たぶん、「万人が納得する、ひとつの理想の入力法」は見つからない、と思う。

(言及:今こそ統一規格キーボードを: 大石英司の代替空港)

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 個人的には「統一規格キーボード」よりも先に、「統一規格キー入力入れ替えソフト」の登場を望みたいと考えています。


 日本語入力法については、すくなくとも「いま、ローマ字入力orJISかな入力で満足できている」という方の、邪魔をするべきではない……と、私はそう考えています。
 これを意識してアンケートをとってみると、案外と「入力法の追加」について、賛成してくださる方は多いみたいです。
 http://q.hatena.ne.jp/1230565930


 次に「親指シフト・キーボードを越えるものを3年で作れ。」の件ですが、こえているかどうかの判定はご覧になる各人にお任せするとして、「違う」ものはたくさん揃い始めていたりします。
 実際の動画ですと……まずベンチマークとして「親指シフト」。
 http://vision.ameba.jp/watch.do?movie=983990
 つぎに、拗音入力を圧縮した「下駄配列」。
 http://d.hatena.ne.jp/video/niconico/sm2422094
 あるいは、手の動きを抑えた「飛鳥カナ配列」。
 http://d.hatena.ne.jp/video/niconico/sm5152804
 ……などなど、こういった「様々な特徴を持つ」新規入力法が、親指シフト以降にも、ここ数年で数十種開発されていたりします。
 http://www4.atwiki.jp/japanese_keyboard_layout/


 ちなみに私、ここ数年の間に「たくさんの日本語入力法」ができていったなかで、それらを作った「作者さん方」と意見のやり取りをたくさんしてきました。
 そういう「作り手」が集まる中で出る結論は、ほとんどが【人間それぞれに運動特性や考え方の違いがあるから、一つの入力法に統一するなんて無理だ!】でした。
 そして私自身、「かえでレフティあすか」と「かえでライティあすか」という、2つの入力法を同時に提案しているような状況でして、ここで既に「入力法の統一」など原理的に無理だな、と考えていたりします。
 http://www12.atwiki.jp/kaede-asuka-layout/pages/37.html


 統一されるべきは、物理的なキーボードの配置(大手メーカーがいま大量生産しているタイプと、NICOLA(親指シフト)に限定して必要となるF型、の計2種くらい)のみでよいのかもしれません。
 キーボードの上に載る、論理的なキーボードの文字配列については、個々人が自由に入力法を入れ替えできる仕掛け(キー入力入れ替えソフト)が公的に整備されれば、俗にQWERTY-nomicsなどと呼ばれる問題は解決すると思われます。


 以上、長文失礼しました。