卒業をしても感じるあたたかさ

午前中は機械学習の授業。ちょっと丁寧にやりすぎたせいか、分類に入ることができずに終わってしまいそうである。さすがに機械学習と言えば分類問題の一つくらいは触れるべきだと思うので、来年は順番を変えようと思う。(こういうのがあるので、何年かやらないと授業が最適化されない)

お昼から企業の方の訪問。内定者がいるので内定者を交えて歓談。まだ就活する学生がいない頃から毎年来ていただいている企業なので、こうやって継続的に来ていただけるのはありがたい。こういうふうに毎年来てくれているところはもう一社あり、そちらにも何らかの形でご縁ができればいいのだが……。(アルバイトやインターンシップでもいいので)

こうやって卒業生が少しずつ増えてきて、いろんなつながりができてくると、おもしろい。今も就職活動に関して一番強いのは NAIST 松本研 OB/OG ネットワークであり、清水の舞台から飛び降りる気持ちで奈良に行ってよかったなぁと思う。松本研はあと3-4年だが、受験を迷っている人はぜひオープンキャンパス等で訪問して、ピンと来たら受験するといいと思う。(研究はともなく、NAIST の生活が合わない人には合わないと思うので)

午後は機械翻訳勉強の進捗報告。とはいえ、言語処理学会年次大会の原稿があったので、ほぼお疲れ様会であるが……。来年度は日中・中日あるいは英中・中英(ニューラル)翻訳に着手する機運なので、2月から少しずつ準備を始めた方がいいかな? 日中両方の解析なんかは比較できるとおもしろいと思うので、数年かけて取り組んでみたい。(昨年度までは中国語の文法誤り訂正をしていたが、学生が卒業して途切れてしまった。やはり1年くらいはオーバーラップがほしい)

夕方は18時半から保育園の全体会(保育者+保護者会)。数えてみると1/3から1/2程度は父親が来ているが、送り迎えもこれくらいの男女比になりつつあるので、世の中は着実に変わりつつあると思う。

この時期、認可保育園の滑り止めとして見学する人が多いそうで、毎月原則として全世帯参加(子どもは保育つき)の会がある、と伝えたら微妙な雰囲気になる人(親)は、入園してからもトラブルを起こすことが多く、途中で認可園や幼稚園などに転出する、という話を先日保育者から聞いたのだが、父親も母親も積極的に育児に参加できるような世帯かどうか、というのは親の(経済的、精神的、時間的)余裕がどれくらいあるかにもよるし、色んな意味で比較的余裕がある家が来ているんじゃないかな、と思ったりする。在園児でも、認可園に応募する人と応募しない人がいるのだが、応募する世帯と応募しない(あえて認証に入れ続ける)世帯の違いはなんとなく分かる。自分たちは見るからに入れ続ける世帯だが……。