無駄なことを。_

芸大の大学院に「アニメ専攻」が出来るって!ビックリだ。
産経の配信によると、
「国際的に活躍できるアニメの監督や研究者を育成するため、東京芸術大学宮田亮平学長)が大学院にアニメーション専攻を新設することが17日、分かった。芸大は文部科学省に設置を申請しており、11月に予定される大学設置審議会で正式決定される。大学院にアニメや漫画の専攻ができるのは全国で初めて。芸術系大学の最高峰に新設されることで、アニメの芸術性が学問的にも認められた格好だ。(以下略)」
だってさ。
「アニメは歴史が浅い。芸術としての内容と質は足りずジャンルも確立していない。私大ならともかく、国費を投入した国立大で研究するには時期尚早ではないか」という異論も紹介されてたけど、私もなんとなく?そう思うがなぁ…。いったい誰が教えるの?ってなもんです。
「こちらがこの度アニメの監督としての資格を習得されました○○さんです。皆さん、この人の指示に従って頑張るように!」なんてことになるのでしょうか?権威を懐にキャリアとして現場に来る?アホらし。芸大大学院を出た人の指揮の下、アニメ映画を作るなんて、まぁ、考えられない。
例に出しちゃどうかと思うけど、宮崎さんだって、現場の仲間の中から認められて今の位置に居るわけですから。杉井、りん、出崎、押井、大友だって同じこと。クリエーターとしての周囲の大多数が、その人物の監督としての才能を認めなきゃ、アニメの監督なんて務まりませんて。
国費を投入するなら、アニメを取り巻く現場環境のことを先ずは考えなさいな。ま、「研究」っていうことなら分からないでもないがねぇ…とにかく「育成」はダメだよな(笑)。それとも、個人的なアニメ作家を見出そうってことかしら、「あたま山」の人みたいな?。だったらそういう人への助成でいいじゃん。どうも金の遣い途が違ってる気がしてならない。