後世に伝え残したい記憶〜プロ野球、監督

野村克也監督の現役時代の監督といえば、プロ野球最多勝監督の南海ホークス・鶴岡一人監督である。

鶴岡一人監督の野球も、極めてオーソドックスな野球で『王道を行く野球』という言葉があてはまるものであった。

野村ＩＤ野球は、南海ホークスの他球団に先駆けたデータ収集
(当時はデータなどと言う言葉もない時代だった)
と野村監督ーブレイザー・ヘッドコーチによる
『シンキングベースボール(考える野球)』が、基礎にあることは言うまでもない。

捕手・野村克也の目を通して見た対戦打者とのかけひきや、対戦投手との読み合いが、監督としてのチーム作りや采配に生かされている。

打者として、対稲尾和久との対戦は野村克也監督の大きな財産になっている。

あるいは、自身監督時代に同じチームでバッテリーを組んだ江夏豊投手も参考になる投手だったに違いない。