昨日の話。定食屋に行ったんですね。で、まあ、ポン酢の唐揚げ定食か日替わり定食にしようと思った。しかし、日替わり定食といって何が出てくるのかは分からなかった。店員さんを呼んで、日替わりが何であるかを聞いて、どっちがより満足できそうかを直ぐに判定してよりポイントの高いものを注文しようと思った。

 結局僕は日替わりが何であるかを聞かずにポンカラ定食を注文したんだが、僕は思ったね。もし日替わり定食がポンカラ定食だったら僕は何を注文すべきだったんだろうって。何しろどっちも予想される満足度は同じだからね、どっちがより満足できそうか、決められないでしょ。いやあ、ポンカラ定食が日替わり定食の中身である可能性があるだけに、敢えて聞かないで良かったのかもな。などと思った。

 なんかおかしいですよねえ。何がおかしかったんですかねえ。メニューのそれぞれが満足度を持つという想定は皆がしていることだと思うし、より満足できそうなものを注文するのも当然だよね。ポンカラ定食とポンカラ定食かー。同じ二つのものから一つを選べって言われたら、どうしたらいいんでしょうね。

 (6,38) 追記。どうせ反応なんか無いだろうからと思って次回以降のネタにとっておいたのですが、話はもうちょっと続きます。あ、値段は同じだと思って下さい。

 予想される満足度が等しい時に選べなくなってしまうのは、より満足できそうなもの (<) という風に、予め満足度が等しい時に対応できない機構になっているからです。だから、他方以上に満足できそうなもの(≦)、という風に指定しておけば良いのです。さてこうすればポンカラ定食を注文することが出来るようになって、二者の満足度が等しい時にも対応可能と思われる。

 しかしここで更に僕を悩ませるのは、日替わり定食がポンカラ定食であるという場合に、ポンカラ定食としてのポンカラ定食を選ぶのか、それとも日替わり定食としてのポンカラ定食を選ぶのかということです。この問いをナンセンスだと言っても良いが、なぜこれはナンセンスなのか。僕が用意した一つの回答は、それはポンカラ定食か日替わり定食かという選言自体から得られると考えるべきだから、というものです。これは、実は選言除去なのです。と考える。(しかしその選言は一体どうやって得られたんだろうねえ。)