Grounded Grid Preamp

だいぶ前に買ってあった基板キットをようやく作った。

タカチのケースに、セイデンのセレクタスイッチ、中国製のラダー式アッテネータという構成。トランスは春日のミニアンプ用のものの電圧が適切だったので採用した。最初スイッチを入れるとヒューズが飛ぶのでなにか失敗したかと思ったが、どうやらキットに入っていた整流用ダイオードが悪さをしていたようで、手持ちの UF4007 に変更したら問題は解決した。
ただ、現状では明らかにゲインが高すぎる。なにかどっか間違えてる気がするよ。なのでまだ音質については語るべき段階ではない。

わからない

机上の測定ではゲインはほぼ 12dB だから設計通りなのに、システムに組み込むとボリュームを1ノッチ上げるだけで爆音が出るし、そもそも「サー」という雑音がかなり多い。入力オープンで 0.2mV くらいしか残留ノイズはないはずなんだが。要するに異常にゲインが大きくなってしまうのだ。謎すぎる。

当座しのぎ

手持ちのアッテネータを出力後に挟んでゲインを見かけ上半分くらいにしてみたら、当然のことながらノイズも皆無で音量調節も使いやすくなる。これなら使えるので、年が明けて店が開いたら適切な抵抗を買ってきて固定アッテネータを組み込んで使おう。音質的には「音痩せしないパッシブ」みたいな感じでなかなかよろしい。