僕が特に好きなエピソードは、「羽生は羽生と戦わないからそれだけで有利だ」というものだ(引用は不正確です)。ほほうなるほど。それなら、と自分自身と戦うことになるリーグ戦というのを考えてみたくなりますよね。多分自分自身を対戦相手にして戦うことが出来るようなゲームもきっと構成できると思うので技術的なことはさて擱くとすると、興味深いのは、その自分自身とのゲームに於ける勝敗をどう換算するかだと思う。基本的に、リーグ戦での自分自身とのゲームの勝敗は、対戦表の対角線(左上から右下)の上に位置することになるので、それが○(勝ち)だろうと×(負け)だろうと、対戦表のシンメトリーは崩れないので、その観点から考えるなら勝ちでも負けでもいい。それでは、自分が自分自身と戦って勝つ場合、それは両者の勝ちなのだろうか。それとも自分の対戦相手は負けたのだから両者の負けなのだろうか。うーん。あ、なるほど。勝ち・かつ・負けということにすればいいんですかね? ほうなるほど。