夏休みハノイの塔と戯れる

世間的にはお盆休み期間だが、自分たちにとってはこの期間は例年保育園のお休み期間で、平日も1週間保育園が休みなので、1週間ほぼ日中はワンオペでずっと娘といるという試練の期間のスタートである。しかも今年はお盆の間中ずっと雨の予報なので、気が重い。

試練の初日は多摩六都科学館に行く。前回来たときは、あまりにも長蛇の列で並ばずに引き返したので、リベンジである。今日はほぼ開館の時間に来たので、15分待ちくらいで入れる。しかし年間パスポートを持っている人は(かつプラネタリウムを見たりしない人は)お金を払わないでいいので別レーンにするとかして、一見さんより常連の人を優遇してほしいのだけど、常連の人であればあるほど、わざわざ一見さんの多い時期に来なくても、という気もする。大型映像で恐竜の番組を見たかったのだが、我々の少し前で定員になってしまったので残念。まあ、夏休みに見ないといけないものでもないので、また落ち着いたときに来ればいいかな。

中に入ってみると特にいつもと比較して人が多い印象はなく、むしろ人が少ない感じでゆっくり遊べてよかった。そんなに窓口の手続きに時間がかかる印象はないのだが、なんであそこであんなに時間がかかるのだろうか。入り口に自動販売機を設置すればもっとさばけそうなものだが、頑なに全て人力でやろうとするのは、「科学館」のコンセプトと真逆な気がするのだが……。まあ、窓口が大混雑するのは夏の7-8月の土日祝日の開館前後だけなので、費用対効果的にペイしないのかもしれない。(大混雑してた今日ですら、午前11時半ごろには20人くらいしか並んでいなかった)

個人的に行きたかったのはパズル島という企画展で、JAIST が協力しているというのは行ってみて初めて知ったが、ハノイの塔とかオイラー閉路のパズルだとか、離散数学に関するパズルがいろいろあっておもしろかった。写真はオイラー平路を作るパズル。娘にしてみると、単に磁石でパネルをはめるだけで、パズルにはなっていなかったが、ハノイの塔は(3段だけで、しかも父が手ほどきしたが)できていた。

しかしこれが離散数学の世界であると知るのは(大学に入るまでは)かなり難しいような気がするのだが、こんなパズルをサクッとプログラミングで解いたりする、みたいなのは大学に入るまでのカリキュラムでできたりするのかなぁ。スーパーサイエンスハイスクールなんかだったら、できてもいいと思うのだけど……。