ワイン〜ちぇっく!

今日のワイン!

頼まれて、ワインをチェックしました。
どちらも2000年産。
左はフランスのボルドー、ペサックレオニャン
(グラーブですね)の赤「シャトーブラウン」。
以前飲んだ時は、飲み頃と感じましたが、現在はピークを若干過ぎた
感じで、少し曖昧な味になって来ています。
(もう少しもつ筈なのですが...)。
良く言えば柔らかな味になっているんですが
タンニンが多く、果実実が少なくなり、味にふくらみがなくなっています。
合う料理は、塩・胡椒でシンプルに味付けした牛肉のステーキ
トンカツだと黒胡椒をふりたくなる感じです。
人間に例えると、初老の頑固職人(味の事ですよ)。
取っ付き難いが、ストレートにぶつかると
いつの間にかわかってくれているタイプでしょうか?
考えていると、将来どんな味になるのか
もう3年〜5年待ってみたくなりました。
もうひと化けしてくれる、いや弱くなっても良いから、枯れ具合を見てみたい
(俺もこの歳になって、子供ができて、少しは親の気持ちがわかりかけ
気持ちも少し優しくなり、待てる余裕が出て来て...
いやぁ、おとなになったもんだ!)
右のもう一本は、イタリア、マルケ州のロッソコネッロの赤
「ヴィニェッティ・デル・パルコ・リゼルヴァ」。
アンコナの南にある小さな地区ですが
良質な葡萄「モンテプルチアーノ」が原料です。
リゼルヴァという事で、樽で2年、ボトルで3年以上熟成したものですので
程よい柔らかなタンニンと、イタリアらしい果実実があり
フランスワインより大らかな味が、気楽に楽しく、小さな事にこだわるなよ!
とでも言いたげな感じで癒してくれます。
(こだわっているのは、ワインをカジッていて
疑り深い目で見ている私の様な人だけだと思いますが...)
隣のフランスワインと比べると、瓶も通常のものより背が高く
メーカー(モンカロ社)ロゴの入ったボトルです。
カッコだけじゃなく、気取らない良いワインです。
うまぁ〜い!
ケース買いして何度も飲んでみた〜い!