冊子「『あなたは悪くない』と言ってあげられますか?」のご紹介

性暴力をなくそうキャンペーンの一環として、小林美佳さん、大薮順子さんがつくられた冊子のことが、新聞等で紹介されましたので、こちらでもご紹介させていただきます。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=16598より転載
(※冊子の写真もあるので、ぜひご覧ください)

性暴力の実情 冊子で訴え…被害者ら対処法も紹介


性暴力の被害に遭った女性2人が、被害者やその家族・友人などに向けた冊子「『あなたは悪くない』と言ってあげられますか?」=写真=を発行した。


 冊子を作ったのは、被害体験を実名で出版した小林美佳さん(34)と、アメリカを中心に活動しているフォトジャーナリストの大藪順子(おおやぶのぶこ)さん(38)。講演会や写真展などで、それぞれ性暴力防止を訴えてきた。被害者が心身を深く傷つけられるだけでなく、周囲の誤解や偏見に苦しめられる実情を、社会に訴えたいという思いで一致。昨年、2人で「性暴力をなくそうキャンペーン」をスタートした。


 冊子はキャンペーンの一環として作成。タイトルには、被害者が責められやすいこの犯罪の実情を知ってほしいという思いを込めた。性暴力の実例を紹介したうえで、性暴力にまつわる「誤解」の例を列記している。


 例えばレイプは「夜道で見知らぬ人」にされるのではなく、知り合いによる例が多いことを内閣府の調査をもとに紹介。また「合意の上だったのでは」「嫌だったら助けを求められるはず」など周囲の誤解と偏見が、被害者を苦しめることなどを解説している。



 そして、被害に遭ったり被害を相談されたりしたら、〈1〉交番より警察署の性犯罪被害者対策室に連絡する〈2〉妊娠の恐れがある場合はピルによる緊急避妊の方法がある〈3〉証拠保全のために入浴しない――などの対処法も盛り込んだ。



 A5判、16ページ。1冊100円(送料別)で希望者へ郵送している。「NPO法人全国女性シェルターネット気付」と書いて、冊数と住所、氏名、連絡先を記し、ファクス(03・3235・9684)で申し込む。



 小林さんは「性暴力とはどういうものか、多くの人に知ってほしい。今後は、相談窓口の開設など活動を広げ、被害者支援と法整備の充実を訴えていきたい」と話している。


(2009年11月7日 読売新聞)


ぜひ多くの方に、読んでいただきたいと思っています。
ささやかながら、私も、配布先を探そうと思います。


本当に悲しいことですが、
いつ、誰が、被害に遭うかわかりません。
年齢も性別も関係ありません。


性暴力の実態を知ってほしい、正しい知識を持ってほしい。
多くの方に、読んでほしいと思います。