Fate/Zero 第二十三話『最果ての海』

ライダー、アーチャーの前に散る。
本作中唯一言動にブレがなく迷いもなかったのがライダーであり、それ故本作の「良心」として存在感が大きかったのでございましょうね、…本当に惜しい王様を(笑)
王としてブレない姿勢だからこそ、数多くの臣下惹きつけ英雄たちを率いる固有結界の宝具を所有できたのでしょうし、そこが他の王との決定的な違いだったかと。
多分彼は負ける事よりも不名誉を一番恐れていたのでしょう、だから最早勝てぬと知りながらも闘う姿勢を貫き通したのでございまして、その最期が清々しく感じられた原因もそこあったのでございます。
王として臣下を慮ることをしてこなかったそうですが、最後の最後でウェーバーに生き続ける事を命じる辺り、彼の王としての度量の大きさを現していたかと存じます。
聖杯戦争なんて俗な戦いに参加するキャラじゃなかったよ、ライダー。
そしてそれ以外のマスターとサーヴァントは聖杯に踊らされて死闘を継続中。