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2017-02-19 世界文学のことなど

世界文学のことなど

この数年すっかりブログがおろそかになっている、その一番の原因がツイッター。自分の個人アカウントのほか、会社の部署単位のアカウント中の人もひとりで担当しているため、どちらもそんなに頻繁につぶやいているわけでもないんだけど、リツイートやらいいねやらといろいろあるのでそれなりに時間をとられている。


それで、その会社のほうのアカウントで、4月に出る予定の世界文学関連の本の表紙と帯の画像を載せてつぶやいたところ、これが今までにない、びっくりするような大反響。現時点でリツイートが200件近く、いいねが450件を超えている、という。いや、ほかの会社だったらそんな驚く数字じゃないかもしれないんだけど、わたしが細々と続けていたこのアカウントとしては、前代未聞のすごい数字だったわけで。


なんかね、商売関係なく(いや、全く関係なくというわけでもないか)、ただもう、嬉しくて。世界文学の図鑑が出る、この人の翻訳で、この人が監修で、この人とこの人がこんな帯の推薦文書いてます、ってだけの情報を見て、文字通り、お、いいね、って思ってくれた人が、500人近くもいる、ってことだから。それと、この本はとても幸福な本だなあ、と思うのは、同業他社と喧嘩しない企画だ、ってこと。つまり、新潮とか早川とか河出とか光文社とか、わたしが出版社に就職する前からずっと、仕事とは関係なく愛読してきた出版社の本がたくさん紹介されていて、そのことはその出版社にとって、絶対にマイナスにはならないと思うから。子供の頃から大好きだった、『ロビンソン・クルーソー』とか『三銃士』とかも紹介されていて、なんていうか、うまく言えないんだけど、子供の頃からのそういうすばらしい体験に対して、少しだけ恩返しができてるような気がする。


ま、感傷的といえばそうなんだけど。でも、シェイクスピアシャーロック・ホームズ、そしてこの世界文学と、立て続けに出すことになるこの3冊は、個人的にはほんとうに思い入れが深くて、この3冊の編集が終わったら、燃え尽きてしまって何もやる気がなくなるんじゃないか、と心配していたくらい(それはまったく杞憂だということがわかったけど)。


燃え尽きてる暇などなく、この週末は今月末に校了予定の本の索引をつくったり、来年秋に刊行予定の本の準備のために図書館へ行ったりと、相変わらず慌ただしく過ごしている。唯一休日らしい行動は、同居人といっしょに吉祥寺ロフトに行って、お茶碗とお椀とスープ皿を買ったこと。ふつうの白いご飯と豆腐とわかめの味噌汁なんだけど、新しいお茶碗とお椀によそってみたら、なんだかとっても美味しそう。ささやかな幸福を味わった。


あとはもちろんいつものようにジュンク堂にも行って、仕事がらみの本も含めて3冊購入。そのうちの1冊が、『地球の歩きかた2017ロンドン』。そう、今年も自腹でロンドンのブックフェアに参加することにしてしまったのだ。ちょうどロンドン往復分くらいのマイルがたまったので。。。3月11日〜3月17日の5泊7日、ブックフェアは1日だけ参加して、あと1日ロンドンの出版社を訪問する予定が入っているけれど、あとはずっとフリータイム。今回は、コッツウォルズをめぐる日本語のバスツアーと、お芝居をふたつ(「夜中に犬に起きた奇妙な事件」「夜の訪問者」)予約してる。あと、できればオースティンゆかりの地、ウィンチェスターとチョウトンに行ってみたい。それから、2度も店の前まで行ったにもかかわらず、勇気がなくて入れなかった「シャーロック・ホームズパブ」。いい年して情けないのだけれど、居酒屋などお酒を出す店は日本国内でも一人では入りづらいのだ。まして海外で、となるとハードルはあがり、さらにロンドンの「シャーロック・ホームズパブ」は、アジア人の女性が一人でずんずん入っていける雰囲気ではない(とわたしは思う)。


今回は初めて、ノッティングヒルにホテルをとってみた。歩いて数分の距離に本屋さんが2件(新刊書店と中古書店)あるというのが魅力。これまで、ロンドンのいろいろなホテルに泊まってきたけど、まだ「常宿にしよう」と思えるホテルと出会ってない。どのホテルもとても気に入って、大満足で、星で評価するならどれも満点、なんだけど、どこも値段が高いんだよね。ただでさえロンドンのホテルは高いのに、一人だからかなり割高。でも若いときと違ってとりあえず寝られれば安宿でOK、っていう気にもならず、結果的にそこそこいいお値段の部屋に泊まってた、ということがある。でも今回は、そんなに高くないので、ここが気に入ったら、常宿にしようって思えるかも。


と、どうでもいいようなことをぐだぐだ書いているうちに、気づいたら12時過ぎてた。『バッド・フェミニスト』を読みながら、眠りにつくことにしよう。

2017-01-31 重版とかブックフェアとか

重版とかブックフェアとか

今日で1月も終わり。仕事が始まったらなんだかんだ忙しくて、また更新が滞っていた。

でも、ブログ再開したおかげで、久しぶりにブログ仲間と連絡をとりあい、いっしょに「文芸漫談」行って、どっかんどっかん笑って過ごすことができた。まあこんな感じで気が向いたらちょこっと書く、というようなことを続けられればいいかな、と思う。


今日は朝から嬉しいニュース。編集を担当した本が、昨年12月に出たばかりなのに、重版が決まったのだ。翻訳ものだったので、エージェントさんや翻訳者に連絡をし、てんやわんやだった。訳者さんたちが喜んでくれているのが単純に嬉しい。わたしは翻訳の仕事をしていた頃、自慢じゃないが一度も重版がかかったことがない。かかわった作品はどれもいい作品ばかりだったと思うし、編集さんも力を入れてくださっていたと思うし、わたしだってもちろんがんばったのだよ。でも、売れ行きはさっぱり。初版部数は近年よりは強気だったのはまちがいないけれど、それにしても、ね。でもでも、編集者になってからはわりと好調で、担当した書名はそこそこ重版がかかっている。ドラマの「重版出来」みたいに、皆でダンスを踊る、というわけにはいかないけれど、心の中でダンス、ダンス、ダンス。


それから、マイルがたまったのであきらめていたロンドンのブックフェアに、今年も参加することにした。もちろん自費。なので、ブックフェアは1日か2日の参加で、ほかの日はひとりで観光を楽しむつもり。去年はシェイクスピア詣(4月)とホームズ詣(10月)だったので、今年はオースティン詣にして、ウィンチェスターとチョウトン村に行ってみようかと思っている。もう少し時間があればヘイ・オン・ワイに行ってみたいのだけれど、ロンドンからの日帰りは無理なようなので、今回はあきらめた。まあ、ロンドンの町は、ただ散歩しているだけで楽しいから、とくに計画をたてる必要もないような気もする。


実は、ロンドンのブックフェアに2回、フランクフルトのブックフェアに2回参加してみて、次はもういいかな、と思っていた。エージェントさんがミーティングを組んでくださり、いろいろな版元さんに新作を紹介していただくのだけれど、実際に企画として成立させるのはめちゃくちゃ大変だからだ。自分はおもしろそうな本をたくさん紹介してもらって、その間はほんとうに楽しくて、Happyなんだけど、結果的に企画にならないと、相手方に申し訳ないなーと思う。大事な時間をわたしとのミーティングのために使ってもらったのに、ううう、となる。


でも、今年はお正月に、某社の翻訳企画がベストセラーになって、それが会社の上司の耳にも入り、なんとなく翻訳書に期待してるよ、的な空気になってきた。もちろん、ベストセラーになる本は版権料も高い場合が多いし、それなりにがっつり仕込みをしてる場合がほとんどなのだろうけれど、それでも、チャンスがないわけじゃない。他社の翻訳書の編集者に話を聞くと、みんな当たったり外れたりしながら、なんとか当たる確率をあげるべく奮闘しているといったところのようなので、よおし、それならやっぱり、マイルもたまったことだし、今年もブックフェア行ってみよう、となったわけだ。


ただ、せっかくロンドンまで行くのに、一人旅っていうのが味気ない。ひとり旅のほうが気楽でいい、という人もいるけど、わたしは「これおいしいね」とか「きれいな景色」とか言い合う相手がいない旅というのはやっぱりちょっとつまらないな、と思ってしまう。宿代も食事代も、ひとりよりふたりのほうがぐんとお得だし。ま、でもせっかくなので、3年連続のロンドン、めいっぱい楽しんでくることにしよう。

2017-01-09 『狂うひと』と『S先生のこと』

『狂うひと』と『S先生のこと』

金曜日の会議は、若い優れた外国文学者が集まり、充実したスリリングな議論になった。会議のための準備はかなり負担がかかるもので、現段階では無報酬。にもかかわらず、全員がきっちりと準備をしてきたうえで、率直な意見交換がなされる。研究者としての自身のフィールドと、今回の企画とのあいだのバランスをはかり、商業出版として成立させることの困難も理解して、知恵をしぼっている。この企画は地味だけどなんとしても成功させたい。何が「成功」かと考えると難しいけど。


でも、会議後の懇親会で、お雑煮の話や嫁姑問題、保育所さがしの話などしていると、ごく普通の年下の社会人だ。とくに、わたしより一回り年下の大学の先生が、お正月はずっと「嫁」として台所でに立ちっぱなしだった、なんて話を聞いて、かなりびっくりした。大学のポストを得るまでは、中華料理店でアルバイトをしていた、なんていう話も聞いた。それでも文学研究を続けようと思ったのはなぜですか、とつまらない質問をしたら、「やっぱり文学研究が楽しかったからかな」という、ありきたりの返事が返ってきた。それから、「先生や研究仲間がいて、このひとたちとずっと一緒にいたいと思った」と言った人もいた。なんとセンチメンタルな、社会をなめてる、と思うひともいるかもしれないけど、わたしはちょっと感動した。思えば会社員生活も長くなり、自分を「労働者」と考えることも多くなったけど、もともと自分は給料をもらうために働いてる、という意識が希薄で、自分がおもしろいと思えることを、一緒にいて楽しいひとたちとやってる、だから多少のつらいこともがんばれる、みたいなところがある。そういう考え方はいまは流行らないというのはわかっているし、他人にその考えを押し付けるつもりはない。でも、自分より一回り以上年下の、あきらかにキレッキレの学者さんが、同じような価値観で働いている、文学研究に取り組んでいる、ということがなんか嬉しかったのだ。


嬉しいついでに帰路の電車の中で、島尾敏雄が好きだという日本文学研究者に、『狂うひと』を激賞してしまった。その先生はわたしの要領の得ない説明と、例によって自分の体験にひきつけて読む没入型の読書体験を馬鹿にすることなく耳を傾けてくれた。そして、自分が昨年読んでとても感動した本として、なんと『S先生のこと』を挙げて推薦してくれたのだ。もう、猛烈に嬉しくなって、『S先生のこと』の元になったブログを初めて読んだときのこと、同居人と「これを本にしたいね」と話していたこと、立派な本になって読み返してまた感動を新たにしたこと、歴史のある文学賞を受賞したこと、などを夢中になって話した。


気づいたらあっという間に降車駅に着いていて、もっと本の話をしたいと後ろ髪をひかれながら電車を降りた。仕事とは何の関係もないけれど、具体的に何の役に立つこともないけれど、文学や本の話をできる人といっしょにいるということはほんとうに幸せなこと。3連休が終わり、いよいよお正月気分も今夜まで、ということで、少しだけ気持ちがどんよりするけど、明日は新企画の相談でエージェントに行くのだし、何より、夜はカフカをめぐるトークイベントがあるのだ! これを楽しみに、明日いちにちを乗りきるぞー!

2017-01-05 仕事はじめ

仕事はじめ

今日から会社。社長の新年挨拶は、各編集部門への気配りなのか、全部門に言及していたのだけれど、私が所属する単行本セクションについては、あまり力が入ってないのが明白で、でも「ヒットは期待しています」と付け足しのように言っていた。家に帰って同居人に、「なんか会社から期待されてないって感じがしたなあ」とぼやいたら、同居人はそういう位置こそベストなんだ、と言う。主力商品を作っていたら、社長以下周囲の目が厳しくて不自由だけれど、非主流派だと注目されていない分、自由にやりたいことができる、というのが同居人の論。そんなものかな。


ともあれ、会社から期待されようとされまいと、仕事は次々押し寄せる。今日は最後の修正のチャンスで、ほぼ間違いはない、と思っていたはずなのに、アルシア=マルケス、なんていう記述が見付かっちゃって、ひゃあああ、となった。刊行前に見つけた大誤植の一つに、教師用指導書のタイトル、というのがある。言わずと知れた森鷗外の名作のタイトルが、なぜか大きな文字で、「歌姫」となっていたのだ。現在の会社に入る前の、編集プロダクション時代のことだ。このときも、見つけたときは、ひゃあああ、となった。誤植はこわい。何度見返しても、「これでもうバッチリOK!」となることはないのだけれど、それでもあと3日、連休明けまで延ばしてもらえませんか、と最後の悪あがきをしている。


明日の会議にそなえて、世界文学の名作(おもに短編)を読んでいる。もともとわたしは長編好きで、短編はあまり得意じゃない。短編は、この作家はうまいなあ、とか、これはこういうテーマの作品なんだな、とか、冷静に客観的に読むことはできるのだけれど、なんていうか、勉強しているみたいだ。明日の会議のメンバーは、ほんとうに頭の切れる方ばかりなので、選んでいる作品もわたしには難しすぎるように思う。一編ずつ、落ち着いてじっくり読めば、じんわりと面白さがわかってくるのかもしれない。あるいは、細切れの短編を読むという作業に慣れてくれば、作品世界に入り込むことができるかもしれない。


明朝は記念すべき早朝テニス復活初日だ。バックハンドはおろか、フォアハンドや得意のスマッシュも、思うようにできないだろうな。張り切りすぎて転んだりしないように気をつけなくては。なので、今日はもう寝ます!

2017-01-04 松之山温泉で『狂うひと』を読む

松之山温泉で『狂うひと』を読む

ここのところ年末年始に岩手福島など、雪深いところの温泉に行くことにしている。今年は新潟に行ってみよう、ということになり、海沿いの温泉に一泊、松之山温泉に一泊して、温泉三昧してきた。


私にとって温泉三昧とはつまり、読書三昧ということ。どの本を持っていくか、というのを考えるのが、めちゃくちゃ楽しい。今回は、同居人が絶賛していた『狂うひと』をメインに、万一、それが読み終わってしまった場合、またはどうしてもノレなかった場合に備えて、文庫本を2冊、持参した。


行きの新幹線の中で読み始めた『狂うひと』は、文句なしに面白く、読み始めたら止まらない。電車の中、宿についてから、寝る前、と、止まることなく読み続ける。途中、既読の同居人と内容についてあれこれ話し、二人でひとしきり大絶賛してから、また続きを読む。結局、二日目の松之山温泉で、深夜に読み終わった。

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

狂うひと ──「死の棘」の妻・島尾ミホ

島尾敏雄の『死の棘』をはじめて読んだのは、たぶん22歳か23歳、丸の内の商社で働いていた頃だった。東京から自宅のある大船まで電車で約50分、残業して乗った電車は満員というわけではなかったが、座席を確保できるほどは空いておらず、わたしは立ったまま文庫の『死の棘』を読んでいた。この本についてある程度前知識があったはずだけれど、おそらくこれほどの狂気の描写があると思っていなかったのだろう、夢中で読んでいるうちに、電車の揺れのせいもあってか、だんだん気分が悪くなってきた。あ、まずいな、と思い、本を閉じて、その場にしゃがみこんだところまでは覚えている。気づいたら、知らない人が腕をひっぱって、座席に座らせてくれた。「だいじょうぶです、だいじょうぶです」と言って、次の駅で降りて、ベンチでしばらく涼んでいた。頭の中は『死の棘』のさまざまな場面でいっぱいで、これ以上読み続けるとまた気分が悪くなると思い、しおりを挟もうと思ってカバンの中を探したら、ない。どうも、電車の中で倒れたときに落としたらしい。


これは、神様がもうこの本は読まないほうがいいと考えたにちがいない、と思い、それきり読むのをやめた。後にも先にも、小説を読んでいて入れ込みすぎて具合が悪くなった本は、この1冊だけだ。読みながら、わたし島尾敏雄をひどい男だとは思えなかった。妻の狂態も他人事とは思えなかった。わたしの小説の読み方は、基本的には昔も今も変わらず、自分に重ねて読むので、当時、未婚の若い女だったにもかかわらず、夫に裏切られた妻に思い切り共感し、一緒に苦しみ、ついに貧血を起こして倒れてしまったのだ。


再読したのは(というか、後半は初読だ)30代後半か40代前半、自分自身、いろいろな経験をした後のことだ。さすがに図太くなって、気分が悪くなることなく最後まで読みきったが、やはりこの小説は、他人事とは思えない、自分の心の中のどこかを、ぎゅっと握ってぐにゃぐにゃ動かされているような感じがする、特別な本だと思った。

死の棘 (新潮文庫)

死の棘 (新潮文庫)

『狂うひと』は「新潮」の連載でその一部を読んで、これはすごいな、と思った。もしかしたら、20代の頃、ごく普通のOLだったわたしがあれほど(電車の中で倒れるほど)共鳴した理由がわかるかもしれない、と思った。それで、結論を言うと、少しわかった。少し、というのは、完全にわかったわけではないから。それと、どんなふうにわかったかを、うまく言葉にすることができないから。少なくとも、この梯さんという女性作家が描く島尾夫妻が、これまでのどんな評論や感想よりも、わたしにはぴったりとはまって腑に落ちたのは間違いない。それは、調査やインタビューの深さ、緻密さ、文章や構成の巧みさなどもさることながら、ミホと千佳子という二人の女性の側に徹底して寄り添い、彼女たちにとっての「死の棘」を描き出しているからだ。わたしが読んだのと同じ視線で、しかしはるかに冴えた視線で、「死の棘」の登場人物たちを、戦中・戦後の時代を、奄美東京を、とらえているからだ。ミホと千佳子に加えて、本書にかかわる三人目の女、梯久美子という作者その人に、猛然と興味がわいた。


先月、本書の刊行記念で、梯さんと島尾伸三さんの対談イベントがあったのは知っていた。行きたい、と思ったけれど、年末で忙しかったことや、何より本書を未読でイベントに行くのはどうかということもあって、結局、行かなかった。そこではどんな話が出たのだろう。調査やインタビューからわかることもあるし、深く考えて思いをめぐらすことで見えてくることもある。もしかしたら、何が事実か、真実はどうだったのか、というのは、どうでもいいことで、重要なのは、『死の棘』という小説に描かれていることを、梯さんはどう読むのか、わたしはどう読むのか、ということのような気もする。


今年の夏は、沖縄に行くかわりに、奄美に行ってみようか、と同居人と話している。もちろん、島尾敏雄のゆかりの地だから、というだけじゃなくて、きれいな海や大自然がメインの目的だけど。などと書いているうちに、ずいぶん遅くなってしまった。明日から会社。寝なくちゃ。