ということで購入しました。

恐怖の足跡 新訳版 [DVD]

恐怖の足跡 新訳版 [DVD]

この映画、私の中での洋画ホラーのベストともいうべき作品です。このブログが開設した当時にも紹介したのですが、今回DVDを購入したのでもう一回この映画のすばらしさについて語ってみたいと思います。
あらすじをネタばれしない程度に紹介します。(間違った淀川長治風に)

えー、この映画。こわーいこわーい映画です。撮られましたのは1961年。モノクロ映画なんですね〜。ハイ。冒頭で若い男女がカーレースをするんですよ。それでもって不慮の事故。女性の乗った車が橋から落下、川にのみこまれてしまうんです。
唯一生き残ったのはパイプオルガン奏者のメアリー。しかしこの女の人。それまでと人格が変わってしまうんです。そう、人が変わったようにつめたーい、つめたーい人になってしまったんですねぇ。しかも彼女の周囲には、事故以来白い顔の男が現れ続ける。この男がホンットにオソロシイっ!コワイっ!別に喋るでもなく、おそいかかるでもなく、ただジィッとメアリーを見続けるんですねぇ〜。ハイ。

メアリーはその謎をとくために干潟の遊園地にむかうんですが、この遊園地の造形。キレイなんですねぇ。朽ちたモスクのような建物とメリーゴーランド。まるで夢の中っ!それでいてまどろむようなゆるやかな悪夢なんですね。うかりといごこちが良くなってしまう、そういう悪夢なんですね〜。
音楽もメアリーのパイプオルガンがありとあらゆるところに流れて、見ている私たちをゾワっとさせるんですね。特に賛美歌から悪魔のテーマに曲調が変転するシーンは、自然な流れでホンットにウマイな〜、と思わせます、ハイ。
で、結末も見事なんですねぇ。「死」というもの。私も皆さんも死んだことは無いでしょうけど。それをカタチにするとこうなるんだ、ということを見せてくれる映画。そう、「恐怖の足跡」はゾンビ映画の一種なんですねぇ。
ではこれから一時間半、「恐怖の足跡」じっくりとお楽しみください。サイナラ、サイナラ、サイナラ。

500円なので興味のある方は是非。