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2009-11-30 まだ「日本は性犯罪が少ない」なんて言ってるし〜 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

オタク入門中ブログ

「性犯罪的な意味のミニスカート論争はうんざり。」http://blog.livedoor.jp/entertheotaku/archives/51696237.html

からトラックバックをいただいた。


全く読めてないし、都合の悪い事実は「仮説」として、

「真偽のほどは」なんてアホなことを言っている。

付き合ってられん。


性犯罪者の心理は、DV加害者と同じ。既にわかってきている。

結果としてね。



まだこんなこと言ってるし。


日本の性犯罪発生率が低いのは


日本の性犯罪発生率は低くありません。

法定義が、まず変。

夫婦間レイプと男性の性被害が含まれないのだから。

ここでバババーンと他国と差が出るのだよ。

それに、被害後すぐに駆け込める専門機関がないのも、日本だけだ。ここでも大きく差は開く。

韓国台湾もあるのだよ。女性と子どもの問題に関しては日本は超後進国

男性性被害は、女性よりさらに表に出ないようになっている。



他にもいろいろ理由はあるので、これ(http://d.hatena.ne.jp/manysided/20090821/1250819132)を読んでから言ってください。

疲れる。わるいが頭わるすぎる。


だいたいね、先進国の調査は、どこも同じような割合で被害の多さの調査結果が出ている。日本もいろいろ調査結果はあるけど、大きく離れてはいない。

日本だけ違うという根拠は何もない。むしろ日本はヤバイという証拠だらけだよ。そんな不名誉な証拠に自らがなっていることに気付いたらどうだろう。

暴力、という意識が低すぎる。

まいまい 2009/12/01 11:51 はじめまして。
こういう人にはやはりちゃんとした数値を見せたほうがよいのかなと思うんです。
たとえばドイツと日本の性的被害発生率の比較研究(ほとんど差がない)
http://anond.hatelabo.jp/20091109125439
とか、
内閣府の調査ではレイプされたことがある女性の割合は7.3%もあるけどそのうち警察に相談したのはたったの4.1%(暗数が96%)であることとか、
http://anond.hatelabo.jp/20091109125439
国によって暗数が違うこと(米国でのレイプの暗数は60%)であることとか。
http://anond.hatelabo.jp/20090623153224
認知件数しか知らずに日本は性犯罪が少ない平和な国だと主張する人にはこういう数値をしっかり啓蒙していくべきだと思います。

manysidedmanysided 2009/12/01 22:55 まい様

はじめまして。ようこそおいでくださいました。

資料のご紹介ありがとうございます。
ドイツとの比較、また暗数の違いは知りませんでした。
教えていただいて助かります。

多いんだよ、と言うのはつらいですが、がんばって言っていかないと、変わらないようですね。

韓国の取組みは欧米よりも先進的な面もあるようです。多いというよりも、それが把握されている、ケアとサポートが得られるという差かと。
日本は加害者への処罰が甘すぎるので、韓国以上にひどいことになっているのではと個人的には思っています。悲しいですが・・・。

いつかエントリに書こうと思っているので、とても参考になります。ありがとうございました。

RR 2009/12/01 23:32 議論が噛み合ってないようなんですが、

http://blog.livedoor.jp/entertheotaku/archives/51697322.html
(自分は↑のblogの人ではありませんが、意見は同じくします)

多い少ない、あるいはそもそも論を議論するのも大事ですが、そのときに何ができるようになっているべきなのか、というのを訓練するのも同じぐらい大事だと思います。

その時の恐怖で動けないんだ! 声も出せないんだ! とおっしゃりたいように読めますが、これは訓練でどうにかなるものです。一般論として、動物(人間も含め) は認知の限界を越えた恐怖に襲われると頭がマヒしたようになって何もできなくなることが知られています。これに対処するには、やはり訓練しかありません。

911の時にモルガンスタンレーの社員を必死で避難させた軍上がりのセキュリティ担当の方のエピソードなんかが有名ですね。

と、いうわけで、自分も他の対策と共に、危機にさらされた際の対処意識向上のための訓練を、できれば義務教育の中で行うぐらいの方が良いと思っています。

例えば、曾野さんに対するエントリについても、夜中に出歩くのはやめた方がいいなんてのはセキュリティとして当たり前の話です。それを「女性の活動制限」なんて捉えてるようでは、ねぇ。あと、件の産経のエントリで、「7割の近親者によるレイプ」の話なんか、してないと思いますけど。7割を解決するまで3割の議論はしちゃいけないんですか????
(関係ないですが、うちは近所にハッテンバとして有名だった公園がございまして、男でもセキュリティを意識して行動しています(笑))

そこらへん、どうも現実的なお考えをお持ちになったほうが良いように思います。誰が何を言ったとかみつくだけでは、世の中は良くなるように思えません。

manysidedmanysided 2009/12/02 06:57 Rさん

自衛するなとは言っていません。
仮に女性が夜道を出歩かなくても、服装も気をつけても、犯罪はなくなりません。昼間や侵入しての犯罪が増えるだけでしょう。

また、議論がかみあっていないということですが、この場合、相手の価値観や品性、そして論理的思考レベルを考えた方がよいかと思っています。

以降のコメントはご遠慮願います。

y_arimy_arim 2009/12/02 12:57 Rさんはすでに退場命令を受けましたが一応突っ込んでおきますと、仕事の都合などで夜中出歩かねばならない女性は大勢います。それを無視して「出歩かないのはセキュリティ上当然」もないでしょう。夜中出歩いても問題がなくなってはじめて、日本の治安はいいと言えるのではないでしょうか。
さらに付け加えますならば、「女性は夜中出歩かず(出歩くような職に就かず)家にいるべき」という固陋な価値観との共犯関係も指摘できます。いかがでしょうか? もちろんmanysided氏のおっしゃるように、家庭や学校など閉鎖的な空間・人間関係においても、いやそのほうが性犯罪は起こりやすいわけで、いったいどう「自衛」すればよいのやら、という話にもなりますが。
あと「ハッテン場」については、ゲイへの差別意識丸出しですね。男と見たら見境なく襲うもの、という認識に立たねばそこで「自衛」の語は出てきませんから。

manysidedmanysided 2009/12/03 02:51 y_arim様、コメントありがとうございます。
またリンク先でのコメントもお疲れ様です。

仰るように、仕事でも学業でも、夜に出歩かなくてはならないことがあるのに、それを疑問視しないのは変ですよね。
疑問視するとしても、それをやめるべき、というのも、女性封じ込め作戦で、時代にそぐわないとつくづく思います。

また、家庭、家族というものの幻想も、おかしいとつくづく思います。

「ハッテン場」という言葉は初めて知りました。“男でもセキュリティを意識して行動しています(笑)”とありますが、
有村さんが仰るように、“男と見たら見境なく襲うもの”と決め付けていてゲイの方に失礼ですね。
また、“(笑)”と茶化すような表現で、日常的な脅威と思っていないのだな、無責任だなとつくづく思います。

2009-11-29 性犯罪を容認する発言を許す産経新聞へ抗議しました このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

11/25 水曜日、産経新聞の「オピニオン」という記事で、曽野綾子氏がとんでもないことを発言しています。

文章全体が、あまりに非論理的で、つっこみどころが満載なのですが、

曽野綾子氏、ノック事件から10年、全く認識が変わっていないようです。


ノック事件のときは、被害者の女性が

「すぐにその場で」「キャーッと大声で」「叫ばなかった」ことを平然と非難し中傷していました。

共感能力もなく、そういった経験のない女性にはわからないのでしょう。

実際には声も出ないほど驚愕し恐怖を感じるということが。


この記事、読めば読むほど、非論理的です。

一瞬、認知症の前兆なのだろうかと本気で考えたくらいです。


問題の記事はこちら→http://livedoor.blogimg.jp/teranews/imgs/f/2/f20c16eb.jpg

産経新聞 オピニオン 「用心するということ」


曽野綾子の透明な歳月の光


  外出時間やスカート丈・・・結果に責任


 警察が、夜11時以降の公園の立ち入りを禁止するという条例を作ろうとしたら、それは「憲法に違反する」と若者からの突き上げがあった、という。

 警察は「憲法に違反しません」と言う。警察がこういう防止策を講じようとしたのは、もちろん最近残酷な犯罪が起きているからだろう。

 もちろん決定的に悪いのは犯人だが、被害者の遺族の気持ちを考慮せずに言えば、最近の日本人は、用心するということをしない。大学生がアルバイト先から、暗くて自分でも気味が悪いと思うような夜道を歩いて帰る、ということが本来は常識外なのである。


 アラブの保守的な国なら、娘たちは、毎朝父か兄かに送り迎えをされて登校する。1人で外出したり、外国へ旅行したりすることは、考えられない。欧米の国でも夜道を1人で女性が歩いたりすることは非常識な行動だと、なぜ日本では教えないのだろう。


 今でも忘れられないのは、いわゆる「基地の町」の駐車場で、夜半過ぎに1人で歩いていた女性が米兵に襲われて殺された事件である。

 もちろん襲った米兵が悪いのだが、午前1時過ぎに基地の近くを1人で出歩く女性は、性的商売をしていると思われても仕方がない。それは日本以外のほとんどどこの国でも示される反応だ。


 基本的な行動の自由と、自衛の手段を講ずることとは、全く別の次元である。というか、行動の自由を口にするなら、十分すぎるほどの用心や、世界的常識を学ぶことができなくてはならない。

 ヨーロッパ在住の日本人が驚いているのは、日本の女子校が、どうして制服にあんな短いスカート丈を許すのか、ということである。あれでは男たちに手を出してください、といわんばかりですね、と彼らは言う。


 先日パリのデパートをのぞいたら、果たして最新ファッションが並んでいた。しかし町行く人たちは、保守的で質素な服装ばかりで、私はすこしがっかりしたのだが、

 「午前中から最新ファッションの人なんかで歩きません。そういう人は夜遅くです」

 「ほんとうに最新流行を着こなすお金持ち階級は、車に乗って移動するんです」

という2つの返事で納得させられたのである。


 太ももの線丸出しの服を着て性犯罪に遭ったと言うのは、女性の側にも責任がある、と言うべきだろう。なぜならその服装は、結果を期待しているからだ。性犯罪は、男性の暴力によるものが断然多いが、「男女同責任だ」と言えるケースがあると認めるのも、ほんとうの男女同権だ。


 親の庇護の下、学校の責任下にある間は、両者とも外出時間やスカートの長さに口を出し、常識を教えて当然だ。それが嫌なら、経済的に自立した上で、どんな結果も覚悟のうえでしなさい、と私なら言いそうである。

突っ込みどころは沢山ありますが、

曽野綾子氏の主張は、女性の社会生活を限りなく制限しろと言っているようなものです。

父や兄に迎えに来てもらうことを推奨していますが、一人暮らしの場合はどうなるのか。

父や兄がいない家庭は?とはてしなく疑問がわきます。


また、“太ももの線丸出しの服”に対して異常な憎悪を感じますが、

どういう服装をしようと、襲ってくれなんて誰も頼んでいないのです。

レイプファンタジーを持っている女性は一部ですし、そういう女性も、実際に襲われることは望んでいないのです。


どういう人であっても、犯罪に遭っていい人なんていません。

暴力でしかないのです。

性暴力を、あって当たり前とするのは、間接的に容認していることになります。

加害行為である暴力をなくすよう働きかけるべきです。

被害者は全く悪くありません。

悪いのは、加害者です。


何より、性犯罪は、性欲が原因ではありません。

支配したい、征服したいという歪んだ考えで、

性を使った暴力により被害女性に最大限の屈辱を味あわせ、優越感に浸るのが目的です。

性欲は手段にすぎません。


実際に、受刑中の性犯罪者を対象に行なった調査では、

「きれいだから」「挑発的だから」という理由ではなく、

「おとなしそうだから」「弱そうだから」「人に言わなさそうだから」が圧倒的です。


さらに、夜道の一人歩きの女性への見知らぬ男性による犯罪のみをレイプと捉えているようですが、

実際には、加害者は、7割から9割が、見知っている人によるものです。

それをどのようにして防げというのか。

あまりに無責任です。


また、子どもが被害に遭うのは、圧倒的に実父、継父が加害者の場合が多いのです。

次に兄弟、親戚、教師や近所の人、となります。「父や兄」が安全な人ではないのです。

家庭こそ危険な場所という認識を持つ必要があります。

(これはまた別エントリで書きます)


この記事を書いた曽野綾子氏、そしてそれを掲載した産経新聞は、

勉強不足、認識違いとしか言いようがありません。

早速、抗議しました。


http://sankei.jp/inquiry.html#Articlesによると

記事に対する要望感想等のメールは以下のアドレスです。

u-service@sankei.co.jp


抗議していただける方、ご協力をお願いいたします。



<11/30追記>

関心持ってくださりそうなところにトラックバック送ることにしました。

なぜなら事実を知ってほしいから。

でも抗議に協力しろというわけではないので、トラックバック受け取った方、ご安心を。


下記のブログトラックバック送りました。

◆フランチェス子の日記 強姦するのが男の性なら去勢するのが自己責任でしょ

火星人blog  懐古主義との抱き合わせ販売は止めて欲しいですな

◆DDC blog 産経の「結果に責任を」記事

◆WebLab.ota 重み付けと自己責任

◆なにがしの日和見雑感 ああ

◆どろの日記 曽野綾子の目は節穴か

◆陽だまり、猫だまり。 とんでもない虚言をまき散らす、産経論壇上の曽野綾子

◆ 美しい壺日記 ◆ 曽野綾子「被災者は甘えるな」

■カワタカ技研ココログ工場■宗教右翼の跳梁跋扈

■Ohnoblog 2■曾野綾子とミニスカート

■地を這う難破船■マッチポンプはどこまでも

■地下生活者の手遊び■男性ジェンダーと加害性


<12/2〜付記>※順次追加します

シートン俗物記◆男は夜道で刺されても当然

キリンが逆立ちしたピアス◆ミニスカ論争

◆Non-Fiction(Remix Version)◆慎ましくすれば被害に遭わない? 馬鹿言ってんじゃないよ


factory真面目な話

経済学101◆ミニスカートが悪いのか

◆bye bye blackbird@Hatenaスカート丈。

◆12/3過ぎ去ろうとしない過去◆

「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別


◆12/3みやきち日記◆

ミニスカートが作られた目的は、誘惑じゃなくて税金対策


◆隠フェミニスト記(仮)◆

【曽野綾子】ミニスカ論争〜被害者語り【まとめ】

はてな匿名ダイアリー

http://anond.hatelabo.jp/20091203211034#曽野綾子のコラムのパロディ


あわせて読みたい素敵な記事>

◆Gazing at the Celestial Blue ◆

危険な動物は管理が必要です

◆村野瀬玲奈の秘書課広報室◆

強姦についての俗論を分析し、「強姦予防法」試案を小声で提唱してみる。 (追記5まであり)

<当ブログ関連過去記事>

何の“芽”を摘むのだ?

防犯を呼びかけるのが警察の仕事なのだろうか

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/11/29 11:41 性犯罪被害者は見た目の服装が大人しくて地味な、慎ましい人が狙われるのは分かりきった事です。
性犯罪者は襲うのが楽な相手を選びますから。
大胆な性的アピールをしている女性を襲ったら同伴や交友関係のある男友達や恋人から報復されかねませんからね。
報復の心配のない相手を一方的に蹂躙するのが性犯罪に限らず、暴力犯罪の構図でしょう。
イスラム圏の女性みたいにブルカでも着るのが最も安全との「脳内治安維持の妄想」が「正当派保守思想」に多いのはどうしたものでしょうね…。

manysidedmanysided 2009/11/29 23:31 BLACKBIRD さま、初めまして。
コメントありがとうございます。

>報復の心配のない相手を一方的に蹂躙するのが性犯罪に限らず、暴力犯罪の構図<

そうですね。ゆがんだ支配欲でしかないです。
そんなことをして何になる?と正常な人は思うはずなのですが、そうでないのが暴力をふるう側になるのでしょう。

「脳内治安維持の妄想」「正統派保守」、まさにカギカッコが必要ですね。
彼らの感覚は独特で理解不能です。

portulaca198portulaca198 2009/11/30 19:41 お久しぶりです。

性暴力に関する曽野綾子氏の認識のダメダメさについて、manysidedさんやブクマ欄やコメント欄の大部分の方々と同様の感想を持ったのですが、それとは別にヨーロッパ在住日本人という立場から一言。

「ヨーロッパ在住の日本人が驚いているのは、日本の女子校が、どうして制服にあんな短いスカート丈を許すのか、ということである。あれでは男たちに手を出してください、といわんばかりですね、と彼らは言う。」

私も、私の知り合い(日本人、外国人、現地人問わず)も含め、そんなこという人はいませんよ。
そんな発言をしたら公の場でも、私的なおしゃべりでも非難や嘲笑の的となるだけでしょう。
曽野綾子氏のお知り合いの方々(何人いらっしゃるのかは知りませんが)の方が一般常識から外れた少数派です。
それをまるで「ヨーロッパではそれが常識」みたいに言ってほしくないです。


ブログデザインを模様替えされたんですね。
紅葉、いいなぁ。
こっちの木々も一応紅葉しますけれど、日本みたいに鮮やかに色が変わるものは見たことないです。
それはそれでまた風情があるんですけどね。

manysidedmanysided 2009/11/30 22:58 portulaca198 様、コメントありがとうございます。

>私も、私の知り合い(日本人、外国人、現地人問わず)も含め、そんなこという人はいませんよ。
そんな発言をしたら公の場でも、私的なおしゃべりでも非難や嘲笑の的となるだけでしょう。<

やはり!!そうですよね!
そもそも、なぜヨーロッパ在住の「日本人」を持ち出すのか意味不明です。
曽野綾子氏と同類の方がたまたま日本ではなくヨーロッパにお住まいなのだろうと思っていましたが、やはり!!

>「ヨーロッパではそれが常識」みたいに言ってほしくないです<

portulaca198 様のように、ヨーロッパ在住の方にも、ヨーロッパの方にも、迷惑な表現ですよね。

他にも、この文章、あちこちを否定しまくっていて、疲れますよね。


また、ブログデザイン、言及いただき嬉しいです^^

>こっちの木々も一応紅葉しますけれど、日本みたいに鮮やかに色が変わるものは見たことないです<

おお、そうなのですか。木の種類も違いますものね。
銀杏はアジアに多くて、欧米にはあまりないとかいう説もどこかで聞きましたが(違ったらごめんなさい)、紅葉もそうなのでしょうか。
紅葉シーズン特集、テレビなどでやってました。近所の公園くらいしか行ってないので、いいな〜と思うのは私もです^^

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/12/01 16:38 済みません、自分の今年一月のblog記事を貼らせて頂きます。
スカート丈。 - BYE BYE BLACKBIRD@Hatena
http://d.hatena.ne.jp/BLACKBIRD/20090123/1232681476
「保守本流」の方々は多分こう言う考え方の教育者が多数いらっしゃる学校で「保守本流の崇高な精神性」を学ばれてるから不毛なミニスカート論争が起こるのではないかと…。
都会の非人間的な寿司詰めラッシュ状態の通勤列車や通勤バスでは、異性同士の肉体接触が不可避で、痴漢問題に発展するので、そう言う意味ではミニスカートの是非は問われてもいいでしょうけど、大したラッシュ通勤も無い地方で、ミニスカートは盗撮犯罪以外はリスクは無い様に思われますが…。

欧州だとミニスカートの是非論争は英国が有名です。
らばQ:「女子中高生のスカートが短すぎる!」スカート禁止でズボン着用に…イギリスの名門校
http://labaq.com/archives/51269049.html

英女子生徒100人が「制服のミニスカート禁止」撤回求め授業ボイコット。 - livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/4214200/

XYZXYZ 2009/12/01 17:13 つらつら考えるのですが、曽野さんの言う事は一理あるのでは?
人には道徳や倫理、品性があるから人間だと思うのです。
スカート丈も行き過ぎると「これはファッションだし〜」ではすまないレベルだと考えます。
ファッションにおける品性(その型化したものが道徳・倫理)は公共の環境を性的本能を助長するファッションで汚染するのを防ぎ平和を保つ伝統知であるとともに、
個人レベルのことで言えば女の人を守り男の人の本能を抑えつつ理性的に振舞わせる伝統知です。
男女お互いが理性的に振舞うことは、男の人だけに理性を求めるのでなく女の人も気をつけないといけない事は多いはずなんです。

ただ今の女の人は戦後のアメリカ的市場経済の発展と戦後のアメリカ的自由主義・個人主義によって、そうした伝統知を束縛ととらえてしまうきらいがあったのではないでしょうか?
家に鍵をかけずに外出して空き巣に入られたら阿呆なように、性犯罪にもそれは通じる部分があると思います。

性犯罪者が許されざる存在なのは自明のことですし最近一層の抑止強化を日々感じています。もっと強化してもいいくらいです。
と同時に男女共に道徳・倫理・品性という、自由とコインの裏表出なければならない伝統知の低下を反省すべきでもあると思うのです。
私としては良識的過ぎるくらいのことを言ってるつもりなのですが如何でしょう?

まいまい 2009/12/01 19:26 XYZさん。
あなたこそ性暴力をふるわずに我慢することを「束縛」と捉えていらっしゃるのではないですか?
道徳や倫理、品性がある人間であればそもそも性暴力をふるいたいなどという欲望は持たないので、そんなことをいちいち「束縛」だとは感じないのですが。
性暴力をふるいたいという欲望が当たり前にあるという方は、人間未満の方だと思われますので、そんな方の「人権」など考慮する必要はないでしょう。
動物愛護の対象にはなると思いますのでむやみに苦痛を与えてはいけないかと思いますが、所詮人間に害を与える害獣、隔離されるべき存在であるとは思います。
どちらかというとあなたは害獣の権利を保護するために人間の権利を縮小すべきだと主張する狂信的動物愛護団体の立場に近い物言いのように思えます。
確かに一見良識派に聞こえますが……あなたが害獣の被害をまったく受けない立場からおっしゃっているのならとんだ欺瞞でしょうね。
もし自分も被害を受ける可能性があるけれど自分は害獣が可哀想だから我慢しますというのならそれは構いません。けれどそれを他人に押し付けないでください。

manysidedmanysided 2009/12/02 06:35 BLACKBIRD様、コメントとブログの紹介ありがとうございます。

「保守」とされる方々には困ったものです。
どういう服装だろうが、してはいけないのです。

仮にミニスカート廃止にしたところで、犯罪はなくなりません。

manysidedmanysided 2009/12/02 06:40 XYZ様

>男女お互いが理性的に振舞うことは、男の人だけに理性を求めるのでなく女の人も気をつけないといけない事は多いはずなんです<

現状、女性のみに注意を呼びかけているのが問題だと思います。
仮に女性が全員夜道を歩かない、肌の露出ゼロの格好をしても、今度は自宅侵入などの犯罪や昼間の犯罪が増えるだけです。

自転車に鍵をかけ忘れて盗まれても、被害者が悪いとは言われず、盗んだほうが悪いと言われますね。
お金持ちだから強盗や窃盗にあってもしょうがない、なんて言われないですよね。お金持っているほうが悪い、とは。

性犯罪だけ、被害者が悪いとされるのは、どうしてなのかをお考えになってください。

>私としては良識的過ぎるくらいのことを言ってるつもりなのですが如何でしょう?<

申し訳ないですが、良識的とは到底思えませんので、価値観が違うのでしょうね。以降のコメントはご遠慮願います。

manysidedmanysided 2009/12/02 06:53 まい様

コメントありがとうございます。はあ〜と脱力していたので、励まされました。
私もつくづく思っていることなので、くすくす笑いながら読みました。

>性暴力をふるいたいという欲望が当たり前にあるという方は、<

ここが問題なのですよね。
まともな人はそういうことは思わないので、自分の考える「男らしさ」の歪みを正してほしいものだと思います。

まい様が仰るよう、自分が被害を受ける可能性がないからこそ言えるのでしょうね。実際には男性も多く性被害にあっているわけですが。

XYZさん、あなたのような考えの人には、札でも首から下げて歩いてもらえると女性は自衛しやすくて助かります。

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/12/02 11:08 イスラム圏の様なブルカで「重武装」しても、女性は性犯罪から逃れられない訳ですし。
「保守本流」の方々の考え方は、個々人の「表現の自由」より、「政府・為政者の統治のし易さ」を何よりも重要視します。
肌の露出が減る=異性として意識しない=性を巡る社交要素が減って、制御し易いロボットの様な従順な社会集団の醸成が成立ってのが目標なので…。
ミニスカートを見て、異性の魅力的下半身大腿部の露出を見てどぎまぎする程度なら単なる「文化・価値観の衝突」ですが、結局は政治闘争である事を意識しないと正当な価値観の説明に終始している内に、統制派に政治を牛耳られ、表現の自由を喪う可能性は常にありますね。
保守本流の人々の言う「日本民族の美しき歴史的伝統」ってのは殆どが明治以降、遡って精々江戸時代の習俗止まりですし。

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/12/02 11:18 西欧社会の社交のフォーマルドレスだって、スカートの裾丈は長いですが、背中はガバーッと開いているのが主流、場合によっては胸元が谷間の露出も含めかなり際どい露出も当たり前ですよね…。
要するに「不謹慎か不謹慎でないかの価値判定」は、宗教や政治の指導層・支配層の見識如何に関わってるだけなんですよ。
権力の無い者/一般国民/庶民が自由な服装をしようとするだけで、政治闘争になってしまうのは、歴史の必然ですし、闘争が必要がない程、日本社会は進化してないのでしょう…。
保守本流の方々の統制の考え方の傾向は歴史的にはこんな感じで…。

奢侈禁止令 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%A2%E4%BE%88%E7%A6%81%E6%AD%A2%E4%BB%A4

manysidedmanysided 2009/12/03 02:40 BLACKBIRD様コメントありがとうございます。

仰るように、たとえ露出が全くない、イスラム圏のような格好をしても、夜道を歩かなくても、犯罪はなくなりません。昼間や侵入しての犯罪が増えるだけです。
昼間も歩くな、自宅には警備員を雇え、ということでしょうか。(そうすると警備員になりすます犯罪者が増えそうですが)

…という具合に、限りなく社会生活が制限されていってしまいます。自衛で防ぐのは無理です。

フォーマルドレスは、本当に背中が開いていますよね。それが普通とされているのに、これいかに?と思います。

保守派は、BLACKBIRD様が仰るように、
“「政府・為政者の統治のし易さ」を何よりも重要視”しているのでしょうね。
こういう方々に同調する危険性を考えてほしいものだと思いました。

庶民レベルでは、日本の家父長制の歴史は実は浅くて、明治以降なのに、保守派は「日本の伝統」と言っているのが、私も不思議でなりません。

リンク先のご紹介ありがとうございました。
なんでもかんでも統制しようというのは、戦前の危険な思想よりで私も怖ろしいです。

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/12/03 10:35 曽根綾子氏はキリスト教のカソリック教徒です。
彼女の言う「日本人の保守本流」=「日本社会での倫理至上主義のキリスト教価値観」を意味します。
彼女の考え方は欧州のキリスト教保守派の価値観その物です。
明治時代に日本社会を欧米の先進工業社会追い付け追い越せの文明開化の時に日本人が雇った「先生」=「御雇い外国人」のキリスト教保守的な価値観がどっぷり、「日本の伝統の保守」と名前を変えて今も息づいています。
結婚式で、神道に神前結婚式が登場したのは明治以降で、キリスト教の結婚式のスタイルを借りて成立しているのは余りにも有名です。
「美しい国日本」とやらの精神の支柱「神道」だって、キリスト教の影響を受けまくりですから、そらー、後は推して量るべしです…。
日本の倫理の押しつけの多くはキリスト教保守派の「倫理/モラル」の受け売りと思っていいと思います。

alan_smitheealan_smithee 2009/12/03 23:16 私も曽野綾子の暴言に非常な怒りを感じました。思うにこういう右翼は、若者が自分からミニスカートを穿くことはよく思わない癖に、下着検査で生徒が教師に下着を見られようなことは肯定するのでしょう(このことは、芹沢氏の「引きこもり狩り」に書いていました)。こういった恥ずかしめにあうことを思ったら、「経済的に自立してどんな結果も覚悟のうえで行動する」ことの何と簡単なことか。こういった教師の下着検査のほうが、「教育のために、お前たちの為を思って」という「善意」で子供たちを苦しめている分だけ、レイプ以上に悪質であると考えます。

更に悪質なことに、こうしたクソ右翼に限って、若者が性に関心を持つことをよく思わない癖に、若者が異性に関心を持たず結婚しないことについてはよく思わないものです。子供のころは「勉強しなさい」と言い続け、ある年齢になれば、勉強して培った能力や地位など一顧だにせず「結婚しなさい」と言って、異性に関心を持たないことを悪く言う。

こうした矛盾こそが若者を苦しめているのだということに右翼は気付かないのでしょうか?どんなに厳しくてもモノサシが一本なら人は焼かれながらでもついてくるものです。逆にいえば、こうした矛盾する大人の言葉は、エリック・バーンのいうように子供にとって非常に辛く過酷なものです。
ttp://society6.2ch.net/test/read.cgi/gline/1202489810/235

manysidedmanysided 2009/12/04 03:31 BLACKBIRD様

コメントありがとうございます。

明治維新以降の富国強兵などのさまざまな政策が現代日本人の意識に、悪影響をもたらしていますね。例をあげると、産めよ増やせよ的な発想、家父長制と母性神話、イエへの信奉、夫婦別姓反対などキリがないですが。これがDVや性暴力、子どもへの虐待へと密接につながっています。

神道やお寺の関係と明治維新以降の国策はどこかで聞きかじったことがあるのですが、キリスト教との関係は知りませんでした。納得です。
貴重な情報ありがとうございました。

保守はどの国でも同じような主張をしているようですが、それを支える思想はもはや何が原因か本人たちはわかっていないようですね。要は男尊女卑を維持したいのだろうと私は思っています。

manysidedmanysided 2009/12/04 03:39 alan_smithee 様、初めまして。
コメントありがとうございます。

つくづくダブルスタンダードはよくないと私も思います。教育する側の大人の教育が必要だと思います。矛盾したメッセージを抱えて生きることと、まちがった情報をメディアから学んでしまうことの悲しさと怖さを感じます。

>更に悪質なことに、こうしたクソ右翼に限って、若者が性に関心を持つことをよく思わない癖に、若者が異性に関心を持たず結婚しないことについてはよく思わないものです。<

そうなのですよね、ガチガチの純潔主義だけでなく、
娘に「ムシがつくのは許さん」と鼻息荒くしている父親たちも、娘が25やら30やらになると今度は「誰かいないのか」と焦りだしてうろたえる話は巷に転がっていますし、もうどうしたものやら。

またエリック・バーンのことをお教えいただいてありがとうございました。
エリクソンのお弟子さんなのですね。エリクソンのライフサイクル説には非常に頷かされます。
エリック・バーンのことも勉強しようと思います。

kanayVckanayVc 2009/12/04 07:53  まあまあ、みなさん、落ち着いて。
 みなさんの個々の主張には全く異論ありません。確かに、性犯罪被害になりやすい女性の類型に関しての右翼連中の誤解やら、奴らのダブル・スタンダードやら、そういったものはあるでしょう。私も(すみません、ジェンダー的にもセックス的にも男性です)妙な保守的心情を押しつけてくる奴らには虫唾が走ります。

 とはいえ、この記事に対するはてなブックマーク(?)での反応は―たいへん口は悪く、あまり読んでて愉快になるものではないですが―残念ながら、基本的には要点をついていると思います(私から反論したい点も一部ありますが)。ブログ主さんの曽根綾子に対する反応は、彼ないし彼女(ブックマーク主)が言うように、おそらく過剰反応であり、元々ないところにあえて敵を作って叩いているというところが、残念ながら、あるような気がいたします。
 失礼な言い方をすれば、独り相撲。S社の文章から読み取れる限りでは、曽根綾子氏は、性犯罪者を許容しているだとか彼・彼女らへの情状酌量の余地を認めているようには、私には思えませんでした。曽根綾子が「女性にも責任がある」などという頓珍漢なことを最後に言ったおかげで議論が紛糾していますが、新聞記事の前半を恬淡と読む限りでは、「鍵をかけないと泥棒に入られるんだから気をつけようよ」という至極まっとうな主張以上のものは、少なくともこの文章から読みとれる限りでは、していないような気がするのですが…
(まあ、私が曽根綾子という人、あるいはS新聞の暴発ぶりに対するリテラシーを有していないからこんな甘いことが言える、のかもしれません)


 曽根綾子の妙な部分的な主張をのみ取り出してやり玉にあげるというのは―これに類したことはしばしば行われていることとはいえ―、政治戦略としてもそんなによくないのではないでしょうか。味方になり得る人々、つまりこれまでフェミニズムのジャーゴン・しきたり等に慣れていなかったが、潜在的には共感する要素を持っている人々、を巻き込む機会を、逸してしまいかねないのではないでしょうか。
 そんな感じでちょっと危惧したところがありましたので、門外漢ながら書きこんでみました。勘違い等ありましたら―絶対あると思う―是非お知らせください。私ももちろん、よくわかってねー野郎ですので、みなさんから学びたい、学ばせてください。
 最後に、これでも私は一応フェミニズムの味方のつもりです…

BLACKBIRDBLACKBIRD 2009/12/04 09:40 女性に対する性犯罪被害に伴う二次被害/セカンドレイプに対してははもっと声を上げるべきだと思います。
多くの人々は、女性が性犯罪被害を受けると社会的に抹殺されると言う事実を認知していないか、目を瞑っています。
性犯罪被害者の女性に対する社会の仕打ちは、準えるのが不適切で申し訳ないのですが、分からず屋ばかりなので、敢えて申し上げますが、男性が女性に対して痴漢容疑を一度掛けられと例え冤罪であっても、性犯罪加害者として「社会的に抹殺」されてしまうのと同じです。
実は男性原理だと、極論ですが、男性自身が性犯罪被害に遭っても、汚れた存在として扱われず、却って世間の荒波に揉まれた勲章として扱われる位の価値観が有りますから。
その手のハードボイルド的な小説・劇画の類のお約束の価値観です。
それが、マッチョ主義の価値判断です。
だから、性犯罪被害の救済を求める側の意見と自身がレイプされても勲章位にしか思わない側の意見では、かみ合わないのも当然です。
女性性犯罪被害者が性犯罪被害のみならず、傷物として、社会から排除され、被害者自身も「自己責任/己が過失」として、自身を延々と責め続ける事に成るのですから。
「痴漢冤罪で社会的に抹殺は不条理云々」と言う論陣を張る男性は当然「性犯罪被害者の女性への不条理な社会的抹殺」にも注意を払い、出来れば援護の論陣を張るのが筋でしょう。
社会的抹殺どころか、場合によっては性犯罪被害者の女性が「処分・処刑される国・地域」も少なくはないですが。
世界は支配する人間による非情で不条理な支配で成り立ってますが、その支配に服従し荷担するか、それとも不服従して、荷担しないかと言うそれだけの事です。

manysidedmanysided 2009/12/05 23:28 kanayV様、コメントありがとうございます。

本質は犯罪に遭う前の予防ではないのです。
実際に被害に遭った場合の、性犯罪と他の犯罪を比べてみてください。
たとえ家に鍵をかけていなくても入った泥棒が悪いと言われます。
自転車の鍵をかけ忘れて盗まれても、盗んだ方が悪いと言われます。
ですが、性犯罪では、ふしぎと被害者が悪いと言われます。

また、お金持ちだから、盗まれても辛くない、訴えるな、とは言いませんね。
うっかり他人の目に付くところにお金を置いていて盗まれても、盗んだほうが悪いと言われます。
ですが、性犯罪は違います。
小さい子ども以外は非難されます。「そんな時間に出歩いて」「酔いつぶれたほうが悪い」「男と飲むほうが悪い」と言われます。

ここの差を考えられれば、曽野綾子氏の言っていることが性犯罪擁護でしかないとお気づきになると思います。


性犯罪以外に、強盗やひったくりもありますし、自衛は大切です。
が、あくまでも自発的にするものであり社会から押し付けられるのはおかしいと思っています。

また、ここが大事なのですが、
自衛で自分のリスクは減らせます。ですが犯罪者は闊歩しているのだから自分以外に被害者は出ます。出続けます。刑務所に入るか死ぬまで。貴方が思っているよりもずっとずっと多いです。
被害者を責める社会構図により、被害者は訴えられないです。私は訴えた後の辛さを知り尽くしています。よけいに何重にも傷つけられました。正直、訴えない方がいい、としか言えません。おかしな社会です。

それによりどうなるか。
犯罪者が犯罪を繰り返しやすい環境を作り出すだけです。犯罪は増え、暗数も増え続けます。
社会風潮によりどんどん加害者がうみだされやすくなり、一人の加害者は何百人もの被害者を出します。
被害者を責める構図が悪循環をうみだすのです。
つまり、意識が性犯罪の一番の原因です。

manysidedmanysided 2009/12/05 23:37 BLACKBIRD様、コメントありがとうございます。

仰るとおりだと思います。
肉体的被害も精神的被害もなく、社会的ダメージだけ、と言うと失礼ですが、
冤罪の中でも、痴漢冤罪のみ騒ぎたて「女は嘘つき」という風潮をつくりだそうとする輩と根っこは同じです。
痴漢がなくなれば痴漢冤罪だってなくなるのですから、怒りをむける矛先が間違っています。

ですので、「冤罪」とされている事件でも、実は冤罪ではないと証明はできません。
どれだけ痴漢が多いかを考えると、そして痴漢が逮捕されても冤罪を主張するだろうと容易に想像できるので、あやしいものです。実際に無罪となったのに数年後、再犯したケースも判明しているだけでもいくつもありますね。

おかしな法定義と判例を勉強してきた司法関係者が実は一番意識が変です。
性犯罪の事実は、「被害直後の被害者の行動が被害者らしいかどうか」で決まります。
あまりにおかしすぎる判例がごろごろしています。

性犯罪者は自分こそが被害者だと思っています。
まさに今ネットでわめいている人たちのようです。

>世界は支配する人間による非情で不条理な支配で成り立ってますが、その支配に服従し荷担するか、それとも不服従して、荷担しないかと言うそれだけの事です。<

深いご理解ありがとうございます。嬉しいです。

alan_smitheealan_smithee 2009/12/06 22:43 曽野綾子の妄言の矛盾点は、探せば(いや探すまでも無く)いくらでも出てくるのですが、
恐らく曽野綾子と思想が共通しているであろう櫻井よしこが「プロ論」で、
如何に自分が夜遅くまで仕事に没頭していたかということを自慢げに書いていました。
曽野綾子のこの文章に照らし合わせれば、そのような櫻井よしこの行動は、
親に心配をかけてまで自分のエゴのために夜遅くまで会社で仕事に没頭し、
いつ帰り道にレイプされても仕方のない許されざる行為ということになると思いますがどうでしょう?
それとも櫻井よしこは「経済的に自立した上で、どんな結果も覚悟のうえで」
夜遅くまで仕事していたから許されるのでしょうか?

sonosono 2009/12/08 22:05 要人や高額な現金の価値を知るひとが警備を配置したくなるのと同じ理屈で、女性の足には価値があると知るひとが警備を促すのです。
本人としても警備そのものは不要ではないですよね。

その警備のやり方についてはいろいろ考えるべきだと思います。女性の社会生活に制限が発生するのは問題ですから。
そこで「ミニスカートのは警備力が低いという既成概念は妄想かも知れない」
これは批判するポイントとしてとてもおもしろいです。


ただ、その根拠がひどいです。
読み手をバカにしている印象すら受けます。

(1)
> 実際に、受刑中の性犯罪者を対象に行なった調査では、
> 「きれいだから」「挑発的だから」という理由ではなく、
> 「おとなしそうだから」「弱そうだから」「人に言わなさそうだから」が圧倒的です。

まず、おとなしそうとミニスカートを対極に置く意味が分かりません。
また、ミニスカートを挑発的とする意味も分かりません。

「おとなしそうなミニスカートの女性」は存在します。
「挑発的ではないミニスカートの女性」も存在します。
後者に関してはあなた自身がおっしゃっている事です。

> 「どういう服装をしようと、襲ってくれなんて誰も頼んでいないのです。」

ミニスカートを挑発的と言ってしまってはあなた自身が間接的に認めていることになりませんか。
ご自身で非論理的だと思いませんか。


(2)
> さらに、夜道の一人歩きの女性への見知らぬ男性による犯罪のみをレイプと捉えているようですが、
> 実際には、加害者は、7割から9割が、見知っている人によるものです。

これ関してはまったく違います。あなたはいったい何を見たのですか。

強姦:面識なし78.1%
(参考)http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/55/image/image/h005001001005e.jpg


以上から、残念ながら既存の「ミニスカートは警備力が弱い」という既成概念を覆す程の根拠を挙げきれていません。
「7割〜9割」に作為を感じて嘘つきと呼ぶもいるでしょう。

manysidedmanysided 2009/12/08 23:11 alan_smithee 様
コメントありがとうございます。お返事遅くなり申し訳ありません。
仰るとおりだと思いますよ。

いまどき、暗くなる前に仕事や学校から帰れる女性がどれだけいるのか。

曽野綾子氏と櫻井よしこ氏で、この件に対してディベートしてほしいですね。

manysidedmanysided 2009/12/09 11:10 sono様

警察は基本的に「強姦神話」とおりのものしか事件として扱いません。氷山の一角でしかありません。
相談機関に寄せられる相談(つまり安心して相談できるところ)では、7割から9割が顔見知りによる犯行です。

日本は安心して駆け込める専門機関が、先進国の中で唯一ないのですから、警察は現状を把握していない、しようともしていないです。欧米のみならず台湾にも韓国にもあります。



内閣府の調査
http://www.gender.go.jp/dv/pdf060424/h18report2-5.pdf

警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状  1http://d.hatena.ne.jp/manysided/20090723/1248379720

警察も検察も司法も、「正義の味方」じゃないという現状  2http://d.hatena.ne.jp/manysided/20090821/1250819132

防犯を呼びかけるのが警察の仕事なのだろうか
http://d.hatena.ne.jp/manysided/20090824/1251061622

以上お読みいただければお分かりになるかと思いますので参考にどうぞ。

alan_smitheealan_smithee 2009/12/21 23:37 こういったレイプの被害者になったときに、家族、特に保守的で権威主義的な家族が
子供の味方になることがないことは自明でしょう。
性暴力の被害に遭ったことを家族に打ち明けても、家族がうろたえて家庭の雰囲気を悪くして
自分が居づらくなるし、また親が子供ではなく世間の味方になって、
お前が悪いといったことを言うこともあります。
だからこそ、強姦の暗数もこんなに山のように増えるのだろうと思います。
一方で、こういった保守的で権威主義的な親に限って、「何でも話せる家族」などという
有りもしない幻想を振りかざすものです。

さて、児童ポルノ関連でこのようなエントリーがありました。
『権威主義的な親はしばしば十代の子供の性行動を規制しようとする。
おそらくは子供を<よりよい>人間にすると信じてのことだろう。
性機能障害専門クリニックは、こうした抑圧的な環境で育った露出狂やのぞき屋、
イタズラ電話常習者であふれかえっている。
(中略)
若者が性に関心をもつのは健全な成長の証にすぎないが、十八歳になるまで子供が性と無縁の存在であってほしいと
望む親もいる。厳格主義者のなかには、学校での性教育に反対する者すらいる。
皮肉なことに性犯罪者になるのは開けた態度で性に接する若者ではなく、
性的探求が不潔で悪いことだと教えこまれた子供のほうなのだ。』
ttp://daigamer.hp.infoseek.co.jp/

被害者の方の心情を考慮すれば、露出狂・のぞき・いたずら電話などの行為が許されないのは言うまでも
ありませんが、『被害者の気持ちを考慮せず(by 曽野綾子)』敢えて加害者の肩を持つことを書くことをお許し下さい。
いかにリベラルで左翼のアンファニストであろうとも、我が子の露出狂などの行為を容認する親は
居ないでしょうし、我が子が親の目の前でそういうことをすれば、
100人が100人どころか、100^{100}人が100^{100}人阻止するでしょう。

さて、そういった歪んだ性犯罪者に成り下がった子供も、日本でいう正月や、
冠婚葬祭等で親と対峙することがあります。
私は、『18歳まで性と無縁の存在』に親孝行にもなってあげました。
私は、『露出狂やのぞき屋、イタズラ電話常習者』などの性犯罪者に成り下がることはありませんでした。
私は、しかしながら30歳を過ぎてもなお(女性ではないとはいえ)『彼女いない歴=年齢』の『性と無縁の存在』の、
未婚子無しの負け犬に親不孝にも成り下がってしまいました。
そういう脛に傷を持つ身にとって、正月、帰省などは、人生にダメ出しされるだけの嫌な制度だとつくづく思います。
ましてや、性犯罪者に成り下がった私以下のスペック(親視点)の子供が、帰省して保守的で権威主義的な親と
対峙するのは、いったいどんな気持ちでしょうか?
そんな保守的で権威主義的な親を持った性犯罪者たちは、犯罪を犯す時点で親を恐れる気持ちはどれだけだったのでしょうか?

また、こういう保守的で権威主義的な親は、そもそも我が子が『性機能障害専門クリニック』
のご厄介になること自体、嫌な顔をするものです。
不妊治療という(親にとって)まっとうな目的があってすら、『性機能障害専門クリニック』に行っていることが
親バレでもしたら「私たちの孫をどうしてくれるのだ」とうろたえます。
ましてやセックスをうまく楽しめないなどの(親にとって)不純な理由なら、親からどう見られるかは
推して知るべしです。そうなればもし成人してからも親と同居すれば、
『性機能障害専門クリニック』に出入りすること自体も難しいでしょう。
なぜなら、保守的で権威主義的な親にとって重要なのは、
結婚・出産といった体裁であって、我が子が性生活を楽しく満喫しているかどうかでも何でもないからです。
だからこそ、結婚・出産を受験に置き換えれば、そのアンチテーゼとしてドラゴン桜に
『東大に合格してもしなくてもどっちでもいい』ということが書かれているわけです。
ttp://blog.chugaku-juken.net/article/81048396.html

manysidedmanysided 2009/12/22 04:41 alan_smithee様


保守が諸悪の根源であるのは間違いないです。

その他は、申し訳ないのですが意図がわかりかねます。
ご自分の問題は、こちらに書かれても困ります。
ご自分で解決なさって下さい。

ご自分の問題をぶつけられる方には、基本的にはお答えいたしません。
「コメントについて」をご覧下さい。
以降のコメントはご遠慮願います。

ただ一言申し上げますと、負け犬などと私は思いません。

tyokoratatyokorata 2009/12/27 17:22 manysidedさん

 はじめまして。

 ブログでコメントさせていただくのはこれが初めてですね。

 多分許していただけるとは思っていませんが、当方が貴女のブログ名を間違えて、見当違いなコメントをしてしまった事についてあやまらさせてください。どうもすいませんでした。

2009-11-28 レイプキットの謎 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

何度か過去記事で言及したのだけれど、

現状、レイプクライシスセンター(ワンストップセンター)がない日本では、

被害後、警察に病院に連れて行ってもらわないと、適切なケアが受けられない。

なぜなら、警察しか、レイプキット(証拠保全などに使うもの)を持っていないからだ。


適切なケアというのは、治療、証拠採取、緊急避妊など、ごくごく当たり前のこと。

(緊急避妊は警察によっては自分で後で行ってくれ、ということにもなっているようで問題)


そして、警察に連絡しても、その場ですぐに告訴の意思を明確にしないと、病院にも連れて行ってもらえない。


怪我をした人をそのまま放置することはないくせに、

どうして性犯罪はそういう扱いをするのか、悲しい。


あくまで噂にすぎないが、

公費で緊急避妊ができるということで、女性が嘘をついて警察に連絡することがあるから、と警察は考えている、ということを、あちこちで、複数の方から聞いた。

おいおい・・・そんな物好きがいるもんかね。何時間も警察に拘束されてまで??


と、かなりこの情報には疑わしさを感じていた私だったが、

最近の報道で、謎が解けたのだった。


http://mainichi.jp/select/today/news/20091122k0000m040114000c.htmlより転載(強調は引用者)

DNA型鑑定試料:全署に冷凍庫配備 警察庁方針2009年11月22日 2時30分 更新:11月22日 3時59分



 警察庁足利事件の教訓から、DNA型鑑定を実施した鑑定試料について、全国に約1200ある警察署全署にマイナス20度の冷凍庫を配備し、再鑑定に向けた態勢を整える方針を固めた。足利事件では、18年ぶりの再鑑定で菅家利和さん(63)の無罪が確定的になったが、試料が常温で長期間保管されていたため劣化の可能性があり、再鑑定の可否が懸念されていた。冷凍保存が進めば、再鑑定に耐えうる試料が増え、冤罪(えんざい)防止にもつながるとみられる。


 警察の捜査活動全般について定める犯罪捜査規範で、「血液、精液、唾液(だえき)、臓器、毛髪、薬品、爆発物等の鑑識に当たっては、なるべくその全部を用いることなく一部をもって行い、残部は保存しておくなど再鑑識のための考慮を払わなければならない」と規定され、DNA型鑑定試料もこれに基づいて取り扱われている。保管については、03年の鑑定運用指針で冷凍保存を求めている


 警察庁によると、鑑定に使用した試料は証拠の一部として、検察庁に送致することになっている。実際は、検察庁の委託を受けて各都道府県警で保管するのが一般的だ。各警察本部の科学捜査研究所にはマイナス80度の専用冷凍庫が設置されているが、容量には限界がある。そのため十分乾燥させたうえで、担当する警察署で常温保管しているケースが少なくないという。


 08年のDNA型鑑定実施件数は、全国で3万74件に上り、03年比で約26倍に増えている。常温保管される背景には実施件数の急増もあるとみられる。だが、保管が長期にわたれば、試料が腐敗するなど劣化する可能性が高い。足利事件では、常温保管されていた女児の下着からDNAを抽出して再鑑定できたが、試料が劣化して再鑑定できなければ、菅家さんの冤罪を証明することは困難だったとみられる。


 このため、警察庁は再鑑定に備えた環境の充実を検討。良好な状態で試料を長期保存できるとして、マイナス20度の冷凍庫を導入することにした。保管対象を試料自体にするか、抽出したDNAにするかなど、詳細は今後検討する。殺人などの凶悪事件以外にもDNA型鑑定を活用する捜査現場が増えていることから、全警察署への整備を目指す方針だ。【千代崎聖史】



 【DNA型鑑定】


 DNA塩基配列には特定の繰り返しがあり、この回数が個人で異なることから個人識別できる。警察庁科学警察研究所によるDNA型鑑定は89年に始まり、現在は各警察本部の科学捜査研究所で実施されている。栃木県足利市で90年、4歳の女児が殺害された足利事件も含め、導入当初はMCT118型と呼ばれる鑑定法が主流で、別人が一致する確率は「1000人に1.2人」。STR型と呼ばれる最新の鑑定法では「4兆7000億人に1人」で、ほぼ個人を特定できる。東京高裁が菅家さんの再審決定の判断材料とした再鑑定は、STR型で実施された。


警察庁によると、鑑定に使用した試料は証拠の一部として、検察庁に送致することになっている。実際は、検察庁の委託を受けて各都道府県警で保管するのが一般的だ。

ということは、

検察を経由しないと、証拠保全ができない。

つまり、検察にまで行くかどうかわからない状態では、何もできない。

証拠をとったはいいが、その後どうしようもできない。

ということなのだろう。


警察は助けてくれるはずと刷り込まれて育っているのに、

告訴すると今すぐはっきりしないと病院に連れて行かず治療もしないし、証拠もとらないし、緊急避妊もしません。また、すぐに病院に行かないと証拠は消えます、3日すぎると緊急避妊すらできないです」というのは、あまりにきつい現実だ。


深く深く傷ついているのに。

安心して話せる、安全を約束してもらえる、

当然のことをしてもらえる権利が保障されない。


この現状をなんとか変えてほしい。

告訴するべき、なんて私にはとても言えない。

あまりにきつい現実だ。より多くの人に傷つけられたようなものだ。

何度、訴えなければよかったと思ったかわからない。

でも、その現実はおかしいと思う。


この記事にあるように、全ての警察署に冷凍庫を整備して、証拠を保管できるのなら、

告訴するかしないか、被害者が意思を固めるまで、時間を与えてほしいと思う。

性犯罪は被害者の心の傷が深すぎて、すぐには訴えられないということで、2000年に告訴期間6ヶ月が撤廃されたのに、全くその意味がない現状なのだから。


さらに、同じ加害者が何十人、何百人と被害者を出す現状では、

DNAを保管して、被害者が告訴しなくても、何らかのきっかけで逮捕された時には、量刑の判断材料としてほしい、と強く思う。


最近、既に服役している犯罪者が、何年も前に同様の事件(性犯罪)を起こしていることが、

未解決事件の掘り起こしで、DNAが一致して再逮捕、という報道がいくつかあった。

逮捕すると同時に、調べてほしいと、呆れながら思った。

そして、性犯罪をする人間は、モラルがこわれているので、全員とは言わないけれど、他の軽微な犯罪もしている可能性が高い。

そういうことも考慮してほしいとつくづく思う。

軽微な犯罪をした犯罪者にも、DNAをとるようにすれば、犯人不明とされることが、かなり減るように思うのだ。



被害者が安心して、安全にくらせるように。他の被害者を出さないために。

もっと根本的なところに立ち返って考えてほしい。

性犯罪の本質を知ってほしい。

強姦神話にもとづく事件以外も、きちんと犯罪として扱ってほしい。

そして、他の犯罪とは違うところが大きいということも、きちんと考慮してほしい。

takayantakayan 2009/12/01 11:21  このようになってしまうのは、きっと警察が「人助けのための組織」ではなく、「犯罪者を摘発するための組織」としての考え方(犯罪者を摘発する意思のない被害者など世話しても「得」にならない)で動いているからではないかと。
 「証拠の採取・保全」がどのような手続きで行われるのかはわかりませんが、たとえば非営利・非政府の性犯罪被害者救済機関(ワンストップセンターになり得るかどうかは別として)に保護を願い出た者について、警察は病院に同行してレイプキットを提供することを義務づける、費用はかかった分だけ公的に資金援助される、というような法的仕組みを作らないといけない気がします。

manysidedmanysided 2009/12/01 23:06 takayan様 コメントありがとうございます。
警察がそのような意識であることは大前提なのですが、大前提すぎて忘れてしまいがちなのかもしれないと思いました。喚起ありがとうございます(悲しい現実です)。

ただ、キット導入はわりと最近の取組みなのです。ばらばらで不統一な動きをする警察が、起訴の意思を明確にしないと、という点は周知徹底しているようなので、違和感を感じたのです。何かもっと実際的な事情があるのではないかと。

告訴するつもりで、結局告訴取り下げになるというのは昔から多かったわけですから。

嘘をついて公費負担を狙う人がいるから、ということを聞いたのですが、どうも信じられなくて。そこまで言うには余計に何かあるのだろうと思っていたのです。
2003年に冷凍保存が義務付けられた、とも書いてあるので、
いずれDNAにつながるものは慎重に取り扱いをする必要が求められていて、かつ告訴取り下げはものすごく多いので、容量が限られている現状では、科捜研にいっても不起訴になると破棄するのも困る、さらには余罪として把握してしまうのも困る、ということなのではないかと思いました。そのあたりがやたらと神経質な組織のように思います。
ましてや告訴しないと、一部どころか全部どうすればいいのだ、ということになるので…。

なんだかうまく説明できず、わかりづらかったら申し訳ないです。

manysidedmanysided 2009/12/01 23:10 また、

>警察は病院に同行してレイプキットを提供することを義務づける、費用はかかった分だけ公的に資金援助される、というような法的仕組みを作らないといけない<

仰るとおりです。
いちおうは現段階では、そうなってはいるのですが、
告訴するかどうかを、連絡を受けてすぐに決断を迫る、という時点で、よくないと思っています。

早くワンストップ支援センターができるのを望む反面、警察主導だとあまり変わらないのではという懸念もあります。
怪我をしたのと同じように、きちんと治療等受けられるようにしてほしいです。告訴の意思があるなしに関わらず、自力で病院を探して行くことは非常に難しいです。

2009-11-25 更正、保護観察、再犯対策・・・今更なメモ このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

注目されだしたから慌てて真剣に更正を考えるらしいの記事で書いたとおり、絶望的刑事訴訟システム後進国の日本は、裁判員裁判で関心が高まってきて慌てて、更正に力を入れ始めるそうです。

外圧がないと変わらないのって、どうなんだ、と、つくづく呆れてしまう。

ともあれ。

今まで放置されていた問題、

そこからなのか、と脱力したくなるけれど、一気に動き始めたようだ。


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091122-OYT1T00041.htmから転載(強調は引用者)

全刑務所データベース統合、更生効果検証へ


 法務省は、刑務所や拘置所など全国77か所の矯正施設がそれぞれ保有するデータベースを一本化し、受刑者の情報を横断的に検索できるシステムを2011年度から導入する方針を決めた。

 再犯率の高まりを受け、施設への再入所者が以前にどの施設でどんな教育を受けたかを把握してプログラムを見直し、再犯を防ぐことにつなげたい考えだ。

 施設では現在、受刑者ごとに犯罪歴などの基本情報を収録したデータベースをそれぞれ管理している。再入所者が以前、他の施設に入っていたケースでも、当時の状況を知ることはできない。

 最近は、窃盗や覚せい剤を中心に、再犯率が高まり、受刑者に占める再入所者の割合も増えている。01〜05年は40%台だったが、06年からは3年連続で50%台となり、昨年は54%だった。また、法務省によると、最近は都道府県を越えて犯罪を繰り返し、前に入った施設とは別の施設に再び入所する受刑者も増えているという。このため、過去の施設で受刑者が受けた、更生に向けた「処遇プログラム」の内容などを把握して再犯防止に役立てることにした。

 新システムでは、受刑者名を入力することで〈1〉入所していた施設〈2〉入所中に受けた教育内容〈3〉受講期間〈4〉指導教官――などを調べることができるようにする。

(2009年11月22日03時06分 読売新聞

都道府県を越えて犯罪を繰り返し、が最近増えた、って、何言ってるんだか、と呆れてしまう。

昔からだと思うんだけど。

むしろ、今まで住んでいたところに戻らない人が多いのでは?

ちなみに、刑務所には、最初はここ、というランク付けのようなものがあるらしいのです。

(ところが恐ろしいことに、前科がたくさんあっても、刑務所に入るのが初めて、という区分付けなので、性犯罪の場合は特に怖ろしいことになります。)

前の刑務所に入ってたとき、どういう教育を受けていたのか、もしくは受けてなかったのか、

なんて基本的なことも、全く情報共有していなかった、って、もう呆れてしまう。

次の記事を読むと余計にいろいろと勘繰ってしまう。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091111-OYT1T00556.htm?from=nwlaから転載(強調は引用者)

看守約3千人が出張、1億円「不適切」認定

 建て替え工事を予定する刑務所や拘置所の看守が他施設の視察として、2年間で約3000人が各地に出張し、その費用約1億円が「不適切」と認定されたことが、11日に会計検査院が公表した報告書でわかった。

 法務省は、「受刑者が施設でどのように生活しているか、看守の目で見る必要があった」としているが、同じ施設に2年連続で出張した看守もいた。報告書の提出も義務づけられておらず、検査院は「視察の目的があいまい」と断じている。

 検査院によると、出張費は工事の関連予算の中から支出されていた。2007、08年度を調べたところ、全国77施設中73施設の延べ3066人が出張(全看守は約1万7000人)。総額約1億800万円を使っていた。

 ◆出張後の報告書も不十分◆

 ところが、08年度分では全体の4割ほどしか出張後の報告書が作られていなかった。用紙1枚の簡単な内容のものが目立ち、施設整備の参考になるような視察結果はほとんど見られなかったという。保存期間も1年未満と内規で決められ、07年度分の報告書は1枚も残っていなかった。

 さらに検査院が出張記録を分析したところ、1泊2日の出張では初日に3時間ほど施設を見学しただけで、翌日は施設に立ち寄らず帰途に就くケースが多数あった3人以上で出張したケースが全体の3割を占めたほか、2年連続で同じ看守が同じ施設に出向いたケースも16件、定年間際の看守を出張させたケースも139件あった。

 法務省矯正局は「施設の建て替えの際には、受刑者の動きのチェックなど、実際の処遇にあたる看守の意見は重要で、出張は必要なもの」と説明している。しかし検査院は「報告書の提出も義務づけないようでは、看守の出張に明確な目的があるとは言えない」として、看守の出張費の全額を不適切と認定した。

 同省は今後、報告書の作成を義務付け、保存期間も5年にするとしている。

(2009年11月11日13時17分 読売新聞

情報共有していないのなら、視察は必要だったのだろう。

というか、情報共有して、視察に行くのは、参考になりそうなところだけにする、というのが普通の考えだと思うのだけど。

でも、

『1泊2日の出張では初日に3時間ほど施設を見学しただけで、翌日は施設に立ち寄らず帰途に就く』ってのは、ありえないだろう。

『3人以上で出張した』『2年連続で同じ看守が同じ施設に出向いた』

というのも、遊びと勘繰られても仕方あるまい。

『定年間際の看守を出張させた』

これはさすがに・・・ないでしょう。

そりゃあ、これだけ聞いても、看守の出張に明確な目的があるとは言えない、と判断してしまう。

出張にかこつけて遊んでると思われても仕方ない。

税金使って遊ぶなーと、思ってしまうのでした。

もう、さらにさらに脱力。


次いこう。

「再犯対策が、日本の治安を維持するかぎを握っている」なんて、

またまた当たり前のことを今から言っています。

あわせて予防教育もしっかりやってほしいです。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20091122-OYT1T01053.htm?ref=magから転載(強調は引用者)

犯罪白書 窃盗と覚せい剤の再犯を断て(11月23日付・読売社説


 盗みと覚せい剤犯罪を繰り返させない手だてを講じる。我々が安心して生活できる社会にするには、それがポイントの一つといえよう。

 法務省がまとめた今年の犯罪白書のテーマは「再犯防止施策の充実」だ。白書は一昨年も「再犯」を取り上げたが、検挙された者のうち、再犯者が占める割合はその後も増え続けている。昨年は42%に上った。

 再犯対策が、日本の治安を維持するかぎを握っている

 白書は再犯率が高いとされてきた窃盗と覚せい剤犯罪の現状を分析した。その結果、このどちらかの犯罪で刑務所に再入所した者の7割以上が、前回も同じ罪名で服役しているという実態が浮かび上がった。

 他の犯罪に比べ、極めて高い割合である。一度、窃盗と覚せい剤手を染めると、また同じ罪を犯しやすいことの証左だろう。

 窃盗の中で最も多いのは万引きだ。盗みを犯す動機としては、男女とも「生活費の困窮」がトップとなっている。定職に就いている人の再犯率が、無職やアルバイトなどの場合と比較して低いという傾向も表れている。

 法務省厚生労働省が連携し、ハローワークなどで出所者らへの就労支援策を充実させていくことが肝要である。厳しい経済状況ではあるが、出所者を雇用する事業主の開拓も欠かせない。

 覚せい剤についても、全体としては無職者の再犯率が高い。ただ、注目すべきは、家族などと同居していない単身者の場合には、定職に就いていても再犯率は下がらないということだ。

 覚せい剤の再犯を防ぐには、就労とともに、同居者の監視の目が必要だということだろう。単身者に対しては、定期的に尿検査を実施したり、生活状況をチェックしたりする保護観察官の役割がより重要である。

 法務省は、処遇が難しい出所者の受け皿となる自立更生促進センターの整備を進めている。だが、地域住民の反対運動で、整備計画は大幅に遅れている。

 覚せい剤犯罪で服役した者に対しては、刑務所内での矯正教育だけでなく、こうしたセンターで「脱・覚せい剤」の教育プログラムなどを受けさせ、社会復帰させる体制を整えるべきだろう。

 芸能人が逮捕されるなど、覚せい剤の蔓延(まんえん)は、大きな社会問題となっている。法務省は、センターの必要性を広く訴え、理解を得ていく必要がある。

(2009年11月23日01時05分 読売新聞

再犯がおそろしく高く、逮捕されたときには、犯人が自白した以外にもおそろしく沢山の余罪がある性犯罪は、どうなるんだろう。すごく不安。

こっちもちゃんと考えてほしい。

覚せい剤のことを書いてあるけど、たしかに最近、芸能人の事件で騒ぎになったけど、既にずっと前から、あちこちで売ってたのに。

つくづく注目されないとやる気にならないのだな。


保護観察についても、外圧がないと放置するつもりだったらしいです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091123-OYT1T00063.htmから転載(強調は引用者)

裁判員裁判、猶予判決の7割に保護観察


 全国の裁判員裁判で10月末までに言い渡された執行猶予判決のうち、保護観察を付けたケースが7割に上ることが、読売新聞の調べでわかった。

 昨年の保護観察付き判決は過去最低の8・3%にとどまっており、市民の司法参加で大幅に増えた形だ。これまでは執行猶予付き判決の中でも悪質な事案に付される例が多かったが、識者は「裁判員裁判保護観察の意味合いが変わった。社会が被告の更生を見守る手段として活用している」と指摘する。

 犯罪白書によると、1960年代まで執行猶予判決の2割前後に保護観察が付けられたが、2003年に1割を割り込み、08年は過去最低だった。

 しかし、裁判員裁判では10月末までに判決があった46件のうち、10件で執行猶予付き判決が言い渡され、このうち7件で保護観察が付けられた。家族間の事件や、判決で「更生を誓っているが、意志が弱い」と指摘した被告に付される例が目立つ。

 山口地裁は9月、夫が妻の長い介護に疲れて妻を殺害しようとした殺人未遂事件で、懲役3年、保護観察付き執行猶予4年を言い渡した。判決は「被告と被害者の関係や生活環境を整え、再犯を確実に防止するため」と更生を重視した。

 懲役4年を求刑した山口地検の市川幸一検事判決後、「被告公判で『前向きに生きたい』と述べており、被告の立ち直りに保護観察制度が十分に機能するのではないか」と受け止め、控訴を見送った。

 9月の神戸地裁での殺人未遂事件でも、父親の頭部を灰皿で殴った被告に対し、判決は「一度は、父親の協力と保護観察機関による指導監督の下、社会の中で更生する機会を与えるのが相当」と保護観察を選択した。この裁判裁判員を務めた男性は「被告には監督できる人が欠かせない」と思ったという。

 元裁判官の春田久美子弁護士福岡県弁護士会)は「被告執行猶予で即、『野放し』の状態になることに、裁判員は違和感があるのだろう」と分析。元大阪地検検事正佐藤信弁護士大阪弁護士会)は「被告に対して何らかの公的な支援があることで、裁判員も安心なのでは。今後、新たな量刑相場になるかもしれない」とみる。

 神戸地裁裁判を傍聴した渡辺修・甲南大法科大学院教授(刑事訴訟法)は「被告と一緒に社会が更生を考える、手を差し伸べるという裁判員らの意思表示。裁くのも市民だが、更生を手助けするのも市民、ということだ」と評価。「裁判員裁判を通じて保護観察に光が当たることで、制度自体も改善され、良い影響が出るだろう」と期待している。

(2009年11月23日03時02分 読売新聞

裁判員制度がなければ、闇に隠して、改善する気は全くなかった、というふうに読めてしまう。


法務省は、今までいったい何をしていたんだろう。

ため息しか出ない。

2009-11-21 注目されだしたから慌てて真剣に更正を考えるらしい このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

裁判員裁判が各地で一斉に始まりだして、胸が痛むとともに、

いろんな報道を見て、何を今更、と、思うことが多い。

そんなの、ずっと前からそうだったでしょう、というくらい、根本的なところが問題視されている。

裁判員裁判に限らない、とつくづく思う。

世間に実態が知られていない歯がゆさに、苛立ちを感じてしまう。

ようやく問題にされはじめたか、と思ったのは、私だけではないはず。



たとえば、更正について。

http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20091119ddlk08040119000c.htmlより転載

(強調は引用者)

シンポジウム法曹三者、更生保護を議論

裁判員裁判で関心増」−−常陸太田 /茨城


 更生保護制度施行60周年を記念するシンポジウムが、常陸太田市中城町の市民交流センターで開かれた県更生保護大会に合わせて行われ、「裁判員制度時代の更生保護」をテーマに、水戸地裁の鈴嶋晋一判事水戸地検の上本哲治検事▽谷萩陽一弁護士の3人が議論した。


 保護司ら約900人を前に鈴嶋判事は、5月の裁判員制度開始後の変化ついて「(評議で)裁判員保護観察の実態などに関心を向けるのは自然ではないか」と指摘。上本検事も、市民の裁判員参加を通じ「矯正や保護の分野への要望も出てくる」と述べ、執行猶予判決を下すにあたって、更生保護制度への注文が増えるとの見通しを示した。


 犯罪白書によると、08年は保護観察を付ける判決執行猶予判決全体の8・3%だったのに対し、裁判員裁判開始から10月9日までの5件の執行猶予判決のうち、すべてに保護観察が付いた。谷萩弁護士は「保護司の役割が大きくなっている」と述べた。【杣谷健太】


実態が知られたらまずい、というように読める。

そりゃ、私は実態を痛いほど知っているけれど。

保護観察なんて、判決受けた被告人は、無視しまくってるけど、

戦後65年近く、今までずっと放置してたくせに、と腹立たしい限り。


今まできちんとしてきたのであれば、注文は増えないと思う。

増えるのなら、今までの現状を反省する必要があるでしょう。

(実態を知っている私は、根本からひっくり返すほど変えていかないと駄目だ、

と前から思っていたけれど)


ともかく、変えていってください。

今まできちんとしてこなかったツケがまわってきて大変だろうけど、

刑事裁判の意味がない、ってくらい、

その後は知らん、という姿勢で、

無責任極まりない、勝手なことをしてきたのだから。

もっとずっと前から、真剣に、再犯や更正の可能性を考えるべきだったのだ。


注目されないと考えない、外圧がないと適当にやるのだな、とつくづく思う。

どういう人間が法曹になるのか。

どういう教育を受けて、どういう研修を受けて、法曹になるのか。

もっと、世間は、知ってほしい。

とても安心して暮らしてはいられない現状なのだから。


ちなみにこんな記事も見つけた。


http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091121k0000m040093000c.htmlより転載

保護観察:元被告、観察所出頭せず 裁判員裁判執行猶予


 横浜地裁で10月にあった裁判員裁判で、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の判決が確定した元被告の男性(21)が釈放後、所在不明になり、横浜保護観察所に出頭していないことが20日分かった。関係者によると、男性は保護観察所に現住所を知らせていないという。


 男性は勤務先の社員寮で2月、傘にライターで火を付け、柱などに燃え移らせたとして現住建造物等放火罪で起訴された。公判では柱まで燃える認識の有無が争点となった。地裁は10月8日、より法定刑の軽い建造物等以外放火罪を適用し、更生を期待して有罪判決求刑懲役4年)を言い渡した。


 横浜保護観察所によると、通常は保護観察付き判決の確定後、元被告は2〜3週間以内に保護観察所に出頭したうえ、担当保護司との定期的な面会なども義務づけられている。保護司への連絡を怠ると、執行猶予が取り消されることもあるという。【杉埜水脈、池田知広】


いやいや、こんなのよくある話だっただろうに。

なんで、初めてのような扱いをしているのか、さっぱりわかんない。

腹立たしい限りだ。

2009-11-17 自己嫌悪におちいったとき このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

手放せない本。

「生きる勇気と癒す力」。


なんだか疲れた・・・と思うとき、読みたい箇所だけ読むと、ふしぎと心が楽になる。

今までは、この本に書いてある、虐待者は、加害者のことだけだと思っていたけれど、

二次加害者、三次加害者も入るのだなあとつくづく思った。


とはいえ、気持ちを立て直すのは、なかなかに難しい。



最近は、このあたりを読んで、しみじみと、そのとおりだなあと感じていた。


 自尊心は瞬間、瞬間に感じるものです。自己評価は、癒しの過程で上がったり下がったりします。記憶を取り戻したばかりで、自分に起きたことを真実として受け入れようと闘っているときや、虐待者について考えているときは、自己嫌悪が何より強まった、と感じるかもしれません。虐待の記憶とともに押し込められてきた羞恥心、無力感、嫌悪感などが、記憶が甦るにつれて浮上してくるのです。


 しかし、癒しに伴うのは痛みだけではありません。自分を愛することも学びます。犠牲者ではなく、生き抜いてきた自分を誇らしく感じるようになるにつれて、希望や誇りや満足感の煌めきを感じるようになるでしょう。これらは癒しの自然な副産物なのです。


(略)


 虐待によって、自分は無力で孤独な存在であり、守られ愛される価値のない人間だ、というメッセージを受けとります。無視されたり、放置されることで、基本的価値が否定され、自分は世の中に何の影響も与えられない、どうでもいい人間なのだと学んでしまうのです。


 自尊心が何度も否定されると、自分はどこかおかしいと思うようになります。子ども時代に受けた否定的メッセージのせいで、自分はセックスしか取柄がない、愛されない人間だ、自分には生きる価値がない、とさえ思えてきます。エレンは言います。「性的侵害を受けると自己破壊性が植えつけられ、そのやり方を身につけてしまうと、虐待者が近くにいなくても、ひとりでに自分をおとしめてしまいます。その間、加害者はゴルフを楽しんでいるかもしれないのに」 こうした自己破壊性は、あなたを支える肯定的な価値観と闘っています。



                       「生きる勇気と癒す力」 p190〜191より引用


たくさん味方をつくって、わかってくれる人をふやしていく。

これが、多分、今の私がしたいこと。今の私に必要なこと。



同情はいらない。

ただ、理解してほしい。

理解できなくても、理解しようとしてほしい。

それが、何より、嬉しい。


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2009-11-16 過去の亡霊 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

私は、自分の意思の及ばぬところで、

被害に遭ったということが知れ渡ってしまったせいか、

二次加害者というか三次加害者が多い。


知らない人が見に来たり。

知っている人からあれこれ探られたり。

はては脅されたり。


ほんとうにほんとうに、嫌な思いをした。

被害そのものよりも、

普通に暮らしたいのに、普通に暮らせないということの方が、きつかった。


もちろん、何も変わらずそっと見守ってくれる存在もあったのだけれど。

それも吹き飛んでしまうくらい、受けるダメージが大きくて。

世界中が敵になってしまったような感覚だった。


あまりにおかしな現実に。

加害者が守られ被害者がおとしめられる現実に。

そして、警察も検察も、法律裁判官も、何もかも。

おかしいと知り。


社会不信、人間不信に陥った。



今はなんとか普通に暮らしているけれど。

それは、私がついにダウンして、姿を消したから。

そしてなんとか平穏な生活を手に入れた。


とはいえ、狭い日本なので、何らかのつながりはどうしても切れないのである。

最低限、ひどいことをしてきた二次加害者や三次加害者(もはや区別が曖昧)とは

縁を切るよう、身の安全を確保できるようにした。

いや、身の安全というより、心の安全かもしれない。

あまりにひどいことをされると、警戒心がおそろしく強くなるものだ。



なんでこんなに、私が犯罪者のように、隠れないといけないのだろう。

つくづくおかしいと思った。

でも、それが現実であり、自分が迫害のような差別の対象となってしまったのも現実だった。

それに甘んじるしかできず、あまりの無力感に打ちひしがれた。


私と同じような生活を強いられた人が、この世の中に、日本にどれだけいるのだろう。

そう考えて、私しかいないのではないかとも思った。


台風の目とでも言うべきか、

普通に暮らすのが望みで普通に暮らしたい限り、

たぶん興味本位で見に来た人には奇異に映ったであろうくらい、

私はふつうに過ごそうとしていた。

いや、ふつうに過ごすことで、事実を知った人に、この人ではないのだな、と

思ってほしかった、ということかもしれなかった。


とはいえ、引っ越したり具合が悪くなったり、原家族に絶縁されたり、

生活の変化はあったわけで。

そういうことを隠したり取り繕ったりするのに大変だった。


よく生きてきたなあというのが正直な感想だ。




とはいえ、あまり衝撃を与えたくはないのだけれど、

実は、被害が公になった決定的な出来事があったとき、

私は本気で死のうとしたのだった。

被害に遭ってから、ずっと苦しくて苦しくて、気が狂いそうだった。

自分がゾンビのように、自分だけ白黒で、カラーの世界に紛れ込んでしまったように感じた。

異物だと思った。


いてはいけない存在。ドロドロに汚く汚れたような存在。

結婚するまでは、という純潔主義でも当然なければ、

彼氏とそういうことをするのはたぶん普通だと思ったし、

性経験がないというわけでもないのに、

ふしぎと、汚く汚れたという感覚はあった。


(たちが悪いのは、これが被害後すぐ、というわけではなくて、

 じわじわ、という感じだったので、

 よけいに自分でも混乱したし、 周囲も戸惑ったと思う。)



なぜかはわからない。

でも、とにかく、「生きる屍」、という言葉がぴったりだった。

「屍」という漢字が表現するものを妙に納得したりした。


その「生きる屍」が、なんとか必死で生きようとしていたとき。

どん底に突き落とされた。


もう、ダメだ、と静かに思った。

知ったときには、体ががくがく震えたけれど、ふしぎと、その後は、冷静だった。

もう明日は、この世界でこの空気を吸っていない。

こうして歩いているけれど、それも最後だ。


とても、不思議な気がした。


死ぬと決めてからは、なんだかとても楽になった。

どうしてもっと早くこうしなかったのだろうとさえ思った。

まだ家族にも話せなかったときだった。

実家にいたときだったので、とにかく迷惑をかけないようにしようと思った。


遺書は外で書いた。

人がたくさん行きかう雑踏の中で、空いていたファーストフード店で。

この世界と訣別しようとしている私が、

まるで何事もないような顔をしてその中にいるのが、なんだかとても不思議だった。

違和感を感じながらも、こういうものかもしれないとも思った。


そして、その準備をしていたとき。

そのときも、とても不思議だった。

必要なものを買うときも。

静かにタイミングを見計らっているときも。



外出に誘う家族を適当な口実で断り、

もう会えないんだなと思いながらも、

ふしぎと笑顔で見送る私がいた。

帰ってきたときの騒ぎを思うと申し訳なかった。

ただ、それでも、もう仕方がないと思った。

これしか方法はないのだからと。








なんだか文脈がおかしいですね・・・。

自分のことを書こうとすると、話がそれまくるのを感じます。

この記事、アップするかどうか迷いました。

どの程度詳しく書くかも。

途中で切ろうかとも思いました。



ただ、

死にたいほど苦しいという思いを何度も何度もしながらも、

なんとか不思議と生きているわたしが、ここにいる、という事実を

知ってほしいとも思いました。



どうか生きてください。


被害にあった経緯は、落ち度、とされることだらけで、

それをわかってもらうにはいくつものハードルがある私です。


今ごろになってまた現れた、過去の亡霊に悩まされながらも、

それでも、わかってくれる人はわかってくれる、というのを実感しています。

わからない人とは、いつの日か、それほどはっきりした形でなくても、

道がわかれていったと、今は思うのです。



びくびくせずに、でも、自分の身を守りながら、

誹謗中傷には立ち向かっていきたいと思います。




なにも悪くない人を責める社会、

被害者が生きづらい社会を、なんとかしていきたいです。






  神よ、変えることのできないものを受け入れる平静さを、

  変えるべきものを変える勇気を、

  そしてそれらを識別する知恵を与えたまえ


                         ラインホルト・ニーバーの祈り

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2009-11-08 冊子「『あなたは悪くない』と言ってあげられますか?」のご紹介 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

性暴力をなくそうキャンペーンの一環として、小林美佳さん、大薮順子さんがつくられた冊子のことが、新聞等で紹介されましたので、こちらでもご紹介させていただきます。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=16598より転載

(※冊子の写真もあるので、ぜひご覧ください)

性暴力の実情 冊子で訴え…被害者ら対処法も紹介


性暴力の被害に遭った女性2人が、被害者やその家族・友人などに向けた冊子「『あなたは悪くない』と言ってあげられますか?」=写真=を発行した。


 冊子を作ったのは、被害体験を実名で出版した小林美佳さん(34)と、アメリカを中心に活動しているフォトジャーナリストの大藪順子(おおやぶのぶこ)さん(38)。講演会や写真展などで、それぞれ性暴力防止を訴えてきた。被害者が心身を深く傷つけられるだけでなく、周囲の誤解や偏見に苦しめられる実情を、社会に訴えたいという思いで一致。昨年、2人で「性暴力をなくそうキャンペーン」をスタートした。


 冊子はキャンペーンの一環として作成。タイトルには、被害者が責められやすいこの犯罪の実情を知ってほしいという思いを込めた。性暴力の実例を紹介したうえで、性暴力にまつわる「誤解」の例を列記している。


 例えばレイプは「夜道で見知らぬ人」にされるのではなく、知り合いによる例が多いことを内閣府の調査をもとに紹介。また「合意の上だったのでは」「嫌だったら助けを求められるはず」など周囲の誤解と偏見が、被害者を苦しめることなどを解説している。



 そして、被害に遭ったり被害を相談されたりしたら、〈1〉交番より警察署の性犯罪被害者対策室に連絡する〈2〉妊娠の恐れがある場合はピルによる緊急避妊の方法がある〈3〉証拠保全のために入浴しない――などの対処法も盛り込んだ。



 A5判、16ページ。1冊100円(送料別)で希望者へ郵送している。「NPO法人全国女性シェルターネット気付」と書いて、冊数と住所、氏名、連絡先を記し、ファクス(03・3235・9684)で申し込む。



 小林さんは「性暴力とはどういうものか、多くの人に知ってほしい。今後は、相談窓口の開設など活動を広げ、被害者支援と法整備の充実を訴えていきたい」と話している。


(2009年11月7日 読売新聞


ぜひ多くの方に、読んでいただきたいと思っています。

ささやかながら、私も、配布先を探そうと思います。


本当に悲しいことですが、

いつ、誰が、被害に遭うかわかりません。

年齢も性別も関係ありません。


性暴力の実態を知ってほしい、正しい知識を持ってほしい。

多くの方に、読んでほしいと思います。

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2009-11-06 被害者に口なし このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

某芸能人の公判の模様の報道を見て。

「たぶん差はここ」のエントリで書いたことは、やはり当たっているのだなと思った。

被告人が、一緒にいた女性が亡くなったのをいいことに

(それについての裁判は別途行われるようで、捜査中とか)、

勝手なことを言っている、「死人に口なし」作戦だ、と報じられている。


個別の事件をとりあげるのは、

犯罪被害者としてだけではなく犯罪被害者としても気が重いのだけれど。

たしかに容態急変したのに放置したとか、ありえないことをしている。

で、それ以外の言動についても苦しすぎる弁明をしているとか。

※どうしても性がどこかで絡む事件ではそうなるのかもしれないけれど、

このあたりは性的な表現がばっちしあったので、苦手な方は、検索しない方がいいと思う。


思ったこと。


亡くなられたことを軽んじるつもりは全くないのだけれど。

どうにもこうにも世間との違和感を感じる私には、

「死人に口なし」というよりも、

「被害者に口なし」という表現が正しいのではと思ってしまう。


だって生きていても、裁判では、

被害者のことを好き勝手に被告人が嘘八百ならべる。

しかも、このように注目されている事件なら、

検察官も厳しい追及をするけれど、

そうでなければ、

ほんとうに検察官って何もしないし、

何をしたいのかがわからない。

私だけかとも思ったけれど、どうやらそれが普通のようです。



※しかし、なんらかのコミュニケーション障害なのではと思ったほど

 ひどい検察官だったので、もちろん当たり外れはあるだろう。

※年齢の割りにずっと窓際族そのものの異動をくりかえしていたけれど、

 いつのまにか高等検察庁に異動になっていた。

裁判員裁判が始まるので、人前に出せない無能者は隠しておこうという

 臭いものには蓋人事なのかもしれない。

※存在が迷惑なのでいっそ辞めてくれと思うけれど、

 ああいうのに限って、検察官を辞めたら

 弁護士としては食べていけないので、辞めないんだろうなと思うのである。



私のときの公判担当の検事は、

・連絡さえ逃げる

弁護士をつけてからも、あまり変わらなかった

・時間つぶしで本当に全く何も追及しなかった

 (示談するのを待っていた模様、出廷すると言うと慌てていたそうな)

・調書も読んでない

裁判官が少し質問したくらいで、ヤツは全く何もしなかった 

(法廷にいただけ)

・何百ページにわたる、加害者が書いた上申書という名の嘘八百てんこもりのポルノ小説、

 吐きそうになりながら相違点をチェックして書き込んだのに、

 全く何もしなかった。ポイントくらい押さえてくれ。

・加害者は法廷でも私について、嘘八百言っていたけど、放置。

 結婚してほしいと私が言っただの、

 私が何股もかけていただの、

 はては私の体についても卑猥(という表現しか思い浮かばない)なことを言っていたらしい。

・とにかくありえないのだ。

 裁判出来レースなので、はっきり言っちゃうと、検察官裁判官も、誰にでも務まる仕事だと思う。

 なら私も適当にすればよかった、と思うけれど、こっちは命がかかっているのでね・・・



今書いていて思ったけれど、

彼は争点が何か、というものさえわからなかったのではないか。

というより把握するつもりさえなかった。

全面否認している加害者なので、もう全てが食い違っているのだけれど、

それを整理するということさえ、していなかったのだな、と思う。

というか、コロコロ供述変えるのさえも追及しないのって、どうなんだ、と思う。



言うことすべてに反論するのはそれは大変だろう。

でも、仕事だろう。

そんな点も??と思うくらい、

大きなところさえも何も質問しない、追及しない、というのはおかしすぎる。

調書、読んでないとしか思えなかった。

私自身が中傷されたことよりも、事実を追及するというのをしなかったというのが、

すごく悲しいし悔しい。

誹謗中傷は、加害者だけでなく、他からもずっと続いていたので・・・)


刑事裁判なのに。


本当に迷惑な税金泥棒だ。


このエントリ、

自分のことは少し茶化して書いたつもり(でないと書けない)なので、

読んだ方には、たぶんよくわからない点が多いかもしれないけれど、

ちょっと詳細に書くのは本当に無理・・・。


本当に、何度、テロをおこそうかと思ったかわからないくらい、

この検察官への怒りはなかなかおさまらない。

書けばキリがないくらい、彼はおかしかった。もしくは何もしなさすぎた。

今、少しだけれどこうして書けるようになっただけでも、私にとっては大きな進歩だ。


本当に、彼がもっと頑張っていれば、

他に何百人と被害者が出ることはなかったのに。

私が苦しむのは変だなあと最近ようやく思えるようになったけれど。


法定義も判例も変だけど、それでも、納得できないものを感じる。



彼はもっと自分の仕事に、責任の重さを感じてほしい。

それができないのなら、本当に、辞めてほしい。


最高裁だけじゃなくて、全ての裁判官にも何らかの形で国民審査をするべきだと

私は思っているけれど、

検察官にももっと考えてもらわなくては。

実際に被害に遭った人だけじゃなくて、他にも多くの犠牲者が出てしまう。

性犯罪の場合は特に。



なんだかちっともまとまっていないけれど、

頭ががんがんと痛くなってきたのでこのへんで。

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2009-11-05 それは、ほんとうにあったこと このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

前のエントリで、

被害そのものの記憶がない、ということを書いた。

まったくないわけではないが、イメージのようなものでしかない。

そのイメージは、まるで幽体離脱のように、

意識がとんで、遠くから自分を見下ろしているようなイメージだ、というようなことを。


それに関することを、「リンダの祈り」から抜粋させていただこうと思う。



「リンダの祈り」 第五章 “トラウマの正体”から一部引用 (p166〜169) 

                               ※強調は引用者


 生き延びるための術


 この生き延びるための術は、性虐待の被害者をサポートする人や被害者本人も、持って生まれた性分、あるいは性格によるものとよく誤解する。しかしこれは個人の意思や性格とは関係なく、虐待を受けているなかで生き延びるために無意識に身につけたものであることを理解してもらいたい。

 被害体験のある人は、これから紹介する生き延びるための術を知ることで、性虐待によって自分が失ったものはなにか、自分はなにに傷ついたのか、“喪失からの痛み”と向き合ってほしい。そしてそれがどのような心の後遺症となって表れて自分を生きにくくしているのかを知り、喪失からの痛みを受け入れてほしい。それを出発点に、心のケアをしながら、失ったものをふたたび自分の手でとりもどしてもらいたいと思う。


 乖離


 被害者には、虐待が起きているとき、厳しい現実から逃避するために心を体から引き離す乖離”という症状がでることがある。

 自分自身に起きたことではなく、ほかの子どもに起きたことなのだと被害者自身が言うこともめずらしくない。子どもたちは、虐待されているときの状況を、まるで自分が天井にぶらさがっている電球のなかにでもいて、そこから眺めているかのように証言する。「下のかわいそうな女の子に起きていることを上から見ていたの」と。また、虐待されている最中に乖離するため、いつ、どのように虐待されたかは覚えていない子も多い。


 ある女の子は、最後に虐待された日が九歳の誕生日だったので、日にちはよく覚えていた。その日は、友だちが家に集まり誕生日を祝ってくれていた。そこへ義理の父親が来て、彼女と話がしたいから地下室までついてくるようにと言った。そして、義理の父親はその女の子を虐待する。虐待されているあいだ、彼女は乖離し、自分は一階へ上がり、友だちとともにパーティーを楽しんでいることを空想した。そのため彼女は虐待を打ち明けたとき、どのように虐待されたのかはまったく覚えていなかった。

 ある八歳の女の子は、虐待されている最中、自分は売春婦で彼女の父親が虐待を終えたら50ドルの報酬がもらえると自分に言い聞かせた。虐待されているあいだ、彼女はショッピングをしていたからどのように虐待されたのかは覚えていないと言った。多くの被害者は現実に起きていることがあまりにも苦しいため、現実を意識しないよう、心と体を引き離して生き延びる


 私自身、現在も乖離の症状から完全に回復しているかどうかわからない。完全に回復しなくてもよいのではないかとも思う。たとえば、私のような仕事をしていると、その状況にのみこまれないよう、乖離する必要があることもある。法廷で証言するときに批判されたり、被告弁護士から証人には適さないと攻撃されたりしたときに、私は彼らの言葉に左右されず証言するために乖離する。乖離することで平常心を保つことができるのである。

 適切な時に乖離することを身につけるのはむずかしいが、乖離にコントロールされず、自分で乖離をコントロールできれば、有効に使うことができる。



 抑圧する記憶


 性虐待を受けた人の多くは、虐待の記憶を何年にもわたって封じ込める、これが“抑圧する記憶”という症状だ。記憶とともに虐待が起きたときに沸き起こった感情も封じこめ、すべてなかったことにして生き延びるのである。しかし、成長するにしたがい、抑圧したはずの記憶が、ある小さな出来事によって一挙によみがえり、パニックにおちいることがある。


 これは55歳の女性のケースだ。彼女は病気の母親の面倒を見るために母の家を訪れた。彼女が母親の看病をしていると、義理の父親が風呂場から裸で出てきた。その瞬間、この父親から12歳まで受け続けた性虐待の記憶がよみがえった。彼女は12歳までの記憶がまったくなかったのである。

 また、ある女性は13歳のとき、自分の名前をマデリンからリンに変えた。33歳のとき、弁護士が彼女に連絡してきた際、彼女の本名のマデリンと呼んだ。その名前を聞いた途端、大好きだった祖父からの虐待を思いだした。虐待されたあと、記憶をすべて消すために名前を変えて、虐待はマデリンに起きたのであってリンに起きたのではない、と自分に言い聞かせていたのである。


 記憶を抑圧している人でも、過去に被害があったことをうかがわせる生活パターンを続ける人が多い。アルコールや薬物依存、暴力的な男女関係、離婚を繰りかえすなどだ。なぜ人間関係や仕事において問題を抱えてしまうのか、原因がわからないまま苦しみが続いているのだ。


 しかし、被害体験と向きあい、虐待について語れるようになると、このような生活パターンを変えていくことができる。虐待を受けたときのことを正確に思いだせないとパニックにおちいる人が多い。だが、虐待詳細を思いだすことが重要なのではなくて、覚えていることにどのように対処していくか、その術を学ぶことが大切なのだ。また、私が見てきたところでは、心の準備ができると、思いだす必要のあるものは少しずつ思いだせるようになる


 ただでさえ自尊心が根こそぎうばわれてしまっていて、自分というものをやたら卑下してしまうくせがついてしまっていることもあったのだろう。


 自分以外のサバイバーの方たちは、その表現力もさながら、自分の経験したことを記憶できていることも、すごいと思っていたし、今も思っている。私は、自分は被害そのものの記憶だけではなく、それにまつわる記憶全てが思い出せなくなっていることが、怖かった。異常ではないかと思った。

 実はそれがごくごく当たり前のことだと知ったときには、本当にほっとした。自分以外のサバイバーの方たちも皆完全な記憶を持っているわけではないとも知った。



 今。私は、ほんとうに少しずつだけれど、思い出すことがふえてきた。それは、リンダさんが仰るように、思い出す必要のあるものということなのかもしれない。わたしが受け入れる準備ができてきたときに、少しずつ思い出せるようになってきたということなのかもしれない。

 詳細を思い出すのが重要ではなくて、覚えていることにどのように対処していくか。これを忘れるとまたぐらぐらになってしまいそうなので、自戒をこめて、胸に刻もうと思う。


 本当にあったことなのか、と否定したくなったり、もっとひどいことがあるのかもしれない、そしてそれがいつ思い出されるかわからない、と思い、怖くなることもある。


 でも、覚えていること、思い出されたこと。それは本当にあったことなのだ。自分を責めるのはやめよう。そして、やたらと不安がるのも、やめよう。あるかもしれないし、ないかもしれない。そのことに振り回されて、ほんとうに大切なことを見失わないようにしたい。  




リンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うためにリンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うために
(2003/06)
リンダ ハリディ=サムナーLinda Halliday‐Sumner

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2009-11-04 言葉にできない孤独 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

私には、被害そのものの記憶がない。


いつなくなったのかはわからない。


フラッシュバック注意、と書かれてあっても、よく意味がわからなかったくらい、

いつもいつも被害が頭の中で再演されているような状態だったりもした。

でもそれさえも、断片的ではあった。


被害直後、警察に行ったとき。そのときは記憶はあった。

起きたことをそのまま話した。それは間違いない。


だけど。検察に呼ばれるまで少し間があったのだけれど。

その短い日数の間に、どんどん記憶が薄らいでいった。

忘れるというよりも、脳の中に膜がかかっているような感覚だった。

そんなことは初めてで。

そんな自分に混乱した。

あれだけのことを、どうして、忘れてしまうのだろう、と。

こんなに短い日数で記憶が薄らぐということは、経験したことがなかった。


嘘だと思われたくない。

どうなるのかまったくわからないまま、とにかく必死だった。

出てきたら殺される。

ちゃんと話さなくては。

その一心だった。


必死で忘れないようにすると、どうしても思い出さざるを得ない。

常に考えていなくてはならない。

そうすると必然的に、生活に支障が出る。まともに立っていられない。

考えないようにしないと生活できない。



そうやって必死で暮らしていたのだけれど、

私の心の中でそういった葛藤や苦しみがあったことは、周囲には言えなかった。

直後に連絡をした、当時の恋人しか被害のことは知らなかった。

自宅に戻ることができず、そのまま居候することになった。


友人には知らせられなかった。

付きまとわれている間のことも、

友人には、あまりのことに話せなかったし、話すエネルギーさえなかった。

へたに何とかしようとしてくれて、よりひどいことになるのを恐れた。

誰にでも簡単に危害を加えることを何とも思わない相手だったから。



なにより、つきまとわれている間のおかしな状況を、

うまく話せる自信がなかったし、言葉にできないほど、無力感でいっぱいだった。

早く殺して欲しいと思ったくらいだった。ずっとナイフをのどにあてられているような感じ。

ようやくあきらめてくれたかと思ったとき、被害に遭った。



恋人には、支えてくれているのに申し訳ないと思ったし、迷惑をかけてはいけないと思った。

何が起きたか知っている恋人からも、

そして何も知らない周囲からも、一見、普通過ぎるほど普通に暮らしているように思えただろう。



でも実は、後ろからの足音というのがとても怖くて、

自分の後ろに誰かがいる、というのがとても怖くて。

たとえば電車を降りてからも、すぐには動けなかった。

みんなが階段をのぼったりおりたりした一番最後に、

手すりに体をくっつけるようにして、まるでカに歩きのように、

横向きに階段を上ったり下りたりしていた。

後ろがとても怖くて。


でも、このことは誰にも言えなかった。

誰かと一緒にいるときはそんなことはなかったので、誰も知る機会がなかった。

これが一番、日常生活を制限させる後遺症だった。



他にも。

ふとした瞬間に、なにもかもが変わってしまった、と実感してしまうことがあった。

日常のささいなことがきっかけで、それはよくあった。

あまりにささいなことすぎて、それが逆にとても悲しかった。

たとえば、以前は喜んでいたことに何の反応もできなくなったとき。

好きな食べ物、好きな場所、好きなこと。

・・・そういったことにだんだんと無反応になっていった。

時間が経つにつれ、どんどん無気力になり、どんどん何もできなくなった。

ひどい鬱状態と、PTSDに悩まされた。



たちの悪いことに、被害後すぐ、というわけではなかったので、よけいに周囲の無理解を招いた。

被害後すぐというのは逆に、なぜか必死でそれまでの生活と同じことをしようとしていた。



もういいだろう、と言われたときには、心底驚いた。

もう終りにしたいね、疲れたね。

憔悴しきった顔で言われた。



告訴を取り下げろ、という意味だった。



それを聞いたとき、どれだけ、自分におこったことが周囲を苦しめているのか、わかった。

そして、自分が必死に普通に暮らそうとしていることで、

どれだけ苦しんでいるのかが理解されていないのも痛感した。

この人さえも、「大げさにさわいで」という感覚でいるのか、とさえ思い、絶望した。



でも、どうしても告訴取り下げはできなかった。

「ふつうにかんがえて、もう何もしないよ。今度なにかしたら、おわりなんだから」

そう言われたけれど。



その「ふつう」が通用しない相手なのだから、こういうことになったのだ。

その異常さ、怖さを知り尽くしている私には、納得できなかった。

私のふだんいる場所も、ふだんどこに行っているのかも把握されている。

実家も、家族も、友人も。



訴えたくて訴えたんじゃない。今ならそういえるだろう。

終りになんかならない。また恐怖の始まりだと、言えただろうか。

だけど。当時の私はあまりに若く、自分の気持ちを表現する言葉を持たなかった。

あまりに混乱し傷ついていた。



こんなに苦しいのに。こんなに傷ついているのに。


そう言えたら何かが変わっていただろうか。

小さい頃から我慢をするのが当たり前だった私には、

自分のつらさを主張するのはとんでもなくワガママなことと思えた。

自分が我慢することで丸く収まるのなら、と、我慢し続けていた生活だった。

それを破れたのは、ほんとうに、ここ2.3年だ。



結局、一緒にいるのがつらすぎて、その恋人とは別れた。

私から切り出した。

ようやく最後に、無神経な発言をいっぱいした、と途切れ途切れに伝えた。

それが精一杯だった。

そのとき初めて、私がどれだけ我慢していたかを彼も気付いたようだった。

はっとした顔で、ごめん、と言われたけれど、

もう何もかもが遅すぎた。



今ならわかる。

あのことがなくても、きっといつかはそうなる運命だったのだと。

あまりに価値観が違いすぎた。

大事にするものが違いすぎた。

でも、当時の私には、彼しか助けてくれる人はいなかった。

頼りすぎていたと思う。

だけど彼はよく、「肝心なことは頼らないね」と私に言っていた。

すれ違いが大きかった。



おたがい未熟で、おたがい伝えるべきことを伝えないでいた。

相手を尊重しながらも自分の気持ちを伝える、ということができなかった。

重要なことに、きちんと向き合って話しあう、ということができなかった。

話題にするのは怖かった。

口にすることさえ苦痛だった。

彼も同じだっただろう。



ここ最近、ようやく、自分の過去の経験に真剣に向き合っているけれど。

ふしぎと、断片的にしかやはり記憶がない。


まず、被害そのものの記憶はない。

イメージのようなものしかない。

それも、しかも、まるで幽体離脱のように、

私の目は私の顔の中にはなく、部屋の天井にうきあがって私を見下ろしている。



そして、被害前後の記憶も曖昧だ。

ただ、何かいやだ、と感じるものには、かなり関係しているものが多いとわかった。


そして、二次被害三次被害と続いた地獄のような日々。

ほんとうに、肝心なところが記憶がない。

かなり混乱した記憶となっている。



あまりに辛すぎる記憶は抑圧される。

だが脳の中から消滅したわけではないので、

なんらかのきっかけ(思い出させるような状況、よく例えられるのが音や匂い等)で、

記憶のふたがあきそうになり、苦しくなる。

そういう説明を受けた。




当時は誰もそんなことを教えてくれなかった。

その知識があれば、どれだけ楽になっただろうか。


私だけが異常なのか、頭がおかしくなったのかと悩んだ。



でも、多くの被害者の方の話を聞いて、

被害そのものの記憶がないのも、

まるで幽体離脱のような状態なのも、

ふつうだとわかった。



人間の心ってすごいね、と変に感心して笑いあった。

これは同じ被害に遭った者同士だからできる会話。

ふつうならわかってもらえないこと。

それを安心して話せる相手。


たくさんのつながりが、救いとなることもある。


そういうつながりを、たくさん見つけていきたい。





私がとても好きな本。

リンダ・ハリディ=サムナー著 「リンダの祈り」

「リンダの祈り」 p1〜3 「まえがき」より引用


 この23年間、カナダで性虐待専門家として、被害者が加害者を告訴した際の法廷支援を中心に仕事をしてきました。これまでに支援した人の数は5000人を超えます。こうした仕事をはじめた理由は私も被害者の一人だからです。


 私の人生は長いあいだ危機と混乱の連続でした。6歳から16歳までの10年間、父から性虐待を受けました。祖父にも性的な接触をされています。自暴自棄におちいって14歳で売春に走り、少年院に送られたこともあります。28歳までに、何人もの男に強姦されました。そして、心の痛みを忘れるために何年間も、精神安定剤に依存し、お酒に溺れ、不倫を重ね、自殺も図りました。


 このような経験をしてきた私が本書を出版するには、理由があります。どのような虐待だろうと、虐待を受けた側に責任はないということを伝えたかったのです。虐待を受けた多くの人は、すべての責任は自分にあると感じて、無力感でいっぱいになっています。けれども、あなたに責任はないのです。


 同様に、虐待を受けた多くの人は、自分は一人ぼっちだと感じて、孤独におちいっています。しかし、決してあなたは一人ぼっちではありません。


 たとえ激しい心の痛みを経験したとしても、それを癒して乗り越えることができる、人生は自分の力で生きていくことができる、希望の光はある、と伝えたかったのです。本書を通じて、私の得てきた経験と知識をみなさんと分かちあいたいと思います。


 また、被害者だけでなく、被害者の家族や友人、深い心の傷を負った人をサポートする人たちの、性虐待被害者への理解と共感をもたらす助けとなることを望んでいます。そして、性虐待を私たち社会の問題として、多くの人たちに伝えられることを強く願っています。(中略)


 よい思い出も、思いだしたくないことも、すべての人生経験が、今の自分を築き上げているのです。それらの経験とどう向きあうかは、私たち一人ひとりにかかっています。


 本書が、あなたの人生を創造的に再構築できるツールとなることを望んでいます。どのようなツールでも使い方は一人ひとりにゆだねられます。知識と経験は力です。ここに書かれているメッセージのすべては、私から日本のみなさんへのプレゼントです。


 あなたの心の暗闇に光が射しこむことを、心から祈っています。

                                   

                                     リンダ・ハリディ=サムナー

 

リンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うためにリンダの祈り―性虐待というトラウマからあなたを救うために
(2003/06)
リンダ ハリディ=サムナーLinda Halliday‐Sumner

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大好きな本です。この本と、リンダさんと出会えたこと、感謝しています。

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