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2010-05-22

水色シネマ 乙ひより

| 23:39 | 水色シネマ 乙ひよりを含むブックマーク

水色シネマ (IDコミックス 百合姫コミックス)

水色シネマ (IDコミックス 百合姫コミックス)

なんだか好きだ

乙ひより先生初の連載物は芸能人と田舎の少女。以前のクローバーは姉妹それぞれの恋物語繋いだオムニバスだったが、今回は6話を使って二人の距離を縮めていく。乙ひより先生といえば、この絵柄だけで百合好きにとっては間違いなしなのだが、キャラクターの組み合わせ方も上手い作家だ。

素直な女の子

好きを表面に出すことを躊躇う不器用な唯。なんでも表面にだす、いつも幸せそうな多恵。そして好きに躊躇いのない瑞希。違った価値観故にすれ違う少女達の恋模様が描かれている。

序盤は結と多恵二人の触れ合いに心を和ませるが、瑞希の登場から雰囲気が変わり物語が強く動く。

表裏のない多恵だからこそ瑞希は我侭を押し付け、何も知らない唯はそれが多恵の本心だと傷付く。そして多恵もこれが間違った事ではないと思いながら最後の場面に繋がる。読み終わった後に「良かったね」と祝福したくなる、そんな作品だった。

連載と単行本

百合姫で連載中はさらっと読めてしまうし、短編と違って1話に強いフックを必要とする訳ではないので*1、載っているという安心感から他の作品に埋もれがちだったのだが、こうして単行本として纏まると気持ちを追いやすくなった。この自然感が良いも悪いも含めて乙ひより先生なのだろうなと感じた。

クローバー (IDコミックス)

*1:特に乙ひより先生は短編が上手い印象が強いので

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