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雑記/えもじならべあそび このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

様々な文字入力手法を「運指動画」でご覧頂くことが出来ます。
「シャドータイピング50音順式タッチタイピング練習法」、ひっそりと公開中。
Advanced W-ZERO3[es]ctrlswapminiかえで携帯配列(圧縮ポケベル打ち入力)を利用中。
普通のキーボード用にNICOLA(親指シフト)を圧縮?した、「かえであすか」を利用中。
はてスタの色識別性が改善されるまでの間、私ははてスタ捨て場にカラースターを捨てます。

【注意】この日記に出てくる「運指(最適化)」という語はほぼ、タイパーさんが表現するところの
「ワード(最適化)」のことを指し示しています
……表現間違いをなくすために、現在訓練中です。

2009年02月24日 火曜日

(TitleOnly)【「月影配列(濁点分離版)」──TW国語R基本常用語ver2.1.0出題語句の打鍵専用配列──。 - 雑記/えもじならべあそび】について、手動評価打鍵するかどうか……を考え中。

(過去:「月影配列(濁点分離版)」──TW国語R基本常用語ver2.1.0出題語句の打鍵専用配列──。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ……もちろん「(私が最も苦手とする)タイプウェル」をやるために、と。

 Qwe/JISかなとかから離れて「純粋な運指練習用途」として使うと、もしかして面白いんじゃないだろうか……とか、そういう「実用外の使い方」方面で、何か役目が見つかればいいのだけれど。

 #通常通りに「数日で飽きて戻しちゃう」可能性があって、そのあたりが微妙……なのだけれど。

2009年02月22日 日曜日

【JVCケンウッド ビクター 内蔵HDD&DVDビデオレコーダー DR-HX250】をセットアップ……いやウチではないのだけれど。

 価格は安いです。なんといっても

パナソニック 250GB DVDレコーダー VHSビデオ一体型 DIGA DMR-XP25V-K

パナソニック 250GB DVDレコーダー VHSビデオ一体型 DIGA DMR-XP25V-K

より3万は安いという……。

 ……ただ、根本的に「利用者視点での配慮が足りてない」点が多くて、そのあたりが気になりました。

 セットアップマニュアルが箱の中で天地逆(印刷された箱の天地から見て底面)に入っていたり、表面保護テープのはがし方について「実際にやってみて決定した」形跡がなかったり、初期設定メニューの終了時に「(アナログチューナー設定をせずに終了させると)何の案内もなしにブルーバック画面に放り出される」とか……とにかく「もったいないことのオンパレード」だよなぁ、という感じでした。

 あとは、「簡単リモコン」と「フルリモコン」があるのは素敵……なのだけれど、フルリモコンで操作するときのメニュー体系が「フルリモコンのあるべき姿と微妙にかみ合ってない」というところが気になりました。


 ……とはいえ、致命的なところはなくて「慣れれば何とかなる」レベルという気もするので、「コストが安いというメリットによって十分問題は吸収できる」という気も。

 地上デジタル対応テレビを導入して、「デジタル放送受像中のEMIが原因で、地上アナログを録画中のVHS機器EMSが発生してしまい困っている」とかいう場合には、こういう環境でのEMCについて考慮しているはずの、こういった機器が役立つのかも……操作性よりも価格を重視するなら、この手の廉価機は既に買いの段階に突入しているのかも。


 ただ、正直言って「これは、ウチに導入するのは無理」だろうなぁ……と感じました。

 「簡単リモコンだけで全てできる」ような仕掛けにするために、本体側のソフトウェアについてより練り直していく工夫が必要なのではないかと感じました。

 ……でも、将来「(いい方向に)化ける」可能性は持っていそうなので、今後に期待したいところです。

(TitleOnly)あなたは、自分自身が使っている入力法をさして、「みんなが○○配列を使えばいいじゃん。」という自信がありますか。

 ……さすがにコレはないねぇ。

 そもそも「親指シフトかな系」って時点で無理がある*1ような。

 「かえであすか」自体の問題もあるし……微妙

 

問題です。次の要件を満たす「ただひとつの」けん盤配列は、設計可能でしょうか。

  • 左手だけを使って文字入力したいという人」と「左手をだいぶ多めに使って文字入力をしたいという人」と「左手をすこし多めに使って文字入力をしたいという人」と「左右をほぼ均衡に使って文字入力をしたいという人」と「右手をすこし多めに使って文字入力をしたいという人」と「右手をだいぶ多めに使って文字入力をしたいという人」と「右手だけを使って文字入力をしたいという人」の誰にとっても満足できる【ただひとつの】けん盤配列
  • 上記を満たしつつ、「連続シフト方式の親指シフト入力法を使いたいという人」と「非連続シフト方式の親指シフト入力法を使いたいという人」と「文字キー同士同時打鍵入力法を使いたいという人」と「同時打鍵入力ではない方法を使いたいという人」の誰にとっても満足できる【ただひとつの】けん盤配列
  • 上記を満たしつつ、「清濁分置の入力法を使いたいという人」と「清濁隣置の入力法を使いたいという人」と「清濁同置の入力法を使いたいという人」と「清濁分離の入力法を使いたいという人」の誰にとっても満足できる【ただひとつの】けん盤配列
  • 上記を満たしつつ、「カナ系の入力法を使いたいという人」と「行段系の入力法を使いたいという人」と「速記系の入力法を使いたいという人」と「漢字直接入力系の入力法を使いたいという人」の誰にとっても満足できる【ただひとつの】けん盤配列

続きを読む

【日本語入力に関する10の質問】への回答、2009年2月版。

(関連:日本語入力に関する10の質問)

(関連:no title)


 【みかげさんに「日本語入力に関する10の質問」解答用の仕掛けを作成いただきました。 - 雑記/えもじならべあそび】以来、ほぼ4年ぶりに回答した……当時はまさか、私製異版を長期間利用することになるとは思ってもいなかったような。

 ↓は先ほど「2009年2月時点で」回答したもの……なのだけれど、昔書いたものと比べると「記憶あいまいになってしまっていることがある」なぁ……と。修正はせずに、そのまま貼っておきます。

回答者: 相沢かえで

利用場所:

  自宅デスクトップPC(自分専用)

  ノートPC(自分専用)

  会社PC端末(自分専用)

  会社PC端末(共用)

日本語入力/英語入力で使うキー配列

・主に使用

 かえであすか配列

  備考:飛鳥カナ配列の私製異版、2007年10月7日から利用開始。 「かえでレフティあすか」でも「かえでライティあすか」でもない(=平行運指法を使っている)点に注意。

 かえで携帯配列

  備考: W-ZERO3シリーズテンキーを使う入力法、2006年10月15日から利用開始ポケベル入力法を「濁点分離」方式から「清濁分置」方式へと改造したもの。

使用できる

 Qwerty

 Qwertyローマ字

  備考: 1994年頃に、MS-DOS/BASICの利用上必要だと思って習得。いまでは、仕事場などで「後方互換性を確保するための手法」として使うので、とりあえず動態保存中……という感じ。

・以前使用していた

 Qwertyローマ字AZIK

  備考: http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20090207/1234013782

 JISかな(JIS X 6002)

  備考: MS-DOS/BASICを触る前にはこれがデフォルトでした……って、再び英字タイピング技術は「PC管理上必要ではない」時代に戻ったんだよなぁ……。

 親指シフト(NICOLA)

  備考: 4ヶ月くらい。http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_nicola.html

 飛鳥配列−途上

 飛鳥配列−安定(21-290)

 飛鳥配列−開発

・試用経験有り

 そもそも、自分で作成した配列が沢山あるんですよね…… http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/keylayout/ 、かえでにこら、かえでおどり……って正直全部は思い出せないですorz

 Dvorak

 Dvorakローマ字−ACT

  備考: Wikipediaでの記事を書くために、シャドータイピングをしたことはあります。

 新JISかな(JIS X 6004)

  備考: ワープロ専用機の導入時試験で1日だけ使ったことが。

 五十音かな配列

  備考: ワープロ専用機の導入時試験で1日だけ使ったことが。

 月配列

  備考: シャドータイピングであれば、いくつか試したような。私製版としては……「秋月配列」は数ヶ月使用、「偽月配列」は評価打鍵済み、「月影配列」はシャドータイピングで確認、と。

 親指シフト(NICOLA)−中指ニコラ

  備考: 1日くらい、だろうか……。

・知っているが未使用

 OEA

 Azerty

 Qwertz

 Qwertyローマ字チーズホップ

 Qwertyローマ字チーズステップ

 Qwertyローマ字チーズ−ツェージック

 Dvorakローマ字

 Dvorakローマ字−DvorakJP

 Dvorakローマ字−ACT−ACT(M1版)

 SKY

 SKYSKY#

 SKYSKY++

 Km式

 OEAローマ字

 タッチ16

 チョイ−両手

 チョイ−右手

 チョイ−左手

 チョイ−片手

 mykey

 和ならべ

 さくら配列

 さくら配列さくら

 やつがしら−V1

 やつがしら−V2

 やつがしら−V3

 きゅうり

 きゅうりきゅうり

 いぬふぐり配列

 Phoenix配列

 luia配列

 M式

 M式JISキーボード適応

 JISかな(JIS X 6002)−JISかな改(JISかな+)

 五十音かな配列−新50音順配列

 ナラコード

 月配列−2-263

 月配列−U8

 月配列−3-285

 花配列

 TRON配列

 姫踊子草(かな)配列−六版六案

 姫踊子草(かな)配列CS

 龍配列

 T-Code

 TUT-CODE

 G-Code

 超絶技巧入力

 Romk-code

 KAZIK

 かなタイプ

 ラインプット

 「す」または「き」

 にこにこ

・初めて覚えた日本語入力配列は何ですか?

 JISかな(JIS X 6002)

使用しているソフト

・主に使用

 MS-IME

 姫踊子草−繭姫

・以前使用していた

 ATOK

 WXG

 NICOLA-DDSKK

 風

 姫踊子草

 菱

 窓使いの憂鬱(繭)

タッチタイプについて

タッチタイプキーボードを見ずに打つこと)ができますか?

  ばっちり

タッチタイプはどうやって覚えましたか?

  http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_asuka.html に記録済み。

タイピングするときは,指の使い方はキー毎に決まっていますか?

  普通タイピング方法と同じ配置で,キーにより使用する指が固定

キーボードについて

キーボードは何を使っていますか?

  メーカー名: 東芝

     型番: ノートPC内蔵の「パンタグラフ支持&メンブレンスイッチ」なフツーのキーボード

・どのような配列キーボードですか?

  日本語キーボード

・どのようなキーボードですか?

  元からの付属品

  コンパクトキーボード

  テンキーがない

  軽いキータッチ

  浅いストローク

  メンブレンシートスイッチ

  打鍵音があまりしない

・「PCでの文字入力方法」についての相談を受けたら?

   とりあえず「Qwertyロマかな←→JISかな」の切り替え方法は、大抵教える(この絡みでトラブる度に呼ばれたりするのは、ほんとに勘弁してほしいので……)。

   基本線は【ローマ字綴りを意識せずに、「行段系かな入力の一種であるかのように」Qwertyローマ字入力モードを使ってもらう】方向。

   つづり忘れで躓く……ってのは誰でも経験がありそうなのだけれど、アレを防ぐにはこういう方法を取ってしまうのが手っ取り早いので。

   練習法については、

  http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/nazodl.html#ROMAKANA

  http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/romakanapaper.html

  http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/kaede-method/index.html

  ……のなかから、合いそうな方法を探してもらう。

   「Qwertyロマかなを既習」であって「他の方法を探してる」なら、色々ヒアリングをして、あとはシャドータイピングテストをしてもらって、その反応を見つつ「ちょうどよさそうな配列を見繕う」方向で。

   私がやってる方法について、どういう反応を示すか……によって、多少は応答内容が転びそうな気もする……けど、基本的には「相手様が持つ動作の癖」に着目して、けん盤配列を提案すると思う。

JIS規格がらみで「かえで****あすか配列だけの実装可能性」を満たすために作戦を立てるなら、【ユーザ補助機能として必要】なものを【複数個提案する】方法でいく……けど、ンな手段は使いたくない。

(関連:「タイムシフト」の検索結果 - 雑記/えもじならべあそび)


 飛鳥系「だけ」が実現できれば良い……と割り切ってしまうと、実はわりと単純に「ユーザ調整機能の積み重ね」だけでいけてしまう……という話。


 飛鳥系のけん盤配列には、それを実現するための同時打鍵ロジックとして「同時打鍵方式の連続シフト拡張」によるものだけではなく、より単純(であって過去JIS X6004文献に掲載済み)な「タイムシフトロジック」も使うことが出来ます*2

 もともとJIS X6004には、今風に言うところの「ユーザ調整・ユーザビリティ」を実現するための機能として、規格に載った「プレフィックスシフト」と「親指1キーシフト」だけではなく、実装はされなかったが論文には載った「タイムシフト」というものもありました。こういったユーザビリティ関連技術1980年の時点で既に確立していた……というのは、今となっては驚くしかないというべきところなのかも。

 で、本番規格には採用されなかった「タイムシフト」ですが、こいつは「普通シフトを補助するもの」として、JISかな・JIS/Qwertyローマ字・英字入力などに対して適用しても、なんら問題なく使うことが出来、かつ「シフトキーの打鍵遅れを補正しつつ、通常のシフトキーに求められる機能を一切阻害しない」という面白い特徴があります。

 こういうプロセスがあるので、「かつてJIS X6004で採用され損ねた【ナイスアイデア】を復活させよう!」という話が書ける……と。


 つぎに、親指位置キーシフトについても、「小指を動かさずに、普段親指を置いている場所のままシフトできるようにする」というだけであれば、単純なキー入れ替えで実現できる範囲なので、これもアリかなぁ……と。「SandSの2親指化」というかたちの仕掛けでいけるので、機能的な負担はほとんどない領域ですし。


 ……で、三つ目の「かな入れ替え機構」についても、それこそQwertyローマ字入力で言うところの「ローマ字定義入れ替え」と同じ考えで実装できる。

 こいつが使えれば「特殊なソフトウェアなしに、定義変更用のデータのみで【比較的自由に】イネブルハードウェアのためのけん盤配列定義し利用できる」ようになる(※人力入力のためにこの機能を設定する必要はない)……と。


 ……以上のような感じで「かえで****あすか配列だけの普及」を目論んで「情報処理装置用キーボード配列」への意見陳述書を書いていれば、当時実際に書いたような「広範囲なけん盤配列サポートするべきだ!」という、ややこしい作戦を取らずとも、「単なるユーザビリティ向上策の3点セット」として処理してしまって、その結果として「組み合わせたら、かえで****あすかが実装出来ちゃったwwwww」という作戦も可能……なのですが、こんな方向に逃げてしまったら【私がここの日記で得てきた全ての体験が無駄になってしまう】という気がして、とてもではありませんが、こういう作戦を取ることは出来ませんでした。


 これらは、飛鳥系専用エミュレータとして最低限必要となる機能を「ユーザ調整機能」へと切り分けたもの……なのだけれど、このやりかたは「単独のキー入力入れ替えソフト」向けには提案できても、「JIS化案」向けには提案できないんですよね……さすがにこういう方法を使うのは卑怯だろう、と思ったわけで。

 んー……こういったユーザ補助機能自体はほしい、と思う……のだけれど、それとは別に(or共用で)、「IMEとの安定した連携が可能な、公的規格に準拠したキー入力入れ替えソフト」が出現できる状況になってほしいなぁ……。

けん盤配列スレッドメモ。

 飛鳥カナ配列スレッドより。

946 名前:927[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 22:28:32 0

シフトキー押さえるのが辛くなったので慣れた「かにタイプ」に戻ったyo


根性なくてすまん…orz


947 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 22:41:28 0

>>946


「無理」はしない方がいいヨ。乙枯れでした。


(from http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1174639472/946-947 )

 927さん、飛鳥をお試し頂きありがとうございます&評価打鍵お疲れ様でした。

 21世紀-290版の時代に「多くの方が試し、そして多くの方が評価打鍵を中止した」記憶がある身としては、個人的に……ですが「合わない方がいても、驚きはしない」という風に考えています*3

 日本語入力用のけん盤配列は、幸いにも?ほかに百種以上あります。もしも再び「配列熱」が出た場合には、(今回の経験を加味しつつ)再びあれこれと比較検討したうえで、(経験を元に)よさそうな乗り換え候補配列についてお試しいただければ幸いです。

 #947さんが既に書いていらっしゃるとおり、「無理」は禁物!ですし。


 で、中止理由が「親指操作関連」だとすると……。

 もしも速攻で乗換えを検討されるのでしたら、以下のような候補があげられるかもしれません。

  • 「清濁分置」には違和感がなかった場合──「真紅月(月配列(GA)5-315版)」。
  • 「清濁分置」よりは「清濁同置」が必要だと感じた場合──「幽月(月配列U9RC2版)」

 配列乗り換え時の「訓練する感覚」については、それが残っているうちに再度取り組み始めると「練習時の躓きを繰り返さずに済む場合がある」ので……そういった効果が期待できそうだとお感じになった場合については、速攻で乗り換えよう練習を始めてみるというのも、あるいはありなのかもしれません。

 

(TitleOnly)JIS原案「情報処理装置用キーボード配列」について、私の意見が参照されたか、あるいは破棄されたか……というのは、誰が見ても一発で解る、はず。

 仮に【JIS原案「情報処理装置キーボード配列」】が、私の意見毒されていれば(苦笑)、そもそも規格(案)のタイトルからして変更になりそうな予感も。

 #そのくらいに根源的な問題がある……ってゆーことを例示したので。


 とりあえず、けん盤配列の評価方法について「けん盤配列とセットになってる練習方法&評価方法には、何らかのカラクリがあるよ!」ってゆーことを(個別配列ターゲットとすることなく)理由つきで突っ込んだから、そのあたりで惑わされることはないはず。

 それから、けん盤配列の姿について「それを使う人間側は規格品じゃないよ!」ってことも書いたし。

 で、「旧来からある入力法には一定のユーザが居るから、それについてはきちんと考慮しなきゃ!」ってことも書いたから、このあたりが見捨てられることはないと思う。

 ……あと、ISO化をにらんだ話も。


 ……まぁ、結局は「JIS X6002のOADG 109A/Macintosh対応焼き直し」ぐらいのところに落ち着きそうな気もするのだけれど、ちょっぴり期待してみたいところではあったりして。

*1親指シフトかな系は「逐次打鍵系」かな入力法を使っていて、「濁音/半濁音の入力」とか「アクション数」とかに違和感を感じた時点で、始めて試すべきなのでは……という気がする。もともと「同時打鍵」自体が「究極的なアクションの速さ」を求めるに向く動作ではないし。

*2:「繭姫」をうまく設定すると、擬似的にタイムシフトロジックを再現することが出来ます。いまそれをつかって「かえであすか」を使っていますが、同時打鍵に特有の厄介さのうち「シフト残り現象(指の操作遅れに起因するShift_Off遅延現象)」がバッチリ解消されて使いやすいです。繭姫の動作都合から「シフトが掛からないときがある(Shift_Onは同時打鍵判定でしか成立しない)」という制約はある……のですが、実際のタイムシフトロジックでは「どれだけシフトキーが先行しても構わない」仕様なので、実際にタイムシフトロジックが設定されれば、こういった動作もより自然に行えるのかもしれません。このあたりは非連続シフトであれば、(「シフト範囲の変動」ではなく)「シフト対象キーの取り違え」として発現するので、シフトロジックが違っても「シフトミス」の問題からは逃れられないところが厄介な話……と。

*3ぶっちゃけ親指シフト方式というものが「しっくりくる」人って、全体のうち数割程度(今のテキトー予測では、2割くらい)なんじゃないかと感じるときもあったりするくらいなので……。少なくとも「親指シフト方式は、(けん盤配列部分の配字方針には関係なしに)確実に合わない人がいる……しかも、少数ではなく。」という風に感じていたり。

2009年02月20日 金曜日

「ワード運」だけではなく「配列運」にも左右されずに競技タイピングが行われれば、競技タイピング界はより「ものすごい」ことになるのかも……。


 tomoemonさんによる今日の日記を拝見しつつ、いままで疑問に思っていたことについて考えてみた。

 そのテーマは……「配列運」。これは配列屋なら「ピンとくる」ンじゃないのかなぁ、と。


 従来は「あまり使われてないけん盤配列を使うのはルール違反」という風な意見をちらほらと見てきた……のだけれど、もしかするとそこには「配列運」というものを隠しておきたかった、という(もちろん明示的ではないにせよ)暗示的意図があったのかも……とか、そんなことを考えてみたり。


 で、打鍵リズムと言えば、ACT/AZIK木村先生が書いていらした http://d.hatena.ne.jp/actbemu/20050203/p1 を思い出します……キーボード打鍵操作について、(タイパーさんにとって最重要となりそうな)運動効率の最大化を目指すには「カナ単位などではなくて、打鍵アクション単位で」一定のリズムを取るのが一番いいと思います。


 ワードセットが解っていて、なおかつその中のワードが(自然文とは違う)ランダムな頻度で出てくる場合は、自然入力に特化したけん盤配列を使うよりも、「ワードセット」×「ワード単体の出現頻度」を考慮したけん盤配列を使うほうが「自然文の頻度に引きずられた最適化の影響を受けずに済む」分だけ、よりワードセットを打ちやすい(=いわゆる苦手語句の発生率を抑えた)けん盤配列が設計できます。

 動作改善を徹底的に推し進めた「究極的な」競技タイピング向けけん盤配列は、「個々のタイパーさん自身が持つ、指の運動特性と指の強度」×「ワードセット」の組み合わせで決まるので、異なる方が同じ配列にたどり着く可能性はほぼセロになると思います。


 ワード運と配列運の両方に邪魔されることなく、タイパーさん同士の「タイピング能力」を厳密に競おうとする場合、「特定のけん盤配列」に揃えると、ワード運ならぬ「配列運」に左右されてしまい、厳密な競技にはならない……という可能性があるのかもしれません。

 手元では試しに「月影配列(清濁分離版)」というコンセプト配列を公開しましたが、実際には「けん盤配列そのもの」ではなくて、「けん盤配列を生成するためのキット一式(測定ソフト+配列探索ソフト+ワードセット)」として公開するべきものなのかも……と思っていたり(いや、私はそれぞれの著作権者じゃないので、そういう素材頒布は無理なのですが)。


 うーん……暗号解読コンテストとかでやる「平文と暗号文の両方を公開する」ってのと同じように、競技タイピングにおいても「ワードセットが公式に公開されていて、それを参考にけん盤配列を作るように指示がある」とか、そういう方針があってもいいんじゃないかなぁ……と。


 他のたとえだと……水泳では「自由形」と言えば「クロール」なのですが、もともと水泳については「ルールの範囲内で編み出された新たな泳法を、そのつど別種目として分離してきた」らしく、たとえば昔の「平泳ぎルールでは、その範囲内で「バタフライ」が可能になってしまい、平泳ぎからバタフライが分離された……って歴史があったとか。それこそ「クロール」よりも速い泳法が発見されれば、「自由形」から「クロール」が分離されるでしょう。

 そういうのと同じで、競技タイピングにも「自由形」と「○○配列」という風に競技種別を分けるなどしていく必要が出てくるんじゃないかなぁ……と。

 #そういうのが「何年後に流行るのか」は、さっぱり解りませんけれども、タイピングを「競技」と見なす場合、こういう方向が自然なのかも……という気もする。

 

屑キーボードで「かえであすか」は使えるのか……と聞かれたら、さすがに「No!その前にキーボードが壊れちまう(から評価打鍵が成立しない)よ。」というしかない……という悲しい実情。

(関連:「20080630022142」の検索結果 - 雑記/えもじならべあそび)

(過去:「かえであすか」×「叩き売りレベルに近いキーボード」での評価打鍵を開始。 - 雑記/えもじならべあそび)


f:id:maple_magician:20080630022142j:image

 このキーボード、確か「698円」とか、それくらいで買った……のですが、さすがにこいつは無理。

 打鍵数換算から逆引きすると1ヶ月くらい*1で「キーボードのプラ軸支持機構(特にホームポジション部と親指シフト担当キー部)が渋くなって、マトモに打鍵できなくなる」んですよね……。

 とりあえず「打鍵が渋いのはヤだけど、まぁ普通に打てるかなぁ」と言う感じで、テストはあまりできずに廃棄処分方向に。


 ……さて、やっぱりRayさんみたいに「わざわざノートPCに外付けキーボード(しかも、ロジクールの一番安いやつくらいの)を使わないとダメ」なのかなぁ……。

 個人的にはパンタグラフ支持の入ってないメンブレンキーボード」が一番悲惨(=過酷なので、評価打鍵には最も向いている)だと思うのだけれど、わざわざ外付けキーボードをつけるのも面倒だし……どうしよう。


 メーカーPCについてくるような「屑キーボード以上、高級キーボード未満」のやつが、ハードオフとかに大量に転がってるよなぁ……ああいうのが一番「評価打鍵という目的に合っている」のかなぁ。でも、時期によって打ちやすさが違う(特にNECの98NX初期版あたりは「評価打鍵しました!と言えるような酷さがない」という問題が……)から、そういう意味では「評価打鍵向きじゃない」のもまじってるし……。

 んー……どこかに「Dell Entry 日本語キーボード (USB)」が百本くらい打ち捨てられていたりしないのかしら?事務系ならアレ(のレンタル品とか)が多そうだから、評価打鍵をアレでやるというのは意味がありそうな気がするし*2


 とにかく、「キーボード物理的には破損しない」状態のまま、「指に対して負担が掛かりやすい」類の安物キーボードが必要……なのだけれど、そんな都合のいいものはないしなぁ……。

 だれか、「評価打鍵用の標準としてつかえる、ビミョーにダメキーボード」を知っている方がいらっしゃるようでしたら、教えてください*3……。

2009年2月21日16:19:29追記。

 試しに「PC-98NX」が販売開始されたときのキーボード(たぶん1998年製、USB接続)をつないで使ってみた……のだけれど、やっぱりこいつは「(過酷であるべき)評価打鍵という目的を達成するためには向かない」んですね……。

 こいつはそもそもNECが「PC-98x1からの脱却を図りつつ、でも売れる方向」を目指して必死だった時代のものなので、基本的にカネが掛かった作りになってるんですよね……ゆえに評価打鍵には向かない、と。

 実際これで「かえであすか」を打ってみたのですが、(パンタグラフ方式ではないキーボードであるにもかかわらず)マトモに打鍵できてしまうので、【これで評価打鍵したとしても、ちっともウリにはならない】という問題が出てしまうところが微妙です。

 うーん……もっと「安っぽい」キーボードじゃないと「評価打鍵を行うには」無意味なような。

けん盤配列スレッドメモ。

 飛鳥カナ配列スレッドより。

929 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 22:29:51 0

飛鳥配列は作者によって普及を阻害されていると考える人もいますが、

今回のブログ更新をきっかけに>>927さんのような

新規ユーザーが現れたことも確かなようです。


930 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 01:08:14 0

だね。このスレの役割は終了。今後、宣伝は作者ブログが引き受けます。


931 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 09:13:08 0

元々は隔離スレだったからブログ出来た時点で当初の使命は終わってた。


932 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/16(月) 22:51:17 0

さようなら


933 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/17(火) 08:07:59 0

それでも存続してきたんだな


934 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:00:55 0

じゃぁ削除依頼?


935 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 14:41:55 0

そんなくだらない理由で削除人を煩わせるな。


936 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 15:23:36 0

よろしければ配列について教えろ その7

http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1200231586/


こっちに合流して単独スレは終了でいいんじゃね


937 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 15:32:27 0

賛成


1000までいったら飛鳥スレは終了でいいよ、次スレ不要。


938 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 17:52:15 0

さびしくな……


939 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 21:52:15 0

これでRay粘着先がひとつ減るわけだ……良いことだw


940 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 22:56:25 0

ブログで今後も改版を続けます。よろしくね(^_^)


941 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 12:47:45 0

……かないヨ


942 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 17:18:32 0

完成までのここ2年位のすったもんだは飛鳥ブログにて!


(from http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1174639472/929-942 )

 「よろしければ〜」スレッドへの統合案、確かに妥当そうですね。

 飛鳥に「たくさんの私製異版」が現れるなどして、それこそ月配列のように「飛鳥カナ配列(スレッド番号)-(レス番号)版」という命名規則を付加しなきゃいけない……とかいう状態になってしまったら、その時点ではじめて後続スレッドを復活させるしかない、という感じでしょうか。

 使い方の問題etcであれば、それこそ「よろしければ〜」スレッドのほうが向いているでしょうから、そういった需要のために専用スレッドを立ち上げる必要はなさそうですし。


 ただ、もともと「配列作者の隔離スレッド」として成立した以上、「よろしければ〜」スレッドの住人さんにとって解るように「向こうでお伺いを立てる」というあたりは必要かなぁ……と。

 読み手がだいたい被っている……という都合があるものの、全ての人が飛鳥スレッドを見ているとは限らないでしょうから。

*1:1/8くらいの使用率で、約8ヶ月使用。だいたい10万打鍵くらいだろうか。

*2:新旧2タイプあるらしいけど、そのうち「ハズレ」と呼ばれているほうを使って評価打鍵をする必要がある……と。

*3:ただし予算は「2000円未満/本」で。それを1万円分とか買いためてみようかと。

2009年02月19日 木曜日

けん盤配列スレッドメモ。

 NICOLA(親指シフト)関連スレッドで、興味深い話が始まりそうな予感。

563 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:05:26 0

飛鳥とか小梅で、利き手の方に負荷を偏らせた

配列があるけど、あれってどうなんだろう。

利き手の指は強いはずだからそっちに負荷を譲れ、っていう。


ボール投げや箸とかなら分かるけど、タイピングって、

そんなに利き手とそうでない手で差が出る作業だろうか?

れっきとした右利きだけど、自分は全く意識していない。

どちらの手の指でも同じような打鍵感がする。


特に右手はデフォルトで文字キーの守備範囲が左より

若干広いうえに、EnterやBSも打たなきゃいけないから、

やっぱ両方均等か、むしろ若干左によらせるべきなんじゃ

ないんだろうか。


564 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:19:52 0

使ってから語れば?

自分の実感を伴わなければ、何を言われてもけっきょく納得できないだろうから。


565 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:32:38 0

もうさ、ニコラにしようぜ

配列を追求しだしたらキリがない


(from http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1197790793/563-565 )

 この手の話はいろいろと「深い考察」が出そうなんですよね……色々な事例・体験談が出てくることを期待したいと思います。

 ただひとつ、左右の負担だけで「けん盤配列性格」を把握するのは無理がある*1……と思いますので、たとえば141Fさんの http://homepage2.nifty.com/61degc/reports/koume/index.html を引き合いに出しつつ、意見を交わされることをお勧めしたいなぁ……と。

 このあたりはやはり「使ってみなきゃ、解らない。」という、厄介な問題から逃れるのは無理なのかも。

*1左右の負担がNICOLA(親指シフト)と全く同じ「かえでにこら」と、オリジナルNICOLA(親指シフト)とでは、左右打鍵比率が同じであっても「全く別の性質を持つ配列」ですし……。

2009年02月17日 火曜日

けん盤配列スレッドメモ。

 Dvorakスレッドより。

 面白いツールが出た!ばんざーい!……と思ったのだけれど、一つだけ引っかかることが。

880 名前:名無し~3.EXE[] 投稿日:2009/02/17(火) 05:17:06 ID:MsKUfm6e

Dvorak 配列+DvorakJP、蒼星、JLOD配列に対応する、

ドライバインストール不要

レジストリを変更しない

インストーラなし

のフリーウェア(つまり USB に入れて持ち運びできるはず。)を作成しました。

ttp://blechmusik.xrea.jp/d/misc/Dvorak_keyboard_arrangement/

どのようなタイピングソフトタイピングサイトにも対応できているはずです。おそらく。

>>772のDvorakYも実装しました。

もしも問題がありましたらお伝えください。


(from http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/win/1034359234/880)

 紹介されているURLドキュメントにおいて、けん盤「はいれつ」に当てるべき漢字が、「配列」ではなく「排列」となっていることに驚いていたり。

 ……いつからDvorakは「(アルファベット順などの規則にしたがって)順序よく並べた」排列に変わってしまったのかしら?と。


 けん盤「排列」と呼べるような「規則正しさだけを基準に文字が配られた」けん盤配列は、ほとんど存在しないと思います。

 #50音配列系を除けば、それこそ題字どおりに「Website:えもじならべあそび」での公開配列くらいしか、「排列」と呼んでしまえる様なけん盤配列は存在しないような気がします。


 ……これはさすがにまずいと思うので、お気づきでしたら再考慮いただくほうが良いかと思われます。

 #少なくとも、手動評価打鍵を経て「文字を交換した(=配りなおした)」というプロセスを持つけん盤配列に対しては、「排列」と言う表現をあてるべきではないと思います。

2009年2月18日21:27:48追記。

 作者様からコメントを頂いています……ので、この記事をはじめてご覧になった方は、【かならず】コメント欄をお読みください!

 それから、本件の扱いについては「JISの規格製作時点において、けん盤配列やけん盤配列実装方法と同じように」検討が為されることを期待しています(新しいキーボードはい列規格の名称次第で、このあたりの「今後のけん盤はい列界隈における扱い」は自動的に決まってくるように思います)。

2009年02月16日 月曜日

学生のうちに知っておくべき月配列のこと

(元ネタ:no title)*1


 月配列とは、コンピュータを用いて日本語入力するときに用いる、かな入力手法の一種である。

 日本語入力史上初めて「(膨大な打鍵速度データを収集し、計算配列を複数設定した上で、そこから手動評価打鍵で配列を選別するという)近代的な設計手法*2」を用いて作成された「JIS X6004」を親に持つ、子配列群の総称ということもできる。

 「月」の字は「花鳥風月」の「月」に由来するものであり、「配列、飛カナ配列、単漢字IME「」」に続くものとして名づけられた。


 【全体最適を目指そうとして失敗した例】と見なされがちな親配列特有の欠点を払拭するため、子配列群である月配列系においては、名誉回復のために?様々な追試が行われてきた。

 一見しただけでは「月配列とはいえない様に見える」GA配列でさえも、根っこの部分ではしっかり「JIS X6004つながり」である……というところが、親配列の持つ「懐の深さ(あるいは先見性)」をあらわしているのかもしれない。


 JIS X6004の配列生成プロセスが巨大であったためか、月配列系においては「そのうちのいくつかをトレースする」か、あるいは「公開済み配列の小改定を行う」ことが主に行われてきた。そして、それらの結果が「匿名の」掲示板上にさらされた上で「きちんと揉まれて」評価されているため、それぞれの配列に対する評価打鍵の結果は比較的フラットなものとなっているはずである。


 現在日本語入力法については「議論」と言う名の「負の遺産」を引きずり続けている部分があり、必ずしもフラットな評価に出会えるとは限らないという事情がある。

 そういった世界において、月配列系は珍しく「コンセプトの広い範囲にわたって、多数の人間がけん盤配列を精査してきた」経緯を持っている。

 将来には「けん盤配列全体について」月配列系内部と同レベルの評価行為をなされることが期待されており、月配列系はそういった評価の仕掛けを「先取りしてうまく活用している」例と言える。


 あなたが「日本語入力技術について思い悩む」学生であるならば、まずは月配列系に触れてみてほしい。

 あなたにとって月配列系が「手指にしっくりと来る」かどうか……というところについては保証できない*3ものの、少なくとも「作業手順変更という行為が持つチカラ」を感じるには適した教材である。

 月配列を通して「日本語入力法の奥深さ」について感じ取っていただけたなら、この文を書いた意味はあった、ということになるはずである*4


月配列系に関する、極めて個人的な基準で並べた候補。

 個人的に「特に印象に残った」ものを、とりあえず例示してみることに。

 それぞれに「JIS X6004つながり」のつながり方が異なっているため、お好みに合わせて配列を選択されたい。

 もちろん、ここに掲げたもの以外にも、月配列系として多数の配列が提案されている。

 特に吟味したい場合には、該当掲示板過去ログを読み漁る必要も出てくるはずである。


月配列系に関する残課題

 すくなくとも、次の配列については、まだ研究可能な余地が広く残されていると考えられる。

  • 「帝月」系配字理論と「無類月」系配字理論の組み合わせ。
  • 「帝月」系配字理論と「真紅月」系配字理論の組み合わせ*5
  • 「無類月」系配列の、長期間評価打鍵による大幅な調製行為。
  • 真紅月」系配列の、長期間評価打鍵による大幅な調製行為。

 これらの分野については、今後特に急激な進展を遂げる可能性がある。

*1:……実際に「学生さんにとって役立つ」かどうかは解らない……のだけれど、個人的には「こんな解説文だったら(惹かれはしないけれども)納得しそう」という感じかなぁ。もしも「嘘」が書いてあったりすると洒落にならないので、そういうのを見つけたときにはご指摘いただけると助かります。

*2:いまだに「打鍵速度測定×計算配列×手動評価打鍵」を掛け合わせるという手法を完全にトレースする例は、21世紀のけん盤配列世界においてもほとんど見られず、「打鍵速度測定×計算配列」か「計算配列×手動評価打鍵」といった中途半端トレースにとどまっている(というか、3つを全部やるには「ど根性+技術+何か」が必要であり、そもそも普通人間なら手を出さない。また、人力で完全トレースを試みると数万時間を要するらしいことが明らかになりつつある)。

*3:これはけん盤配列界隈における「常識」の一つ。最短で「手指にしっくりと来る」入力法を案内できれば最高!なのだが、残念ながら現在技術ではそれを提案する方法は発見されていない。

*4:……てゆーか、月配列系は「目の前に起こった事柄を並べるだけで、話が綺麗につながる」から、書いていて楽しいんですよね……なぜだろう。

*5:2009年2月17日23:19:28追記── http://keybor.web.fc2.com/index.html をご覧頂くとわかると思われますが、少なくとも真紅月(月配列(GA)5-315版)と「拗音拡張規則」の組み合わせでは、メリットを引き出すことは出来ないようです。

2009年02月15日 日曜日

(TitleOnly)家電屋は、全ての市場を食い尽くすまでとまらない。次のターゲットは……自動車だ。

 ……ってのは1%くらいの冗談を含んでいる、のだけれど。

 1世紀後には「日立自動車工業」とか「Panasonic自動車工業」とか、あるいは「Samsung自動車工業」なんてのが、自動車市場シェアを食い荒らしているかもしれない。


 その頃には、準幹線以上の道路に「AGV互換の誘導路」とか「ATS-Ps互換の制御子」といったものを応用した誘導技術が整備されていて、信号制御が「人力では弁別できないくらいに複雑な方法*1」になっているのかも。

 「時速60kmと停止を繰り返しつつ」進行しているよりは、「時速20km〜40kmで加減速を繰り返しつつ連続走行する」ほうがよほどエコで、しかも速く着く……から、そういうのに慣れてしまえば「オートマがいつの間にか浸透したようにして」自動制御技術が浸透すると思う。

 人間車道に侵入した場合の減速システムなどは「列車防護無線」のようなシステムがうまく使われるだろうし、バスなどの公共車両&緊急車両の優先通行も現実的になる……から、交通に関する考え方は激変する可能性もある*2、と。

 この手のことは「専用路を使ったモノレール系の新交通システム」から始めるといい*3のかも……という気もするのだけれど、いずれにせよ「私が死ぬよりも前に実現したところで、全然驚きはしない」だろうと思う。

It's fine today!

 tomoemonさんによる打鍵時間視覚化ツールを使ってみた。きれーなグラフが◎。

http://typer.me.land.to/tool/type_optimize/


 ……で、ためしに打ってみた。


「ほんじつはせいてんなり。」@かえであすか配列

 一打目のシフトが掛かりにくくて、慎重に打ってます。

f:id:maple_magician:20090215000239j:image

「honjituhaseitennari」@Qwertyローマ字

 これ以上は無理(しかも、句点の1打鍵ごまかしてる……)。

f:id:maple_magician:20090215000240j:image

ことえり問題。

 項目名について、tomoemonさんが悩んでいらしたらしく。

 「押下時間」ってのは、「押下間隔」かなぁ。

 で、「押中時間」ってのは「指残(り)時間」かなぁ。

 そう考えてグラフを眺めてみると……私のロマかな入力って、思いっきり「指残りしまくり」*4なんですね……これがロマかなの打鍵速度を落としている原因なのかもorz


 同時打鍵シフト系の場合、「さいごの文字キーを単独押下したあと」については、

になる、と。で、そうではない入力法で「さいごの文字キーを単独押下したあと」については、

  • 一切の制限なし──最後の文字キーを押した時点で確定する。

になる、と。


 ……すると、総打鍵時間は同時打鍵シフト系の場合、

  • 文字キーを離したとき──最後の文字キーを離した時点で確定する。
  • シフトキーを押したとき──シフトキーを押した時点で確定する。

になって、そうではない入力法では、

  • 一切の制限なし──最後の文字キーを押した時点で確定する。

になる、と。


全体的な感想

 「打鍵プロセスをそのままアンシフト記述する」というのは、シンプルでとてもいい方針だと思います。

 もちろん「長い文章を記述する」というのなら、これはまるっきりハズレになる……のですが、こういった「短文の正確な測定」を目的としていて、なおかつ「個人製作配列などであっても使えるくらいの柔軟性を狙っている」場合には、「個別対応用の配列データソフトウェア側で持たずに、利用者側が手動翻訳してから使う」方針がとても有効ですので。

きれーだなぁ……と思う。

 プロセス印刷(特色とかを使わず、色分解のみでカラー処理をするやつ)について、CMYK以外にもプロセスカラーとしてRGBを付加したもの。

 家庭用印刷機とかでは多色印刷機が増えてきた……けど、商業印刷でこういうのが普及する可能性はどの程度あるのかしら。


 個人的には「カラーレーザープリンタで」こういうのが出てほしい気分。

 7色タンデム印刷カラーレーザーだと、「カタツムリ」のようにプリントエンジンを配置するとか、結構トリッキーな方法を使わなきゃいけないような気もするけど……。

けん盤配列スレッドメモ。

 飛鳥カナ配列スレッドより。

927 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 14:31:40 0

今、飛鳥最新版を試し始めたんだが、

「そのころ」とか「それぞれ」ってのは打ちやすいつもりで

ここに配置してるの?


おならぷー」はすごく打ちやすいんだがw。


928 名前:927[sage] 投稿日:2009/02/15(日) 14:54:59 0

う〜ん、単においらが同手シフトを苦手としているって

だけの事かもしれんね。もうちょっと頑張ってみるか。


(from http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1174639472/907-928 )

 「おならぷー」は、「なお」と「なら」と「ー」の打鍵プロセスが軽負担でイケるから……って、たぶんそれを解っていて書いてらっしゃるネタなんですよね^^;。


 んー……飛鳥の場合、「短く発話されやすい」パターンに対して「速く打鍵しやすい」打鍵列をマッチングさせている、と言えばいいのかなぁ。

 たとえば「かんたん」とか「かいかん」とか「きょうぎょう」とか「しゅんかん」とかよりは、「そのころ」とか「それぞれ」のほうが打ちにくくても、それでいいじゃん!という感じ、とも。

 このあたりは、「全体の総打鍵時間が短くなるように設計する方法(GAや総当り法が適する、はじめから全体最適を目指す方法)」とはまるっきりアプローチが違う「部分最適の積み重ねによって全体最適を狙う手法」なので、説明が「後出しグダグダ」になるのは「ある意味し方がない」のかなぁ、という気もします。

 #でも、「ギャラリーどころか、優良顧客候補にまで噛み付く*5」やり方はマズいと思います。


 全体最適だけで組み立てれば「説明は簡単」だし「確かに全体の打鍵は速い」のだけれど、人間が感じる打鍵速度というのは「局所最適が積み重なっているかどうかに左右される部分が大きい」ので、【全体最適オンリー】と【部分最適の積み重ねによる全体最適志向】のどちらが良いと感じるかは、それぞれの考え方次第で変わってくるんじゃないかと思います。

 世間的には、【全体最適オンリー】も【部分最適の積み重ねによる全体最適志向】も受け入れられにくくて、たいてい【部分最適の単純連結のみで突っ走る】癖*6があります……ので、けん盤配列において【全体最適オンリー】とか【部分最適の積み重ねによる全体最適志向】といった方法を採用する例が増えていることは、個人的にはいい方向だと思います。


 ……で、「そのころ」とか「それぞれ」は打ちにくくていいのか?ということになると、結局は「それを打ちやすくすると、他に影響が出るから無理」というふうに言うしかないような。

 「そのころ」配列とか「それぞれ」配列とかを作る……という方法はあるのかもしれませんが、それを優先して「かんたん」とか「かいかん」とか「きょうぎょう」とか「しゅんかん」とかいう【繰り返しパターンと、それに絡むパターン】が打ちづらいことを許容してしまうと、けん盤配列としての有用性が一気に落ちてしまう可能性があります。

 このあたりは、たとえば「自然入力を全く考慮していない」けん盤配列を用いると、特に解りやすいかもしれません。

 手元で言うところの【月影配列】はモロにそういう性質を持っていて、「膠着語としての日本語自然文を打つことを全く考慮していない」けん盤配列ならではの打ちにくさが、おそらくはシャドータイピングレベルの評価打鍵でも感じ取っていただけるのではないかと考えています。


 あと、(元レスにはない余計な話……として)「新配列による効率向上と、慣れによる効率向上」の差についても一言。

 新配列使用によって「慣れた結果の最大効率」は上がります……ので、なるべく新しいけん盤配列を使うという考え方は有用です。

 ただし、「微細な変更」のたびに配列を覚えなおすよりは、「慣れによる効率向上を温存する」ほうが学習効果を活かせるので、一度使い始めたら「1年〜2年は新版への移行をしない」と決めてしまうほうが良いかも。


 「慣れによる打鍵時間減少」と「配列変更による改善」との関係は……X軸に慣れ量をとって、Y軸に配列の深化をとった場合、それこそ図で書くと「Z字」のようにジグザグな線になります。

 慣れていくと右方向に向かって「慣れによる速度向上」があって、配列を変更するたびに左下方向へと向かって「配列変更範囲が広いほど速度が落ち込む」現象にあい、そしてそこから再び慣れていくと右方向に向かって「慣れによる速度向上」があって……というかたちで入力速度が変化します。

 「今、自分がどの辺に居て、次に自分がどういう入力をしたいか」というところを見据えた上で、けん盤配列の乗り換えタイミング考慮しないと、【一時的な速度低下という目の前の現象に引きずられて、その先にあるものが見えなくなってしまう】ことがあるので、そのあたりに注意する必要があるのかもしれません。


 いずれにせよ、「新しい配列を試してみる」ってゆーのは、手軽に体験できる作業改善/動作改善という意味では面白い分野だと思います。

 より多くの方に、こういう分野に首を突っ込んでほしいなぁ……と、私はそう願っています。

 #というか、シフト方法の変更を含むとなると「工程改善レベルの大きな変更になるのかも。

*1:2009年4月11日23:52:55追記……たとえば2車線以上の道路では「端の車線は停止〜中速車線、中央寄りの車線は中速〜高速車線」とかにして、人間業では不可能な密度で車間距離を詰めた運転をする……とか、地域全体でのCO2排出量が最小となるように信号制御をする……とか、そういったことも可能になるはず。

*2:これは「鉄道が死ぬ」可能性があることも意味しているわけで。

*3仙台市くらいの規模で「東京都心部並みの輸送密度を持つシステムを構築する」なら、こういう「大量生産的手法に頼らない、小回りの効く無人AGVを基礎とした」輸送方法を取るのが自然だと思う……し、計算コストが低下すればするほど実現性が上がるような気もする。

*4親指シフト系は、基本的に「(他の入力法では指残りを起こしてしまうという人が使ったとしても)指残りという動作を規制しやすい」のではないかと考えています。実際には「誤判定を防ぐための知恵として必要」なだけなのですが、こういう習慣は「強制的に身に付く」方が良い部分もあったり。

*5ブログで「導入方法」を尋ねた方を「追い返しちゃった」事件とか……。

*6:これが「ロット生産=善」→「在庫=必要なもの」となり、結果として「小回りが効かずにややこしい問題を沢山抱えたまま突っ走る」大量生産依存症企業を作り出す原因になっていたり。こういう癖は一気に直そうとしても無理なので、この問題を解消しようとする企業は「四半世紀をかけて直していく」覚悟を決めてやってるようです。

2009年02月14日 土曜日

(TitleOnly)せっかくJIS規格を作るなら、せめて「将来ISOにつながる規格」にしたいよね☆……とか妄想してみるテスト。

(過去:「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。 - 雑記/えもじならべあそび)

(関連:no title)


 ……てゆーか、規格の相互運用ってのは世界的な流れ?みたいだし、けん盤配列系にもそういう「どこの国に持っていっても、それなりに役立つ規格」じゃなきゃ無意味なんじゃね?とか考えてみたり。

 ……というのは昨日思いついたばかりなのだけれど。


 ちょっと脱線すると、つい最近、うちのトイレウォッシュレットシャワートイレ*1になった……のだけれど、貼られていたシールを見て思わず「へぇ……」と思いました。

 食中毒騒ぎとか抗菌詐欺?とかがいろいろあって、あの手の抗菌規格として「JIS Z2801」が作られた……ってところは知っていたのだけれど、あれがいつの間にか「ISO 22196」*2になっていたことを、現物に貼られていたシール経由で始めて知りました*3


 ……で、けん盤配列に戻ると。

 規格の相互運用について、ずいぶんと昔から鈴見咲さんは警鐘を鳴らしていたことを思い出してみたり。

 釈迦に説法もいいところかもしれませんが、これらから考慮すると、このJIS規格を基準に海外で「日本語入力を行えるようにするための規格」が作られない保証はどこにもなく、さらに問題なのはその規格が成立し、満たされている場合に日本語使用者、特に現在多数を占めている入力法「以外」の使用者が不満を述べることが非常に難しくなることが懸念されます。

(from http://suzumizaki.at.infoseek.co.jp/himeodorikosou/20020225.html )

 これは「JIS X 4064:2002素案(けん盤配列ではなく、IMの規格)」に対する鈴見咲さんのコメント……なのですが、全文をごらんいただければ「けん盤配列を含めた言及」になっている事に気づかれるはずです。


 実際、私が「特定けん盤配列だけのJIS化規格」に関するレビューが出れば、たぶん鈴見咲さんと同じようなコメントを投函するだろうと思います。

 重要なのは、たぶん「すでに決まっている、配列そのもの」じゃなくて、「これからさらに研究が進む、けん盤配列を載せるための土台部分」なんじゃないかなぁ……と。

 和文の単字出現頻度&連接頻度は「時代が移り行くとともに変化していく」ものだから、近年設計のけん盤配列が【半世紀後にはすべて使い物にならない状態になっているかもしれない】心配だってあるし、入力法・シフトルールシフトロジックなどについても【より直感的・より効率的・より忘れにくい】方法が出るかもしれない……というあたりまで考えると、とてもじゃないけど固定的な入力法の規定というのは危険すぎる*4気がするんですよね……。


 ……まぁ、私はそういうのを決める立場にはないから、ここで妄言を吐くよりほかにはないのだけれど。

「JISの委員会が【本気で】けん盤配列を評価したら、どういう配列が生き残るのだろうか」とか考えてみた……けど、答えは1群しか存在しないと思う。

 http://konikoni.org/JIS/index.html

 ↑を見ていて、「まずいよ、これは墓穴を掘ってる気がする……」と思った……ので、その絡みについて考えてみた*5


 ……正直、いまのけん盤配列界隈で「(非職業的にも用いられる、という必要条件を満たしつつ)最も優秀な配列」とは何か?と聞かれたら、たぶん条件はふたつしかないと思う。

  • 標準作業スピード打鍵するときに、打鍵所要時間がとびっきり少ない。
  • 現実的に「一定期間練習すれば覚えることが出来、かつ忘れにくい」こと。

 ……で、こいつにけん盤配列仕様を付加すると、

 ……で、この条件で配列を見回していくと……たぶん候補は

くらいしかないような気がするんですよね……。


 「個々人にとっての打ちやすさ」はかなりばらつくし、当然個々人にとっての「標準作業スピード」もばらつく……のだけれど、いままでの感触からして、この予測は「あまり外れてはいない」と思う。


 ……ってゆーわけで、「JIS化」に絡んで「特定のけん盤配列」を推したい方は、このあたりのことを頭の片隅においた状態で、意見書などを書いていただくほうが良いかも……と。


根拠。

 ……ないです(苦笑)。

 いや、 http://ameblo.jp/asuka-layout/entry-10095874129.html感覚は(飛鳥については横においておくとして)月配列系については正しいと思うんですよね……。

 で、「拗音月と濁音月」の関係については、「どちらかだけを選ぶなら、濁点を省略できるほうがインパクトが大きい」ってのは、「かえで携帯配列」を作っているときに「Kodama携帯配列」との比較で思い知らされた*6し。


例外。

 「小学校から、増田式×超絶技巧入力をやる」というパターンは、ありえると思う。


ちなみに。

 飛鳥系は?と聞かれたら、

 バルクタイピングにおける速度面については、「作者氏ですらも」月系に及ばないと言及してるんだから、(標準時間法とかを使って評価する限りは)ありえないでしょ。

……と答えることになると思うし、これは個人的にな認知にも合致してる。


そういえば。

 「真紅月(月配列(GA)5-315)」+「帝月(月配列3-385改)」の考え方を混合した配列なら最強じゃない?……と思ったのだけれど、さすがに「清濁分置配列+拗音分離配列の混成技」ってのは、記憶負担的に厳しいんじゃないかなぁ……というところがあって、この方向での検討をすることはあっても「フィールドテストでこける」んじゃないかとテキトー予測をしていたり*7


さらに。

 この話は【(TitleOnly)せっかくJIS規格を作るなら、せめて「将来ISOにつながる規格」にしたいよね☆……とか妄想してみるテスト。 - 雑記/えもじならべあそび】を書いた直後だから書いているのであって、そうではない普段だったら「○○配列日本一ィィィィッ!」的な記事なんて書く気がしないんですよね……。

 月系の配列が良くできてる、ってゆー事実を横において、「けん盤配列を評価するときに、どういう問題が出るのか」というところについての注意喚起をしたくて、この記事を書きました。

 2009年現在、和文入力用けん盤配列は「数値評価(定量評価)にも、打鍵評価(定性評価)にも、それぞれに抜け目なく十分に耐える」ものが、すでにたくさんある……という事実を無視していると、こういうところでの「ことえり」について、ややこしい問題を引き起こす可能性がある、と私は思います。

*12009年2月15日19:08:38追記……ええと、「ウォッシュレット」が一般名詞?で、「ウォシュレット」がTOTOの登録商標で、「シャワートイレ」がINAXの登録商標で……と、正確な名前があることをいまさら知りました^^;。

*2http://www.kohkin.com/presskit/070925ISO.pdfhttp://inaxreport.info/data/INAX173_64_65.pdf を参照のこと。

*32007年秋に発効されたらしくて、その後の便器とかにはISOナンバーが書かれたシールが貼ってあるはずです。

*4:あと、JIS X4064のように「規格存命中にはその能力が見出されていなかったッぽい」悲劇のヒロインみたいな事例まであるし。あの規格、1999年に廃止されずにすんでいれば「2006年に中指シフトオプションが追加された」としても、私ゃ驚いたりしませんから。

*5:実際、すごく心配なんですよ……。この提案にあるルールで「けん盤配列」が決まると、下手をすると「まだ誰も使ったことがないし、下手をすると評価打鍵を受けていない」けん盤配列が規格化されてしまう恐れがあるわけで。JIS X6004のように「評価打鍵の必要性をわかってる」人が作れば、致命的な問題は回避される……と思うのだけれど、それを次も期待できるか?という話になると、心配なところもあるんですよね……。

*6:拗音月のように拗音略記をする「Kodama携帯配列」よりも、濁音月のように濁音略記をする「かえで携帯配列」のほうが、少ないキー数でほぼ同じ入力効率を出せた、という話。これは月配列系で「無類月(月配列(GA)4-698)」が証明してみせたことと同じですね。あと、「Kodama携帯配列」に濁音略記規則を追加した「Kodame携帯配列」が、濁音略記分だけ素直に効率を上げた……ってのも重要

*7AZIK/ACT/JLODなどのフル実装を完璧に使いこなせるレベルの人が使わないと、たぶん「清濁分置配列+拗音分離配列の混成技」を使いこなすのは無理じゃないかと思う。当然「飛鳥カナ配列ですらも使いこなせなくて簡易化しちゃった」私には無理な話。

2009年02月13日 金曜日

(Titleonly)「JISかなは4段配列なので、タッチタイプ不可能なクソ配列だ」とかいう話をしてる人って………………起きながら寝言を言ってるの?ばかなの?頭おかしいの?と思う。

 主観で感じたとおりに言っていて、やっている事実がまるっきり見えていないと、こういう「なんかへん」なことをいいます。

 ……ってゆーか、これは「誰にでも、大なり小なりある話」なのだけれど、この手の話がけん盤配列系の話として現れると「すごくへん」なんですよね……。


 ……で、こういうことをいってる人の言動はたいていすごくワンパターン

 まず、数字&記号が最上段に配字されている、いわゆる「3段配列」を使っている。

 そして、「3段だけで数字まで打てます」配列ではない場合がほとんど。

 さらに、数字段&記号類を普通タッチタイプで打っていたりする。

 あげくのはてに、一部は「5段目で英数・カナ変換」もつかっていたりする……。


 私も、自分自身の言動について「感じたとおりに言ってはいても、やっている事実を客観的に観察することは出来ていない*1」例をたくさん見つけていたりするので、あまり人のことは言えた義理じゃないんですけどね……とりあえず、そういう事例を反面教師として見ていく必要がありそう。


 #この話、「ホントに数字段をタッチタイプできない人」に対しては当てはまらない!という点に注意。実際、JISかなの最上段左端とか最上段右端は「正確に打とうと意識しないと打鍵ミスしやすい」領域だったりするので、そういうところを指して言う場合は、そうハズレではない……という都合もあるので。

(TitleOnly)親指シフトの全滅。

 ……ってキーワード検索してくる人がいる……微妙にしつこいのだけれど、そもそも

けん盤配列がそこに存在し、ソフトウェアでけん盤配列を入れ替えできる限り*2親指シフト(に限らず全ての入力法)は、絶滅なんてしない。

……というわけです。残念でした。


 ……てゆーか、【「キー入力入れ替えソフト」のJIS規格化を目指して。 - 雑記/えもじならべあそび】が成立すれば、(この先たとえシェアゼロになったとしても)この手の問題を本質的に解決できると思うんですけどねぇ……。

 #けん盤配列「そのもの」がJIS規格に規定されちゃうと、シェア次第で勝手に廃止されたりするから困る*3んですけど。

 

*1:行動側から見た視点に言い換えると、「言ったとおりにやってるわけじゃない。やってる通りにやってるだけ。」みたいな……意外と「認知している辛さ」と「認知してない辛さ」の問題というのは、根が深いので扱いづらいところがあるんですよね……いま実際にこの絡みで悩みまくっているので、どうしても気になってしまうというか。

*2:ここがある限り安泰、ゆえに「キー配列入れ替えソフト」の作者様には、いくら感謝してもし足りないわけです。「偉さ」という尺度で測るのが適当かどうかは解らないのだけれど、そういう尺度で測っていいなら「配列作者より遥かに偉い」と思う。

*3:現に、かつて「新JISかな(JIS X6004)」が、単に「シェアが少ないからいらないじゃん」とかいう理由で干されてるし……あの遺志が丸ごと「月配列」へと引き継がれたからまだいいものの、ちょっと乱暴すぎる話だと思う。しかも、JISかな以外の「けん盤配列」は、実際にすべて廃止されちゃってるはず。こういうことが21世紀になってから「また」繰り返されるとか、そういうトラブルは正直勘弁してほしいわけで……こういうところも「配列そのものをJISに規定してほしくない」と感じる理由の一つ。

2009年02月12日 木曜日

「月影配列(濁点分離版)」──TW国語R基本常用語ver2.1.0出題語句の打鍵専用配列──。

(未来:「月影配列(濁点分離版)」の繭姫用定義。 - 雑記/えもじならべあそび)

(過去:月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報……そのさん。 - 雑記/えもじならべあそび)


 id:tori_no さんが【【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト】において公開していらっしゃる「TW国語R基本常用語ver2.1.0出題語句リスト(txtファイル)」と、 id:rage2050 さんが【rage2050】において公開していらっしゃる「修正版 ○配列 (4-698)」生成用GAエンジンとを拝借しまして、

 タイプウェル(ver2.1.0)の基本常用語を打つ……ただそれだけのための、日本語入力用けん盤配列

を作成させていただきました。

 #こういったものが存在していていいのかどうかわからない……ため、問題があるようでしたらお知らせいただけますと助かります(削除依頼があれば、関連記事も含めて削除いたします)。


 もともとは、配列設計プロセスから

とかいう名前にしなければならない……などと考えてみたのですが、長い名前は覚えにくくて微妙なので、今回は

  • 月配列系の生成プロセスを適用していて、なおかつ(自然文全体という)月の光に照らされていない。

ということに着目して、配列名を【月影配列(濁点分版)*1*2と命名させていただきました。

 #このアプローチに問題がなければ、引き続き【月影配列(清濁分版)*3】を作成する……かもしれません。


 月影配列(濁点分離版)のけん盤配列部分は、以下のようになります(注:英字位置はDvorak配列で表示されています)。

f:id:maple_magician:20090211234308p:image

 英大文字の右となりにある「かな」は、Qwerty:DもしくはQwerty:Kを1打鍵してから、続けて該当キーを1打鍵すると出るように設定します。

 英小文字の右となりにある「かな」は、単独で打鍵すると出るように設定します。


 この配列を実際に使おうとする場合は、たぶん「菱(ひし)」か、「姫踊子草/繭姫」あたりを使うのが手っ取り早い……のかも。

 ただし、この配列は【タイプウェル(ver2.1.0)の基本常用語】ワードセットのみを打つために作られています……ので、ワードセットが差し換われば無意味になりますし、基本常用語以外のモードにはそもそも対応できず、かつ「自然文を打つにも向かない」……という、極めて実験的なけん盤配列である点に注意いただく必要があります。


 月影配列が「タイピングにおける【最適化技術」について、運指側だけではなく配列側での対応が可能であることを示す、ひとつの例として認知されることを期待したい……ところなのですが、「Typewellの特定モードを狙い撃ちするかのように最適化した」ところは、これでよかったのだろうか……と悩んでしまうところです。

 このあたりについては、(もちろんご批判をも含めて)ご意見をいただけますと助かります。

*1:「濁点分離」とは、濁音や半濁音を直接入力するのではなく、「清音+濁点」もしくは「清音+半濁点」に分割して入力する方法のことを指しています。魅力はなんといっても「覚えやすいのに高効率」というところ。代表例は……JISかな(JIS X6002)でしょうか。月配列系では、2-263版や、4-698版などがこれを採用しています。

*2:配列名のよみは、もとの「つきはいれつ」とのつながりを考慮して、(「げつえいはいれつ」ではなく)「つきかげはいれつ」とお読みいただくことをお勧めします

*3:「清濁分置」とは、濁音や半濁音を「清音とは関連性の薄い位置」において、それらを直接入力する方法のことを指しています。魅力は「コンパクトアクションを目指せる」ところ。代表例は……飛鳥カナ配列でしょうか。月配列系では、5-315版などがこれを採用しています。

2009年02月11日 水曜日

いい目の保養になりました。

 「無類月(月配列(GA)4-698)」の紹介ドキュメントで「参考文献」として紹介されていた話。

 はじめは「GA関連の、数学的であって(私には)解釈できない話」だと思い込んでスルーしてしまった……のだけれど、とんでもない。

 DSK(Dvorak)の解析結果が「資料ごとに激しく値ブレを起こした」理由をはじめとして、配列屋が見れば「あーっ、なるほどぉー。」ってうなづきそうな話になってます。


 ……って、たぶん読んでなかったのは「俺だけ」なんだろうなぁ……orz

月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報……そのさん。

(過去:月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報……そのに。 - 雑記/えもじならべあそび)


 GAではじき出された配列を20個15個くらい突っ込んで、再度GAに掛けなおしてます……これは途中経過なのだけれど、ここから「突然変異」で良くなる確率は、かなり低そう。

f:id:maple_magician:20090211234308p:image

 「い」が「Qwerty:KC」ってのは、やっぱ冷遇されすぎだよなぁ……という感じ。

 んー……これと「Typewellテキスト」とを付き合わせて、シャドータイピングしてみればいい……のかしら?

 「自然入力には使えない」ことがわかってるので、実際に練習を始めるのは厳しいし……手順をどうするべきかは悩むところ。

2009年2月12日0:01:34追記。

 同ソフトのImportにTypewell単語リストを通して調べてみた。

######## kaede-year07.gk1 ########

## export.kna.txt ##

analyzing 0/ 2155

打鍵数 12548 , time 1528005

左43.8 [人11.4 中24.5 薬 6.7 小 1.2]

右56.2 [人18.3 中18.2 薬10.6 小 9.2]

上段22.3 中段57.9 下段19.8 (良 7.0)

交互64.9 同指 5.9 跳躍 3.1 (良 0.5) 和音11.1

ok

 ……あら、けっこうよさそう。

2009年2月12日5:58:09追記。

 結局は、この配列で確定。

 さて、名前を確定しないと……。

*1:冒頭からして誤解されてるッぽくて、正直泣きたい気分……俺の書き方が変だった、ということに後から気づいたのだけれど、もー後の祭りだし。

2009年02月10日 火曜日

「無類月配列」生成エンジンを用いたTypewell(J)適応配列には、なんという配列名を付けてあげればいいのだろうか……。

(過去:月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報……そのに。 - 雑記/えもじならべあそび)

(過去:あいかわらず、月系はちらほらと試してる方がいるらしい……いいね、こういう傾向。 - 雑記/えもじならべあそび)


 「無類月(月配列(GA)4-698)」を生成してみせた「月配列(GA)系の清濁分離配列(注:清濁分置配列ではない)生成エンジン」を使って、Typewell常用語を打つためだけに作り出される「Typewell常用語適応GA配列」に対して、どういう名前をつければいいのだろうか……というところについて、ちょっと悩んでいたりします。

 「無類月」生成エンジンを使っているから、それを生かした名前をつけないといけない……というところが、特に悩みを大きくする原因だったりもして。

 #これがうまく行けば、今度は同じ手順で「真紅月(月配列(GA)5-315)」についての追試をする必要が出てくる……ので、このあたりの配列名生成ルールはきちんと決めておかないとまずいわけで。


 んー、複雑にしちゃまずいから……「無類月配列TWJ版」とか、そういう安直なのでいいのかなぁ。

 とりあえず、このあたりについては保留で。


 ……あと、生成中の配列は「生き残ったものがいくつか見つかってる」ので、そのうち

  • 実際に生き残った複数の配列を、手作業で再び配列候補ファイルへと混ぜ込んで、その状態でもう一巡GA処理をかける。

という手順を踏む予定。

 そのためには、256個とまでは言わなくても、せめて数十個は配列が見つからないと、次のステップに踏み出せないような……。

 #今のプログラムに、「生き残った配列だけを羅列して、そこから再びGAを行う」というプロセスがあると、こういう作業を手作業で行わなくてもすむかも……と思ったのだけれど、それくらいは手作業でもいいような気がする(自動でやると「一つの配列が生成されるまでに、酷く時間が掛かる」うえに、「分割探索するので、重複評価する機会が増える」問題もあって、たぶん実用的ではない状況になるだろうし……)。


2009年2月11日0:37:39追記。

 んー、Typewell(というかタイピングソフト全般)における選語傾向/出題傾向に関する問題提起をすることが目的……となると、それこそ「ほにゃららTypewellチート配列」とかいう「アカラサマな」名前を付けるほうがいいのかも。

 配列側をソフトウェアの出題傾向にあわせて調整しまくった……という配列ばかりではない(てゆーか、ここまで極端なことをする例は今まで見た覚えがない)ので、そういう配列名を付けてしまうというのも、ひとつの選択肢としてアリだろうなぁ……と。

 そういうのを通じて、「自然文を打つことを前提として調製されてきた配列も存在する」ってことが広く知れ渡るのならば、あえて「チート」という語を配列名に含めてしまうことにも、意味はある……のかな、と。

 #さて、ほんとにどうしようか……。


2009年2月11日0:49:18追記。

 現在生成中の配列について、これが仮に普及してしまった日には、おそらく「ワードセットの変更」という対策が出て、GA生成配列の効果は完全に消失するはずです。

 はじめから「いたちごっこモードになるのは確実」なので、実際にこの配列を使ったTypewellの利用をするべきではありません(練習しても、いつか必ず無駄になります)。

 本件は技術的な問題として「(プログラム側は一切弄らなくても)こういうことができてしまいますよ」という話……ということで。

 #自然文入力用なら、「自然文の記述法が変わらない限りは」問題がおきない……のだけれど、これは逆に「仮名遣いが変われば、それに合うけん盤配列へと調整されていく必要がある」ことも指しているわけで。

あいかわらず、月系はちらほらと試してる方がいるらしい……いいね、こういう傾向。

 http://b.hatena.ne.jp/maple_magician/%E6%9C%88%E9%85%8D%E5%88%97/


 一番新しい「月配列(GA)5-315」についても、既にお二方が試していらっしゃる様子。

 ……そういえば、勝手に「個人的に呼ぶためのあだ名をつける」という行為を、この配列のためにはしてなかったような。

 んー……配列のアンシフト右上列にに「れっしんく」ってあるから、「真紅月」でいいかなぁ。ちょっとかっこよさそう。


 真紅月(月配列(GA)5-315)もまた、無類月(月配列(GA)4-698)のように、こうやって少しづつ「月配列メンバー」として認知されていくんでしょうね……。

 月配列の「配列区間」を継承しようと試みてきた「クラシック月配列系」だけではなく、月配列の「配列設計区間」を継承しようと試みる「コンセプト月配列系」についても配列探求が行われていくことによって、「JIS X6004-1986が、いかにクソ真面目に真剣設計されてきたのか」というところを【月配列経由で】多くの方々が認識できる時代が来るんだろうなぁ……と思うと、ちょっとうれしくなってきますね。


 無類月とは違って、真紅月については「清濁分置型月配列」なだけに、(それこそ飛鳥のように)覚えるのが大変なんだろうなぁ……とか思うのですが、よくよく考えてもみれば「拗音拡張月配列」よりは定義が少ないはずで、頻度などを考慮すると同じくらいの難易度でいけるのかも?

 私は「純粋な清濁分置型」の配列については(飛鳥カナ配列で苦労したように)きちんとは覚え切れなかった……ので、それこそ私が【飛鳥カナ配列→(かえで化)→かえであすか配列】と改変してきたのと同様に、真紅月についても【真紅月配列(月配列(GA)5-315)→(かえで化)→何かの配列】というプロセスを経た「配列の単純化」が行われたりするのかもしれません。

 清濁分置配列は「清濁同置配列の縛りをなくしたもの」ではあっても、必ずしも「清濁を絶対に関連付けしてはいけない……なんて理由はない」ので、「高頻度濁音は関連付けを無視して打ちやすい位置に置くけど、低頻度濁音+半濁音は打ちやすさを無視して忘れにくい位置に置く」ということもできる自由度がある……ので、そのうち「真紅月配列(月配列(GA)5-315)の単純化」にチャレンジしてくださる方が現れることについても期待したいところです。

2009年02月09日 月曜日

月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報……そのに。

(過去:月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報。 - 雑記/えもじならべあそび)

f:id:maple_magician:20090209204333p:image

 アンチエイリアスの掛かってないほうがネットワーク越しのPC28側で、掛かってるほうがクライアントのPC14側です。

 案の定?、Pen4(2.8G)は「こういう用途では空回り気味」なんですね……ダメじゃん*1

 #PC28では片方のコアしかフル稼働してなかった……ので、近くにコピーしたファイルを使ってPC28上で多重起動しました(途中結果をセーブしておいて、そこからコピーしました……ので、コピー先も第10世代から計算開始しています)。


 さて、あいかわらず「い」が高頻度であるにもかかわらず、なぜか半ば要らない子扱いされてるところが、微妙に気になりますね……左手中指下段のシフト側なんて(中指がホームキー上方に触れている状態から打つには)負担が重い位置*2だし、おなじく左手人差し指右隣も微妙なんですよね……。

 んー……これってやっぱり、「自然文における出現頻度を重ね合わせた結果」ではなくて、単純に「単語リストで1回ずつ出現した通りの頻度を数えた結果」だから、なんだろうなぁ……実際出題はランダムに行われているようだから、こういう傾向が出たとしても不思議ではない、のかも。

 

 いずれにせよ、候補が安定するまでは、なかなか配列経由でTypewell(J)の傾向を掴むのは難しそうで……。

Re:久しぶりの飛鳥理論&yfiさんへのレス。。

(言及:久しぶりの飛鳥理論&yfiさんへのレス。。 | 飛鳥カナ配列 ☆未来の子供たちへの贈り物☆)

(関連:飛鳥カナ配列系は「人差し指に【文頭になりうるカナ】を置かない」らしい……? - 雑記/えもじならべあそび)

 2009年2月9日20:14:48追記……タイトル先頭に「Re:」を付け忘れていたので、タイトルが正しくなるように修正しました。


 どーもー、無事に生存確認できて、ほっとしました。

 それから、元記事に対して、対応する詳細な解説を頂きありがとうございます。とてもスッキリしました*3


 で、議論の話については……うーむ、議論の沸騰を望むのならば、それこそわたしの意見なんて無視して、ご自由に行っていただければよいだけの話、ではないでしょうか。

 欠点をあげつらったりしないからこそできる選挙もある……と、わたしは http://q.hatena.ne.jp/1230565930 (飛鳥カナ配列の動画つき)経由で感じました。

 そして、欠点をあげつらうことによる弊害は、たぶん http://d.hatena.ne.jp/maple_magician/20090202/1233505720 のように表れるであろうと考えています。

 【受け取る側が望んでもいない、無益な感情の逆撫で】をすることそのものに、一体何の意味があって、はたして何の利益があるのでしょうか……わたしにはその点が全く理解できないのです。

 わたしの目標は、あくまでも「どのコンピュータでも自由に、ユーザーが好みのけん盤配列を調製できる世界が来ること」にあって、その点を否定されたときには相応の説明?を試みるつもりでいます。

 しかしながら、「どのけん盤配列が世間様にとって善いか」という点については、それこそ「べつに、各自が指さんや周囲の環境に訊けばいいじゃん。」という感じなので……。

 けん盤配列は「世間様が勝手にお決めになるもの」であって、そこに人為的な介入を試みるのは得策ではないと考えています。


 Qwertyローマ入力が普及した理由には、確かに誤解もあった……にせよ、ワープロ創生期から現在に至るまで「どの機械でも使える、ほぼ確実な互換性がある」という点ではメリットがぶれていない(というか、もともと互換性が一番のウリだった)のですから、その一点が正しいだけで十分だったのではないでしょうか。

 それに、現実的な問題として「かな系の自主制作配列を使い倒す」ためには、それとは違う「互換性確保のためのローマ字入力技術が既習であること」は大前提ですし……いまカナ系の候補がたくさんあるのは「Qwertyローマ字が普及したおかげ」だと考えています。

 もしも、解析能力が低かった大昔に「微妙なカナ配列」が規定され、そしてそれがデファクト・スタンダードになっていたら……今になって「かな系で新しい配列を作ろう」と思い立つ方がいたとしても、「かな系同士を複数覚えようとするときの、とても困難な障害」に立ち向かう必要があって、そもそも配列製作自体が出来ない状態に陥ってしまう例が頻発したはずです。

 わたしは、【他の入力法と干渉しにくい】というメリットを持つ「JIS X6002+JIS X4063によるローマ字入力」が普及している現在こそ、かな系についての開発および比較検討を行ううえでの「ちょうど良い機会」だと考えています*4


 もともと、かな系の入力法について「(たとえ限定的ではあったにしても)真面目に長期間配列を練って、配列を選別していく」プロセスアプローチをとったのは、わずか30年前に設計が始まった「JIS X6004-1986」が最初でしたよね……しかも、「JIS X6004-1986」の苦労は長い間闇に葬り去られていて、最近掘り出したばかりという状況です。

 そのうえ、かな系の入力法について「(広範囲にわたって)真面目に長期間の評価打鍵をして、配列を選別していく」プロセスアプローチがとられたのは、(ご自身が一番よくご存知の通り)それこそ西暦2000年以降の話です。

 「評価打鍵に基づいた、広範囲にわたる配列の調製」については、そもそもまだ10年と経っていない浅い歴史の中で成り立っています……そこでいきなり議論を起こそうとしても、まだまだ「議論の前提」が成立していないのではないかと思うのです。

 世間様の認識は、そもそも http://q.hatena.ne.jp/1179248660 (和文カナの出現頻度)といった状況です。この状態で「議論」を起こそうとするのは、いくらなんでも無謀だとおもうのですが……。


 とりあえず、Rayさんが本気で議論を起こそうとされるのであれば、まず「議論の前提条件」について、「ロマかなOnly利用者にでも容易にわかるように」解説しなければ、話は始まらないと思います。

 わたしにとってはその説明をすることが「(キー配列入れ替えソフトが普及する可能性を高めてくれるという意味で)自身にとって利益をもたらしてはくれない」ので、わたしがそれについての行動を起こす可能性はゼロです。

 ……というか、わたしがそういうことをしようとすれば、必ず「唯一絶対の理想けん盤配列なんて存在しない」という前提で話を展開しますから、たぶんRayさんが思うのとはだいぶ違う話になってしまうはずです。

 Rayさんが思うとおりの骨格にしたがって、話を肉付けしていきたい……とお考えなのであれば、それこそご自身の手で解説を行うより他には、手段が存在しないはずだと思います。


 ……実際のところ、この手の話題は「まだまだ浸透するまでに長い時間が掛かるだろう」と思っているので、個人的には性急に何かをしようという気分にはなれないんですよね……。

 そういうわけで、「ロマかなを満足して使っている、そんなユーザーさんの立場に立った」ナイスな解説をお願いします!>Rayさん。

 #冗談ではなくて、実際にそれが一番効くと思っている私がいるわけで。

*1:……と思ったら、Pen4(2.8G)のほうが2順速く回転していたらしい^^;。

*2:下段が打ちにくくなるのは、ホームキーの上方を触れがちで待機する「中指・薬指」に特有の現象。逆に「小指・人差し指」はキーの下方に触れるので、上段を打ちにくい……ってのは、指さんをよく観察してればすぐにわかることだと思う……のだけれど、一応書いておかないと。

*3:……と、肯定できることにはこう短い文で表現してしまうから、どうしても否定的な文面に見えてしまうんだろうなぁ……と、そういう書き方しか出来ていない自分の表現能力不足ぶりに意気消沈していたり。

*4:たとえばJISかな。これは「遠目のキーまで正確に打鍵する能力さえあれば」その効果を発揮する……のですが、それを「前提条件」としてしまうことができる分野は「職業的に大量打鍵をする分野」か「タイパーさんが競技タイピングをするとき」あたりに絞られるのではないかと考えています(タイパーさんがJISかなを奨めるときに「正確な打鍵技術が必要」という但し書きをしないのは、そもそも「競技タイピングでは(配列に関係なく)正確に打鍵できなきゃ話が始まらない」という大前提があるから……というわけで)。実験的には「4段配列は、3段配列よりも打鍵誤りがおきやすい」ことがJIS X6004文献でも例示されていて、たとえば「数字段をタッチタイプする技能を持っていない」方に対してJISかなのメリットを語ったとしても、たぶん理解してはもらえないのだろうと思います。そういう能力を持つ群と、サイトメソッドで進行する群と、JISかな経由で特殊入力法を実現する群(たとえば古い親指シフトキーボードとか)とをあわせた層が、いまのJISかなを支えているのではないか……と、私はそう感じています。

2009年02月08日 日曜日

月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列、現時点での速報。

(過去:(TitleOnly)ただいま「タイプウェル(Typewell)用のけん盤配列」を、2台のパソコンが計算中です……。 - 雑記/えもじならべあそび)

 キー位置&シフトモードの表現に【Dvorak英字配列】が用いられている……という前提のみを頭に入れておけば、すんなりと読めると思います。

f:id:maple_magician:20090208210125p:image

 【゛】【、】【。】【「】【」】あたりの位置は固定されています(詳しくはドキュメントを参照)。

 この先、どういう配列がトップランナーになるのか……しばらく待ってみようと思います。

(2009年2月8日21:22:34追記)なんかヤな予感がしてきた……。

 もしかすると、「どんな場合であっても」n-gramの重複は除去しなきゃまずいのかも。

 「い」がシフト側にあるってゆーのは、さすがにどうよ……と不安になってしまうんですよね……。

(TitleOnly)ただいま「タイプウェル(Typewell)用のけん盤配列」を、2台のパソコンが計算中です……。

(過去:(作業メモ+追記済み)「タイプウェル適応○○○配列」向けの検討事項。 - 雑記/えもじならべあそび)

(元ネタ:【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト)

(元ネタ:rage2050)

 ……って、うまく行くかどうかは解らないけれど、とりあえず「月配列(GA)4-698を生成したGAプログラム」と「TW国語R基本常用語ver2.1.0出題語句リスト(txtファイル)」を使わせていただいて、TW国語R基本常用語ver2.1.0適応月配列(GA)】を自動探索中です。

 この実験では、次の2点についての知見が得られる可能性があると期待されます。

 特に後者重要で、TypewellJの打鍵練習が「自然打鍵悲観比較したときにどういう癖を持っているのか」を知るために、役立つ可能性があります。

 過去に【(作業メモ+追記済み)「タイプウェル適応○○○配列」向けの検討事項。 - 雑記/えもじならべあそび】で挙げたとおり、単語の選出頻度は「ちょっと偏ってるけど、1-gramで見た限りでは、固めの文章に偏った程度の話……と言っても差し支えなさそうに見える」のだけれど、ぱっと2〜6gramを見ても捉えようがないので、そういうところは「月配列(GA)風味のTWJ適応カナ配列」というフィルタ配列を通して観察するほうが、よほどわかりやすいのではないか……と考えています。


 ただし、Typewellに限ったことではないのですが、真面目に「月配列(GA)風味のタイピングソフト適応カナ配列」を作ろうとする場合は、たぶん「清濁分離配列」よりも「清濁分置」のほうが、最適化の効果が出やすいものと思われます。

 そういう意味では、回生成されるであろう「月配列(GA)風味のTWJ適応清濁分離カナ配列」だけではなく、「月配列(GA)風味のTWJ適応清濁分置カナ配列」も必要になるはずです。

 #複雑な運指最適化を各人が作り出すのではなく、その代わりの役目を配列側が負う……と、これは近年のけん盤配列にとって「当たり前の役目」なのだけれど、こういうプロセスアプローチが「タイパーさんにとってウケるかどうか」は微妙かも……と、そっちのほうがむしろ心配。


 もともとタイピングソフトへの最適化を試みる実験は、(わたしが知ってる範囲では)Uジローさんによる「月配列Ux版」が発祥……のはずで、ごく最近では「Yeah配列」が登場していたり……という状況なのですが、このあたりについての新しい候補が今回見つかってくれるといいなぁ……とかいうことも考えていたり。

 本来、GAのような方法を使ってTypewell攻略?を試みるのは「明文化はされていないにせよ、明確なチート」だと思うのだけれど……こういった行動を通じて「(ワードセットの癖にかかわらず)チートされにくい=そもそも自然文に近いn-gram出現頻度を持つワードセットに対する打鍵技術を要求される」タイピングソフトが主流になってほしいという思いがあることは、隠すことなくここで表明しておきたいと思います*1

 うーん……こういう考えって「ひねくれている」のかなぁ。ただ、膠着語の一つである日本語を扱うタイピングゲームにとって「越えなければならない壁」であることは、たぶん確実なのだと思います。

(作業メモ+追記済み)「タイプウェル適応○○○配列」向けの検討事項。

(過去:自分のBlogにおける「ひらがなの出現頻度」を、パソコンを使って調べてみよう!(kanji2na+morogram編、244万文字頻度付き) - 雑記/えもじならべあそび)


(2009年2月8日14:58:31追記)1-gram解析をしてみた。

 2-gram解析とかをしてもスカスカになりそう……なので、1-gramのみ。グラフクリックすると、何とか読めるサイズには大きくなるはず。

f:id:maple_magician:20090208143252p:image

  • 「くつちらる」が若干多め。
  • 「がてでにのは」が少ない。
  • 「ぅぉを、。!?」とかはそもそも存在しないので、Typewell適応配列からは除外してもいいでは打鍵性を無視していい(将来使われる可能性がゼロではないので、除外はさすがにやりすぎかも)。

 ……わたしの日記自体も偏ってるから、単純に比較するのは誤りなのだけれど、Typewellのそれはまるで「高校教科書のかな出現頻度から拾った」みたいに、比較的固めの文章に合うような選語がなされたように見えるところが不思議だなぁ、と。

 #たとえば、おなじ月配列系でも、オリジナルに近いほど向いていそうな気がする。


 すごく意地悪なことを言えば、「【標準運指×右利き×Qwertyロマかな】にとって苦手なところを微調整で落としてる」ッぽく見えてしまう……のだけれど、これってそもそも「文章ではなく単語を打つ」ソフトウェアであるために、自動的に発生してしまう(=Typewellのやり方ではそもそも回避できない)問題だからなぁ……。

 このくらい偏っていると……1-gram〜3-gramを見つつ「Typewell適応月配列(GA)」を作ることによって、「Typewellでの最速を目指すためだけのけん盤配列」は設計可能だと思います。

 とくに3-gramクラスになると、

  • そもそも、語彙が2155語しかない。
  • 膠着語としての体裁をなすために必要な要素が欠落している。

という部分が非常に響いてくるので、たとえば小梅配列における「そろそろやめさせろ」問題とかのような、ややこしい問題をほとんど潰してしまうことができる……と。


 ……もっとも、「タイプウェル適応○○○配列」としてだけ作ってしまうと、実用上は使い物にならないんですよね……実用でも使えるようにと色気を出すと、とたんにややこしいことになりそうなあたりは微妙。


(2009年2月8日16:19:42追記)ごめん、わたしが馬鹿だった……。

f:id:maple_magician:20090208162050p:image

 タイプウェルにおける「ひらがな下し」単語のワード長さは、平均で3.68文字/wordでした。

 こいつがCRLFでセパレートされ、2155語/file収録されて、全体の容量が10082かな/file(CRLF込み)でした(注:Shift-JISコードで数えています)。

 ……ってことは、文中にCRLF(=全角空白と等価の数)は2155個入っていて、当然これはタイプウェルにおけるセパレータとして「Spaceキー」を押すことになります。

 このとき、セパレータの打鍵比率は全打鍵中の21.379%にものぼるわけで……これを親指で打つべきかどうか、という点については考慮しなきゃいけないと思います。

 もしも文字キー領域にセパレータ(Space機能キー)を収めるのならば、間違いなく「E+I」もしくは「D+K」キーの1等地に重複割り当てなきゃダメレベルですね……このとき、物理的なスペースキー自体は「JIS X6004方式シフト」もしくは「スペースキーによるプレフィックスシフト」用として使うことになりそうです。

 #ただし、10.69%/指の打鍵頻度が掛かることを考えると、とてもじゃないけど「両親指以外に耐えられそうな指がない」気もします……が、このあたりは「タイムアタック用と割り切って使う」のならば、まぁなんとかなる……のかなぁ。安全性に問題がある配列は作りたくないから微妙なのだけれど。


(2009年2月8日19:11:48追記)

 あの「月配列(GA)4-698」を生成したプログラム( http://www.geocities.jp/rage2050a/GeneKana/ )を使わせていただいて、清濁分離配列の生成……じゃなかった、選別を試行中。

 ほんとはn-gramで被りが生じる「長いn-gramと、短いn-gramでの重複加算を補正する」処理が必要……なのだけれど、今回選出した配列を使う場合は【Typewellに出てこない単語は一切打たない】という前提条件があるので、むしろn-gramを被らせたままにして「ワード最適化」を強く出す方向へと振ることにしました。

 打鍵速度データはそのまま使わせていただくことにして、1〜6gramのデータだけをTypewellJRのものに差し替えて、ただいま計算中……かなり時間が掛かりそうですね。

 計算中は特に行動しない予定。

(2009年2月8日19:36:16追記)

 Pentium-M(1.4GHz)ではあまりにも遅すぎる……ので、とりあえずPen4(2.8G)の機体で始めからやり直し中。

 #でも、この手の処理ってPen4は苦手そう……なので、PenMノートの方も止めずに、2台同時で走らせることに。


 あと、「GeneKana0723」の使い方は……極めて不親切に書くと、こんな感じ。

  • GA選別パッケージダウンロードして、さくっとアンパックする。
  • フォルダngramの中に、「半角かな下ししたTypewellJRのテキストを、1〜6gram処理して降順ソートしたもの」を突っ込む。
  • GeneKana.iniの中身を、↑の通りにテキトーに編集
  • GeneKana.exeを起動。
  • Ctrl-Nで、テキトーな文字を打ってEnter。
  • Ctrl-Sで、テキトーなファイル名をつけて保存。
  • Alt-Pしてから、スライドバーを「右端」に動かす。
  • Alt-VしてからEndを押して、表示番号を257(自動追尾)にする。
    • ここで↓を押すと、256(現時点の最高記録)を表示する。
  • プログラムが走ってないときは、F5(Run)を押す。

 ……あとは、ひとまず放置プレイで行くしかなさそう。

人は、どうやって指折り数えるのだろうか。

(関連:dfltweb1.onamae.com ? このドメインはお名前.comで取得されています。)


 この記事を拝見してからコメントするまで、実は数日悩みました。

 私なりの答えは、結局以下のような感じかなぁ。

パターン左小左薬左中左人左親右親右人右中右薬右小
[R]前置0987612345
[L]前置5432167890

 内部処理で使うなら「どちらの親指から数えるか」なんて気にしなくていいので、どちらか片方だけを採用すればいい……と思うのだけれど、どちらの手から数え始めるのかは人それぞれだと思うので、RかLを前置して区別できるのが一番適当なのかも……と。

 ちなみに私は、ここで言うところの「Rプレフィックス」で数えている……のだけれど、こういうのって地域によっても差異があるのかなぁ……。


 ちなみに、「かえであすか」で従来私が【R{d}jflklj】と表現していた打鍵列だと、この例では以下のように表現する必要があります。

  • R18 274342 (または、R1{8}274342)
  • L63 729897 (または、L6{3}729897)

 プレフィックスシフト、もしくは同期非連続シフト入力法であれば、スペースもしくは中括弧による「シフト打ち切り表現」は不要。

 で、普通シフト、文字キー同時押し方式、もしくは同期連続シフト入力法であれば、スペースもしくは中括弧による「シフト打ち切り表現」が必要になる、と。

 ……って、中括弧では「シフト打ち切り表現」を表すために2文字必要だし、(連続シフト前提の配列でもない限りは)直感的じゃないんだよなぁ。結局はスペースで区切るのがシンプルかな。


 それにしても、こういう話題って、基本的に「運指法とけん盤配列が切り離されていて、各人が自由に運指法を規定できる入力法」でしか面白みを得られそうにないところが、個人的にはちょっとつまらないなぁ……という気も。

 ……ああ、そうか。アレに対してこれを使って表現すればいいのか。


「かえであすか」と「かえでライティあすか」との違いについて。

 「かえであすか」と「かえでライティあすか」では、けん盤配列はまったく同じものの、一部の運指法が異なっています。

 以下に、Qwerty配列での文字キーに対する運指法の違いを示します。

配列名Shiftzxcvb
かえであすか[R]009877
かえでライティあすか[R]098777
かえでレフティあすか[L]543222

 #かえでライティあすかを使う人は「右親指=1」として、またかえでレフティあすかを使う人は「左親指=1」として数え始めるだろう……とか勝手に考えて例示しています。


 んー……これでいいのだろうか。ちょっと不安

個人利用目的のけん盤配列には、「効率のよさ」も「スタンダードであること」も関係ない。そこに必要なのは「しっくり来るかどうか」と「指が痛まないかどうか」だけだ……あとは「一度覚えた方法が、これからも末永く使えるかどうか」かなぁ。

 ……って、こんな乱暴な結論でいいのかなぁ。

 いや、デバイスを限定せずに語ろうとするなら、これ以外には答えなんて存在しないような。


 結局、鈴見咲さんによる

が「私自身がずいぶんと悩んでいた感情に対して、ほぼ唯一しっくりと来る代弁をしてくれていた」ことが、この結論に至るきっかけになったように思います。

 で……一般的に、不安でたまらなくなるのは

  • 「いま私自身が使っている入力法が、将来使えなくなったらどうしよう?」

という、その点のみに集約されるわけで*2

 この手の感情を抱いたときに、ウザい人たちは短絡的に「オレサマが使う方法だけがJIS規格化されていて、それ以外は殲滅してしまうべきだッッッッ!!!」とかいう極論を吐いたりする*3のだけれど、それってどーよ?何か変じゃねーの?と疑問をぶつけてみたくなる私が、今ここにいるわけで。

 20年前の8bitワープロ専用機でさえも複数の入力法をサポートしていたというのに、21世紀の今になって「HID関連システムが退化していく」というのは、ちょっと微妙だよなぁ……とか考えてもみたり。


 私は実際、いま【かえであすか配列】を使ってます……が、世間の事情が違えば、たぶん他の入力法を使っていた(or作っていた)はずです。

 当時既に、JISかなに回帰するのは無理だっただろうし、NICOLAかなは4ヶ月でコケたのでこれも無理、と。

 そのほかの入力法で……というと、たぶん以下のようになるのだと思う。

  • JISかな(SandS)。
    • 先に論文を見ていたら、たぶん惚れていただろうと思う。
  • 月配列2-263。
    • 正直、あんなによく出来てるってことは、後から思い知らされたんですよね……ちょっと悔しい。
  • 月配列Ux(U8以降)。
    • 飛鳥がなくて、ポストフィックスシフトな「かえで配列・もみじ配列」のテスト直後だったら、たぶんUxを選んでいたと思う。
  • 月配列4-698。
    • 「こなとけろ むるいのれめ」なアレ。GA系をはじめから信じていたら、たぶん飛びついたと思う。実際驚いたし……。
  • 小梅配列。
    • 出現順序が逆だから無理だよなぁ……と思うものの、そうであったとすればNICOLAから乗り換えたと思う。

 だいたい想像できる範囲では、このあたり……だろうと思う。

(from (メモ)私が「かな系」に回帰しようとしたときに、「飛鳥カナ配列」が存在せず、かつ「○○配列」が存在していたら、たぶんそれに慣れていたんだろうなぁ……と思うものリスト。 - 雑記/えもじならべあそび)


 そういえば……こういうところは、「工程改善と作業改善の違い」にもあらわれているのかも。

 工程改善って、全体から見れば「改善」であっても、個々人から見れば「改悪」でしかないことがままある……のだけれど、工程改善をせずに「作業改善だけをやって、それを適当に運搬してつなげば、まぁどーにかなるんじゃねーの?」みたいな無茶苦茶なことをやったら意味がないわけで。

 工程改善ってのは、作業改善したい人にとっては「制約」でしかない……という意味では、日本語入力法にたとえると

とかになるのかなぁ、と。

 もちろん、配列が決め打ちされている場合には、若干条件が変わって

となりそうなのだけれど。


 ……まぁ、会社で無理やり入力法を覚えさせられるなら、せめて満月配列とかにしてほしいです。

 定義を80とか90も覚えなきゃ使えない方法では、とても覚えられる自信がない*4ので……。

親指の付け根で圧迫し、人差し指と薬指で解放し、中指の腹でアクセスする……とか。

(過去:(TitleOnly)やっぱり俺には「B下割れキーボード」が向かないらしい……。 - 雑記/えもじならべあそび)


 ホントはこのタイトル、もともと【人差し指と薬指には「中指を中心に鏡像となるような、等価の負荷」が望ましいのではないか……とか、そんなことを考えてみたり。】だった……のですが、なんとなく変更してみたり。


 HIDのうち「人間側」として捉えていた「手指や腕」について、ふと考えてみると

……とか、そんなことをあれこれと考えていたり。


 マウスを触れるときの行動にしても、この絡みで考えていてようやく

ということに気づかされたり。

 

 ……と、3回も「〜たり。」を使うのは微妙な感じで、ようやく考えが飛散していることに気づいて、とりあえずこのネタ放置しようと考えたわけで。

 でも、HIDと性の間には、すくなからず関連性があるような気もするんですよね……。

 話題が下品な方向に行くのはちょっと考え物……なのだけれど、そのうち避けては通れない時代が来る*5のかも……。

*1:ここがクリアされないと、「自然打鍵には適していても、タイピングソフトでの打鍵には適していない」けん盤配列が、あまりにも可哀想なんですよね……。

*2:実際、私は(普段使いの配列なんて、また新しいのを作り直せばいいのだから……という感じで)「Qwertyローマ字入力」を保険代わりに温存してるから、それが廃れない限りはどーでもいいと思っている……のだけれど、個人的な予測では「20年後のシェアが見えない」ので、そのあたりでの不安は確かにあるんですよね……。

*3技術的な問題を無視すれば「どの配列を排除しようとするのも暴論」というべき……なのかも。技術的なところを含めると、特に個人的には、「JISかな廃止論」が一番の暴論だと感じています。JISかなが死んだら「(JIS X6002+JIS X4064+JIS X4063の複合技で処理している)あかさたなキーボード」さえも含めた、数多くの「イネブルハードウェア」が被害を受けるわけで……とっくの昔に「JISかなはJISかなユーザーだけのものじゃない」状況になっているのに、そういうところについて気にも留めていない方がいるのだろうか……というところが、個人的にはとても心配です。

*4:飛鳥カナ配列では「低頻度濁音・半濁音・小書きかな」のうち比較的多くを完璧には覚えられなくて、それを解消するために「かえであすか」を作ったような状況でしたし……。

*5:ここでエロ話を展開することはアリエナイ(てゆーか意味がない)にせよ、そこにHIDとしての「あるべき姿」があるのならば、結局は完全回避を試みても無駄なのかも、と思うんですよね……。

2009年02月07日 土曜日

AZIKの「ああ、ずっといい感じ」は、確かに正しかった……と思う。そして、この思いは(止めてから5年が経過した)今でも変わらない……と。

 最近tomoemonさんが、AZIKを用いた高速打鍵適性についての追及を試みていらっしゃる様子で。

 AZIKはもともと「打ちにくいとは限らない2打鍵を、より打ちやすいor実際には打ちにくい1打鍵へと代替することによって、とにかく打鍵の数を減らすもの」なので、打鍵を楽にする意味では効果があっても、高速打鍵性については考慮していなかったのではないか……と思い込んでいたもので、今回のチャレンジについては興味深く思っています。


 tomoemonさんが「人差し指に関する痛み」について書いていらした……のですが、AZIKの配字特性からすると、思い当たる原因は「G(y)」と「H(uu)」くらいでしょうか。今パッと思い浮かぶものはないのですが、たとえば互換キーを「F(y)」や「;(uu)」にするような解決策が見つかると、「タイパー向けAZIK」としての展開が明るくなるのかも……。

 #特殊拡張をひっくるめた再定義が必要になるので、現実には「AZIKの作り直し」レベルとなる大規模改修になりそうです(汗)。


 そういえば、わたしはAZIKを2001/01/01〜2003/11/02に使っていたので……あれからもう5年が経っていたとは。

 特殊拡張の部分がぜんぜん覚えられなくて、「これなら【かな系】に行ったほうが覚えやすいかも?」とか思いつつ使っていましたが、その後に移行を試みたはずのNICOLAでは

 NICOLA配列(…古くは純正親指シフト配列に遡るよな…)の持つ「親指シフトキー」のメリットは非常に大きかったものの、こと入力の感触を大きく左右する「い」「う」「ん」「っ」「ょ」「ー」の打ち心地が(AZIKと比べても)とにかく悪く、

  「これならAZIKを捨ててまで移行する意味はあったのか…?」

と感じることが意外と多く、移行開始から3ヶ月強経った現時点では

  「とりあえず親指シフトキーの練習が出来たから良いか。」

と割り切るコトでしか納得できない状態に陥っています…


(from http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_asuka.html )

……といった感想を持ったくらいでして。

 今になって思えば、単純に【配列は打鍵数だけで決まるような、そんな単純なものじゃないよ】というふうに片付く話も、当時はほとんど知らなかったですし……。


 AZIKについては、今になって思えば「JIS X6002+JIS X4063による、いわゆるロマかな」との干渉がとても激しかったと記憶しています。

 ほとんどの癖が2年くらい後まで尾を引いていたような……飛鳥に慣れ切るまでの間は、【眠いときにに、なぜか「っ」を打つために「;」を叩こうとしてしまう】ことがあって、運動記憶の強さに驚かされたこともしばしば……という感じでした。

 AZIKにとって最大の利点である「段階的な移行が可能なほど、互換性が高いこと」は、裏返せば「元配列に対する干渉が特に激しく出る」ことを意味しているわけで……どの配列にとっても【利点とはすなわち、諸刃の剣でしかない】ということを、一番初めに意識させられたのだと思っています。

 #たとえば飛鳥についても「運指距離を短くしていったはいいが、とにかく単字カナ系のくせに覚えにくいし、なおかつ高頻度更新にさらされてきた」という問題があって、それの改変を試みた「かえであすか」では何もかもが中途半端になってしまったという問題点があって……と、結局は同じように「利点と欠点は鏡像関係でしかない」という結論に至ってしまうわけで。


 タイパー界にAZIKがどの程度浸透するかは未知数だとおもわれますが、個人的には「試す方が増えてほしい入力法の一つ」ですので、こういった絡みについては応援したいところです。

 非商用の入力法に限って言えば「相当広く普及している」様な気がするAZIKですが、速度面での追求を試した方はほとんど見かけたことがないもので、今後の配列レビューと記録更新に期待したいですね。

少なくとも、配列屋なら「改善したら遅くなってやんの、ばかじゃねwwwwww」とかいう安直な答えには「違和感」を覚えてくれるはずだと思う。

 ……最近思うのだけれど。

「今使い慣れている入力法での【入力速度】」と、「今練習している入力法での【入力速度】」を比べないでください。


 今あなたが使い慣れている入力法は、おそらく数ヶ月〜数年かけて使い続けることによって、始めて「今の入力速度」に達したものと思われます。

 今あなたが使い慣れている入力法も、あなたが使い始めた当初は「ゆっくりと、確認しながら、時には間違いながら」使っていたはずです……そのときのことを、一度思い出してみてください。


 これから練習し始める入力法は、まだあなたにとって「使い慣れた入力法」ではありません……そのため、今使い慣れている入力法を覚え始めた当初と同じように、「ゆっくりと、確認しながら、時には間違いながら」練習することになるはずです。

 ですから、今この瞬間に「使い慣れた入力法」と同じように打ててはいない……からといって焦るべきではありませんし、焦る必要もありません。


 あなたが今使い慣れている入力法では、「どのキーを押せば文字が出るのか、ということをあまり意識せずに使いこなしている」はずです。

 人間は訓練をつめば、訓練の度合いに応じた速さで作業を行えるようになります……これは、「今使い慣れている入力法」と「これから練習する入力法」のどちらでも、ほとんど変わりはありません。

 練習を積み重ねていけば、「これから練習する入力法」についても「どのキーを押せば文字が出るのか、ということをあまり意識せずに使いこなすことができる」ようになるはずです。


 初期の入力速度は「どの程度使い方を覚えたのか」に依存する部分がとてもおおきいのです。

 ゆえに、「今使い慣れている入力法での【入力速度】」と、「今練習している入力法での【入力速度】」を【練習中に】比較しても、意味のある結果は得られないはずです。


(from http://www12.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/13.html )

 これって、けん盤配列だけじゃなくて、公私を問わずすべてのアクションに言えることなのかも。


 部分最適を目指すのならば、たとえば【文章の中に含まれる文字の出現頻度などによって、けん盤配列を何十個も使い分ける】とかいう選択肢が……イヤごめん、こんな馬鹿選択肢を取るやつはいないな。

 ……でも、リアル世界では、こういう【けん盤配列世界の基準で考えたら、どう考えてもばかげているとしか思えないこと】を、意外と平然とやってしまうんですよね……。


 「改善すると遅くなる」とか「改革するとさらに遅くなる」とかいうことがあって、こういうことを本質的体感してもらおうとすると……それこそ「新配列系を試しにタッチタイプできるように習得してもらう」とか言うのが、実は一番効果があるんじゃないだろうか……とか、前から何度か書いているとおりの結論に落ち着いてしまうわけで。


 改善したときに、「手順は悪いけれども、慣れているから速い」のと、「手順はいいみたいだけれども、慣れていないから遅い」のを、「慣れバイアスを排除して」観察する能力を養うには、結局は【けん盤配列を複数回乗り換えてみる】のが、一番ズレなく理解できそう。


 ……って、そういうところにリソースを割くのは難しいのかなぁ。

2009年02月05日 木曜日

ONKYO/GX-77Mにはまってる私がいる……。

(過去:セッティング方法を失念していて、微妙にぐだぐだでした……。 - 雑記/えもじならべあそび)

(過去:結局発注しちゃった(ファーストインプレッション?の追記あり)。 - 雑記/えもじならべあそび)


 正直、「まぁ、しょせん(2まんえんで同軸ユニットなんて無茶してるから)音質はアレだしなあ」という感じだった……のだけれど、なんか知らんが「すごくしっくり来る定位感」にハマってしまったみたいで。

 人様の家で聞いていたときには「俺様セッティング」をやるわけにはいかなかったから、ちょっと聞き逃している部分があったのかも。

 ……これはFOSTEX/T50rpと同じで「壊れたときには同じものをいなおす!リスト」に登録決定かも。


 不思議だよねぇ……価格帯からして高級機のような「趣味的調整/趣味的選別されたユニット」を使ってるわけじゃない(ので当然狂いがある)し、音質は確かに良くない……のだけれど。

 なぜにこういうユニットを使っているのに「ごくごく小さな音量のまま、きちんといい感じの定位感が出てしまう」のか……ほんとに不思議

(TitleOnly)やっぱり俺には「B下割れキーボード」が向かないらしい……。

f:id:maple_magician:20050814150815p:image

 昔々使っていた↑のストックを切らして、↓に変更していた……のだけれど。

f:id:maple_magician:20080630022142j:image

 ……やっぱ、なんか変。

 手のひらごと押し下げて打鍵する……というスタイルに慣れきっている身からすると、こういうキーボードを使って「親指を単独押下できる=手のひらのみの押下では、親指を押し下げ切れないときがある」打鍵スタイルって、どうにも気に食わないんですよね……。


f:id:maple_magician:20061105160750j:image

f:id:maple_magician:20061105160618j:image

 結局、こういう風に親指キーとかを操作しているのが、一番自分にとっては「楽でやりやすい」んだなぁ……と。

 それにしても、なぜに「DK下シフトキー操作」が変態扱い?されるのかなぁ。こっちのほうが低労力ですむはずだと思うのだけれど。


 んー……各手について、4指使用頻度を重ね合わせて得られる【文字段ホームポジションキーの重心】と、あとは【手首の付け根】とを結ぶ【線分の上】に親指がくるときに、【手首に対するひねり方向の余分な力】がキャンセルされて、手に対する負担が最も軽くなる……のかなぁ。

 この推測が正しいかどうかはわからない……のだけれど、機会があれば計算してみたいところ。

 #もしもこれが正しければ、親指シフト系けん盤配列について設計するときには【親指シフトキーの位置&腕の開き方】を込みで設計する必要が出るし、なおかつ【人差し指よりは薬指に重心を寄せた設計をしないといけない】とか、あるいは【GHキー下の親指操作を前提にしてはいけない】とか、いろいろと「配列設計前の前提制約」が出てくるのかも?


 もともと、けん盤配列は、面上だけではなく抑揚方向についても(というか三次元的にみて)【総運指距離は短いほうが楽】なんです。

 この原則は「けん盤配列の論理構造がどうなっているのか」というところとは切り離して考えることができて(=当然、同じ配列を使っていても、打鍵方式によって総運指距離は変わるわけで)、「トヨタ式」だの「セル生産」だのといったキーワードで引っかかってくるような本で当然のように語られていることと、そのままつながるわけで。

 #これについてのポンチ絵を描いた……のだけれど、そいつは会社行きなので(以下略)。

けん盤配列スレッドメモ。

 弱みもきちんと見せていれば、それを事前に承知の上で試すユーザーさんしかいないので、結果として使い手さんが(なれることが出来ずに泣く泣く練習を諦めるとか言う)回り道をせずにすむ……という話は、最近Re:Re:勝間和代さんに物申す 親指シフト(@司法書士小林亮介の日々勉強) - 雑記/えもじならべあそび】で書いたばかり……なのだけれど。

 そういう「弱みもきちんと見せる」方針がうまく回っていれば、たとえ弱みがあったとしても正当に評価される……という話が、こういうところでも垣間見えるらしく。

538 名前:508[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 21:12:42 0

ようやく小梅に慣れてきた…。

タイプウェルWTでやっとSSくらいになったけど、

まだ時々Nicolaキーバインド邪魔される…。


小梅な人いる?「そろそろ」ってすっごく打ちにくくない?

シフトとはいえ、「T、V、T、V」だよ?


539 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 22:16:56 0

>>538

「そろそろやめさせろ」とか?


小梅の長所短所サイトブログで作者自ら言及してるから、ユーザーも周知しやすいけどね。

配列いじりはブーメランだから作り手も使い手も誰もが苦しむが、

それはもうどうしようもないことだ。


どうしても納得できないなら

「飛鳥はオレが完成させてやるぜ!」

とあっちの世界にいってみてはどうだろう。


540 名前名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/04(水) 22:34:29 0

そりゃ打ちにくいだろうが、優先する連接が他にあるということだろう。


(from 親指シフト(NICOLA)で日本語を快適に入力しよう 11 )

 もともと小梅は「NICOLAと同じ領域に、カナをきちんと納めたい!」という自主制限を採用しているはず……なので、小指領域での「カナ」打鍵に関しては、そもそも負担が掛からないようになっているはずです。

 ……で、その分のしわ寄せは当然どこかに出てくるわけで……小梅の場合、その象徴たるワードが「そろそろ」にある、と。

 既に小梅は、探索可能な配列枝のうち、使えそうな部分に関するほとんどの範囲を探索し終えているのではないかと考えています。

 もしも「そろそろ」をどうにかするなら、それこそ「部分的に清音と濁音の位置関係を分離する」とかいう、かなりトリッキーな(そして小梅が小梅たる理由を崩す)手法を使わざるを得ないのかも……と、使い手でもない私はそういう風に想像していたりします。


 飛鳥はねぇ……既に小梅をお使いの方が飛鳥への移行を試みるとなると、それこそ141Fさんによる「飛鳥に満足できなくて小梅を作り始めた」件の記事をお読みいただいた上で、【141Fさんにとっては気になっていることであるにもかかわらず、その記事をお読みになった方ご自身にとっては気にならないことが書かれていたよ!】とお感じになった場合にのみ、お試しいただく価値があるのではないかと考えています。

 飛鳥は飛鳥で「飛鳥なりの欠点」を色々と抱えていて*1、「しっくり来るかどうか」は使ってみないと解らない……という意味では、飛鳥も他の配列と同様の状況にあるわけですから。


 「誰かにとっては欠点に見えるけれども、他の誰かにとっては欠点には見えない!」なんてことは、それこそ配列界隈ではザラにある話ですから、そういった「色々な配列を試してきた方々による、主観的な比較記事」を、ご自身の体験に照らし合わせつつご確認いただくと良いのかも……と思います。


 いずれにせよ、該当けん盤配列の作者さん自身が「弱みもきちんと見せる」方針を採用している場合*2については、たとえ「特定配列についての欠点を語ること」がなされたとしても、それを即刻ネガティブキャンペーンか何かだと思われてしまう……とかいうことにはならずに済むので、けん盤配列についての評価をするうえではこういったことが結局は必要になってくるのだと思います。

 #てゆーか、特定のけん盤配列に対して「ネガキャン禁止令」が出たりすると、かえって自分自分の首を絞めるだけなんじゃないかという気も。


 で、とりあえず……本件のような場合は「小梅配列のミニ改定」でいくのが、一番安全……のなかなぁ、と。

 一部の連接だけに目が行ってしまうと、配列いじりでひどい目にあうことが多いですので、あまり弄りすぎるのはちょっと危険かもしれませんし。

*1:「私にとっての飛鳥の欠点」は、「かえであすか」によって解消してきた事柄そのものだったりします……ので、説明は不要かも?。で、Rayさんにとっては「かえであすか中途半端!」なはずで……と、そういった「バランスの問題」とかが、色々あるのかも。

*2:たとえば、そういう方針を採用しているもの同士──それこそ「かえであすか」とか、「小梅配列」とか、「月配列5-315」とか──についての相互評価を誰かが試みたとすれば、誰もネガキャンなどだと恐れる必要なしに「作者が感じていることと、自分が感じたことが、感触として同じなのか、あるいは違うのか……が解る」という意味で、内容がどうであっても必ず、有用な情報になるわけです。そういう比較検討をできる環境が広がっていくと、けん盤配列に関する選択肢を見る方々にとって、とても参考になるでしょうし。もともとこの手の「忌憚なき意見を含めた、時には厳しい評価方法」って、月配列スレッドにおける月配列進化速度を加速させた主因のはず……なので、考え方としてそう外れてはいないように思います。

2009年02月04日 水曜日

けん盤配列Wiki関連メモ。

 no title の【より詳細なリンク集】セクションに、W/Hさんとこの「Bookmarks - How To Become A Typer」を追加。

 同Wikiは分類癖(というか、そういう構造)のせいで縦覧性に乏しかった……ので、「異なる見方を提供してくれる」こういうリンク集存在はありがたいですね。


 ……それにしても、最近わたしってば「コンセプト配列」をほとんど作ってないなぁ……と。

 いままでわりと、「使い物にはなりません。とりあえず動く……ただそれだけです。」系の配列ばかりをたくさん作ってきた気がするのだけれど、最近はそういう余裕もなくて微妙orz

 ……けっきょく、「ちょうどしっくり来る配列」が見つかってしまうと、配列探索のための探求精神みたいなものが弱くなってしまうんですよね……むむむ。

2009年02月02日 月曜日

Re:Re:勝間和代さんに物申す 親指シフト(@司法書士小林亮介の日々勉強)

(言及:Re: 勝間和代さんに物申す 親指シフト(@司法書士小林亮介の日々勉強): 親指シフトウォッチ)

 記事の趣旨に合わないトラックバックだとは思いつつ、とりあえず思ったことをつらつらと書いています。

 議論の足しにならないようでしたら、そちら側で受信されたトラックバックを外していただいて構いません(実際、トラックバックしていいのだろうか……と悩んだもので)。

 「反親指シフト運動」との時期関係はわからないのですが、8年前の月刊アスキーあたりに載っていた意見広告( http://www.oyayubi-user.gr.jp/opinion.htm )に対しては、酷く嫌な印象を受けたことを、今でもよく覚えています。

 「JISかなとQwertyロマかなを攻撃すれば、親指シフトの優位性が認められるはずだ!」という色の濃い一連の言及がなされたことによって、「新しい選択肢としてNICOLAを増やすべき」という、発展可能性がある言論の芽を「NICOLA自らが摘み取ってしまった」のではないか……と、今ではそう考えていたりします。


 NICOLA意見広告が終盤に差し掛かったころ、鈴見咲さんの意見表明( http://suzumizaki.at.infoseek.co.jp/himeodorikosou/20020225.html )が発表された……というのは、個人的にはとても興味深いところだと思います。

 私はこの記事をしばらくたってから読んだのですが、当時「(練習するためのモチベーションを確保するために)以前使っていた入力法に付いてダメ出しするよりほかに、よい方法を持っていなかった(たとえば、 http://www.eurus.dti.ne.jp/~yfi/touchtype_asuka.html )」私にとっては、とても印象に残る記事でした。

 もともと「毒を吐いた後には必ず凹む」性格なもので、毒を吐かずに納得できる説明を求めていた私にとって、鈴見咲さんによる意見表明には「そうそう、まさにこれだよ!」と感じました。


 基本的に、【どの入力法を好んで使っているか】にかかわらず、【排他主義的に特定の入力法を推す】というのは、とてもじゃないですけど好きにはなれないなぁ……というのが、今の私にとっての偽らざる想いです。

 もともと日本語入力法は「利き手などを含む手指の運動機能に関するスペックと、日本語入力に対して望む機能」によって、その理想の姿が大きく変わってくるものだ(≒万人が納得できる配列など存在しない)と思います。


 私個人は、自分が作った入力法についての注意喚起を、それぞれの配列ごとに書いてきた気がします。たとえば「かえであすか」については、(飛鳥カナ配列のような752万文字/年での利用など想定しておらず)100万打鍵/年より高い頻度での利用について対応していないこと・右利き向けに偏った調整をしていること・左利き向けの反転配列については評価打鍵をしていないこと……など。

 こういった「弱みもきちんと見せる」方針が正しいのかどうかはわからない……のですが、実際にこの方針が使われた他配列に関する解説(たとえば、 http://homepage2.nifty.com/61degc/reports/koume/index.html や、http://keybor.web.fc2.com/index.html など)を見る限り、こういった「弱みもきちんと見せる」方針を取るほうが、他の配列との比較をやりやすくなるんだな……という印象を受けました。

 #例の「新しいキーボード配列のJIS化」な件についても、このあたりの事情を詰め込む形で、「そういうおまえを、わしゃ食った」という昔話を参考にしたストーリーを作りました。


 ……と、脱線しまくっていたので話を戻します。


 Qwertyローマ字入力については、「入力効率がケータイ並に悪い」というデメリットを覚悟したのかどうかは不明ながら、「どこの端末でも使える、最大公約数としての入力法」として考案されたはずで、そしてその読みどおりに普及した……という経緯をたどったのであろうと解釈しています。

 それと、Qwertyローマ字入力には「他の入力法と並行的に使っても、互いに干渉しあうことが少ない」という特徴もあるようですから、今後も「後方互換性」を確保するために残り続けるのではないかという気もしています。

 また、今後のシェアについては「両手を要するQwertyローマ字入力よりも、似た効率なら片手でかな入力できるケータイのほうがアクセシビリティがあっていいじゃん!」という世代が実権を握るまでの20年弱については、安定したユーザ層を確保できるだろうと踏んでいます。

 もともとは「おもちゃ+α」程度だったパソコンが、使い手の高齢化に伴って仕事活用されだした……という経緯があるだけに、ケータイについても同様に「歴史は繰り返される」原則に従って、仕事の主要位置を占める時代が来るだろうとにらんでいます。


 JIS X6002かな入力については、そもそも「JISかな入力を経由する、イネブルハードウェア(障害者用のキーボードなど)」が利用していたりする事実もあって、すでに「JISかな入力者だけのインターフェースではない」という問題があります。

 したがって、こちらは配列そのものの利用者がいるかどうかにかかわらず「かな入力デバイス用のインターフェースとして」残り続けるだろうと思います。


 英「字」入力については……うーむ、Qwertyロマかな経由で覚えたはいいのですが、私はもともと英「文」を打つ機会がないので……MS-DOS管理をする機会がなくなり、URLを手打ちする必要もなくなってしまった現在としては、あんまり役にはたっていないかも、というのが実感です。

 英「文」入力としてのQwertyを覚えられれば便利だろうなぁ……という気はしますが、英「字」入力としてのQwertyを覚えても英「文」入力メリットがあるとは思えない(もともとタイピングは「複数キー単位での打鍵ストリームを指に教える」ことで実用域になり、QwertyロマかなではQwerty英字のストリームを網羅できない&出現頻度も違う)ので、そのあたりが微妙だと思います。


 あと、勝間さんの真意を理解しようとする場合、それこそ勝間さんのように「ローマ字入力・JISかな入力・花・親指シフト」を試した上で、最終的に何かを選択する……といったプロセス経験することが必要なのかもしれません。

 ここはイマドキなら、それこそ以下の4パターンから選択する……とか。

 これでも全然選択肢を網羅してはいないのですが、何もしないよりは近づける可能性がある……のかも、と。


 ……以上、えらく長い駄文で失礼いたしました。