聖杯発見!

バレンシアの有名なものと聞かれて、3月の「火祭り」と
バレンシアオレンジ」くらいしか知らない日本人(私)にとって
「これいい!」と感動する観光地は、ここには無い。
というか、仕事ばかりで観光をしていない身にはそう思えた。
そこで、今回の出張では、わずかばかりの時間を作り「調査」をしてきた。
会社公認の「調査」であ〜る。
行きたかったところのNo.1は、カテドラル(大聖堂)。
ここはバレンシアの中心地にあり歩いて行ってもわかりやすい。

別角度で撮った写真。左側の塔は「ミゲレテの塔」
50mの高さがあり、バレンシアの市街を一望できるらしい。
(時間が無い為、登れず。)

この地は、バレンシアの歴史と共に何度も憂き目に会っているらしく
その背景と共に見ていくと感慨深いものがある。
カテドラルの3つの入口の建築様式が違うことや
どうしてこの様な塔があるのかなど
見ているとある程度の予測がつくが
やはり勉強して行った方が良いかもしれない。
(日本のガイドブックには、そんなことはほとんど書いてない。)
カテドラルの中では、ミサが行われていた。
内部はかなり広く、もの凄い人達が司祭?の話を聞いていた。

さてここには、公認(どこの公認かは忘れた)の
キリストが「最後の晩餐」に使った「聖杯」がある筈。
聖杯を知らずしてワインを語る無かれ! ということで探してみる。
以前、ワインメーカーに聞いたことはあるのだが
そんなのあるの? くらいの反応であまりパッとしなかった。
カテドラルの入口当たりを良く見てみると
控えめな表示が出ていました。
入口の右側にある部屋に入ってゆくと人の少ない場所があって
良く見ると何やら奥にあります。

見えないのでカメラで拡大すると... これだ!
黒メノウでできていて、金属製の取っ手が付いているそうだ。

 
バレンシアに行き始めて10年以上経つが
観光らしきものが初めてできて、念願の聖杯を見れた。
何だか長年のモヤモヤが取れたみたいでスッキリとした。
カテドラルを出る頃には、司教のお説教も終わり
聖歌隊の歌が始まった。
高い天井から降りてくる少年少女の荘厳な歌声は
天使の声のようにきれいだったな〜。
 
 

その他の有名所...

*ラロンハ

中央市場(休みだった)

*その他諸々...




*トレス デ セラノ

*また来ちゃった。タパス屋さん! もう3回目。

*中はこんな感じ。プレゼン方法は、すし屋と同じ。
目の前の冷ケースの中からネタを探して注文。
調理されたタパスが出てくる。