呼吸リハビリ

marichan22007-02-11

肺気腫で退院して8年になる。以来、在宅酸素療法と言う24時間酸素のお世話になる生活が続いている。家の中ではトイレに入るのもベットで横になるのも、四六時中酸素のホースを引きずったままの生活が続いている。外に出かけるといっても極力車を使い、酸素ボンベを引っ張って、歩行する距離を少なくしようとする。それはそれで仕方が無いと思うのだが、このままでは体力や筋力が減退してしまう。自分流にウオーキングマシンでそろそろと歩行運動をしたり、軽いストレッチをしているが、それがどれ程に理にかなっているのかは解らない。ネットで「呼吸リハビリ」を検索すると、* より効率的な呼吸法 * 理学的肺痰促進法 * 運動療法 * 四肢体幹筋力訓練 * 呼吸筋の訓練 * 呼吸困難時の対処方法 * 家族の理解と協力 と 項目をおって記載されている。この明細は九州長崎にある呼吸器リハビリセンターのプログラムであるが、このような施設と日常生活の中で学習し、訓練をすべき内容が確立していることが私にとって大きな驚きであった。月一回の外来診療の折には、「無理をしないように歩きましょうね」とDrに声を掛けられ、自分の運動不足を反省する。その繰り返しの8年であったように思う。HOT生活をするようになり何かを忘れてしまっている。自分にとってのQOLとはなにか。もう一度考え直さねばならない。生きながらえるためではなく、一段高く目的を持ってポジティブに生活をしていくために、真剣にリハビリを研究しなければならない。
       

転院

marichan22007-02-09

病院の統廃合の都合で、長年お世話になった病院の呼吸器内科が合併統合され、同一市内の県立病院に2月7日より転院し、新米外来患者として通院をしています。8年も外来にお世話になっていると、ほとんどのナースの方々とは知り合いになり、まあ、言わばちょっとした「牢名主」のように、結構気侭が聞いたものですが、当分は「青菜に塩」といいましょうか、うろうろしながら「すみませんね。お世話になります。」と、一年坊主のようにご挨拶回りに懸命です。薬も吸入器も病院によってメーカーが変わるので色々仕様が変わるようです。食堂も理髪室もトイレも、とりあえず一回りさせていただきました。DRも「僕も一年生で大変です。」とぼやいてらしたので、私だけではなさそうです。また牢名主になる日まで、長くお世話になることでしょう。今までと全く雰囲気の違うこの病院が私の命を支えてくれるのだから、一日も早く、私の楽園になるようにフィットとさせていかねばと思っています。それは自分次第だから。

ウオーキング

marichan22007-01-09

HOT生活も長くなると(8年目)調子が悪ければ悪いなりに、適当に対処法を見つけて、周りが気が付かないうちに我慢してしまうことが多くなる。痰による息苦しさや、暑くもないのに体中に脂汗をかいたり、歯を磨くだけで異常な憎悪感を感じたり、小便の後の早鐘のような動悸、数えれば無数の異常現象が、かくれんぼのように出たり入ったりしている。当然の事でこんな時は、酸素飽和度は80台になりあわてて2.0から2.5に酸素の濃度を上げる。最近はありがたいことに回復(息苦しい状態からの脱出)が非常に早く、室内の日常生活にはほとんど支障はないほど(ゆっくり、そろりそろりが条件だが)になっている。
亥年の目標は「外出」である。今は月一回の診察日が外出の中心になっているようで、我ながら情けない。ウオーキングマシーンでの歩行訓練も、1年前までは時速1.5kmで10分歩くのがやっとであったのが、今は時速2.5kmで30分歩くことが出来るようになってきた。多少補助棒の助けは借りるが私にとっては大成長である。しっかり筋肉をつけて、リュックを背負って、チョット恥ずかしいが絵も描いてみたいものだ。ささやかだが夢は膨らんできた。

           

Happy New Years 2007

marichan22007-01-01

新年 おめでとうございます
良く晴れた元旦、平和で優しい一年の夜明け、と信じたい。
恒例の息子一家の訪問をうけ、すき焼きを囲んで楽しい団欒の時間を持った。孫も一段と成長をし、いつの間にか息子も40台になった。久しぶりにじっくり話し合えたのが私の一番のお年玉になった。
HOTの友から頂いた年賀状を見ながら、今年一年の決心を固めている。受診している病院を都合で一月から転院することになるので、慣れない事が色々と出てくるだろうが、あわてずゆっくりと慣らし運転をしよう。

            

また大晦日になりました。

marichan22006-12-31

今年も残り2時間30分、テレビのチャンネルを回すと森真一がかすれた声で「お袋さん」を歌っている。愛猫マリの鰹節をねだる鳴き声が甲高く聞こえる。
昨日の次の今日、今日の次の明日、何時もと代わりのない毎日がずっと続いている。人類誕生より今日まで、そして今日よりまた、地球最後の日、人類滅亡の日まで営々と育まれ続いていくであろう。その流れの中で、幾兆、幾拾兆の人々の生と死が繰り返される。この轟々たる大河の流れの中で、一人の個人の生死など如何ほどでなきように見えるが、しかし、すべて何事によらず一人より始まる。一人ひとりの生き様がそのまま人類の栄枯盛衰に直結するのではないか。大晦日に大法螺を吹いて、年越しそばでも食べて元旦を迎えよう。
私の取りとめのないブログに寄り道をして下さった皆様、本年一年本当に有難う御座いました。在宅酸素で不自由なこともありますが、来年も負けずに明るく頑張りますので、よろしくおつきあいください。

年の瀬に

marichan22006-12-27

共同住宅の理事会の依頼で、玄関アプローチの補修工事のお手伝いをした。現役時代の友人のH君が、気持ちよく引き受けてくれ、数人の職人さんを連れて手際よく仕事を終えてくれた。10年近く現役を離れていても久しぶりに仕事らしい話をすると、胸の高ぶりを覚えてくる。私の年ならまだ現役で働いているのにと、今更ながら悔しく歯がゆい思いがしてならないが、どっこい、私は私のペースで生き甲斐を見つけつつ生きていかねばならない。何時までも変わらずお付き合いしてくれる友人に感謝しつつ、年の瀬を健康に乗りきることとしよう。

          年惜しむ 命惜しみつ 年惜しむ

              

       

クリスマス-イブ

marichan22006-12-24

鯖の煮付けにモヤシ炒め、豆腐の味噌汁にちりめん山椒の晩御飯で、クリスマスツリーの電飾を見ながら、夫婦で食事を終えた。テレビから若者の嬌声と馴染みにくい旋律の曲が流れている。今年も終わりが近づいてきた。幸いにも大過なく一病息災に過ごせたと感謝している。

             merry christmas