昭和元禄落語心中-助六再び篇- 第六話

高座で倒れた八雲、というお話。
役者芸人は親の死に目にも会えないというのが昔の相場でございましたが、それは客が最優先であるから。八雲も助六も小夏もそれを知っているというエピソードでございましたね。
八雲不在の高座で自分の「居残り」を見つけた助六でございましたが、これで八雲が聴いていてくれたなら幸せな結末を迎えられたのでしょうけど、そうはいかないようでございます。
一命はとりとめたようでございますが、恐らくもう落語をすることは出来ないのではないかと推測。
それしか生きる道がなかった八雲にとってそれは何を意味するのか。そして進むべき道を示してくれる人が居なくなった時、助六はどうするのか。
物語はまだ続きます。