記録よりも、記憶に残るゴレイロ

2006.5.12

思えば彼女はフットサルに何度も泣かされ、腕には傷まで負った。
そのたびに立ち上がり、得たものはフットサルに対する確かな「愛」だった…。
フットサルを愛したひとりの女の子。
自身の引退セレモニーで、チームメイトやライバルらフットサルを通じて出会ったたくさんの仲間から、それ以上の「愛」を返してもらっていた。
そのプレーに何度も胸を熱くした観客からも、遠く離れた空の下で応援し続けた全国にいるサポーターからも、惜しみない拍手が彼女ひとりに送られた。


ゴレイロというのは得点にからむようなポジションではないため、戦績というのは残りにくい。
昨夜の、フィアリーグ4thステージ代々木マッチでは、そのゴレイロの功績を称える(と言い切っていいと思う)異例とも言われる引退セレモニーが行われた。
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006051206.html
大きな記録を残して去るわけではない。
だから彼女のコメントもまさにそんな感じ。
ただ、ただまっすぐな気持ちを言いのこしていった。
ガッタスブリリャンチスH.P.背番号12番、紺野あさ美選手は決して派手さはなかった。
派手さはなかったが「無敵」になろうと、ひたむきだった。
どんなに強いシュートからも目をそらさない、逃げない守護女神として、おれたちの心に強く残る、、、