メモ。

 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1111/ps3.htm
 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1111/ps3_2.htm
 PS3の分解写真。
 マザーボードははじめから部品の「数」をとことん削っている印象。
 http://www.nec-tokin.com/product/cap/proadlizer/about01.html
 これを多用しているのは「組み立てコストを下げるため」ではなくて「設計期間を短縮するため」なのかも……オーディオ関連で「電源用電解コンデンサはOS-CON、ほかの電解コンデンサならBlackGateを使っておけばなんとかなるさ」というのと似ている気が。
 低価格版を作る場合、これを元の細かなコンデンサにばらすのは得策ではない(組み立てコストがかさむ)だろうから、周辺に散らばっているチップ部品を代替するICを「今から設計する平行作業で設計している」んでしょうね。
 Blu-rayドライブにはじめからシングルレンズ機構を採用したのは、純粋に量産効果を狙っているはず……少量生産が前提ならば複数レンズ方式から始めるかもしれないけど、「PS3がコケればBlu-rayの未来はない」し「Blu-rayがコケればPS3の未来はない」という状況であって、なおかつ「Blu-rayに興味がない人を相手にBlu-rayドライブ搭載機器を買ってもらう方法は他にはない」し「Blu-rayに興味がない人でも、ゲーム機として興味があればPS3を買ってくれる」のだから、(DVDの時と同じく)意地でも「はじめからシングルレンズのユニットを市販機に載せる」のは当然かも。
 ……一つ気になるのが、電源ユニット。端っこに並んでいる4個の大きなコンデンサは420V・100μF・105℃品(2000時間保証品か、その上のグレードかは不明)らしいのだけれど、あの引き抜き方で正しく熱気は引き抜けるのだろうか……と。電源が汚れている*1環境では、下手をすると2008年の真冬か2009年の真夏あたりに容量抜けを起こしそうな予感が……って、変な電源ユニットに泣かされたから余計な心配をしているだけなのかもしれないですけど、どうにも「他の基盤と比較したときのアンバランスさ」が気になるんですよね。
 いずれにせよ、ハードウェア的には結構面白そう。でも、ゲーム機は「ソフトが無ければただの箱」なので、ハードウェアが感心できる出来かどうかはまったく関係ないわけで……今後はどうなるのだろうか。
 http://homepage3.nifty.com/kanaimaru/PS3/0f.htm
 おまけ。オーディオオタクにはウケが良いのかもしれない。文章中で一箇所だけ「この」が「ごき」と【誤打】されているのは……やっぱり親指シフターの証ということで^^;。

*1:たとえばコンデンサインプットの機器が家内で大量に繋がっているとか、高速電力線通信を導入しているとか……。

「左パソコン、右マック」のCM2作目は露骨すぎ。

 アップルコンピュータのCM、初回は「パソコンに【ワーク】って名前をつけた」あたりがお茶目だと思った*1のだけれど、2作目はヒドいなぁ……と。
 確かに(たぶんWindowsのことを指していると思うので)Windowsの「素の状態での」プリインストールアプリはひどいと思うけど、それは「一般的なユーザの見た目」からみれば本質じゃないし……私の場合、初心者向けにはアプリケーションてんこ盛りな(あるいは用途に見合うアプリが乗っている)PCを薦めているし、同じようなことはその辺の量販店にいる店員さんでももちろん案内できると思うわけで。
 もしも「Gimpが安定して使えればそれで良い」とかいう話が出たら、私はたぶんLinuxの平均的なディストリビューションを薦めることになるだろうし……この場合、極端なことを言えば「OSの差はさほど問題にならない」のかも。
 そもそも、(Windowsに移植されていない)Macアプリケーションの魅力は「iLife」に集約されているのか?それを選んだのは、初回のCMで「パソコン」に「ワーク」って名前をつけてしまったがために(プリインストールアプリではないけど)「Keynote」を押せなくなってしまったための苦肉の策ではないのか?……とか、そういうところでCM戦略の不味さを感じてしまうんですよね。
 ユーザインターフェースとアプリケーションを混同しては、話が始まらないような気がするのだけれど……敢えて混ぜているのだろうか……。
 というか、むしろMacユーザにとって「2作目の」CMは不快ではないのだろうか……と、むしろそちらのほうが気になるんですよね。なんとなく、Willcomの失敗作「働け!」CMに似た不愉快さを感じるのは気のせいでしょうか。
 ……とりあえずは3作目に期待。というか、場当たり的に2作目を作ったわけではないと思いたいです。
 #正直言って「憧れていたMac」に対するイメージが、ガラガラと音を立てて崩れてしまった気がしています……もっと「魅力あるMac」であり続けるために、露骨な比較広告ではない「Macの美味しいトコ取り」なCMを期待したいところです。

*1:これはMacの立ち位置と愛され方をきちんと示していてナイスだと思う。