『ちいさい秋』


玄関前に落ちてました。


毎月1日は映画サービスデーなので、『夜のピクニック』と『フラガール』の2本を
観てきました。夜のピクニックは音楽が少し耳について、話に入れる瞬間と
入れない瞬間が。もう少し地味目でも良かったかと。
フラガールは文句ナシに素敵でした!笑ったり泣いたり。泣きすぎて頭がジーンと
してて、今眠いです。



昭和ものだからか中高年の方が多く観に来られていて、同じ場面で皆がドッと笑ったり鼻をすすったりしているのが、「1台のテレビに町内の人が群がって盛り上がっている」みたいでした。テレビが出たばかりの頃の状態。
後ろの席の小3くらいの女の子が、映画の内容に「うえっうえっ…ひっく…」と
泣きじゃくっていてそれにも又胸が温まり。
マナーの悪い人がいてちょっと腹が立ったりもしたけどやっぱり映画館は良いなあと思いました。映画館で観るのもビデオで観るのも中身としては同じやけど、やっぱり映画館の方が良いなあと。



埼玉を引っ越す前日に、仲の良かった幼馴染の男の子がお母さんと一緒に
うちに来てくれました。「まりあちゃんほんとに引っ越すの?」と赤い目で
聞いてきて、「うん」って言ったら後ろ手に持っていたバナナ一房を泣きながら
くれました。もう埼玉に帰ってこないことは分かっていたんやけど、明日から
会えないんやということをその時初めて実感して凄く悲しくなったのを、
バナナの鮮やかな黄色と一緒によく覚えています。夜のピクニックにバナナが出てきたのと、フラガールで別れのシーンがあったのとで思い出したので。



別れは苦手です。自分が去るのはまだしも、人が去るのは耐え難いですね。
ということに気付いたのは4,5年前のほんの最近。
大阪事務局に通っていた頃ですね。友達やスタッフの人が大阪を離れることが
続いて、がっくり落ち込んでました。何でこんなに落ち込むんやろと思うくらい
落ち込んで、自分は別れるの苦手なんやなあと初認識。認識してからはそこまで
がっくりくることはなくなったけどね。あの時は色んな人に心配かけて申し訳なかったです。
それにしても夜に物を書くと感情が素直に出ちゃって、読み返したら恥ずかしそう。