるとなにもしゃべらない。
  • 殺された母親のことにもうっすら気がついている。
  • 巧妙に隠されたハラドリムの研究室について知っている人物。
  • ヴェールをかぶった美人 30〉であるが〈危険にむかって突っ込む 20、弱点〉を持っている困った人。
  • 「半分狂気におかされている」とかプロフィールに書かれている。

エリスチャーラー

女性(故人)、ゴースト


  • ハラドリムの妻。
  • ハラドリムの研究に気づいた……ことに気づかれて、執事のザルダレザーに殺され、回廊の庭に埋められた。
  • 執事は独断でエリスチャーラーを殺したため、ハラドリムはそのことを知らない。
  • そして、あまりに家族に無関心だったため、ハラドリムは執事の作った「妻は浮気で逃げた」話を信じている。ひどい。
  • 成仏できず、ゴーストとして庭に現れる。
  • 理性は消失している。ハラドリムと執事を殺すことだけしか考えていない。
  • 《志気を恐怖でくじく40、R1》、《魂を食う 40、R1》をもっている。

■ラーマ

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“飢えしもの”クラーシトの暗殺者、少女(に見える)


  • クラーシト教団から送り込まれた「顎」。
  • 混沌の諸相で《無害な外見にみえる 41》を持っている。
  • 金髪の美少女で、トーガのような薄衣をはおっているとしたよ、こんちくしょう。
  • 持っているアトリビュート……〈弱々しげなオーラ 20〉、〈子供らしい無邪気さ 20〉、〈可愛いらしく微笑む 20〉〈美しい歌声 25〉。
  • でも好きな食べ物は犠牲者の頭」です。
  • 食べるときは、口がバッカリとあいて頭を丸飲みします。
  • ということで、館のなかで突如「頭だけがない従者の死体」が転がっていると言ったら驚愕された。
    • あとで「イメージは寄生獣ですね」といわれた。
  • そのほかのアトリビュート……〈そこはかとない違和感が… 12〉、〈口から出任せをいう 30〉、〈犠牲者を宥める 25〉、〈プラッツィーム噴出 25〉、〈怪力 40〉、〈どんな表面にでも張り付く 21〉、〈柔軟な 34〉。魔術は《飢え》、《クラーシトの帝国》、《暗殺》。
  • 前のエントリで書いたように、ハラドリムを「本当に殺す」ための魔術のかかった鉄製の短剣を持っている。
  • クラーシトの落とし仔を出せなかったのは残念だ。

■ほかの暗殺者たち


  • セッションでは登場させられなかったんだが、PC以外にハラドリムの館に送り込まれている(というか、送り込まれていることになるはずだった)暗殺者は以下のとおり。
  • スベレー、青い月の女神アニーラの暗殺者(トロウル)。元老員の議長より依頼を受けた。
  • デヴリム、暗殺教団ヒョルダールの暗殺者。セルコナミシュから依頼を受けた。
  • ガート&ガルト。ターシュ王国出身の無法者たち。息子のコルディスから依頼を受けた。

■そのほかのキャスト


  • 執事(ザルダレザー)。ハラドリムに対して異常な忠誠心をもっている。エリスチャーラーを殺した。各所のマスターキーを持っている。
  • メイド長(カラダリ)。生真面目な老婦人。夜遅くまで起きており、近くにある駐屯所の「太陽槍ホプライト隊」とは仲良く、何かに気づけばすぐ通報させる。
  • 警護兵たち。コルディスが酒をふるまっており、ほとんどが酔いつぶれている。
  • メイドと従者たち。ラーマに食われたところしか登場しませんでした。


……。大変です! いい人が存在しません!

2009-08-26

「凶刃の館」(3) プレイヤーキャラクター

ということで、次はプレイヤーキャラクターです。


いちおう、プレロールドキャラクターではありますが、ダイスで能力値を振ってもらい、弱点と特技を選んで頂きました。

本当はさらにアトリビュートリストがあったんだけど、省略。


アトリビュートは大量にあって、50個〜100個ぐらいある。能力値振るのはけっこう時間がかかりました。また、アトリビュートのリストからサーチするのが大変だという声もありました。

このへん、HeroQuest 2 みたいに割り切って、弱点と特技以外はキーワードの数値を使うとかのルールにした方がいいかもしれませんね。でもそうするとダイスによるキャラクターの振動がなくなってしまうか。振った後、能力を消しこむとかにすればいいのかな。


なお、画像は Google 様が選んだてきとうなものです。





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パヴネーメ、“殺戮の微笑”

女性、“復讐の女神”にして“赤の女神”、ナーザの帰依者

プレイヤー:Iさん


■キーワード

民族:属領地、ルナー市民

職業:小貴族、ダート戦士

魔術:ナーザ


属領地であるヴァンチ王国の小貴族の娘としてうまれたパヴネーメは、父親の母親殺しにトラウマを負ったまま、まずはルナーの道へ改宗し、やがてダート戦士(公式暗殺者)として良く知られる存在となりました。復讐の女神・赤の女神ナーザへの献身のため、また気まぐれでやりたい放題の性格のため、彼女は多くの契約を断ってきたのですが、目も眩むほどの手技と刀さばきを持つ彼女を望むものは後をたちません。彼女はまた『壁走り』や『回転殺戮舞』などの多くの珍しい戦闘スタイルを身につけています。彼女はダート戦士としては常軌を逸するほど正直で信じやすい面があります。また、その美貌をいいわけにつかったりはしません。それよりも、自身の感覚と、隠密の技、そして流血が、彼女のやり方なのです。


■弱点

〈リュート演奏 39〉

〈舞を舞う 35〉

〈母親の殺害によるトラウマ 33〉

〈執念深い 32〉

〈誇り高い 32〉

〈嘘を嫌う 30〉

〈信じて疑わない 22〉

〈恐れ知らず 21〉


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エヴァンディーン博士

女性、知識の神にして七母神の一柱、イリピー・オントールの帰依者

プレイヤー:なゆたさん


■キーワード

民族:ダラ・ハッパ人、ルナー市民

職業:学者、ダート戦士

魔術:イリピー・オントール


グラマーの帝国学院に入学した時より、まだ幼いエヴァンディーンの興味は明らかでした。そして、それは周囲の心配の種でした。知能は高く、躾はしっかりし、行儀もよい彼女がひきつけられていくのは、病理学、毒草学、異常心理学などなのだったのです。実用主義的な帝国学院は、卒業後の義務兵役として彼女を悪名高いパーグ・アディ狩猟連隊に送りました。その後研究者として独立してからは、その多岐にわたる研究の資金確保のため、彼女は希有のダート戦士(公式暗殺者)の自由契約者となりました。彼女が頼るのは自分の狡猾さ、隠密の技、幅広い知識、そして様々な薬物や道具です(月蓮の粉からポリッグの機械仕掛けの鼠まで)。臆病さと好奇心の仮面の下には、ダート戦士としての無慈悲な一面があります。


■弱点

〈イリピー・オントールのヤバイ神話 39〉

〈我々の業界ではご褒美です 32〉

〈いきすぎたしつけ 30〉

〈同胞からの疎外感 30〉

〈慈悲深い 30〉

〈体格が小さい 26〉

〈臆病 19〉


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カシュダフ、“なめらかなる”

男性、聖なる暗殺神ヒョルダールの帰依者

プレイヤー:鮎方さん(id:Ayukata)


■キーワード

民族:ダラ・ハッパ人、ルナー市民

職業:司祭、ダート戦士

魔術:暗殺の神ヒョルダール


ヒョルダールの聖暗殺教団のあいだでも名高い(あるいは悪名高い)カシュダフは、宗教的義務を「楽しみすぎている」ように見える、ということで教団を追い出される瀬戸際にいます。しかしその気むずかしい外見の中には、他の人間の罪深さ、誇り、退廃にたいする憤怒を隠しているのです。去勢され、性格的にも禁欲的であり、また光と音に敏感なカシュダフの主な楽しみは、自身の技能に磨きをかけることです。絞殺につかう指、手、腕を鍛えるのに何時間もかけるのです。「シシングの絹の草履」や「七巻の黒縄」を賜ったのも無理からぬことでした。しかし、いつか彼の殺人への欲望が、彼の破滅を招くことになるかもしれません。すでに、彼は犠牲者たちのゴーストに追いかけられる夢を見始めています。


■弱点

〈供犠をサボりすぎて、カルトから目をつけられている 39〉

〈ヒョルダールへの祈りの言葉がうろ覚え 33〉

〈万人を軽蔑している 30〉

〈光過敏症 26〉

〈ゴーストを恐る 25〉

〈音過敏症 23〉

〈去勢されている 23〉

〈殺しを楽しむ 18〉


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シャバカック、“六点鐘の”

男性、剣闘士の神グレヴラールの帰依者

プレイヤー:gginc さん(id:gginc)


■キーワード

民族:属領地

職業:剣闘士、ダート戦士

魔術:不敗なるグレヴラール(剣闘士の神)


野蛮なドゥルンヴォク人の基準からいっても粗暴であったシャバカックは、磔刑による死より闘技場を選んだというだけのけちな野盗にすぎませんでした。しかし今も尊敬する師たる司祭の導きにより、また生来の怪力とずる賢さもあり、彼は剣闘試合に天職を見いだしました。派手で残忍な戦闘技能により名声を得、またその憂いをひめた外観により貴婦人たちの心を射止めたのでした。グラマーにやってきたときには、彼は“不敗なる”グレヴラールをあがめ、何度も自由を買い取るほどの報酬をえていました。夢である「モンスター・コロシアム」の闘技場で勝利の六点鐘を受ける直前で、彼はダート戦士に転じました。彼の戦闘の雄叫びを耳にし、光輝くグラディウスを目にするだけで、相手は恐怖におののくでしょう。


■弱点

〈観衆を挑発・扇動する 39〉

〈グラマーの風俗に染まりすぎ 37〉

〈芸術的な首筋の傷 35〉

〈思い切り槍をぶん投げる 32〉

〈つい手が出る 33〉

〈嫌悪をもよおす雄叫び 33〉

〈馬鹿力 30〉

〈強弁 30〉

〈毒物の犯罪にかかわった経験 30〉

〈目立ちたがり屋 26〉

〈女性に逆らえない 21〉



……なんだか人間としてとてもダメな人たちばかりです。


このキャラクターの弱点というのは、ルール上「他人が使える能力」なので、公開リストにしたのですね。

たとえば、酒場でGMが〈グラマーの風俗に染まりすぎ〉を振って成功すると夜の街で困ったことになってしまったりするわけです(笑)。


この弱点リスト、もっとちゃんと使ってやればよかったとGMは反省しきりです。

2009-08-25

「凶刃の館」(2) プロットとか

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ということで、プレイレポート第二回。

シナリオの初期情報(プロフィール)とプロットについて。




■初期情報(シナリオプロフィール)の概要

  • ハラドリム・デサーラという貴族が、元老院に「貴族階級から平民階級へ権力を移譲する」法案を提出しようとしている。
  • ハラドリムは非常に平民・無産市民に人気が高い政治家である。
    • イメージとしては小泉純一郎とした(笑)
  • 大貴族たちのハラドリムへの憎しみは深く、アルコスの大貴族であるサラマドンは「ダート戦士」(暗殺者)を使ってハラドリムを殺すことを決意し、PCたちを雇った。

ダート戦争

 貴族間の限定戦争。ダート競技を観戦中の敵対貴族に「誤って」毒を塗った投げ槍を投げた事に起源を持つためこう呼ばれる。以来、ダート戦争はルナー貴族の特徴的な陰謀の一つとなっている。ダート戦争には多くの傭兵が雇われ、貴族は領民に対してではなくお互いに対して策謀を巡らす。これは帝国内で古い貴族の家門から、新しい野心的な新興貴族へと財産と官位を「平和的に」移動させるのに役立っている。ダート戦争には多くの決まりがある。これらの法を破った罰は死であり、そのための魔物が赤の皇帝によって作られている。

(TOME #3-1,All Hail the Reaching Moon より)


  • ダート戦争には「開かれた競技」(公開され、ルールに則って行われる戦争)と「秘された競技」(暗殺)があり、今回集められたのは暗殺を行う暗殺者たちである。
  • 法案は明日の元老院会議に提出されるため、今晩のうちに暗殺をおこなう必要がある。
  • 明日の元老院会議には皇帝も臨席し、警備は厳重となってしまうため、議場での暗殺は難しい。
  • ハラドリムが皇帝の目にとまり、宮廷で勢力をのばすことになるのをサラマドンは恐れている。
  • ハラドリムの館は、グラマーの貴族のすまう邸宅街にある。
  • ハラドリムを殺すことに関する許可証は出ているが、そのほかの者を殺す許可は出ていない(通常の法により裁かれる)



■プロット

  • 実は:ハラドリムは、祖先の残した資料から、混沌の光の神グバージの秘密を知り、その教義に帰依している。

“輝けるもの”ナイサロールの創造

第一期において、北方大陸ジェナーテラに住むすべての種族は神話時代の破局大暗黒からの復興のため、全大陸規模の合議制(ジェナーテラ最高評議会)を布いていた。一度滅びかけたグローランサ世界は大変もろくなってしまっており、神々は安易にその奇跡の力を行使できなくなってしまっていた(大いなる盟約)ために、相互扶助が必要とされたからである。グローランサは人間をはじめとする定命の者たちにゆだねられた。

しかし、神々から引き離されたと感じた各種族は新たな指導者として、あるいは種族間の調停役として新たな神を作り出すことを評議会で決定する。オセントーカ(Osentalka:完全なるもの、の意)創造、だが不完全なものたちが完全なものを作り上げられるはずもなく、多くの種族の要望でオセントーカが光の神となることが決定的になると暗黒の種族であるトロウルが評議会から離反、まもなくドラゴニュートもトロウルに続いて評議会を脱退し、評議会は『第二評議会(トロウルたちからは “壊れた評議会”)』と呼ばれるようになった。

創造されたオセントーカは生まれてすぐ“輝けるもの”ナイサロール(Nysalor)と改称、かつて失われたラーショランという神の教え啓発を復活させて古い神々のいさかいから人々の心を解き放ち、寛容と融和を説いて第二評議会とその領邦を教化しはじめた。またナイサロールは自らの創造を妨害しようとしたトロウルに呪いをかけ、トロウルの母神カイガー・リートールに深傷を負わせた。この結果、トロウルの生まれる子供の半数以上が心身共に弱体なトロウルキンとなり、それまでグローランサで最大の勢力を誇っていたトロウルの力は大きく損なわれる事になった。だが、ナイサロールとは大暗黒後初めてグローランサへ染み出してきた混沌の仮面であり、彼に従うものすべてを裏切る、“裏切りの神”グバージ(Gbaji)だったのである。

(wikipedia,アーカットの項より)


  • 法案を提出するのも、ルナー帝国に社会的混乱を引き起こすためである。
  • ハラドリムはグバージの長い魔術儀式をおこなっており、その最後の締めくくりとして、「誰かに殺される」必要がある。
  • 他人に殺されることで、ハラドリムは不死者として蘇ることができる。
  • 今回の法案を提出することで、大貴族たちから暗殺者が送り込まれることを予想しており、誰が自分を殺すか、ゲームとして楽しんでいる。(そのため、警備はそれほど厳重ではない)
  • 実際に、多くの貴族から暗殺者が送り込まれてくる。(PC以外にも)
  • さらに、「保険として」、ハラドリムはクラーシト・カルトの暗殺者に、自分を殺すように依頼をかけてある。

クラーシト(Krasht)

暗殺者の女神。明らかに11世紀イスラム圏で猛威を振るったアサシン教団の影響が見られ、顎(あぎと)と呼ばれる聖職暗殺者を教団で養い、飼いならしている。ウロックス信仰がなく、外見上明白には混沌に汚染されていない混沌信者を発見する能力を持たないルナー帝国当局にとって、この神とその信仰は深刻な問題になりつつある。

(wikipedia,-セッドの項より)


関連エントリ:クラーシトの神学 - まりおんのらんだむと〜く+


  • だが、クラーシトのカルトは、カルトの見解としてハラドリムの陰謀を敵視しており、ハラドリムを「本当に殺す」ことができる魔法の鉄製の剣をもたせた暗殺者を送り込んだ(この剣で殺せば、ハラドリムは甦ることはない)

2009-08-23

プレイレポート:東京RQオフ「凶刃の館」(1)

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ということで(?)、昨日無事に(かどうかわかりませんが)東京Rオフ会にて RuneWars でGMをさせていただきましたので、プレイレポとしてあげさせていただきます。(数回シリーズの予定)


画像は cart さんに貸していただいた本。ダラ・ハッパ舞台つながり。


シナリオ:「凶刃の館」


1621年、グラマーは繁栄を謳歌している。


平和に慣れた帝都は奇怪な新興のカルトや怪しげな風習が蔓延、辻々にはデマゴーグが立ち無産市民に甘い言説をささやく。

遠い辺境では蛮族の反乱や騎馬民族胎動の噂もきこえるが、退廃した今上の皇帝は特に対策をうつでもなく、逆にその怪異な言動は良識的な市民が眉をひそめる類であった。(宴にはユニコーンローストや、果ては調理された赤ん坊まで供されるということだ)

宮廷では皇帝に取り入ったドラストール出身の怪しげな娼婦(ラルツァカークの娘を名乗る)が権力を握り、政治ゲームが日夜おこなわれているという。


そんなグラマーの、貴族の邸宅の立ち並ぶ一角。サラマドンの豪邸。


「ハラドリム・デサーラは死なねばならぬ。それも今日のうちにだ!」


 大貴族であるサラマドンは神経質になっているように見えた。青白い禿頭に汗を光らせ、それを絹のハンカチーフで拭い、頬にぬった化粧がおちてしまっている。目の前には4人のダート戦士が並んでいる。いつか彼らの誰かが自分に送られることもあるかもしれないが、少なくとも今日は自分が彼らの主だ。


「書類はあって?」 女戦士が尋ねた。サラマドンはぼーっと彼女をみつめたが、すぐ横に立ったブシェリアンの書記官がうなづき、巻物の入れ物をとりだした。


「ああ、これだ!」 サラマドンは巻物を取り出した。「契約書、暗殺許可証、ライセンス…」


「それから金だ」 剣闘士がうなった。彼は大きく拳をならした。


「ああ、そうだ! ここにある、心配するな ーー私の言葉を信用しろ」 サラマドンの頭を拭うのは、使用人の手にひきつがれたようだった。


「わたくしは手前どものような輩を雇う人間は信用しないことにしておりますが、ともかくヒョルダール神は貴方の喜捨をお喜びになるでしょう」 


暗殺者たちは、巻物と金の入った袋をつかみとると、哀れな犠牲者のところへ向かったーー




■まとめ


ルールについて

  • RuneWars のルール自体は、じつはそんなに難しくない。
    • とくに、オペレーションをつくるためのメタルールとか、一般化するために複雑にかかれているところとか、ルールの意図するところとかを全部まとめて後ろにもっていって「あとで読んでね」として、チャート類を充実させれば。
    • それとルールターム(「対称協調判定」だとか)をもっとこなれたものにするとなお分かりやすくなると思いました。正確性を期すためにはそのほうが分かりやすいんですが。というか、この「判定型」ってオペレーション作らないんならあんまり気にしなくてもいいので、名前出さなくてもいいかもしれん。
  • ただ、ルール運用の仕方とか、ルールにあうシナリオだとか、どんな準備をしたらいいかとかは把握しづらい。ので、運用教則的なものを示すためにリプレイとかアクションの例とかが大量にあったほうがいい。
  • ……とは、デザイナー氏も言っていた。
    • 今回、Vampire.S 氏の卓にいった方に運用の仕方の違いを指摘された。
  • 反省:ダイス振ったときのナレーションはもっときちんとやりましょう。
  • 反省:キャラクターの弱点はうまくGMがシナリオ中に全部使いましょう。
  • 反省:ダイスの振り方のサマリぐらいは作っておいた方がよかった。
  • ダイスの振り方で、複数個のダイスを振るのにルーン強度が上がっていたりすると判定の判断が瞬時にできないところがあったりしたので、ランダマイザーをいじるという基本コンセプトを崩すことになってしまいますが、目標値を「(ルーン強度分+1)の1」にするとおかしくなるかな。たとえばルーン強度1で判定するときは目標値を1/2にしちゃうの。32のアトビュートであれば16でd20判定。


シナリオについて

  • 舞台は帝都グラマー。あまりに退廃していた。
  • 開始時に「シャドウランですね」と言われるまでそういうシナリオだと気づかなかったw
  • GMが5年ぶりぐらいだったので、かなりハンドリングが終わっていた。
    • ナレーションできんとか。
    • セッションでは2人しか暗殺者を出せなかったが、本当はあと3人いたんだよね(笑)
  • 伏線を回収できなかったところがあった。
    • 先に潜入していた暗殺者はどうなったんでしょう?(笑)
  • あと最後の敵の正体が唐突すぎた。もっと情報をまいといた方がよかった。
  • クラーシトとかナイサロールとかよくわからん人向けのフォローすべきだったね。
  • もっと館のなかはホラーっぽく運用した方がよかったかな。
  • 最終戦闘でいきなり2人死亡するところだった。
  • 最後の無理やりな終わりかたも「1R2のネガティブヒーローポイントをGMが使いました」ということで納得していただけた(か?(笑))

詳しくはまた後日。

2009-04-29

RQからRWへの流れとか

た、たいへん遅れました。

こちらのエントリに対する、コメントのお返しです。


gginc 2009/04/06 11:28

 ともあれ、まだ「現場のゲームデザイナがキットを使ってカスタマイズできる、協力型戦闘級ウォーゲーム」という形式でしかなかったOriginal D&Dの1年以内に、「作戦級(大人数の部隊がぞろぞろ出てくる)ゲームスケールに、モンスター軍団と一騎当千の英雄が舞い降りる」というゲームデザインを提唱したグレッグ・スタフォードの視点は、おそらくその後のファンタジーにおける大規模戦闘の表現に大きな影響を与えたと思うんですよね。


このへんの、ファンタジーの戦術級シミュレーションゲームの歴史については、詳しい方にお聞きしたいところですね。


グローランサでも、魔法を戦術級、戦略級、作戦級で考えることがありまして(Orlanth is Dead のグレッグのエッセイ参照)、戦略級レベルでは隕石を落としたり(クレーターメーカー)するわけですが、このあたりはD&Dでは個人の魔法として、グローランサでは「共同体レベルで協力した結果の魔術効果」ということになっているあたりが切り口の違いかなあと思ったりします。


その後の解釈では、ジャ・イール様ユニットとして表現されていたものは、実は「ジャ・イールとその英雄カルトに属する準英雄からなるヒーローバンド」であるとグレッグは語っています。


それにしたって、市民軍3000人とわたりあえるのは異常ですが(笑)。


 Vampire.SさんのRune Warsにおける「ルーン強度」まわりのルール整備も、グレッグが志向した英雄のスケールジャンプの歴史を見落とさず拾い上げたものだと私は考えています。


このへんのスケールの扱いは、TORG あたりからヒントを得ているような気もします。(どうだろう)


たしかTORGは、数値比例でスケールが拡大するんじゃないですよね。ルーン強度も1あがると約10〜20倍という効果なので、インフレーション的に強力なものを扱うことができますけど。じつは TORG は数回しかやったことがないのでよくわかんない。


実はルーンクエストではこのスケール問題が解決されていないため、「英雄戦争ができない」という最大の弱点がありました(笑)。英雄未満をやるには楽しすぎるシステムなんですが。(だいたい、ルーン王/司祭の一歩手前とかが一番楽しいと言われております)

ファンサイドでは「スーパールーンクエスト」とか「ヒーロークエストルール」とかを作って解決しようとしたんですが……


あ、でもなゆたさんやっとるな(笑)>RQで英雄シナリオ


ウズ 2009/04/07 20:10

ウィキペディアによれば、スキルをはじめて導入したのはトラベラーだそうで。




によれば、Traveller の発売が 1977年、RuneQuest が 1978年なので、たしかにトラベラーの方が早いですね。

同時発生的なものなのかな?


thalion 2009/04/06 15:49

>背景設定が膨大にならざるを得ないというデメリットがあるためだと思われます。


これは Earthdawn のマスターをやるときに非常に強く感じたデメリットの一つです。具体的に言うと、キャラメイクの前にゲームマスター哲学的な議論をぶちかましやすい傾向が強く出るというかなんというか(笑)。好きな人には楽しいのですが、カジュアルに遊びたい人には「正直ちょっと重い」とか「マジ引いた」とか言われる原因なんですよね…。


あーグローランサも同じですね(笑)。

このへんに以前まとめたものがありますw



コメントの、諸氏の初心者対策がおもしろいですよ。ぜひご一読あれ。


エイジ 2009/04/07 15:45

RQでは人間と生物(クリーチャー)を基本的に同一フォーマットで表現し・・・ここの所が好きです。一緒にRQをやってた子が『シャドウラン』のデザイナーに「なんで人間より牛のほうが筋力弱いんだ」みたいなことを聞いたのですが、そんな所までは考えていない・・という答えだったそうです。しかしこちらの方が多数派なんでしょうね。


巨人と戦いたくないゲームですよね(笑)。ノックバックとか……


導入シナリオの「マネーツリー」で蜘蛛とか熊に殺戮されそうになった人はどのくらいいるだろうか(赤箱D&Dのキャリオンクローラーほどではないだろうが)


ロールマスターの「ウサギと死闘を演じるPCたち」には敵いませんがw


2009-03-29

ほかにもいろいろダイスアプリを買ってみた

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ダイスソフトだらけになってしまった。


Real Diceの他にもいろいろ買ったり導入したりしてみました。

APP Store の、「ゲーム」>「さいころ」にいっぱいアプリが転がってます。




■Mach Dice


で、使ってみたなかではこれが一番使えそうでした。


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100d6 を振ってみました。


これでT&Tがきても戦えます。


……いや、ほんとに振れるとは思わなかった(笑)。


下には合計値がでるので便利ですね。

シェイク(振る)だけでふりなおせます。


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振るダイスはこの計算式で決めることができます。

1d8+1d4+2 とかの式を入れるとちゃんと振れます。TRPGゲーマーのことをよくわかっている人が作ったアプリだね。


んで、


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1d20と 1d2 とか不思議なダイスを振ることもできます。

おお、RuneWars で使えるじゃん。


D


YouTube のデモムービー。


サイトはこちら。


たしか230円です。


■Dice Bag


シンプルなのはこれ。


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ダイスロールの表示はないんですが、ダイスの絵を押すと乱数を発生してくれます。

4つD6を振って低い目をひとつのぞくとかがあるのが便利そう。(ソードワールドとかで使いましたっけ)

あ、でも2d6がない……


■そのほか


Motion Dice というのが、かなりダイスの動きがリアルでした(無料)。


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でもD6しか振れないのが欠点ですね。

2009-03-12

これからの1年計画

いろいろあって1ヶ月たちまして、だいたい時間リソースの配分が見えてきました。


  • ネット接続は、なんとか毎日できるようになった。
    • 朝チェックして、evernote というサービスでクリップして、iPhone で隙間時間に読むというスタイルが良さそうだ。
  • でもブログを毎日更新できるほどのリソースはない。
  • 翻訳ものをやっていくには何らかの手だてを考えなければならない。
    • id:Britty さんの英語勉強シリーズで英語力強化とか。

そうした中で、じゃあ TRPG や Glorantha 関係でなんにリソースを集中すべきかということを考えると、やっぱり


「遊ぶこと」


だろうなあ、と思っておりまして、そうするとやはりオンセしかないかなあというかんじ。(どこかでオフラインでもやりたいですけど)


あと、システムは、やはり RuneWars に集中すべきだろうと。

まあ完全にシステム把握できてないけどそれはそれで。


やりたいシナリオは、以前からやりたかった「Blood Over Gold」。


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このあたりで遊ぶために、リソースをどう配分していくか(このブログを含め)を調整していこうと思っているところです。


という近況報告でした。