境界線上のホライゾンⅡ 第2話『舞台上の宣告者』

女王のトランプとの対戦が長引いているうちに武蔵は英国の周回軌道に入ることに成功、しかし正体不明のステルス艦からの攻撃でホライゾンの乗った輸送艦だけが英国第四階層の海岸部へと着陸。トーリはホライゾンと離れ離れになってしまった、というお話。
お話といたしましては、まだ英国女王との謁見も済んでおりませんし、済んだら済んだで西班牙との海戦に利用されそう(「妖精女王」はその気でしたし)ですし、武蔵の前途は多難でございますなぁ。
よく動きますし、その動き方も見ていて気持ちが良いですし申し分なし。さらに細かい笑いも的確に配置されておりまして、緩急を織り交ぜてくれるおかげで時間経過の早いこと。
ただ、
これは前シーズンの時から書いておりますが、キャラが多すぎる(笑)
いや、この多いキャラ(武蔵の相手側も含めて)それぞれにキチンと見せ場を用意しているところなどは見事の一言なのですが、それぞれのキャラが未だ統一感が無いと申しますかなんと申しますか…。
物語の進行に関与しているし、局面でキャラの動きが大事なことは理解できるのですが、それを束ねるトーリの存在感が軽いのでキャラの活躍も孤立しているように感じられましてねぇ。
これが小説だと各キャラの活躍を「章」ごとに区切って描いても問題はないのですが、アニメだとこの手法はなかなか難しいんじゃないかと…、単に理解力が衰えているおっさんの嘆きでございますね(笑)