みほさんにインタビュー(後半)

チネイザンプラクティショナー
藤沼 みほさんへのインタビュー(後半)


インタビュアー つかさ



―前半の続き―


◆チネイザンってなんだろう


つかさ 私自身30代の女性として、今までは「何かを得たい、もっと強くなりたい」っていう気持ちで、とにかく頑張ってきたんですね。
クラスに参加すると、キャリアもあり知性もあって素敵な女性が多い。素敵な男子もいますが(笑)やっぱり女性が多いです。


みほ うん、そうですね。


つかさ それってなんでだろう?って思いました。現実世界を頑張ってるだけでは何かが足りないから辿りついたんだと思うんだけど、何を求めて来ているのかなって。
そう思ったとき、チネイザンて、「境目」のところを扱っているのが魅力なんじゃないかなって思うんです。例えば肉体と精神の境目。
みほさんは長年、肉体にアプローチする仕事をやってきて、何が足りなかったの?


みほ 体だけにアプローチしても絶対戻っちゃうから。


つかさ そうなんだ。


みほ アロマを使って、「これは何に効く」と施術するのだけれど、正直あんまり面白くなかった(笑)香りは好きだし、オイルの質感も好き。でも、飽きちゃう。
これがずーっと続くんだろうなっていう感じがしちゃう。
いくら勉強してもうまくなっても、たかが知れてるなって感じがした。いまいち奮闘できなかった。


つかさ はい。


みほ そこに現実の売り上げとかが関わってくるでしょう? そっちを考えるようになっちゃう。それでますますつまらなくなる。
例えるなら、学校で習う方程式みたいな。「ここをほぐせばこうなる」っていうのに飽きちゃった。


つかさ 今もそうなの?


みほ 今、普通のトリートメントをすると、すごく面白いの。違うのね。
昔は本の通りにやっていたってことだと思う。
チネイザンを習って、続けてきて、「肉体って面白い!」って感じられたから。それが他の施術にも影響していると思います。


つかさ 施術について伺います。
これ、セラピストだったら誰しもあると思うのですが「私の施術ってイケてる〜」って、調子に乗るときってありますか?(笑)


みほ 昔、アロマだけをやっていた時は、あった(笑)
例えばね、いろんなところで受けてきたお客さんが来たとき、心の中で「あたしの施術どお?」って思うの。他と比べてどうですか? って。
今はそれが無くなった。それで楽しくなったんだと思う〜。


つかさ 結果を求める心がなくなったと(笑)
そりゃあ、楽しくなりますね。
楽しいからやってるんだものね。


みほ 前は、その世界観しか知らなかったから。
チネイザンには、「人のからだの感じ方」を教えてもらった感じがします。
人っていうか、自分の体なんだけどね。


つかさ そうですね。
自分のからだを感じることから、始まっていると思います。


――――――-


インタビューを終えて。

みほさんのチネイザンは、大きな波のような、あわい光のような繊細なセッションで、心地よかったです。
そして施術のあと、何度もトイレに行きました(笑)
ものすご〜く、緩んだのだと思います。
自分でも気付かなかった緊張がさっとほぐれたのが、よくわかりました。
「チネイザンには 感じること を教えてもらった」という言葉が印象的でした。