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2010-11-15

緊急避妊ピル、ノルレボの承認めざしてパブリックコメントを出しましょう

09:25 | 緊急避妊ピル、ノルレボの承認めざしてパブリックコメントを出しましょう - 「あなたは悪くない」別館 を含むブックマーク 緊急避妊ピル、ノルレボの承認めざしてパブリックコメントを出しましょう - 「あなたは悪くない」別館 のブックマークコメント


海外では、緊急避妊専用のピル、ノルレボ錠がありますが、日本では承認さえされていません。

二種類の中用量、高用量ピルで代用するしかないのです。身体への負担が大きく、副作用もあります。

しかも、性暴力被害にあった場合、レイプクライシスセンターもなく(ようやく数ヶ月前に大阪に民間のSACHIKOが、愛知県警察の試験的運用としてワンストップセンターがつくられましたが)、必要なケアを受けることができません。


交通事故や犯罪被害などで、怪我をしている場合は、病院で医療を受けることを優先するのに、

警察は、性犯罪となると、告訴するということを決めていない状態では、病院に連れて行くことさえしません。

緊急避妊は当然の医療ケアとして扱われていないのです。

親告罪だとか告訴だとか、ふつうはなじみのない生活を送っていてわからないことだらけですし、被害直後の混乱した状態で威圧的に言われても逃げ出したくなるのが普通だと思います。ひどい話を沢山聞きます。

警察を経由せずに病院に直接行った場合なども、ひどい対応をされたという話もたくさん聞きます。


こうした現状を変えるためには、

緊急避妊がもっと当たり前のこととして、当然のこととして認められる必要があります。

また、性犯罪被害がどれほど多いのかも認知されていないために、すぐに承認にされないのだと思います。

他国のようにいつかドラッグストアなどでも処方箋なしでも入手できるようになるためには、まず今の段階で承認させなくてなりません。


パブリックコメントは数がものを言います。

数で、承認してほしい、承認反対、が決まるようなものです。

簡単な一言でいいですので、ご協力お願いいたします。


パブリックコメントでは、性犯罪被害にあったということは特に言う必要はありません。

自分の大切な人が被害にあったが、ということでもかまいません。

パブリックコメントは誰が書いてもいいのです。被害当事者でなくてももちろん大丈夫です。

被害のことを言った上で伝えたいというお気持ちの方もいらっしゃるとも思います。

どういった場合も、どうぞお気持ちを大切にされてください。


ご自分の心身の余裕と、お気持ちに無理のない範囲でご協力をお願いいたします。


パブコメはこちらから出してください。

https://www-secure.mhlw.go.jp/cgi-bin/getmail/publiccomment_input.cgi?mailto=norlevo-drug@mhlw.go.jp

件名に、「ノルレボ錠0.75mgの医薬品製造販売承認に関する意見」と書いてください。



JFPA(日本家族計画協会)の、北村邦夫先生に、下記の文章について、転送転載の許可をいただきました。

ぜひ皆様、広めて、緊急避妊ピル、ノルレボを承認してもらいましょう。


JFPAには以前から、緊急避妊のできる病院が全国どこにあるのか等問い合わせに応じるなど、積極的に取り組んでいらっしゃいます。

緊急避妊Q&A

http://www.jfpa.or.jp/cat5/index06.html で、電話で緊急避妊をしてくれる病院を教えてくれます。




●●●●●●●●●●●●●●●●●以下、転送・転載歓迎です●●●●●●●●●●●●●●●●●


北村邦夫@日本家族計画協会です。

レイプされた、避妊できなかった、避妊に失敗したなどに際して72時間以内に服用することで最後の避妊を可能にする緊急避妊ピル。承認に向けた一歩手前で国はパプリックコメントを求めています。「え?」と首を傾げたのは言うまでもありません。

緊急避妊ピル(ノルレボ錠)も低用量ピルと同じ運命を辿ろうとしているのです。できましたら、このメールを他のメーリングリストなどにもご紹介ください。ご質問などございましたら、北村宛(kitamura@jfpa.or.jp) 遠慮なくお問い合わせ下さい。


以下、サイトにお入りください。(PDFは添付)

http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495100233&Mode=0

低用量ピルの時もそうでしたが、承認反対派などが、このパプリックコメントに驚くほど多数の意見を寄せ、承認審議を先送りせざるを得なくなったという忌まわしい過去があります。僕としては、どうしても、そのような動きを阻止したいのです。

できるだけ簡単な意見(例、「○○です。緊急避妊を早急に承認してください」、「○○です。レイプ被害に遭った女性を苦しめたくない」など)で結構です。下記宛お送りいただけないでしょうか。サイレント・マジョリティの汚名を返上して、今こそ行動をおこしませんか? 

(1)インターネットの場合には「厚生労働省・パプリックコメント」からお入り下さい。

*入力フォームの「※件名」欄に「ノルレボ錠0.75mgの医薬品製造販売承認に関する意見」と入力してください。

(2)郵送する場合

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1−2−2 厚生労働省医薬食品局審査管理課あて

(3)FAXの場合

FAX番号:03−3597−9535

ご意見は、日本語で、個人の場合は氏名、住所、職業、連絡先(電話番号及びFAX番号)を記載して下さい。(連絡先等は、提出意見の内容に不明な点があった場合等の連絡・確認のために利用します)。なお、寄せられた御意見は、個人を特定することのできる情報を除き、公開されることにつき、あらかじめ御了解願います。


なぜ、今、緊急避妊ピル(ノルレボ錠)が必要なのか?

1.日本では、医師が一切の責任を負って、中用量ピル(プラノバールあるいはドオルトン)を処方し続けてきました。

2.現在「犯罪被害者への医療支援」が47都道府県で実施されており、レイプ被害に遭った女性に対して、緊急避妊ピル(中用量ピル)を無料で提供しています。公に承認された緊急避妊ピルがないにもかかわらずです。

3.多発性骨髄腫の治療薬としてサリドマイドが使われていますが、この女性患者に対しては、必要に応じて緊急避妊ピル(中用量ピル)の提供が義務づけられています。公に承認された緊急避妊ピルがないにもかかわらずです。

4.従来、医師の責任で処方している中用量ピルと、今回承認を待望している緊急避妊ピル(ノルレボ錠)の比較研究を北村が実施しておりますが、その出現頻度をみますと、「副作用なし」(41.4%:94.7%)、「悪心」(55.2%:2.8%)、「嘔吐」(13.3%:0%)などとなっており、ノルレボ錠の安全性は明らかです。レイプ被害に遭った女性に対して、それでも中用量ピルを処方し続けますか?

5.層化二段無作為抽出法によって15歳から49歳の国民男女3000人に対して行った「男女の生活と意識に関する調査」(北村)によれば、直近の調査(2010年10月)でも、既に緊急避妊ピルを使用したことのある女性は46万人を数えています。副作用の強い中用量ピルを服用させていることを残念に思います。

6.そして何よりも、ノルレボ錠を含むレボノルゲストレル(黄体ホルモン製剤)単剤の未承認国は、チリ、ペルーイランアルジェリアアフガニスタン北朝鮮、日本の7カ国が残されているだけです。日本は最後の承認国になるのですか?

7.薬剤でのパプリックコメントが求められたのは最近では多発骨髄腫治療剤「サリドマイド」以来です。同じ扱いですか?

本件については、以下のサイトも役立ちます。

http://www.watarase.ne.jp/aponet/blog/101111.html




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北村邦夫 (Kunio Kitamura)

社団法人日本家族計画協会 家族計画研究センター・クリニック

Research Center/Clinic of Japan Family Planning Association,Inc.

tel 81-3-3235-2694 fax 81-3-3269-6294

中央公論新社婦人公論編集)から新刊発売

『40代からの幸せセックス あなたの「本当の快感」を探す旅へ』ー知らずに女は終われない

『Dr北村のJFPAクリニック』http://www.jfpa-clinic.org/ ブログ更新中

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<追記>

コメント欄にてid:saebouさんより指摘のあった点等について、北村先生からご教授いただきました。

重要な点について喚起いただき、ありがとうございました。

ご親切にお教えいただいた北村先生にも深く感謝いたします。

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緊急避妊ピルについてですが、実は、日本では既に使われているものです。僕自身も緊急避妊ネットワークを組織しており、北海道から沖縄まで実に1500余の産婦人科医が加入しています。緊急避妊が必要になった場合には、03−3235−2638(月から金、10時から16時、祝祭日はお休み)にお電話をいただければ、処方施設の紹介を無料で行っており、昨年度だけでも2千件を超える紹介がなされています。

 このように、緊急避妊ピルが承認されていないわが国で、既に緊急避妊ピルが処方されている不思議さ。既存の承認薬を医師の判断と責任で転用することは法に触れないことになっているからです。そのために、ご指摘のように、トリキュラー、アンジュ、トライディオールマーベロンのような低用量ピルでも、プラノバール、トライディオールなど中用量ピルでも転用してきたのです。でも医師の好意に甘え続けるには限界があります。しかも、通常1錠で済むはずのピルを、2錠(中用量)、6錠(マーベロン)、8錠(トリキュラーなど)も飲まなければならないのですから、吐く、気持ち悪くなるなどの副作用が強く現れてしまいます。ノルレボ錠に比べて、避妊効果も低い。そのために、堂々と、公に使用できる、安全性、有効性が証明されているノルレボ錠を早期に承認してもらう必要があるのです。

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saebousaebou 2010/11/16 02:54  全く細かいことで恐縮ですが、低用量ピルでも緊急避妊に転用できますので冒頭の表現は誤解を招くかと思います。低容量を緊急避妊目的で処方する医院というのはあまりきいたことがありませんが、少なくともトリキュラーなどは転用できるはずです。

manysidedmanysided 2010/11/16 06:58 saebouさんコメントありがとうございます。

トリキュラーは転用できるのですか。


低容量を緊急避妊目的で処方する医院というのはあまりきいたことがありませんが


何人かの産婦人科医や助産師の方からお話を聞きましたが、プラノバールかドオルトンと口をそろえて言われるので、それが正しいのかと思っていました。

確実性はどうなのでしょう。もしご存知であれば教えていただけると助かります。

saebousaebou 2010/11/16 08:45  私も確実性についてはちょっとよくわからないのですが、知り合いに田舎住まいで土日に処方してくれる医院がなかったためトリキュラーを使用し、他の緊急避妊ピルと同様数日で出血があったという方がいました。たった一人の例なのではっきりしたことは言えませんが…標準的な処方ではないと思うので本当に万一の場合ということになると思いますが、低容量なら友人が手元に持っていたりする場合もあるので知っていて損はしません。

salubrisalubri 2010/11/17 02:38 住所氏名が必須だというのに少し抵抗を感じましたが、今しがた一言書いてきました。
ページの作りがあまり分かりやすくないですね。重要事項がPDFなのも面倒…。扱っているのはとても大事なことだから、そうも言ってられませんけど。

manysidedmanysided 2010/11/18 02:26 saebou 様コメントありがとうございます。
確実性について調べてみてまた追記したいと思います。仰るとおり万が一のときに備えて知っておいた方がいいとは思います。

manysidedmanysided 2010/11/18 02:31 salubri 様パブリックコメント出していただいてありがとうございます。お疲れ様でした。全く、住所氏名必須というのはなんとかならないのかと思います。
以前、内閣府に問い合わせたら、住所も大まかでいい、匿名でも構わないということでしたので、
私は今回もそのようにしました。旧姓プラス平仮名(本当は漢字)に、住所は市までしか書きませんでした。ダメだったら仕方ないですが、出さないよりましかなと思い。
住所氏名に抵抗がある人の存在も考えて欲しいですよね。いつもいろんな機会にそう思います。

ページのつくりわかりにくいですね。私もそう思い、いちおう直リンクを貼っておきましたが、わかりにくいですね。

うろこうろこ 2010/11/29 11:23 こんにちは、微力ながら、私もパブコメださせて頂きました。ブログの方にも転載させて頂きました。
少しお聞きしたい事があるのですが、
「夫婦間のレイプは犯罪と認められない」と話したところ、「夫婦間は強姦になります」と自信たっぷりのコメントを頂きました。いつからか法が変わったのでしょうか?何か違う事を言っているのでしょうか?

誤解させてすみません(うろこ)誤解させてすみません(うろこ) 2010/12/01 22:58 誤解させてしまう書き方をしてしまったかもしれないので、再度、書き込みさせていただきました。何度も申し訳ありません。
二度目のコメントなのですが、私、「裁判で夫婦間の強姦の実例がないのはあっていますか?」という風に書いたと思うのですが(うら覚えですみません)
あくまで裁判所が認めてくれない、というだけで、実際は「夫婦間の強姦」は山のようにあるのは分かっています。以前、ご紹介されていた冊子を購入して読ませて頂きました。今の日本の状態では「強姦と立証するには女性に不利な規定」なのですね。
もしかして、私が「日本では夫婦間の強姦はない」と思っている、
と誤解させてしまい、傷つけてしまったのではないか、と思い、何度も申し訳ないのですが、書き込みさせて頂きました。
軽率な書き方をしてしまって、大変すみませんでした。コメントの方は削除して下さいますようお願い致します。
お返事は、manysided様の気持ちに負担がかかるようならばいりませんので、ご無理されないようにお願いします。
何かお言葉がありましたら、メールの方にお願い致します。(罵りでもなんでも受けます)
謝ってすむ事ではないのですが、本当に申し訳ありませんでした。

manysidedmanysided 2010/12/05 18:27 うろこ様、ご心配おかけして申し訳ありません。ばたばたしており、今コメント読ませていただきました。ほんとうに申し訳ありません。
パブコメ出していただいて、またブログに転載させていただいて、ありがとうございます。

夫婦間強姦については、何年も別居していて、かつ夫と夫の友人が複数で妻を強姦したものが判例としてぽつんとあったようです。そのため長期の別居をしていない夫婦、実質上婚姻が破綻していないとみなされる場合は、犯罪として成立させることが難しかったようです。判例というよりも警察官の現場の判断も、夫婦の間の暴力を暴力とみなさない傾向が根強く、夫の性欲は妻が無理してでも処理するのが当たり前という考えが根底にあるように思います。

ですがDV防止法によって少しずつ変わってきているようです。ただやはり別居で妻が離婚を望んでいるが夫が応じないことを警察が把握している、保護命令が出ていたりする場合でないと、婚姻が実質上破綻していると認められないようです。
おかしな話ですよね。夫婦であっても、おたがいの合意の上の性交渉でなければ、性暴力でしかないのに。

いつも沢山のお気遣いありがとうございます。全く気にしておりません。
こちらこそお気を遣わせてしまい申し訳なく思います。
今ちょっとややこしいことになっておりまして、そのうちブログに書くかもしれません。
性犯罪被害者を狙う犯罪まがいのことが起きておりまして。

いよいよ冬が本格的にきたようで、寒くなってきましたね。うろこ様も、おかぜなどひかれないよう、どうぞご自愛くださいませ。

reireireirei 2011/09/23 23:14 はじめてコメントアウトさせていただきます。

大学時代に交際していた人から、肉体的や精神的だけでなく、性的にも
DVを受けていた経験を踏まえ、パブリックコメントを出させていただきました。

いまだにDVは「男女の痴話喧嘩」だの「生意気な女を躾ける」だのと
言われていますが、その風潮も変えていかないといけませんね。

manysidedmanysided 2011/11/14 18:56 id:reireiさま

コメント承認遅れましたこと、お詫び申し上げます。
ダイアリーの方はログインしておらず、hatenaはブクマのみ時折使っているような状態でした。

おつらい経験を話していただいてありがとうございます。
また、パブリックコメントも出していただいてありがとうございました。
承認されて、本当によかったです。お力添えありがとうございました。
呼びかけて同じ思いの方が応えてくれるというのはとても励まされます。

ほんとうに、DV加害者やその擁護する人は、兄弟なのか?親戚なのか?と思うくらい同じことを言いますよね。
うんざりします。

仰るとおり、男尊女卑な社会を変えていかないと、DVも性暴力も減らないと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

2010-10-28

レイプ・シールド法(強姦被害者保護法)について

18:57 | レイプ・シールド法(強姦被害者保護法)について - 「あなたは悪くない」別館 を含むブックマーク レイプ・シールド法(強姦被害者保護法)について - 「あなたは悪くない」別館 のブックマークコメント


レイプ・シールド法」について、資料としてこちらに置いておく。



司法におけるジェンダーバイアス

第二東京弁護士会司法改革推進二弁本部ジェンダー部会 

司法におけるジェンダー問題諮問会議 編

p261〜262より引用


コラム 

レイプ・シールド法(強姦被害者保護法)    小倉京子/宮園久栄



 アメリカおよびカナダには、「レイプ・シールド・ロー(Rape shield law)」という通称で呼ばれる証拠法がある。それは、性暴力の被害者が訴訟で不利益を受けることを防止する目的で制定された、「強姦被害者保護法」というべき法律である。

 これらは、連邦や州によってその内容や適用範囲(刑事訴訟だけか、民事訴訟も含むか)について違いはあるものの、以下の点でほぼ共通している。すなわち、

(1)被害者が当該性行為以外の性的行為に関わっていること

(2)被害者の過去の性的経験に関する事実についての証拠は排除されるというものである。ただし、以下の場合は除外される。

精子、傷害その他の物的証拠の主体が被告人ないし被告ではないことを立証趣旨とする場合の被害者ないし原告の具体的な性行為に関する証拠

被害者ないし原告の合意が争点の場合に、被害者ないし原告被告人ないし被告との具体的性的行為に関する証拠

 なぜ、こうした規定を設けたか。その理由として、以下のような弊害の防止を挙げている。

 第1に、本来、被害者が過去においてどのような性的経験を有するかは、当該具体的な性行為についての「同意」、あるいは、被害者の供述の「信用性」ともなんら関連性はない。被害者の他の性的行為や性的経験についての証拠に証拠能力を認めることは事実判断を誤らせる危険性がある。また、法廷の場においてそれらを問題とすることは、不必要に被害者のプライバシーを侵害するおそれがある。

 第2に、被害者の性行動や過去の性経験に関する証拠を捜査の過程で収集したり、裁判で公開したりすることは、法廷が被害者の性行や行状を裁く場となりかねず、被害者に無用の羞恥心を抱かせ、さらに被害者が周囲からステレオタイプ的なレッテルを貼られる可能性も大きい。これらの行為が許容されると、被害者が告訴をためらって法的救済が受けられなくなるばかりか、結果として性暴力という違法行為と行為者が放置されることになる。

 この法律が制定されるまで、性暴力事件において、被害者が加害者との性交に「同意」していた証拠として、被害者の過去の性経験が提出されるというケースがしばしば見られた。加害者のそうした戦術は、被害者に法廷で多大な屈辱を与え、また被害者が告訴することを妨げる原因ともなってきた。

 

 そもそもなぜ、従来、当該事件とは関係のない被害者の過去における性経験が問題とされてきたのだろうか。また、加害者に関しては、以前の性的暴行の有罪判決への言及は許されないのに対して、なぜ、被害者に関しては過去の性経験が問題とされるのか。それらは「貞操でない女性は、性行為に同意しやすい」とか「貞操でない女性の供述は信用できない」という強姦に関する誤った「神話」に基づいているのではないか。

 

 レイプ・シールド法は、まさにこうした批判を受け、被害者の声に耳を傾けた結果成立した法なのである。


事例で学ぶ 司法におけるジェンダー・バイアス事例で学ぶ 司法におけるジェンダー・バイアス
(2003/11/06)
第二東京弁護士会司法改革推進二弁本部ジェンダー部会司法におけるジェンダー問題諮問会議

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2010-07-27

愛知県に警察主導のワンストップセンターできる

06:11 | 愛知県に警察主導のワンストップセンターできる - 「あなたは悪くない」別館 を含むブックマーク 愛知県に警察主導のワンストップセンターできる - 「あなたは悪くない」別館 のブックマークコメント


気になっていた、国内初の、警察主導のワンストップセンターが、

愛知県一宮市羽衣にある、大雄会第一病院に開設されました。

 

 

大雄会第一病院のサイト→http://www.daiyukai.or.jp/daiyukai/organization/medical_treatment/daiichi_hospital.html


先日の記事でご紹介した、性暴力救援センター・大阪SACHICO(大阪府松原市の阪南中央病院内に設けられた24時間対応の民間のレイプクライシスセンター)とはやはり記事を読むだけでも熱意というか何かが激しく違う、と思う点が多々ありますが、そのくらいSACHICOの皆様のがんばりが伝わってきます。

性暴力救援センター・大阪SACHICOのサイトはこちら→http://homepage3.nifty.com/wco/sachico/index.html

新聞テレビ等でも何度も取り上げられ、そのたびにSACHICOのスタッフの皆様の熱意があちこちで伝わって励まされています。

行政の金銭的バックアップがほしい・・・皆様もカンパをお願いいたします。

http://wan.or.jp/modules/articles0/index.php?page=article&storyid=306より

性暴力救援センター・大阪へのご寄付は、

  郵便振替口座  00900−7−163580

  加入者名    アミーケ基金協会

  1口 5000円以上でお願いします。

  また、お名前の公表について、公表可・不可を明記してください。

性暴力救援センター・大阪SACHICOに負けじと取り組んでほしいと切に思います。

性暴力がそれだけ多いというのもつらいですが、多いことに目を背けても、何も得られない。何もいいことはない。

今まで被害にあった場合のケアがすすまなかった理由はそれです。性暴力の多さを認めない社会。


愛知県以外は受け付けないとか(警察主導だから仕方ないとは思いますが、せめてケアは受けさせた後つなげないのか、もういっそ都道府県警を廃止してほしい、変な縄張り意識は邪魔でしかない等々・・・たまっている不満や不安がいろいろ出てきます・・・)、

日曜を除く午前9時〜午後8時に常駐とか、なめてるのか?24時間でないと意味がない、といろいろ思うことはありますが・・・。(時間外は県警本部に転送されるそうですが、直接病院に連絡して、行ったほうがいいのではないかと思ったり・・・まずケアを受けてから警察とどう関わるか決めるのが一番ではないでしょうか・・・このあたり調べてみたいです。どこまでできるかわかりませんが)


警察が把握しているだけでも(顔見知りによる被害が圧倒的に多い実態と逆転して見知らぬ人による性犯罪しかカウントできていませんが)性暴力被害が多く発生する時間帯くらい理解しているのに。

そのデータを警察のサイトでいくつも見た記憶があります。


被害者が希望する場合は警察官が駆けつける、ということですが、無理に告訴するよう強要するのではないかと心配されていた方も多いですが、それはないようです。

ただ現状は「あなたが恥ずかしい思いするよ」と言い、告訴するな告訴取り下げろというような状況ですから、それを踏襲するだけでは意味がないとも思います。その意識を変えなくては何も変わらない。そのきっかけとなることを望みます。

恥ずかしいのは被害者ではなく、恥ずべきことをした加害者です。被害者は悪くありません。

ともかく被害者の意思を尊重してほしい。切に願います。


不安だらけですが、変えていかなくてはいけないのだなと思います。

あまりにひどい、動かざるを得ない現状なのに。

どれほど性暴力が多いかわかっている人とわかっていない人が混在してこの創設に関わっているのを感じます。

SANEの方もきちんと配置されているのだろうか、おそらく大丈夫だろうとは思うものの心配です(近々問い合わせてみます)。



でも、まずは、国内に一箇所できたというだけでも大きな大きな進歩です。


関わる方々にはがんばっていただきたいです。私が言うのも変ですがどうかよろしくお願いします。

被害者を傷つけないでください。


男性の被害者も対象にされているという点にもほっとしました。

男性女性こだわらず、ちゃんとケアしてほしい。あまりに多すぎます。

24時間対応にしてほしい。被害者に、変な負担をよけいにかけないでほしいと思います。


以下、いくつかの記事を貼り付けます。

性被害の相談・通報・診療を1カ所で 愛知の病院に拠点

http://www.asahi.com/national/update/0724/TKY201007240497.html

<<魚拓>>

 性犯罪の被害者が、治療や検査、警察や弁護士への連絡を1カ所でできる拠点「ワンストップセンター」を警察庁と愛知県警が26日、愛知県一宮市の大雄会第一病院に開設する。被害者が関係機関を行き来する負担を軽くして、潜在化を防ごうという国のモデル事業で、韓国の先例を参考にした。

 拠点の名は「ハートフルステーション・あいち」。犯罪被害者支援組織「被害者サポートセンターあいち」の女性支援員と愛知県警の女性警察官が日曜を除く午前9時〜午後8時に常駐して、電話相談も受ける被害者が希望すれば医師に連絡し、付き添う。通報を希望する場合は、捜査員が駆けつける。弁護士や臨床心理士も紹介できる。男性の被害者も拒まないという。

 ワンストップセンターとしては、大阪府松原市の阪南中央病院内に設けられた民間の「性暴力救援センター・大阪(通称SACHICO)」(072・330・0799)が4月から活動している。女性の救急医療として24時間対応。大阪府警が協力するが、警察官は常駐せず、研修を受けた女性支援員が被害者の話を聞く。

 センター代表で同病院産婦人科の加藤治子医師によると、4〜6月の3カ月で計13人のレイプ、強制わいせつの被害者が事件後1週間以内に来所した。開所前の昨年1年間で同病院に診察に訪れた性暴力被害者は9人、一昨年が11人。開所3カ月で年間の数を超えた

 被害者の多くが10代。母親や学校の養護教諭に連れられて来た。診察後に警察に通報した人も複数おり、被害者が望めば、センターで体内から採取した証拠を冷凍保存する。「72時間以内なら緊急避妊もできるし、証拠採取や傷の診断も早い方がいい。できるだけ早く医療や支援につながることが回復には重要」と加藤さん。ただ、運営費を寄付に頼り「当面は続けられるが、公的支援なしに続けるのは厳しい」状況という。(編集委員・河原理子)


犯罪被害者の支援拠点きょうオープン

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20100726-OYT8T00040.htm

 性犯罪の被害者対応を1か所に集約した拠点「ハートフルステーション・あいち」が26日オープンするのを前に、一宮市羽衣の大雄会第一病院で25日、開所式が行われ、施設が報道陣に公開された。

 式には古谷洋一・県警警務部長、杉本孝・警察庁犯罪被害者支援室長、伊藤伸一・医療法人大雄会理事長や被害者支援団体などから約20人が出席。古谷部長が「性犯罪被害者への支援を望む声が高まっている。効果的な運用に取り組んでいきたい」とあいさつ。続いて伊藤理事長も「医療を通して、性犯罪被害者の身体的、精神的な被害のサポートができるよう力になりたい」と述べた。

 「ハートフルステーション・あいち」は警察庁の性犯罪被害者対応拠点モデル事業で、警察の事情聴取や証拠採取、医師の治療などが1か所で受けられる全国初の試み。女性警察官や支援団体の女性職員が常駐し被害者への対応にあたる。同病院内の一室(約10平方メートル)に設けられた。

 室内は少しでもリラックスできるように花や絵画などが飾られている。また、入り口についたてを設置したり、会話が外に漏れないように音楽を流したりと、プライバシーに配慮したつくりになっている。

 杉本犯罪被害者支援室長は「性犯罪の被害者が安心して飛び込むことのできる場を作ることで、被害の潜在化を食い止めたい」と話した。

(2010年7月26日 読売新聞


ワンストップセンター開所式=性犯罪被害ケア拠点−26日から運営・愛知県警など

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010072500064


 愛知県警と警察庁は25日、性犯罪被害者の治療、カウンセリングと被害申告などを1カ所で受け付ける「ワンストップセンター」の開所式を、設置先の「大雄会第一病院」(同県一宮市)で行った。官民協力で性犯罪被害者のケア拠点を設置するのは全国初で、26日から業務を開始する。

 県警によると、センターの名称は「ハートフルステーション・あいち」。祝日と年末年始を除く月〜土曜日の午前9時〜午後8時まで、女性警察官と社団法人「被害者サポートセンターあいち」(名古屋市)の女性スタッフが常駐し、訪れた被害者のカウンセリングを行う。

 スタッフらは、医師や警察、弁護士らとの連絡調整にも当たり、従来のように被害者が病院や警察で繰り返し被害の説明をさせられ、心の傷を広げるのを防ぐ。

 電話相談窓口「0570・064・810」(愛知県内からの電話のみ接続可能)も設け、常駐時間外の電話は県警本部に転送される。時間外にセンターに被害者が来た場合、主に女性警察官が駆け付け、対応するという。

(2010/07/25-15:15)