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そっとチラ裏


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2012-09-04

「1行1情報」形式は古いのか?

 Twitter社が8/17にTwitter API v1.1での変更点を発表 して以来、Twitterに関するサードパーティ開発界隈「Twitterエコシステム」が騒がしい。

 このTwitter API v1.1がサードパーティ製Twitterクライアントに与える影響については、以下の記事が分かりやすかった。

■「1行1情報」形式のTwitterクライアントはアウト

 この記事で解説されているのだが、Twitter API v1.1ではツイートの表示スタイルが厳格化される。よって、「1行1情報」形式のTwitterクライアントはTwitterの利用が許可されなくなるとのこと。

たとえば、各ツイートを1行に収めて表示するようなシンプル系のクライアントはこのルールから外れるため、デザインを変更しなければならず、それが譲れない場合は開発終了を強いられる。つまり、多くの人が心配する“終わるパターン”に陥るわけだ。


 「1行1情報」形式の情報表示を好む人は、けっして少なくないはずだ。

 けれどもTwitter API v1.1で「1行1情報」形式が否定されたということは、やはり、「1行1情報」形式は画面デザインとしてはもう古いとみなされた、と言えるのかもしれない。

■「1行1情報」形式は「情報量」が多い

 それでも、どちらかと言えば私も「1行1情報」形式が好きな方だ。それは、「1行1情報」形式は「情報量」が多いからだ。

 ここで言う「情報量」については、以前にも定義したことがある。

 「表示される情報量」という表現は曖昧なので、自分なりの解釈で説明すると、

 端末のディスプレイ上に、画面をスクロールしたり「もっと表示する」ボタンを押下しなくても一度で表示にされている情報量

これが、この場合での「表示される情報量」だと思う。

 例えば、

  • 余白が増える
  • 文字が大きくなる
  • サイドバーが追加されたり、横幅が広くなりメインコンテンツの幅が狭くなる
  • 新しい項目が追加される
  • 一覧情報の一部が省略され「もっと表示する」ボタンが設置される

などの変更により旧デザインと比べて、画面が縦に長くなってより多く画面のスクロールが必要になったり、隠された情報を表示するためにボタン押下操作が必要になったりした場合に、「表示される情報量が減った」と嘆くわけだ。


 ちなみに、そういう意味での「情報量が多い」画面デザインは、中国のネットユーザーも非常に好んでいるらしい。

■「眼球を動かして読む」から「指先を動かして読む」へ

 しかし、モバイル利用の拡大、つまりケータイや昨今のスマホでのウェブ閲覧の増加が、「1行1情報」形式のような「情報量が多い」画面デザインを決定的に失墜させたように思う。

 「情報量が多い」画面デザインは、大きなディスプレイでこそ意味がある。ケータイやスマホの小さなディスプレイでは、情報を詰めに詰め込んだレイアウトはあまり意味が無い。それならむしろ、「情報量がスカスカな」画面をどんどんスクロールさせた方がいい。

 結果、人々の画面の眺め方も、大きなディスプレイ上の隅々まで忙しなく眼球を動かし情報を拾い集める方式から、眼球は動かさずに指先を忙しなく動かし情報を流し読みする方式へ、大きく変わっていったのだと思う。

 「1行1情報」形式のような「情報量が多い」画面デザインが廃れ、やたらと余白や行間が広い「情報量がスカスカな」画面デザインが増えていくのは、個人的には気に食わない。しかしそれは、抗いようも無い、世の趨勢なのだろう。



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