田中角栄が総理の時だ。総理街頭演説の時、渋谷か新宿だか忘れたが
反保守の学生団体が総理街頭演説のさなかにヤジを飛ばしていた時だった。
まだ学生運動が盛んな時でアジ演説も混じっていた。
「田中ヤメろ、帰れ、帰れ」というシュプレヒコールが激しい中、
学生運動のリーダーがマイクを持って「仮にも一国の総理大臣だ。
甘んじて演説だけは聞こう」と聴衆に訴えた。
すると聴衆は静かになったらしい。この事は新聞にも出ていた。
今回の安部とは違うのは田中角栄は絶対的多数を持っていてもそれを使って
多数決で決着を付けようとはしなかった事だ。
そこの所が一番違う所だ。
今回の秋葉原の「帰れコール」の場合、安倍のやっている事と弁明が全く
違う事が聴衆にも分っていた。
だから「ヤメろ、帰れコール」に成った。
共産党の組織がやったと言う奴がいるが 違う！
SNSで「ヤジを飛ばしまくりマッショ」と言うのを見かけた。
要するに「勝手連」が始めた事なのだ。
猪瀬 元都知事は共産党が組織的にヤッたというのを撤回したのか？
田中角栄は敵陣営にそれ程、敵対心を抱かせる人間では無く敵対する
人間にもさほど嫌われなかった。
その所が安部と決定的に違う所である。
