Ella の出力管

Ella にいろんな球を挿してみるテスト〜。とりあえず Matched Quad を持ってる球は試してみる。
まず曙光 EL156 と東芝 6GB8 はバイアスの調整範囲外でアウト。この辺は使えない。バイアス調整回路に手を入れて可変範囲を広くすることも考えられるかな。
Winged-C Svetlana EL34 だと少し線が細くて重心が高くなる。繊細ではあるけど少し疲れる。で、手持ちの中でもっとも結果が良かったのは Ei 6CA7 (太球) であった。音場が広く力があって、同じ Ei の KT90 よりも繊細。しばらくこの球でいくことにしよう。ただ、Tung Sol の 6550 なんかも試してみたいんだよねえ。高いけど。

ライントランス

eBay で落札した UTC A-20 と、ほぼ同時に Audio Advisor のセールで買った AudioQuest Coral の XLR ケーブルが届いたので、A-20 を使ったバランス・アンバランス変換器を作ってみた。DAC-3 のバランス出力を受けて、1:1 のトランスでアンバランスに変換して出力するというもの。箱や XLR および RCA のジャックなどは以前秋葉原に行った時に買ってあったものを使用し、線材は WE 単線。結線の方法が良くわからなかったので、検索して見つかったアンバランスの場合の方法を応用して、半ばヤマカンでバランス入力の結線をしてみた。結果としてちゃんと音が出てるのでよかった。位相が変な感じもしないので、DAC-3 は予想通り3番ホットでよかったみたいだ。
それで肝心の音である。トランス自体ずっと寝ていたもののようだし、バランスケーブルは新品だから現状が完全な状態ではないと思うが、それでも明らかに「アナログっぽい」音になっている。幸いなことに上が丸まってナローレンジに感じるということもなくて、楽器の手触りが出てきたというか、綺麗にまとまり過ぎていたところにちょっとざらざらした感触がいい感じで加わったというか、そんな感じ。
で、こういう風に使っている。

ケースに入れてしまったので A-20 は見えない。加工が下手なので入出力端子周りは見せられない (泣)。でもまあ、ケーブルも含めて総額1万5千円くらいの工作としては効果大といえよう。