休憩時間が終わって【ワタフェイ】後半スタート。
「ビッグなサプライズゲストをお迎えします。
【深町純】さんです！」
名前だけは知っているけれどどんな方か知らない。
ただ、赤ワインの男性だと言うことはすぐにわかった。
挨拶代わりにピアノの前に座って
一曲コラボした。
な、なに、これ？
テルミンとギターの間に【深町純】さんのピアノが、
海辺の波打ち際のように寄せては絶妙に引いて
また寄せる。
ときどき、え？ピアノ？と思う音もはいったりして。
不思議な浮遊感！
弾き終わった【フェイターン】さんが興奮している！
ものすごくテンションを引き上げられる！と。
【深町純】さんが自己紹介代わりに、と話し始めた。
日本でおそらく初めてテルミンを弾いたこと。
そのころのテルミンは構造が違っていたこと。
今の形になったテルミンを日本で最初に買ったこと。
洗足学園のシンセサイザー学科を立ち上げて
楽器として購入したこと。
【深町純】さんて、ものすごい人なんだ！
そしてこのカフェレストランのオーナーでもある。
FJ'sというのはイニシャルですか！
それから3曲コラボしてくれました。
もう、なんていったらいい？
昔からこの曲をアレンジしてきた！
っていうくらい絶妙なフレーズが迫ってきて
【フェイターン】さんのテルミンもボーカルも
競いあって伸びていくのがわかる。
曲中に引き込まれ、
終わる度にヒュ〜！！と賞賛の声が上がる。
鳥肌通り越してぞくぞくしてました！
【ワタフェイ】二人だけの演奏の時も
この高まった雰囲気の中では
本当にすばらしかった！
この日しか聴けないライブでした！
ありがとうございます！行ってよかった〜♪
ライブ後に【深町純】さんの楽器はピアノではなく
今はとても珍しい形のシンセサイザーだと知った。
譜面台に置きっぱなしの楽譜をのぞき込んだ。
さっきの天才的なリフを見たくて♪
五線譜に縦線で小節の区切り。
１小節おきに渉くんのギターコードがメモってある。
ただ、それだけ。
え？それだけ？
あれはすべて即興のアドリブだったの？
にこやかにワインを飲んでいる男性が
山のように大きな存在感になった。
本物の天才が目の前にいるらしい。
気まぐれに飛び込んだライブで
とてつもない音楽に出会ってしまった！
おなじようにとてつもないものを手に入れた
【ワタフェイ】もまた、今日のライブで止まるとは思えない！
次のライブがさらに楽しみになりました。
