CONDOR44

UKP企画のブログレビューに参加のメールを出しまして、23日にUKPからCD-Rが届きました。
CONDOR44の4年ぶりのアルバム、その名も「Good Bye 44th music」。

♪good night 44th music
目に見えるものは何もないモノクロな世界ー
長い月日に得た更なる孤独、その中で生まれた新たなる焦燥そして己の覚醒・・・12分を越えるこの曲には4年間の彼らが生きている。

12分もの間に幾度となく変わるリズムーそれに重ねられたギターリフ。それがヤケに心地良い。
途中聴こえてくる低音(チェロかヴィオラバリトンか?)―後半は高音(ヴァイオリン?)になりモノクロな世界から這い上がった何かに一筋の光が差し込んだように感じる。


正直このアルバムを聴いたところで、彼らが我々に何を伝えようとしているのかは分からなかった。むしろ、何も伝えようとはしていないのかも知れない。彼らにとってそんなことは重要でなくて、自分たちが突き詰めた音をただかき鳴らし、やがてはカタチとなったーそんな印象を受けた。と同時に、とにかくこれはライブを見ない事には!と思った。今現在のCONDOR44は、スピーカーでもなくヘッドフォンでもなくリアルな生の音で感じるべきだと。そうさせてくれるこのアルバムは今後の彼らを象徴する1枚になりそうだ。

吉羽さんが言っていた、「浴びる音楽」。まさにその通りだと思う。
聴くのではなく、ただ音に身を委ね浴びるのだ。