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2010-05-02

田原総一朗は何故、官房機密費を受け取らなかったのか

 野中広務氏がぶっちゃけ話をしています。


 野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。

asahi.com朝日新聞社):野中広務氏「官房機密費、毎月5千万〜7千万円使った」 - 政治

http://www.asahi.com/politics/update/0430/TKY201004300449.html

 これに田原総一朗も反応。

 で、田原総一朗はなぜに政治家からお金を受け取らなかったのか。あるいは、一度受け取っても必ずすぐに返すことにしているのか。その著書には、こう書かれていました。

政治家からお金を受け取ったウワサはすぐに広がる


 一度でも政治家からカネを受け取ったら、あっという間に噂が広まってしまう。というのは、私も誰某は政治家の誰から受け取ったという話をいくつも聞いているからだ。無用な衝突をさけるためにその場では受け取っても、必ず返却するというやり方を続けてきたからこそ、私はいまでも現役を続けていられるのだと思っている。

田原総一朗日本政治の正体』p128

日本政治の正体

日本政治の正体

 この文章を膨らませて解釈すると、こういうことでしょうか。すなわち、政治家からお金を受け取るということは、脛に傷持つこと。メディア人として弱点を持つことになる。いつか噂話を元に週刊誌などのメディアで叩かれ致命的なスキャンダルに発展するかもしれない。お金キレイでありたい等という潔癖さからではなく少しでも長く現役を続けたいという執念による、したたかな戦略なのかなと。

 メディアの怖さを知っているがゆえの自衛策として、政治家からお金を受け取らないようにしているのかな、と解釈しました。

田原総一朗が一番困らされた政治家

 そう言えば、この本には田原総一朗が渡されたお金を返す時に非常に苦労した、とある「今は引退した政治家」の話が出てきます。


そもそも最初にお金を提示したのは田中角栄さんだった。
貰う訳にはいかないが、断れば喧嘩になる。考えに考えて受け取らなかった。
それ以後は楽だった。
田中さんに断ったのだから貰う訳にいかない、と言うと誰もが納得してくれた。

最初お金を提示したのは田中角栄さんだった ≪ 田原総一朗 公式ブログ

http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=319

 ところが、その政治家にはなかなかお金が返せない。知り合いの政治家に仲介を頼んでも「僕の政治生命が終わってしまう」と断られてしまう。挙句の果てに、当時の総理大臣電話しても「そんなことをしたら、僕は次の日、総理を辞めなくちゃいけない」と断られてしまう。

 時の首相すら恐れた有力政治家って誰なんだろうなぁと、この本を読んだときに印象に残っていたのですが、もしかして…

【追記】「時の首相すら恐れた有力政治家」の実名

アーカイブ化されたUstream動画で、本では伏せられていた実名が明らかに。やはり、あの人でした。

 ただ、この動画の見所は、既に出版もされている田原さんの話ではなく、政治秘書経験者でもある上杉隆氏の裏事情話。官房機密費の話でも、上杉メモを見た田原さんの顔色が一変。一時、対談そっちのけで、メモの中身に目を走らせている感じでした。田原さんも掴んでいない意外な情報があったのでしょうか。

 ヤミ資金の「抜き」の話(特に鳩山家"子供手当て"問題の裏事情)や、小沢一郎秘書など田中派系の政治秘書組織の「軍団的」特色(対して福田秘書組織は「サロン的」)など、政治秘書経験者である上杉さんならではの内容。


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