マンガばっかり

マンガ批評

星が原あおまんじゅうの森


★★★★
岩岡ヒサエによるファンタジー漫画。
以前、著者の『土星マンション』を読んで、リアルっぽさとファンタジー盛り盛りの感じが合わないな、と思って、そのまま読むことはなかったのだが、ひさびさに読んでみた。
まぁ、同じようなリアルさと超ファンタジーで、ダメだな、と思って、しかし、頑張り屋さんなもので、そのまま読み進めているうちに、あぁ、これもいいかも、とだんだん思えてきた。
町の中に突然ある広い森、そこは精霊の集まる不思議な場所だった…
という感じで、なかなかようやくも難しいのだが、あるわけはないけれど、もし、あったならそんなことかなぁ、という気もしてきた。
しかし、最後に科子さんと蒼一が訪ねてくるというのはいいのだけれど、もともとの人間の若夫婦はどこにいってしまったのだろうか?
いろいろ突っ込みたいこともあるのだけれど…
(No.1053)