若き版画家たち


国立国際美術館での森村泰昌展の第2部から、コレクション展の方に移ると、懐かしい顔ぶれがそろって展示されていた---『現代版画の転換期-関西の作家を中止に』(6月19日迄)。わたしが京都に移り住んだ頃、ギャラリー16で顔を合わせた同世代(1948-1952)の若き美術家たち(恋人たちでもあった)。公立の美術館で大々的に彼等の仕事を拝見できるようになるとは、当時は想像できなかった。会場のスナップも可能のようだったので、ここでもパチリ、パチリ。マン・レイに収集をしぼる前には、この人たちの版画を購入していた。改めて拝見しながら、中路さんのプレートにだけ没年の表示があるのに心が痛む。彼は優しい人だったな。

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木村秀樹

出原司

山本容子/田中孝

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一圓達夫を挟んで、中路と安東の作品が語り合っている。

安東菜々

中路規夫