Viva!びわ湖! 第7話

2日目の朝



夜が明けました。
時刻は午前6時50分頃。
皆の起きている気配でワシも目を覚ましました。
テレビをつけ、おもむろに煙草をくわえ、窓の外を見ると昨日までとは打って変わって、秋晴れの最高の天気です。
ワシの熱もなんとか下がってるようで、体温計で測ったわけではありませんが、まあ走れないことは無いコンディションでした。


7時過ぎにホテル一階のレストランに行くと、他のメンバー若干名もすでに朝食バイキングをとっております。
しかし皆のこの旺盛な食欲は一体どこから来るのでしょうか、どこ行ってもよく食う客だ。
昨夜、船に乗って帰るだのレンタカーで帰るだの言ってた方々も、ナマクラこくのは諦めたみたいで。



さて、午前8時に出発ということで、朝食後は皆それぞれ部屋に戻り準備を整え、8時前には再び全員がホテルの一階に集結してまいりました。

<T井氏撮影>
ケツの痛みや腰の痛みなど当然1日で治るはずもなく、ホテルの自転車置き場にて各自応急処置をしています。
サドルにタオルを巻きつけたり、

<D羽氏撮影>


このジャイアント・クッキングパパは腰にテーピング。

<D羽氏撮影>


ついでにN須さん変型コマネチ!なんちゅーカッコですか(笑)。
 <T井氏撮影>


しかし秋の湖北、澄んだ朝の空気、清々しい陽光。
体調こそ万全とは言えなくとも、そんな爽快感のおかげで昨日とは全く気分が違います。
F本親子も復活のこの爽やかな表情。

<T井氏撮影>


午前8時ちょうど、長浜から2日目のスタートを切りました。

<T井氏撮影>


走って5分弱でしたが、駅前のローソンがあったので早速立ち寄ります。

<D羽氏撮影>
スポーツドリンク、ウィダーインゼリー、咳止め薬、そしてユンケルを購入。
発熱により体力を消耗してる今のワシにとって、この4点セットはもはや欠かせません。
ゴクリとユンケル一本、よっしゃこれで50Kmは持つ!(・・・のだろうか?)
まあさすがに鼻血はもう出るまい。

<T井氏撮影>


しかし昨日から同じ様な湖周道路を走り続けてきましたが、湖北は雰囲気が全然違います。
水鳥が湖面にゆらゆらと漂っていたり、穏やかで物静かな印象を受けます。
   
<T井氏&D羽氏撮影>


そんなのどかな風景の中を半時間ほどのんびりと走っていましたら、何やら途中で止まっている男が。


またしてもこの男です。
 <T井氏撮影>
パンクですな。
先行していた人も、後続が来ないので戻ってまいりました。
今回パンクしたのは後にも先にも彼一人。流石のぶりん、ツッコミ処が豊富な男よ。



<T井氏撮影>
皆の手を借りつつ、なんだかんだ言われながらそれなりに手際良くパンクを修理しまして、リスタート。


長浜のスタートから12Kmほど走り、約1時間経ちました。


奥琵琶湖畔、尾上温泉「紅鮎」という有名旅館の裏手で休憩し、集合写真を一枚撮影。
ここから竹生島も眺められます。
 
<T井氏撮影>



さて、休憩もそこそこに先を急ぎます。
やがて湖岸沿いの道を離れ、トンネルを越えて内陸部の田園地帯に入りました。
しかしワシのマシンもここでちょっとしたトラブル
リアディレイラーの調子が悪く、6段・7段ギアに入らなくなってしまったため、思ったようにスピードが出ません。
そんなわけで少し離されてしまいましたが、すぐに皆の待機する木之本町の大音交差点に。



<D羽氏撮影>
この近くには賎ヶ岳余呉湖など、結構見所があります。
まあ、ワシ自身は以前この辺を観光したんで、もういいかと結局スルー。
じっくり観光するには1泊2日の行程じゃあ時間が足りませんな。
ここで時刻は午前9時45分頃。予定より半時間遅れという感じでしょうか(パンクとかもあったし)。


2日目はこの先のつづら尾展望台という峠を越える予定にしていましたが、実は昨日の飲み会の話し合いのなかで、峠越えを断念すると決定していたのでした。
普段不摂生を繰り返している今の我々には到底無理であるとの判断。
その大きな峠を避ければ少しでも時間を稼げるはずなのでしたが、やはりこれ以降全くアップダウンのない道ばかりでは済みません。


さて、ここまでの走行距離は前日より合わせて約120Km
思えば遠くへ来たもんだ・・・なんて感慨は微塵もないわけであり。


といったところで本日はこれまで、次回の講釈は「登り坂にブーブー」の巻!
また読んでるだけでしんどくなりますぞ(笑)。