陶周新聞

先週のデビタオさんの香港ライブの映像を見ていたら、シンガでの感動が蘇ったよ。80年代メドレーも披露されたようで。右手の怪我、早く完治すると良いですね。

遅ればせながらメンズノンノジェイ・チョウさんをチェック。おなじみのイーモウ髭(勝手に命名)をたくわえての登場ですが、「僕ったらメンズノンノに載っちゃうんだぜ。おしゃれリーダーだぜ」的な嬉しさがほんのり滲んだ佇まいが好cute。

ウルトラ・ダラー

これ最近読んだ本の中で一番面白かった。9・11直後にNHKで見かける度、この人はいつ眠ってるんだろう?と、その身を案じずにはいられなかったワシントン支局の手嶋さんは、NHKをお辞めになってフリーのジャーナリストに転身されていたのですね。

偽札を軸にして描かれる北朝鮮の拉致や核問題から中国・台湾の関係まで、リアルな題材にまつわるエピソードが、どこまでフィクションなのか判別しかねるところがゾワゾワします。テレビで不思議なたたずまいを見せていたあの人は、いったいどこまで知っていて、どこまで計算して書いているのか、という素朴な疑問を抱かずにはいられないのが、リアリティと緊張感を高めているのではないかと。そして厚みのある国際関係の情報もさることながら、物語のアクセントになっている浮世絵やら諸々の雅な物事への造詣の深さに感嘆。テッシー、なかなかの粋人。

この本を香港に行く飛行機の中で読んでいたのだけど、香港の空港が「九龍国際空港」と書かれていたのが、ちょっと面白かった。弘法ニモ筆ノ誤リなのか、それともフィクション性を高めるための小ワザなのかな?「この飛行機は時空を超えて九龍サイドの旧・啓徳空港に着いちゃったりするのかしら」と少しワクワクしましたが普通にランタオ島に着陸しました。

真夜中のヘリコプター

私は非常に心の狭い人間ですが、中でも睡眠を阻害されることに対して最大級に非寛容であります。中でもコレ!今まさに上空をぐるんぐるん飛んでるヘリコプター!コレだけは心底許しがたい。週に何度か、夜中の2時3時になるとヤツはやってきます。

夜の浅い時間に飛んでいるヘリコプターならば、石田純一が「この宝石たちはキミへのプレゼント」と連れの女子とシャンパンのグラスを合わせながら乗っているんだろうなあ(超偏見)と微笑ましく思えるのですが、真夜中に都心の上空で騒音を撒き散らし続けながら旋回する必要性とその権限が全く理解できない。同じところを延々と行ったり来たり、片思いのバスケ部男子に告白しようと体育館の裏でキャアキャアもじもじしてる中学生気取りでしょうか?それとも石原軍団の移動?炊き出し?あるいはジャック・バウアーかしら。ジャック、もういいから寝なさいよ!(八つ当たり)