「飛鳥カナ配列」は、何のために存在するべきなのか。

 さいきん、いくつかの「はてなキーワード」に、飛鳥カナ配列に関する話を書きました。
 ……これが「宣伝目的で書いちゃった(笑)」とかいう話なら悩む必要もない(もちろん文句は出ると思う/削除しても差し支えない)のだけれど、そもそも「飛鳥を引き合いに説明するより他に、選択肢がない(泣)」状態だったりしたので、個人的にはちょっとビミョーだったり。


 解説において使われそうな飛鳥の特徴というのは、たぶんこういうところがあるのだと思う。

  • 入力法の区別に関係なく、配列側で強制的に「非利き手(器用には動かないほうの手)側の運指範囲&打鍵比率を徹底抑制した」はじめて(?)の例。
  • 両手用けん盤配列において、「右利き用」と「左利き用」配列の2つが少なくとも必要だということを示したはじめて(?)の例。

 ……ただし、前者については「Christopher Latham Sholes」さんが後に作成したけん盤配列の前例があるから、「はじめて」と言うには微妙だと思う。
 後者については「片手用配列」として「左手用Dvorak配列」とかの前例がある……のだけれど、「両手用配列」としてこういう方針を提示した配列は、いまのところ前例が思い当たらないんですよね……。


 飛鳥に限らず、新配列系の事例を少しずつはてなキーワードへと埋め込んでいるのだけれど、こういう細かな話はばっさりと切ってしまうほうがいいのかも……とか思うところもあって、結構悩ましいんですよね……むむむ。