ブログトップ 記事一覧 ログイン 無料ブログ開設

『萬雅堂』便り

2008-05-31 原さん、お久し振りです。

豆本出版社の_ 12:06

パロマ舎http://www.mamehon.comより、小冊子<巡礼・永島慎二先生を訪ねて>「むさしの漫画ぷろだくしょん」の頃´△鯒匱。

永島慎二と青春を共に過ごした原征太郎(安松健夫)さんのインタビューをまとめたもの。いやぁ、面白い!

原さんと永島さんとの、出会いからのさまざまが目に浮かぶよう…私の回とは、もう中身の濃さが格段に違います(参った・笑)。これは貴重な記録でもありますね。

まだまだ続く、っていうのも楽しみ。私も、原さんへの取材をお薦めした経緯があるので、この充実振りはとても嬉しいです。

のまさん、諸々ありがとう!

※原征太郎=元タツノコプロアニメ監督。「ハクション大魔王」「みなしごハッチ」「樫の木モック」等。

(私がタツノコ在籍時、「宇宙エース」の作画チーフ)

2008-05-30 市民展

結婚記念日にもらった花

搬入のお手伝い_ 23:13

来週末に我が市では「市民展」という催しがある。

市内の各地域公民館でサークル活動をしている「日本画」「洋画」「切り絵」「工芸」「彫塑」「写真」「書」の諸団体が、日頃の活動の成果を発表するもので、それら作品が中央公民館に集約されて、公開展示される。

その搬入が今日あって、我が書道サークルが「お当番」として、搬入受付のお手伝いに駆りだされた。

今回、申し込み手続きの行き違い?から、我が書道サークルは出展不参加を言い渡されていたが、だからといってお手伝いを不参加というわけにはいかないらしい。

夕方からの数時間が担当で、サークルの役員(会計)である私も必然的に参加となる。そしたら一転「出品してもOKです」だと。「え〜?!(どうなってるのぉ!)」そこで急遽、自宅に戻るという二度手間(私は「あながま会」に展示した中から一枚を選んだ)となった。やれやれ…だ。

搬入の受付なんて初めての体験。中学校の美術クラブの生徒さんたちが、先生に引率されて恥ずかしそうに作品を抱えて来た様子が初々しくて、ちょっと面白かった。堂々と大きな油彩額を持ち込む小父さんや、日本画をそっと差し出すおばあさまもいらしたりしてね。

で、今日の画像はベゴニア(と思うが…)。結婚記念日に娘からのプレゼント。写真撮るのが少し遅かった…かな?。

じゅえるじゅえる 2008/05/31 13:39 ご結婚記念おめでとうございます〜(^^)お花はまだ勉強中ですが(今年から家の周りに種やら球根やらをトライ中・笑)綺麗ですね〜!遠目で見るとミニバラのようにも見えてかわいいです♪

manga-domanga-do 2008/06/01 00:14 ま、誕生日と同じで、年に一度はあるわけでして…(笑)。もう36回目!
球根は楽でいいですよ。「ほったらかし」って品種を選べば、掘り上げなくても毎年咲きます。

2008-05-29 忙中閑?

モディリアーニ展「子供用図録」

モディリアーニ展_ 20:47

新宿コマ劇場、年内で閉館」のニュースは寂しいなぁ…

かつて、田舎に暮らす両親が「友の会」に入っていて、お目当ての歌手やお芝居の公演を観に、仲良く二人して上京していたっけ。

…なんて、思い出しながら、今日は外出。

国立新美術館モディリアーニ展」へ行く。

「あながま会」においでくださったご婦人たちとの約束です(返礼というのも妙だが・笑)。

この美術館は昨夏の「読売書法展」以来二度目だ。美術鑑賞はお誘いでもないとなかなか足が向かない。実際に行けば「やはり、本物は良いなぁ!」となるのにね。モディリアーニの描く肖像画の数々も実に素晴らしかった。そして、雨に煙る美術館というのも風情あり…かな?(地下鉄の改札から直なので館の全体は見えないが)。

昼からの数時間をお付き合いして、夕刻に帰宅(ギャラリー「麦」に寄り、スナップ写真を届ける)。

日本漫画家協会から会報「JCA通信」197号、「漫協目安箱」、会費納入のお願い、総会・贈賞式の裏方手伝いのお願い(「新入会員を中心に送る」とある。アララ、行かないって返事しちゃったのに…)等が届く。

う〜ん、私は何のお役にも立っていないことを改めて痛感する。せめて、年会費はすぐに納入しよう。

2008-05-27 こんなに!

玉葱だ!

玉葱の収穫_ 13:44

昨秋に、庭の片隅に玉葱の小さい玉の種(球根?)を十個ばかり植えておいたが、今日、これだけ収穫。サイズはまちまち。

どれもが地上にポッコリ顔を出していたので、これ以上はもう大きくならないのだろうと判断して、全部を掘り上げた。ちと早すぎたのかしら? 初めてのことだし、よく分からない。ま、いいや(笑)。

しばらく乾燥させておくらしい。さて、何の料理に使いましょう…

ついでに、風船蔓(かずら)と、とうもろこしの粒種を蒔いてみる(鉢にも植えてみた)。新聞店がくれた花の種も。

午後は仕事!

2008-05-26 何じゃこりゃ?!

デンドロビウム

ねんきん特別便_ 14:10

社会保険庁から「ねんきん特別便」が送られてきた。私は昨年から厚生年金の受給が始まった(月6000円弱・トホホ)が、申請時に確認、納得?しているので、いまさら「必ずご確認・ご回答を」といわれても面倒なだけだ。

しかし、なんじゃこの通知?! いかにもおざなり。もっと詳細なデータを書くべきでしょ。

厚生年金の加入記録は会社名(タツノコ虫プロ)と期間が正確なので納得するも、国民年金は資格取得日と資格喪失日が記されているだけ。

私の場合、加入月数が445で、納付済みが412となっている。この差の33(つまり未納期間)がいつのことなのかが明確でない。自覚では「虫プロを辞めてからのフリーランサー時代で、結婚するまでが未加入期間だろう」なのだが、本人に再確認を求めるというならば、少なくとも<何年何月から何年何月までが未納ですよ>という、そっち側の記録の提示は必要でしょ?

納付途中で何故か三ヶ月間だけが未納となっていた件もこれじゃ回答(むしかえし)不能だ。

…にしても、枡添某の署名のでかさよ!(不快)。

せめて画像だけでも素敵に…デンドロビウム。今年はこんなはみ出しモノが咲いた!

2008-05-24 風邪かも…

ワイルド・ベリーが実った!

お疲れですか?_ 14:45

気が抜けたのか、疲れか…花粉症でもないだろうにクシャミ、鼻水が止まらない。若干、熱っぽくも感じるので、こりゃきっと風邪だぞな。グッスリと眠れるし、食欲や行動には今のところ影響なし。まぁ、しばらくは体力の温存に努めましょう。

はてなダイアリーから書籍化した日記が到着(二年目からの一年分)。今度はカバーの色を茶にしてみた。さて、三年目は何色にしよう? でも、こんな調子で書いていて一冊に収まるのかしら…(笑)。

画像はベランダの鉢のワイルド・ベリー。美味しそう?

高橋孝三郎高橋孝三郎 2008/05/26 09:15 萬雅堂さん、あながま会、ご盛況、おめでとうございます。「楽」などの書が萬雅堂さんの作品ですね。湯のみもそうですね。いずれもすばらしい作品ですね。なつ漫の原稿としましては、初日のをと思いますが、広場と重なってもとおもいますので、林さんと連絡を取ろうかとも考えています。
体調のほう、大丈夫ですか。疲れを取って、またご活躍ください。

manga-domanga-do 2008/05/26 10:04 ありがとうございます。とても楽しい一週間でした。来年も開催が決まっていますので、いずれの機会に貴兄もおいでくださいませ。
ところで「湯のみ」は違います。私は壁面だけ(笑)。
「広場」はもう6月号が校了している筈。貴兄のご判断でよろしくどうぞ。
体調はおかげさまですっかり回復しとります。

2008-05-23 仕事の体制に戻らねば…

坂ちゃんの豆本

自室のお片付け_ 08:48

「あながま会」の余韻に浸ってはいられない。

先ずは仕事部屋の片付け。会期中になぜか自室机周りが雑然としてしまった。

デジカメプリントのネット注文やら、宅配の荷造り。写真に添えるお礼状書きなども早めに…と、そっちの方も忙しい。

日本漫画家協会から総会召集の連絡ハガキ(出欠の返事を6月9日までにと)。

6月13日ですか、おそらくムチャクチャ忙しい時期ですなぁ…出席は無理かもネ。

数日前にパロマ舎から豆本「ボクの出会った漫画家 坂口尚さん」(のまとし著)が送られてきた。

ウヒャー、小さい!これが噂に聞く豆本ですか。私などはルーペを使わないと…(笑)。私が持ってる資料が一部分使われています。全20ページでオールカラー。写真やイラストもたっぷりで、カバーや帯まで付いている。

測ってみたら3.4×2.7×0.3僂澄凄い凄い!(画像をご参照のほど)。

「あながま会」で作家さんにいただいた風船蔓(かずら)の種や、野生のとうもろこしの粒と比べてみてくださいませ。

2008-05-22 ついに皆勤。そして打ち上げ!

最終日(21日)_ 09:37

シナリオライターのIさんとはタッチの差、まぁ、また今度、別途お会いしましょう。

本日がラストということで、会場内は何となくソワソワした雰囲気です。

閉店大安売りをするわけでもないのに、「やっぱり買いたい」と再訪される方も居られ、展示品もどんどん減っていく。これには、作家さんたちも片付けが楽となって嬉しいご様子。焼き物はまとまると重たいですからねぇ。

私のお客様は他に数人(カミサンの友人まで)。一昨年に亡くなった叔父さん(美術の先生)の奥様がおいでくださる。この方も元美術教師だから「あながま会」の作家さんたちとはご同業ですね。お元気そうで何より。

閉会間際に、先般のインタビュー取材の記者さんが来てくれた。掲載後のご挨拶を兼ねてかな?こちらこそありがとうデス。

置かせてもらった拙著のご購入(「たとえばなし」完売、「メディチ家」4冊残)に感謝・深謝!!

ということで、5時に終了。即、お片付けの開始。

皆さん大変そう…作品を一つ一つていねいに梱包し、コンテナや木箱、段ボール箱などに詰めていきます。そして業者による搬出搬送へ。

私は搬入時と違い、テーブルが全て搬出されたあとに、ひょい、ひょいとパネルを外して、それぞれを重ね合わせて手製ダンボールバッグの中に突っ込めばOK。梱包する必要もありません。昨年とは雲泥の差だ。来年以降もこれが定番だな(既に来年5月14日〜20日の第21回開催が決定)。

ギャラリーに何も無くなって、全てが終了。

で、近くのインド料理店の個室を借りての楽しい「反省会」と称する打ち上げ飲み会。おつかれさま〜♪

歓談しばし。今年は、帰路が同方向の増岡弘さんと共に皆さんとお別れ。では、また来年!

御来場くださった方々に、この場を借りて、改めての御礼をば。

「私のつたない展示にお付き合いくださりまして、本当にありがとうございました。」

…実は今日は結婚記念日でもあった。許せ!カミサン(哀)。

画像は妙に評判が良かった一枚。落語の「寿限無」です。

f:id:manga-do:20080519142059j:image

2008-05-21 もう、ラス前!

六日目(20日)_ 08:46

昨夜からの雨も上がり、蒸し暑いくらいの一日。

今日は地元書道教室のご婦人連が揃って御来場くださった。

日頃、私の拙作品を見せられているのに、わざわざ出かけてまでのお付き合い、有難うございます。ま、こんなモノです…ひとつお目こぼしを。

昔の詩作のお仲間のWさんがブラリ出現。自身もこの十年ばかり「書」と取り組んでおられるからと、覗いてくださった。おお、それは困る(笑)。

味噌づくり仲間の女優さんも。父上は書家だとか!自身も雅号持ち(葉翠)、これも困った。

身内では、もう一人の義弟。そして私の妹たち(お、来てくれたか!)。

会場も夕刻からは一気に混雑。そして各作家さんの売れ行きもハイピッチで上昇、展示がだいぶん減ってきました(お買い上げ、即持ち帰りシステム)。

私もついに二点を差し上げる約束(あとで送ります)。

さて、今日の事前約束は川崎からお越しのTさんご夫妻。そして、そのご夫妻と共に会場を出て、また今宵も楽しいお酒だ。

私の展示の雰囲気をどうぞ(初日)。左方にまだ数点ある(笑)。

f:id:manga-do:20080515155845j:image

2008-05-20 穏やかな時間…

グワッと書いた「楽」

五日目(19日)_ 11:05

月曜日、これがいわゆるギャラリーの雰囲気でしょうか。

昨日までの賑やかさとは一変し、ポツリポツリとした間隔でのお客様。

とても静かで穏やかな空間…作家の方たちはこのあたりは先刻ご承知で、大半が休養日?に充てていらっしゃるのか、受付お当番以外は数人の姿のみ。

昨夕のお買い上げ?でポカッと空いた展示部分に、家から持参の補充の一枚を掛ける。お、また違った雰囲気が生まれた。よしよし。

私の今日のお客様は事前に分かっている方々です。しかもそれぞれがかち合わないようにと時間指定まで済んでいる(笑)。

でもそれとは別に、新宿まで出る用事があったからと、ギャラリー「麦」のマスターが先日撮った壁面写真を届けがてら御来場くださった。

f:id:manga-do:20080520110744j:image

はからずも現場での書風の見比べ。うん、やはりマスターの見立ては正解ですね。ありがとうございました。

御来場は、いずれ「麦」で個展を、なんて私から持ち出された時のための下調べでしょうか、受け入れの可否を握るマスター、さて、その胸の内はいかに?なんてネ。

昨日、作家の或る方が37年ぶりの再会を果たしていたが、今日、私がそれを更新した。何と46年ぶりだ!(驚)。同じ小中学校に通った男。中学卒業以来の再会です。この話は凄すぎて、とてもじゃないが細かくは書けませんや(笑)。これもネットの効用ということですね。また改めての再会を約す。

声優でナレーターの喜多川拓郎さんがスタジオ入りの前にお寄りくださった。彼は年初のお味噌の品評会でグランプリを受賞、その賞状を書いたのが私だから、寄らねばマズイと思われたのかしら(笑)。

あとはもう順次いつものお仲間、先般の「お花見」以来の再会で、夜は居酒屋へ繰り出しての一献となった。しかし、一人のすっぽかしが居たのが残念。仲間の一人はそいつとの再会が叶うのを楽しみに待ち続けていたのですぞ!(怒)。

帰宅すると、地元の方から「伺ったのにご不在でした。ご主人様によろしく」と電話があったという。それはそれは、とんだ失礼をば。芳名帳も見てなかった。う〜ん、終日張り付いてるわけにはいかんものなぁ…

2008-05-19 今日も賑やか

「創美」って書いてみた。

四日目(18日)_ 08:15

日曜日はやはりご家族連れ多し。私もカミサンと一緒の会場入り。小さな子供さんたちも多く賑やかです(展示物には興味なし・笑)。作家さんたちが、そんな子供たちのお土産にと私の本をご購入くださる。これには恐縮(とても低学年向きとは思えないのだが…)。

既にHさんがご親戚と共に来場されていた。そして、又もやお昼をご馳走になる。しかしこれが別のお客様たちをお待たせする結果に(「広場」の主宰Hさん、書道教室の先生、味噌作りの仲間…)。も、申し訳ありません!

今日は私も身内デーです。義弟夫婦が遠方から。さらに夕刻にはカミサンの従姉妹、伯父上まで。そして、夫婦でコース・ディナーのご招待を受けるのだった。御礼はHさんの水彩画の一枚。従姉がご所望ということで、帰宅後に問い合わせると、Hさん快諾。では後日に額装のまま、ご自宅宛に送らせていただきます。

ということで、ご迷惑ばっかり、そして皆さんに甘えっぱなしの一日でした。

※特記=「書」が売れた? 

一人の少女(中学生か?)が私の字が欲しいという。

「どうぞどうぞ、差し上げましょう!」

「いや、いただくわけには」

お母さんとの間で押し問答。仲介に入る作家さんが、

「じゃ、マンガを買ったら、その付録に付いてきたっていうのはどう?」

グッドアイデアです(笑)。

ということで、一点が壁面から消えました。それが写真の「創美」。A4サイズくらいの小さなパネル。

しまった!どの辺が気に入ったのか聞き漏らした。

2008-05-18 土曜日は凄い!

混雑ぶり!

三日目(17日)_ 08:32

さて今日は、2時頃から4時の間に次々の御来場!芳名帳への記入に人が並ぶくらいです。

皆さん、食事を済ませてからということなのでしょうか、凄い集中ぶりだ。

私と壁面のお一人はやや圧倒され、共にお茶引き(苦笑)。

でも、夕刻となると客足は急に途切れ、むしろ壁面組のお客さまがポツポツと現れる。人の流れと波は面白いものですね。

私のお客様は全て昨年も来ていただいた方々だった。はたしてこの一年の成長ぶり?を見ていただけたのかしら。

今日の収穫?その1=私のこのブログ経由で、小学校時代の恩師と感激の再会(二十年ぶり?)を果たす若いお母さん(お子さんとご主人もご一緒)。良かったですねぇ!。

その2=私の展示・表装の仕方が面白く、是非とも真似したいと言ってくださる人が居り、パネルの造り方を教えて欲しいとのこと。平易にご説明したつもりだが、さて、再現できますでしょうか…ちと不安。

陶芸作家さんの中には、書を本格的に学んだ方も幾人か居られ、そういう方がこっそりと私にレクチャーくださる。その度に赤面の至りとなるが、こればかりはもう開き直るしかない。お褒めくださる部分もあるので、そこだけを頂戴するのだ(笑)。

本の売れ行きは好調。「メディチ家」より「たとえばなし」の方が出ますねぇ(値段の差?)。

昨日より早めに帰宅すると、先般、インタビュー取材を受けたキリスト教系新聞社(出版社)から、記事が掲載された号が届いていた。

特集「この人に会いたい 聖書マンガ 樋口雅一さん マンガ家」という、終面にかなり大きい扱い(顔写真入り)でなんだか照れ臭い。まぁ、宣伝、広報の一環になるのなら、これも良し。

戦後すぐに賀川豊彦によって創刊された、62年の歴史を持つ、キリスト新聞社発行「キリスト新聞」(週刊・土曜日発行)5月24日号(3054号)です。

http://www.kirishin.com/

2008-05-17 「あながま会」

二日目(16日)_ 09:20

今日からは平常営業。私ものんびり午後からの会場入り。

初日ほどではないが、お客様は切れ目なく御来場くださっている。作家さんたちの大半が元や現の美術の先生なので、かつての教え子たちの姿が目立ちます。

それぞれあちこちで歓談、私は編集さんとの約束の時間までは暇そうなので、途中抜け出して至近の紀伊国屋書店へブラリ。地元図書館に無かった資料本があれば…なんて。目的のものは見当たらずも、別の役立ちそうな新刊を発見、購入した。都会は便利ですねぇ。この際と、昼間の新宿をしばし散策(羽根のばしててイイの?)したのち、編集さんとの約束のため、会場に戻る。

今日はこのためだけに新宿に来たような顔をして、今年になってから描き上げた分の数十ページをお渡しする。で、今後の段取りを再確認。編集さん、内心を隠し、私に微笑を返してお帰りになった。その後ろ姿に頭を垂れる私(笑)。

その後、何組か私のお客さまもポツポツと御来場くださる。お友達をお連れになっての方もあり、ありがたいことです。平日だし、仕事を終えてという方が多くなるのは当然でしょうね。打ち合わせ終わりのアニメ監督Yさん、講談社で私の担当編集だったTさんもお勤め帰りに寄ってくださった。

7時の終了ギリギリまで居て退出。書道教室の終了は9時なので、それにはなんとか間に合います。で、先生に状況を報告したら、「それじゃ、日曜にでも、拝見させてもらいましょう」ということで、いやぁ、恐縮です。

2008-05-16 五月晴れなれど

パーティー用ビアマグの数々

嵐の一日_ 09:23

昨日は「あながま会」初日。

朝から、作品を詰めた手製段ボールバッグを下げ、販売用の本を詰めたリュックを背負って出発。

通勤の方々にご迷惑をかけながら新宿へ。ギャラリーに入ると既に壁面飾り付けが始まっていた。私も即、作業開始。

プラン通りに並べるが、スペースに余裕があるということで、予備?に持参のものまで全てを展示することが出来た(私13点、Hさん4点)。位置、高さの調整等で汗だく。お手伝いもいただいてなんとか収まる。

私の終了を待ちかねたとばかりに、ドドッとテーブルが並べられ、陶器の展示飾り付けが一斉に始まる。こうなると私はお邪魔虫。オープンまでの時間、外へ出ていましょう。

Hさんが友人たちと食事してから会場入りと聞いていたので、急遽それに合流することに。まんまとゆったり贅沢な昼食をゴチに(笑)。歓談後「一足お先です!」会場へ戻る。

初日は2時のオープン。出足上々、陶器の展示は昨年に比べて、それぞれの作家さんの個性が、より際立っているように見える。私の書も、皆さんの邪魔にはなっていないようで一安心。で、去年を思い出す(申し訳なかったなぁ…反省)。

Hさんたちご来場。どうぞ御ゆるりと。Hさん、自作の前で照れ臭そうにされていた(どなたも、これが82歳が始めて描いた水彩画とは思うまい)。

どうやら喜んでいただけたようで、私も嬉しい。一時間ほど居たのち、また日曜に来られるということで帰られた。

ギャラリー内は作家さんが勢ぞろいということもあって、お客さまも多く、かなり混みあっています。私のお友達のご婦人お二人がご来場くださる。いらっしゃいませ!会期後に改めてお会いすることの約束を。

増岡弘さんも「サザエさん」の収録終わりで駆けつけた模様。今日だけはOKで、明日からまた講演の旅、次は反省会で会いましょうとのことだ。私の書の感想などいただく(私を引っ張り込んだ張本人だから、フォローするのが責務)。

俳句を吟じるお友達が来て「あなたの書は、今回2点だけ?」って、どの2点じゃ?!ここからここまで全部って言ったら驚いてた。

「自分の句は書かなかったの?」

「ハイ、止めました。で、蕪村と一茶の句をば」

あ、そうか、俳句の書2点のことね。納得(興味は俳句のみカイ!・笑)。

夕刻よりオープニングパーティー、20回記念ということで、今回は作家さんたち各自が数点のビアマグを供出し、別テーブルに数十点が並べられている(写真がそれだ!)。

パーティー参加の全員は、それぞれがその中からお好きな器を手にして乾杯!の趣向。そして、皆さん器をそのままお持ち帰りいただくのです。粋な計らいですねぇ。私もHさんが「コレがいいわね」と言ってたビアマグをプレゼント用にちゃっかりゲットした。

盛り上がってるところに高校時代の友人たちが5人揃ってやってきた。パーティーにタイミングを合わせたな!(酒を下げてきたから、その分だけ飲んで良し)。一人が昼に発案して急遽押しかけてきたのだと言うが、飲みたいだけじゃ?まぁ、これで今夜は「ミニ同窓会」の開催決定ですな。

ということで、パーティー後は6人で新宿2丁目(!)へ繰り出した次第。そして痛飲、遅くに帰宅。いやぁ、楽しい一日だった!

さぁて、今日も出かけるか!

でも、今晩は第三金曜日ということで地元での「書道教室」がある日。私は今期の役員(会計)なので休めません。飲み会は無しだ(オイオイ、何しにいくんじゃ)。

今日は担当編集さんに会場まで来てもらって、終ってる分の原稿を手渡す約束になっています。遅れに遅れているくせに何というふてぶてしさ!(家でペン入れしてろっつうの!)。

2008-05-13 仕事、仕事…

あさって朝の搬入だが…_ 13:41

展示用の作品は自分で裏打ちするモノが数枚残っているが、ほぼ完了。どうやら形が見えてきた。

本業のペン入れも同時進行で進めているが…「シュヴァイツァー」のパートを連休中に終らせる予定は結局守れず。やはりあと数ページ追加しよう、なんて今更に考えるからいけないのだが(苦笑)。その分の作業をしつつ、ちょっとあせる気持ちも、正直ある!

先ほど、書道用品店から、頼んでおいた裏打ちが出来上がってきたとの連絡が入った。台風2号が接近中とかで天候が不安定。雨になると面倒、早いトコ受け取りに行ってしまうか。

なんという展開…!_ 20:52

依頼した裏打ちは、同じ一文字を柔らか筆致と鋭いタッチで書いた二枚。どっちを「あながま会」に出すかは悩むところ…だ。書道教室の先生が「どっちも捨てがたい」って言ってくださったので、とりあえず共に裏打ちに出したのですが。

ここは一つ、ギャラリー「麦」のマスターの意見も聞いてみよう。ということで帰りに寄り道。マスターは開催中の外看板の題字も、墨痕豊かに毎回ご自身で書かれる方です。書に造詣深し。

「麦」では今週、陶器の個展を開催中でした。おや、グッドタイミン・グー!あさっての展示方法の、イメージ上のシミュレーションがピタリ出来そうだ。幸い、「あながま会」と違って、壁面にはところどころに小さな陶器の一輪差しが下がっているだけ。

と、ここから思わぬ展開が待っていた!

それは…

私が訪ねる一時間前のこと、マスターと個展の作家が、次のようなやりとりをしていたという。

「ねぇ、マスター、前回の個展の時には“陶”の字を書いてくれたじゃない。

なんで今回は書いてくれないの?」

「いやぁ、なんだか上手くいかなくてさ…ちょっと書けねぇんだよ」

「だって、壁面が寂しいじゃない。だったら絵でも掛ける?」

「絵と焼き物っていうのはどうかなぁ…合わせるのが難しいよ」

「うーん、どうしよう」

そこへ私が…つまり、飛んで火に入る夏の虫?というわけ。

「出さない方を貼らしてくれない?」

「え?」

なんと、私の書をギャラリーにですか?作家さんとは初対面ですよ、そんなことって…(混乱)。

マスターの意見を聞いた後、残った方を即、壁に貼る。貼られてみると、たしかに何もない空間が墨の黒でビシッと締まります。

さらには、この私の書いた字と個展のタイトル「楽しみの器展」の中の一文字が、同じだという偶然(さて、どれでしょう?)!!!

「おお、最初から依頼していたかのようだ!」と、お二人大喜びであります。

「このまま貼らしておいてね」

「は、はい…どうぞ」

私も、思わぬ形で「麦」デビューとは、まことに嬉しく、光栄の至り。

しかし、こんな展開って、ホントにいいのかねぇ…?!まぁ、裏打ちが無駄にならなかったということではあるが。

こうなると、カメラ持参じゃなかったのが残念(笑)。でも、後日に写真を下さるそうなので、それを楽しみに。

2008-05-11 母の日の 

アリウム

強行軍_ 01:40

義母が所属する教会の墓前礼拝に参加。

毎年「母の日」に行われるのが恒例となっています。

我が家から車で小一時間の、埼玉県央の或る霊園内にある教会の墓。そこに義父が分骨埋葬されているのだ。他にも教会の会員だった信者の方々が数十名眠っておられる。

今年は新たな納骨もあり、墓前礼拝はなかなか厳粛な雰囲気(説教と賛美歌など…)。雨上がりの爽やかな空気の中、式が終ると何か私の心も洗われたようです。

私は一人ここから別行動、横浜のHさん宅へ「あながま会」の賛助出展作品を受け取りに伺う(日程上、今日しかないのだ)。額に入った水彩画の小品二点を預かる。他にも数枚の最近の「書」をいただく。ありがとうございます。

霊園から横浜、そして自宅に戻るまでの五時間近くの電車の旅?は少々応える、ちょっと強行軍の一日ではあった。

花の画像、本来はカーネーションなのでしょうが、これはアリウム。庭にひっそり(しかし、すっきりと)咲いていました。長い茎の先にベルのような、とても小さな花が房状に。ニラや玉ねぎのお仲間らしい。

2008-05-10 おめでとうございます!

日本漫画家協会賞_ 09:06

今年の「日本漫画家協会賞」が発表になった。

◎大  賞

 浦沢直樹「20世紀少年」/「21世紀少年」(小学館刊)

 南ひろこ「ひなちゃんの日常」(産經新聞出版刊)

◎優 秀 賞

 中山星香「妖精国の騎士」(秋田書店刊)

◎特 別 賞 

 中野晴行「謎のマンガ家・酒井七馬伝」(筑摩書房刊)

 橋爪まんぷ「全業績に対して」

◎文部科学大臣賞 

 成瀬國晴「全業績に対して」

らんぷ(中野)さん、おめでとうございます! 

※作品紹介と授賞理由は協会HPの「イベントのお知らせ」をどうぞ。

選考会の模様や、審査の先生方の記念写真も載ってます(右のアンテナから→)。

なお、「展覧会開催のお知らせ」には「あながま会」の案内ハガキが紹介されていますよ(笑)。

アセチレン・ランプアセチレン・ランプ 2008/05/10 09:49 ありがとうございます。

2008-05-09 嫌な情報…

「まんが偉人物語」より「樋口一葉」

訃報ばかり_ 00:38

この日記で訃報ばかりを書くのはどうかとも思うのですよ。実際に。

アニメのスタッフというのは、基本的に裏方さんですから、いちいちお知らせするのも…とは思うのですが、あくまで業界内の情報発信という観点で…お許しを。

優秀なアニメーターがまた一人お亡くなりになった。

岡田敏靖さん。東映動画出身で、「フランダースの犬」など、名作モノでもしばしば名を連ねたお方。

私は「まんが偉人物語」でお世話になった(もう三十年以上も前のことだが)。原画を11作品も担当してもらいました。ほぼ月に一本づつのペースで受けていただいたわけです。ムチャクチャ上手い人で、安心してお任せできる人だったなぁ。

光延博愛さんとコンビの「ダーウィン」「平賀源内」、勝井千賀雄さんとの「樋口一葉」「ヘレン・ケラー」が印象に残っている。

その演出のお二人もすでに鬼籍だ。ああ、あの楽しき製作の日々…遠い昔の出来事になってしまったのだと、実感します。

岡田さん、この業界には珍しく、スケジュールもきっちり守るお方でした(笑)。その律儀さゆえに病への対応が遅れたのかしら…残念至極。ご冥福をお祈りいたします。

真佐美 ジュン真佐美 ジュン 2008/05/10 15:38 岡田 敏靖さんとの出会いは「アンデルセン物語」の制作進行で私が担当した時、作画外注さんとしての出会いが最初でした。
 そのときの縁で「ふしぎなメルモ」でも、作画をお願いしましたが、手塚治虫先生が作画チェックをされて「この人上手いですね、大事にしてください」と私に言われた事で、紹介した私がほめられたみたいで、とても身近に感じておったかたでした。
 いいつかはお会いして、その事を伝えたいと思っていましたが、もう手遅れで会えなくなってしまったのですね、ご冥福をお祈りいたします。
 満雅堂便りが私にとって唯一の昔の仲間の消息を知る手段となりました、お礼を申し上げます。

岡田博之岡田博之 2008/05/12 17:44 私は岡田敏靖の甥です。先程、叔父とお別れをしてまいりました。
おじさんの足跡を振り返ろうとネットに接続したところ、こちらにたどり着きました。
叔父の冥福をお祈って頂きありがとうございます。僭越ではありますが故人に代わりまして御礼申し上げます。ありがとうございました。

manga-domanga-do 2008/05/12 18:59 絵描きさんは概して長命と聞きます(「天才は早逝する」とも言うけど)。
実際80、90でも現役の方は多い。
作画に限らず、アニメ関係者がやけに短命な気がするのは、若い頃の無理が遠因なのでしょうか?
とにかく、徹夜、徹夜で無茶ばかりしていましたから。
仲間の訃報は本当につらく、口惜しい…デス。
>甥ごさん、
余計なことを書いたしまったかもしれませんね。お許しを。
叔父さんのお仕事は、今後も多くの番組の中に生きつづけることでしょう。
私にとっては、「偉人物語」の彼の11作品は宝物です。
残りの7本は「シュリーマン」「コロンブス」「レオナルド・ダ・ヴィンチ」「松尾芭蕉」「安藤広重」「モーツァルト」「リビングストン」ですね。
再放送等、いつか機会がありましたら、是非に。

甥です^^甥です^^ 2008/05/12 20:02 manga-doさん、ありがとうございます(^^)
再放送は是非して欲しいです!ネットの動画サイトで「叔父さんの作品」が見つけられませんでした。
近々にツタヤORアキバにクリダシテみます。
PS,叔父さんは手塚先生を尊敬していたと思います。その先生に褒めて戴いていたとは僕もウレシいです。

2008-05-08 到着

「広場」5月号

「広場」5月号_ 20:25

おや、小林準治氏の表紙ですね。

アオオサムシ…ということは、向こう側の足は…手塚治虫の足。

ピンポーン!当たりだ(笑)。

「表紙のことば」によると、彼が十数年前に「先生の少年時代」をイメージして描いた絵だとか。さすが、昆虫に造詣深い彼ならではの作品ですね。

今号は、さながら「小林準治マガジン」とでも称したくなるくらい、彼の原稿が誌面のあちこちに登場している。

巻頭は、特別企画「クラシック音楽と手塚治虫」だし、連載の「手塚先生の想い出」(27)は「百物語」。リチャード・ウィドマークの訃報を「スカンク草井・死す」と関連付けた記事(キャラクターモデルだった)。シリーズ「私が出会った著名人」の第2回は「空手の達人 大山倍達氏」。さらには過日の「広場・お花見」のレポートに添えた似顔イラスト。もう、どうしちゃったのよ? 手塚プロ、よっぽど暇なのかしらね(笑)。

他の皆さん、どんどん投稿しましょう!彼の独占を断固阻止すべし!!!

では、私のささやかな連載の月遅れ転載をば。※39、40号の扉はオリジナルのスキャンです。

f:id:manga-do:20080508201421j:image

「並木座ウィークリー」と共に ──マイ・オールド・シネマ・パラダイス──

(第10回)

 さて、中学三年の夏休み明けともなると、誰だって、そろそろ自らの進路を決めなければなりません。それまでは漠然と「普通高校に行く」とだけ考えていた私です(卒業文集には「夢はマンガ家」なんて書いてあったけどね・笑)。成績もまぁそこそこだったから、都立高校に入って、そこからどこかの大学へ…とだけ。豊島区だから当時は第4学区、上位校を受けるには少しは勉強しなきゃな、なんてお気楽なものでした(経済事情もあって、私立高校は全く考えの外)。

ところがここで、「映画三昧」の楽しい〈自由が丘の誘惑〉が私を惑わせます。

幼いころからずっと、祖父母との三人暮らしが日常だった私です。けれど妹たちは両親と共にごく普通に暮らしている。なんで自分だけが父母といつも別居なんだ?と、ここらで私も「親と一緒の生活がしたいぞ!」と、思ってしまったのですねぇ。それこそ「自由が丘」には自由な生活が待っているんだと。そして、何やかんやと理屈を付けて双方を説得、高校からは両親と暮らすという決断をしたのです。カズも負い目?があるのか反対はしなかったし、私のワガママもカズ譲り。今思えば、溺愛していた孫に去られる祖父母の寂しさや、一家団欒の場に難しい年頃の男の子が突然割り込んでくることの面倒・迷惑などが分かるのですが、このときの私には到底無理なことでした。

「高校は別の学区を受けます」先生に事情を話しました。カズ一家の住いは目黒区、第2学区の様子は分かりません。「うーん、高望みさえしなければ、まぁどこかには…」「じゃ、選んでおきます」。両親と暮らすのが目的だから、別にこだわりは無い。「それならば、この前に映画教室で来てた高校がいいかもな、引率の先生が好感持てたぞ」「じゃ、そこで」カズも私もホントにいい加減。実際に確認することもなく志望校を決めました。(後日、入学したら偶然か、その先生が担任になっていた!)。

そして中学を卒業、ついに祖父母との暮らしからの決別です。

「ちょくちょく遊びに来るからね」と、私は気楽に椎名町の家を出て行ったのでした。 

待望・念願の両親と一緒の暮らしが始まり、私がルンルン気分で高校に通い始めてすぐのこと、祖母から「おじいちゃんが入院した」との連絡が。祖父が突然、病に倒れたのです。すでに末期のガンでした。そして、祖父は七月には帰らぬ人に(まだ66歳だった)。

「ボクがこの家を出て行ったから?」「そんなことはないよ」

こうして、祖母はたちまち一人暮らしとなってしまったのです。それまでの私は、身近な人の死なんて考えたことも無い。祖父母にしてもいつまでも元気でいてくれると思っていたし、大人になったら孝行するんだ!と。この現実はショックでした。

残された祖母のことを思うとなんとか一緒に暮らしたい。目黒の家での全員同居は住宅事情からも難しいし、祖母自身が今の家に居たいと言う。私は戻りたい…戻れない…こんなことなら椎名町を出なければよかった…。つまり、取り返しがつかない決断…なんて大袈裟に書いたけれど、自分のことしか考えずに「祖父母離れ」を図ってしまったことが、今も残る私の「悔い」なのです。自分を責める日々が続きます。

そして、その高校一年の秋、初の国産TVアニメ鉄腕アトム」の試写会に(そして手塚治虫本人に)出会った。

「コレだ!アニメーターになるっていう道があるぞ!」虫プロダクションは椎名町と同じ西武池袋線の富士見台。祖母の許に戻って二人で暮らせる。進路から大学受験はスパッと消えました(このころは「大学は美術系かなぁ」なんて思い始めてもいたけれど)。「あと二年だけ待っててね、おばあちゃん」。

 迷いが消えた私は、そこからはさらに映画三昧、アニメ三昧、マンガ(劇画)三昧となります。カズが支配人をする「自由が丘松竹」はかつての「並木座」同様に、ディズニーの短編アニメ(「チップとディール」とか)を本編の合間にしばしば上映していました。私にとっては映像をたくさん観ることが、即お勉強となったのですから、カズにはまさに感謝、感謝です。

こんなお気楽な私、大学受験を控えて学業に励む級友には、ずいぶんと邪魔者だったことでしょう。とうとう三年の時の授業では、一編成だけあった女子の就職コースに混じってしまいましたとさ(笑)。

 では、37号から40号の紹介。

●37号 扉は 「成瀬巳喜男素描」 日本的という形容にふさわしい代表作家は、小津安二郎、成瀬巳喜男、溝口健二の三人といっていいのではないかと思う。 と書かれていますね。

上映は、成瀬巳喜男研究週間と銘打っての三、四、七日の興行

「おかあさん」(昭和27年 新東宝)

製作・永島一朗 脚本・水木洋子 監督・成瀬巳喜男

主演・田中絹代/三島雅夫/片山明彦/香川京子

〈解説〉森永「母を讃える会」主催になる文部省・厚生省後援「母を主題にした綴方」応募作品より取材したもの。戦後の厳しい現実と戦い乍ら生きて行く崇高な母の姿を、純真な少女の目を通して清らかに描き出した野心的感動篇である。 

山の音」(昭和29年 東宝)※2月にも上映(20号参照)。

「晩菊」(昭和29年 東宝)

製作・藤本真澄 原作・林芙美子 脚色・田中澄江/井手俊郎

主演/杉村春子・細川ちか子/望月優子/沢村貞子/上原謙

〈解説〉林芙美子不朽の名作「晩菊」「水仙」「白鷺」の映画化で、唯枯れ残る晩菊にも似た四人の女が辿りゆく旅路の果てを描いたもの。四人の女に扮する日本映画のベテラン女優、杉村、望月、細川、沢村の競演は充実した感動を与へます。

映画随筆〈並木座ウィークリー〉(その三十七)

成瀬さんについて 藤本真澄

二十年近いという個人的付き合いから、成瀬の新進監督時代からの思い出ばなしと、彼の作品履歴を。

〈WIPE〉東宝で空想科学映画を製作すると云う。題名はゴリラとクジラのあいのこみたいな──「ゴジラ」。この怪物放射能を吐くそうであるが日本の特殊技術のため万丈の気を吐いてもらいたい。 独立プロの危機、真面目な企画ゆえに同情を禁じ得ない。心あるファンは決して見捨てはしまい。風前の(ともしび)になる前に(ともしび)を掲げて進む熱意を燃せ。

〈観客席〉並木座へ行く度に嬉しく思います。良い映画が観られるのは勿論ですが、感じのよいプログラムがいただけるからです。現在何処の映画館へ行ってもタダでプログラムがいただける所はありません。  ※ハハ、こういう投書は載せますよね。(1954・7・14)

●38号 扉は 「溝口健二素描」 前号と同じ画家かな。

今日もし映画監督の世界を棋界にたとえると、名誉名人の風格を持っているのが溝口監督である。 と。

上映は「噂の女」(大映)

脚本・依田義賢/成沢昌茂 監督・溝口健二 撮影・宮川一夫

主演・久我美子/田中絹代/大谷友右衛門/進藤英太郎

〈解説〉京都の花街に息ずく太夫の様々の姿を鋭く衝き、美しい母と娘の愛情の矛盾と花街にのこる古い因習と、若い世代の相克の悲劇を描く溝口健二得意の女の生態を描く力作である。

「映画随筆」が割愛されて、今号は二つの「映画評紹介」が載っています。一つは「サンデー毎日」所載のもので物語を主として書かれて、おおむね好評。もう一つは「キネマ旬報」の双葉十三郎のもので、やけに辛口です。  こういった構成のプログラムも面白い。

〈観客席〉何処の劇場でも立って観ることの嫌ひな私も並木座だけは行く度に立って観てしまう。空席が無いし好きで行くんだから仕方がないけど…… ※折りたたみの補助椅子でもあれば、との投書です。なにせ客席数が少ないからね。(1954・7・28)

f:id:manga-do:20080508201420j:image

●39号 「ともしび」に使用の笠 スタッフの名前がズラリ。

上映は「ともしび」(日教組後援による自主製作)

製作・伊藤武郎/川久保勝正 脚本・家城巳代治/神谷量平

主演・内藤武敏/増田順二/加藤嘉/永井智雄/香川京子

〈解説〉教員の政治活動制限が立法化されようとしていた時、「正しい教育とは何か?」という重要な問題を子供たちの立場から考えてみたいと意図している。子供たちの大好きな先生が、村の旧い勢力によって学校を追われた後、学校は暗くなったが、先生によって灯された「ともしび」を自分達だけの力で守り、明るく生々と成長して行く、この新しい芽生えは、やがて大きな炎となって、日本の夜明けを築いて行くに違いない。

「映画随筆」はお休みですが、「ともしび」の感動 香川京子  という文が載っています。ロケ先から並木座に届いた感想文とのことで、後記「支配人室」で、その心くばりに感謝の弁が。

今週は同時上映に「月の輪古墳」(記録映画)があって、この映画に対しては文部省推薦映画拒否問題が話題に。

日教組が推薦していることや、イデオロギー問題もあるのでしょう、分科審議会が10対1で推薦同意しているものを、文部大臣が拒んでいます。

〈大内委員長の話〉この分科審議会の誕生当時は、過半数の賛成があれば推薦とするということだったが「蟹工船」でもめた時に文部省側の申し入れで、三分の二以上の賛成ということになり、それが「ひろしま」の場合に適用された。こう度々われわれの意見が無視されるようなら、分科審議会など止めた方がいいと思う。また委員には、いわゆる左翼的な人など一人もいない。

〈三笠宮様の話〉この映画が文相のいうように不適当なものとは思えない。今度の古墳の発掘は考古学上も立派な業績だと思う。官製の歴史でなく、下からの国民の歴史学が盛り上がっていると深く感銘した。

〈大達文相の話〉私は映画をみていないが、下の者から相当イデオロギッシュな点が出ているし推薦とするのはどうかと思うと聞いた。自分が不適当だと思うことをそのまま通すわけには行かない。  ※あらまぁ、お上は今も昔もムチャな言い分!(1954・8・4)

f:id:manga-do:20080508201418j:image

●40号 扉は 「一九四五年 八月六日 八時十五分」

 きのこ雲の写真と「原爆の子」シナリオ抜粋

上映は ☆平和祈念☆ 終戦九周年特別興行として四、三、七日のスケジュールで「真空地帯」「原爆の子」「ひめゆりの塔」

「真空地帯」(時の演劇人総出演といった作品)

原作・野間宏 監督・山本薩夫 主演・木村功/神田

「原爆の子」(チェコ国際映画祭 平和賞受賞)

製作・吉村公三郎 脚本/監督・新藤兼人 主演・乙羽信子

「ひめゆりの塔」

製作・マキノ光雄 脚本・水木杏子 監督・今井正

主演・津島恵子/香川京子/岡田英次/藤田進/原保美

映画随筆〈並木座ウィークリー〉(その三十八)

反戦映画について  井沢淳(朝日新聞学芸部記者)

※このところのラインナップ、なかなか硬派で「並木座」の面目躍如といったところですね。(1954・8・11)

2008-05-07 エッ?あの

棚さんが…!_ 17:12

「案内ハガキを受け取った」というアニメ時代からの友人の電話で、知人の訃報を聞く。

先月の下旬に、<助監督をさせたらこれ以上の奴はいない!>というほどの稀有な人材、棚橋一徳さんが亡くなったと。まだお若いのに、ショックだ!

何本かは陣頭指揮をされた作品もあるようですが、昔から超一流のお助けマンとして有名でした。監督にとって、彼がサブに付いてくれることほど心強いことはありません。なぜなら、多くを語らずとも「この件、あとはよろしくね」で全てが済んでしまうのですから。

内容面の把握はもちろん、面倒なことも監督の意を汲んでテキパキとこなす。実力も兼ね備えているから、他のスタッフからの信頼も厚い。

私は監督として直接に組んだことはありませんが、作画と担当演出としてならばけっこう付き合いがあった。十数年前、NHKの仕事の時に、どこかの編集室でバッタリ出会ったのが最後になるのかな。

にしても、業界から離れていることもあるけど、個人的には、こうした連絡はなかなか届いてこないものですね…ご冥福をお祈りします。

はてなダイアリー」から、先日注文した二年目の日記の見積もりメールが。今度も450ページだって!

倅は今日も昼過ぎまで寝ていて、先ほど帰途についた。安全運転でね!

2008-05-06 ああ、懐かしの…

ゼラニウム

関谷ひさし_ 10:37

昭和三十年代に「ジャジャ馬くん」(冒険王)や「ストップ!にいちゃん」(少年)で大人気だった漫画家、関谷ひさしさんが亡くなられたという(80歳)。

スポーツものや、車が出てくるマンガを多く描かれ、私も大ファンだった。

私には、やけに真横の顔ばかり描く漫画家さんだったという、妙な印象が残っていますが、大きな黒目に白丸のハイライトが入った瞳と、尖った鼻の頭が特徴。

これは挿絵画家からマンガに転身する際の吉田竜夫九里一平兄弟に大きな影響を与えたようで、絵のタッチがとても似ている。彼らの方が、いくぶん大人っぽいけどね。

もちろん関谷ひさしのアシスタントだった中城健太郎、奥田竜緒は、当然の如くに師匠の画風を継いでいます。で、この二人が共に発足時のタツノコプロに入社した(中城さんは雑誌、奥田さんはアニメ)。

そんなもろもろもあってか、初期のタツノコプロの画風には関谷タッチが色濃く感じられます。(「マッハGoGoGo」なんて、特に)。私の許にまわってくる、奥田さんの描く「宇宙エース」の原画には、常に関谷ひさし風の目が在りましたっけ。

私も少なからず縁があって、中学一年生のときに「漫画王」という雑誌に、この関谷ひさしの当時の連載マンガ「少年パイロット」の似顔絵を投稿、最優秀賞となって、野球グローブをもらったことがある。描いたのはもちろん横顔(笑)。

だから、私がアニメーターになっての最初の作品が「宇宙エース」というのは、実にラッキーだったのかもしれません。関谷タッチ、バンザイ!

1928年生まれというと、手塚治虫と一緒ですか。夢を与えてくれた偉大な先輩たちが、少しづつ消えてゆく…(合掌)。

nagaonagao 2008/05/07 12:55 絵物語を描いていらした吉田竜夫さんが、雑誌編集者に「漫画絵で描いて欲しい」と言われて苦労していたと、九里一平さんから伺った事があります。その時、リアルな線から単純な線で描くというのは思いつかなかったようで、絵物語の連載中に画風を変えて連載した吉田竜夫の漫画は、お世辞にも巧いものではありませんでした。関谷タッチの絵が出来たのはその後なんですよね。九里さんのお話ですと、その後漫画家を辞められて、弟の九里さんのアシスタントとして漫画絵を描いていた時期があるとか。九里さんの子供を主人公にした漫画と、関谷ひさしさんの絵柄が似てましたので、それがアシスタントさんの影響だったのかと、今、納得しました。関谷さんの漫画は、腕白小僧の生き生きとした描線が印象的で、その泥臭さが好きでした。
 先日、原征太郎さんとお話した際、中城健太郎さんと奥田竜緒さんのお話が出まして…。武蔵野漫画プロダクション時代の永島慎二さんの取材があったと教えてくださいました。しかも1回目はmanga-doさんの取材だったんですね。同時代を生きた仲間っていいですよね。その人の中にずっと仲間が生き続けているんですから。そういう話を聞けると、ちょっと嬉しい気持ちになります。

manga-domanga-do 2008/05/07 17:20 そうですね、私も漫画家としては吉田さんより九里さんのほうが馴染みがあります。
原さんへの取材記事は、私も読むのが楽しみです。

2008-05-04 GWに、息子の帰還。

驚いた!_ 23:22

今朝、目覚めると、リビングに誰かが寝ている!

うおぅ、ビックリした。倅が帰還していたのだ。

夜中から明け方にかけて、高速を5時間走ってきたという。

このために一週間前に購入したという車に乗って(それまでペーパードライバー)。

ホントにいつもいつも突然現れる男であるなぁ…(呆)。

連絡により、娘も来て、一年半ぶりの姉弟のご対面。

では、今晩は久し振りに我が家の味でも堪能してもらいましょうね!と、カミサンが張り切って、台湾仕込の水餃子作り。おお、久し振りだぞ。期待に私のペンもいつになく走る!

義母と義弟も駆けつけて、賑やか。今日はなんだか浮き浮きの樋口家ではありました。

もっとも、倅は夕方過ぎまで寝てましたがね(笑)。

「あながま会」の案内ハガキを投函。十日前くらいがちょうど良いでしょう(GWの郵便事情は分からんが…)。

ゴロ坊ゴロ坊 2008/05/05 11:31 七人の大所帯が合宿その他で昨夜は私一人!日ごろ騒々しいだけにやけにしんみり夜中に何度も目を覚ましてしまいました。家族がそろうというのは幸せなことですね。連休中に萬雅堂さんが紹介されていたイエス小池氏の漫画家アシスタント物語、先ほど読了しました。彼の作品に『たたきつける』魅力を感じます。何にしても描き続けることが求められる厳しい世界ですね。

manga-domanga-do 2008/05/06 10:52 お一人でのGWというのも、またなんとも…な。
でも、その静けさも貴重ですね。私も、そんなときのほうがかえって筆が運んだりします。
「漫画家アシスタント物語」稀有な個人史ですよね。ホント、描くことは厳しいです…

2008-05-03 初体験

今日のいろいろ…

小江戸巡回バス_ 01:26

書作品の裏打ち依頼で川越の書道用品店に行く。

「あながま会」用に一点だけ、

53×78僂了罎飽貶源書を書いたのだ。

サイズが大きいので、自分で裏打ちする自信が無い(失敗は許されないのでね)。

でも、その前に川越市立美術館で開催中の書道展に寄り道。初めて「小江戸巡回バス」というのに乗車しました(1日フリーパス券)。今日はGW真っ只中、街は観光客で賑わっておりましたが、私はひたすら目的地のみに直行です(笑)。

その書道展は、川越在住の女性書家が主宰の書道教室の発表展示会です。小学生たちの作品からご年配の方の大作まで、かなりの充実度にビックリ!。いやぁ、皆さん熱心に取り組んでらっしゃる。巷は書道ブームの到来か?

刺激を受けた後、またバスに乗って終点まで。書道用品店はその終点駅の至近です。

裏打ちの仕上がりは14日。うわッ、前日じゃん!(「あながま会」は15日から)。ここにきて、さらにせわしなくなってきた気がしますなぁ…ほんとギリギリだぜぃ!。

帰宅すると、はてなダイアリーから、この日記の書籍化した本が届いていた。1年分で444ページ、ズシリと重く、けっこうなボリュームです。へぇ〜、こんなに書いていたんですネェ…我ながら妙に感心する(笑)。これはいいや!と、即、続きの1年分を発注した。

夜には、小品の十二字書(草書体)を一点だけ裏打ち。これは簡単。残る作品は…仮名だな(無謀か?)。

2008-05-02 お知らせ

ご開帳!_ 18:03

いのちのことば社

HP http://www.wlpm.or.jp/ に

「イエス・キリストのたとえばなし」の一篇が丸々紹介されています(つまり、読めます・笑)。

「4つぶの種」の8ページ。是非どうぞ!

http://www.wlpm.or.jp/cgi-bin/d/forest.cgi?keys1=000024390

<立ち読み> をクリックしてね。

じゅえるじゅえる 2008/05/03 04:10 立ち読み、じっくり楽しませていただきました!
本が届く日が楽しみです!!!

manga-domanga-do 2008/05/04 01:37 おおッ!
海を越えるのですか、それは感激&感謝!!!
聖書理解の手助けのみならず、お子様たちの日本語教育に役立つやも知れませんね。
私の知人のフランス人は、「マンガ聖書物語」で日本語の勉強をしたそうですから(笑)。

2008-05-01 5月1日

第20回「あながま会」

メーデー!_ 09:31

メーデー!メーデー!と、今日は「緊急事態発生!」のほうのメーデーですな、私にとっては。

年明けに『なんとか春までには脱稿』と考えていたものが、まだモタモタしとるのですから(呆)。

いいかげん、なんとかセイよ!俺。

※「メーデー!」はもともとフランス語の「m’aider」からきたもので、英語の「MayDay」と発音が同じなのです。「m’aider」は英語の「Help me」に相当します。(ネットからのコピペ

…というわけで、今月となった「あながま会」の案内状をご紹介。

5月15日(木)〜21日(水)於・新宿「ギャラリー絵夢」

20回記念ということで、通常のハガキの大きさではありません(切手代も50→80円)。ネットと無縁の方には送らせてもらうが、こちらをご存知のお方は、この画像にてよろしくに(送付費用を節約せねば・笑)。

おそらく去年同様、午後の数時間を私、ほぼ皆勤となるでしょう。