偽デジタル写真屋日報@はてな保管庫

はてダ終了に合わせてログ移行させました。ところどころリンク先が死んでるかもしれませんが仕様です。

フィルム話三題

DNP CENTURIA終了

DNPフォトルシオのページに生産終了の文字が。いいフィルムでした。宗教上の理由で富士はよほどのことがないと使わないことにしてるので残るはコダックか…。

エクター仕上げの話

割とコメント欄が盛り上がったので追記。KJイメージングのページデータシートと仕上げに関するpdfが置いてあります。これを読んでる限りでは「指定通りのメンテしている自現機によるエクター現像+エクター現像されたネガからのプリント(機械焼き&手焼き)の組み合わせサービス」っていう風に読み取れますので、従来のリアラ仕上げやエクター仕上げやインプレッサ仕上げのように「プリントの検査を増やした」というサービスとは違うように見えます。実際のところは検品とケミカルの補充ペースがちょっと違うくらいの差かなーって気もしますが。通常仕上げとの価格差を考えるとあまり凝ったことはできなさそうだし。
まあ信頼のおけるミニラボ店を近所にお持ちの方はいつも通りそのお店に持って行けばいいと思います。結局仕上がりの差って機械のメンテと作業する人の差なので。

ロモジャパンは腹を切って死ぬべきである

以前PARADE100を罵倒したことがありましたがそれよりタチの悪い案件が出てきました。以下糞袋さんちの日記経由

ある日、数名のチャレンジ精神旺盛な写真家達が、ノーマルのフィルムを裏返し、その保護レイヤーの上からイメージを焼き付けました。結果は、まるで赤みがかったオレンジのフィルター越しに撮影したような写真、ただのフィルターとは違い被写体や、光の加減、撮影状況等でどのような色の変化を見せるか予測が難しい面白さがありました。

おいこらそこのLOMO屋。いいからすぐ腹を切れ。
なにが問題かは冒頭リンク先の日記を見て頂ければ分かります。そもそも一般の自現機はフィルムが裏のまま通せるような設計になっていません。大規模ラボにあるようなラック式自現機ならまだ救われる可能性がありますが、街のミニラボにあるタイプの自現機にこのフィルムをそのまま入れるとかなりいい確率で事故の元になります。出す側が分かってるならいいですけど、こんなフィルム喜んで買う層が現像プロセスのことを分かってるとはとても思えないぞ。
あとそれよりも腹が立った一文。

一通り撮影が終わったら、best partのお待ちかね。いつもの慣れ親しんだ35mmのカラーネガフィルムと同じように現像できます。コンビニでも! つまり、プロの皆さんにお世話にならずに、難しい説明無しで現像できちゃうってこと!

てめえが普段出してる写真屋はプロじゃねえとでも言うのか!いいから店畳んでどっか行けよ!中国からトイカメ買ってきて暴利乗せて売ってるだけならともかく、若干の事実誤認があったので訂正しておきます。Lomography JapanはLOMOとロシアものを扱ってる業者さんですね。お詫び致します。こんな危ねえ商品売ってどうするつもりだゴルァ!
というわけでこんなフィルム買っちゃいけません。もしどうしても試したいなら自家現像してください。もしくは4x5を使って裏表逆に装填してから撮影してください。ロールフィルムでこんなことやっちゃだめです。ほんと。

余談

Lomography X-Pro Slide Film
これもかなりタチ悪い商品。ヘタったポジフィルムにラベル貼って暴利乗せてるだけじゃないのこれ?PARADE100がやっと流通されなくなって平和になったと思ったらこれだよ!