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2008-06-17

鶴田謙二『おもいでエマノン』は奇跡の一冊

 新デザインの表紙になった「スカイ・クロラ」単行本を偵察したついでに、「鶴田謙二5年ぶりのコミックス(笑)『おもいでエマノン』を購入した。

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

おもいでエマノン (リュウコミックススペシャル)

何と言う眼福!!

 正直、一昨日に鶴田謙二画伯について語った時点では、『おもいでエマノン』を購入するつもりは、あんまり無かった。

、『おもいでエマノン』は『月刊COMICリュウ』でリアルタイムで読んでいたので、自分的には十分に鶴田成分が潤っていた。


●今週の「無駄、むだ、ムダァ!!」 - そっと××

http://d.hatena.ne.jp/mame-tanuki/20080615/tsuruken_ni_2kanha_nai

『おもいでエマノン』が掲載された『月刊COMICリュウ』は全て手元に残っているので、単行本を今すぐ買うほどではないかな、と。

 ただし、「『COMICリュウ』連載作品が、大幅な加筆修正カラー描き下ろしを加え、ついにコミック化」という広告文が非常に気になってはいたので、書店で目にしたとき、気が付けばレジに向かっていた(笑)

 結論から言うと、大正解であった!!

 表紙カバーを外した内表紙にも、なんとカラーイラスト!!

 そして圧巻が、表紙をめくってすぐの見開きページのカラーイラスト。表紙カバーをめくると....

f:id:mame-tanuki:20080617230020j:image

...眼福です(笑)

 なんだろう、数日前にこの日記で書いたことを全面撤回しなくてはならない。ごめん、千早(笑)

貧乳を味わうことが出来て、初めてオトナの紳士と言えるのかもしれません。


"貧乳"に深刻な脆弱性発見される - そっと××

http://d.hatena.ne.jp/mame-tanuki/20080608/hinnuu

もういいや、オトナじゃなくて(笑)

あとがき」で明かされる、『おもいでエマノン』の奇跡

 そして、雑誌連載では味わえない単行本のお楽しみ「あとがき」。美味でした。

 『おもいでエマノン』が如何に奇蹟の一冊であったかを、「あとがき」を読んで実感しました。

 一昨日の日記で自分は、こう書きました。

我々はもっと歴史に学ばねばならない。かつて、鶴田謙二作品で続刊が出た試しがあっただろうか?

鶴田ファンとしては、続刊が出るよりも、また別の新しい鶴田ワールドの新刊に出会える日を心待ちにするべきなのかもしれない。


●今週の「無駄、むだ、ムダァ!!」 - そっと××

http://d.hatena.ne.jp/mame-tanuki/20080615/tsuruken_ni_2kanha_nai

何を悟った気になっていたのだろう、一昨日の自分は。こんな認識は、鶴田謙二ファンとして、あまりに駆け出し的な認識だと反省したい。「あとがき」を読んで、愕然。「鶴田謙二5年ぶりのコミックス」ということが、実際は如何に奇跡であったか(笑)

筆は遅いが、十分にそれだけの魅力を描きだしてくれる鶴田さんに全幅の信頼を寄せています。

 今回、コミック版「おもいでエマノン」はその一番、幸福なカタチでの結実ではないでしょうか。いつか鶴田さんの手になるコミックエマノンを読んでみたいと不可能な想像をしていました。それが現実になるとは。

 まだ、この世には奇跡存在するんですね

梶尾真治あとがき」『おもいでエマノン』p180

その『おもいでエマノン』完成に至る奇跡的な状況を、鶴田画伯がこう語る。

まずは最初にシリーズの起点となる「おもいでエマノン」を原作通りに、その後は自己流展開の「○○○○エマノン、その二作の組み合わせで1冊の本にするという構想も決まりました。そうして段々と漫画化の方向に詰められていったのですが、ただ、この「段々と」というところが問題で、そのころ僕は「アレ」やら「ソレ」やら「コレ」やら途中で中断した仕事をいくつか抱えている状況で、漠然とした一年後とか二年後、出版業界的に言えば永久の未来、の話として進んでいたのです。

 その後「アレ」は終わったものの「ソレ」と「コレ」が終わらず、「エマノン」はずっと待機状態に....保留状態....放置状態....そのまま四年という月日が流れてしまいました

 そんなわけで、しびれを切らしたO編集長が、もし「COMICリュウ」誌での見切り発車の細切れ連載を始めさせていなかったら、「おもいでエマノン」はまだ終わっていなかったどころか、始まってすらいなかったはずです奇跡の正体はO編集長でしたありがとう編集長。ごめんなさい梶尾先生


鶴田謙二あとがき」『おもいでエマノン』pp179-180

ぼくはやっと気付いた。

鶴田謙二ファンにとっては

5年間など

刹那な出来事に

すぎないのだと

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