ヤング≒アダルト

いたたまれない系ムービー・オブ・ザ・イヤー。痛かった・・・激痛・・・。主人公にはまっっったく共感できないのに、あの痛々しさの種が自分のなかに1mmたりとも無いかと問われると、自信たっぷりに否定しきれない気もするのです。程度の大幅な差はあれど、思い込みやひとり相撲は、常にそこにある危機。根底にある寂寥感は前作の「マイレージ・マイライフ」に通じるものがあるけれど、女性が主人公だと展開が格段にえげつなくなるのがおもしろい。
あと、男性に会うときのTPOによって爪の色や髪形やファッションもばっちり変える気合いの入れようの過剰さは、あるあるある!と思いました。しかしシャーリズ・セロンの完璧な体をもってしても、ヌーブラ姿の破壊力がハンパない!便利なんだけどねえ。