いしうらまさゆき の『愛すべき音楽よ』(ブログ〜CD&レコードレビュー)

2015-03-07 Crosby, Stills & Nash 2015 TOUR(東京国際フォーラム 2015.3.

markrock2015-03-07

[] Crosby, Stills & Nash 2015 TOUR(東京国際フォーラム 2015.3.5) 01:52

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クロスビー・スティルス&ナッシュ来日公演初日(3月5日)の東京国際フォーラム、行って参りました。やはり行かない訳にはいかないだろうというわけで!休憩を挟んで2ステージ、3時間近くに及ぶ全24曲のステージ。感動がいまだに残っている。



ウッドストックいちご白書小さな恋のメロディ…そのメッセージ性も含めてカウンター・カルチャー、フラワー・ムーブメントの寵児だった彼ら。西海岸カリフォルニアのハーモニー・ポップの伝統とブルーズ/ロックを融合されたサウンド、(ぶつかり合うことがあったにせよ)民主主義的なバンド運営、ホリーズ、バーズ、バッファロー・スプリングフィールドという各バンドの才能の集合体ともいえるスーパー・バンドとしての性格(ヤングが合流したCSN&Yも)…色んな意味でエポックメイキングだった。A,B & Cなんてバンド名が70年代前半にどれだけ量産されたことか。70年代前半のB級C級バンドのレコードを集めているとよくわかる。サウンド的なバッタもんも雨後の筍のように存在しました…CSN関係のレコード、関係者の人脈を丹念に追っていくと、カリフォルニアウェストコーストの音楽地図ができあがるというイメージ。我が家ではグループ、ソロ、参加作、関係人脈のレコード・CDだけで本棚1個分になっている。そうそう、日本ではガロ、その弟子格アルフィーという直系がいる。そのガロフォロワーにもベルウッドのとなりきんじょ(以前メンバーの方からメールをいただき、ガロが下敷きになっていると種明かししてくれました)などがいたり。



20年ぶりの来日、おそらくファンは人生を振りかえりつつ万感の思いで聴いたのではなかろうか。客層は往年のロックスターのライブにしては(だから、という話もあるが)若年層が少なかったのが意外だった。30代もちらほら程度であまりいなかったのでは?多くは60代のファンかなあ。でも長髪・ヒゲの方が多く、失礼ながら堅気じゃない感満載(笑)50年後のイージーライダー。でもコレ、彼らの音楽がある種の思想を持っていたことの表れでもある。

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セットリストなどはほぼ予想通りだったけれど(ネタバレですが下にセットリストを載せました)、来日公演がちょうど重なっている旧友ジャクソン・ブラウンのゲスト登場は予想できなかった。ナッシュのハーモニーと共にジャクソンのギター一本で歌った"The Crow on the Cradle"。ナッシュやジョン・ホールらが発起人になった『No Nukes』でも演じられた楽曲。ファン層が重なるジャクソン公演にも行きたい、と思わせるプロモーション効果を狙った部分もあるのかもしれないけれど、クロスビーが自身の楽曲"Delta"の誕生はジャクソンのお陰だったとエピソードを紹介したように、音楽を通じてプライベートでも彼らと親交のあったなら旧友ならでは夢のゲスト参加かな、と。



ナッシュは日本語を使って愛想良く振舞いつつも、リベラル派らしいメッセージ性の高い楽曲("Military Madness"に始まり、クロスビー&ナッシュで世に出た捕鯨反対の"To The Last Whale"、中国チベット弾圧に抗議した新曲"Burning for Buddha"…そして二日目は”Chicago”を演ったらしい)を真っ直ぐなMCと共にセットリストに織り交ぜていた。スティルスはまったくと言って良いほど喋らず、クロスビーは日本だろうがアメリカだろうが…という感じでマイペースに英語でおかまいなしに喋っていたり。3人の個性もよくわかって面白かった。何より、ステージで3人同士、曲間によく喋っている。バンドメンバーも含めてコミュニケーションを取りながらステージを進めているところからして仲の良さを思わせる。ちなみにバンドメンバーは2012年のライブ盤と同じ、サポート・ギターがシェーン・フォンテイン(またの名をミック・バラカン、ご存知ピーター・バラカンの弟)、ベースがケヴィン・マコーミック(近年のジャクソン・ブラウンのバックも演っている)、ドラムスはスティーヴィー・ディー、レコーディングでスティルスが弾いているフレーズを忠実に再現していたオルガンのトッド・コールドウェル、そしてCPRでお馴染みのデヴィッドの実子ジェイムス・レイモンドという布陣。

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観た人は気付いたと思うけれど、近年心配していたスティルスの衰えが目立つステージでもあって。2009年のライブDVD『Live At Shepherd’s Bush』や2013年の新バンドThe Ridesでは復活しているように思えた声量が大分落ちていて。というかレコーディングならなんとか乗り切れてもライブは厳しいのかも。それでもナッシュはハモる時、声量の出ないスティルスとバランスを取るために時折マイクから下がったりしているように見えた。その、ハイトーンも伸び伸び出ていたナッシュと、復活後進化し続けているクロスビーが得意のディープ・ボイスを披露して大奮闘。ハイライトはクロスビーの”Long Time Gone”や”Almost Cut My Hair”だったんじゃないかな。新曲”What It Makes So”や”Somebody Home”も素晴らしかったし。いずれにせよ彼らのキャリアはそうやって誰かが誰かをカバーして、お互い支え合ってきた。かつてクロスビーがヤクで目が死んでいた時期だってあったわけですから。

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そんなわけで、ジョニ・ミッチェル作の"Woodstock"やアンコール後の"Teach Your Children"のあとに"Suite:Judy Blue Eyes"を演ってくれることに密かな期待を寄せていた人もいると思うけれど、高音やファルセットの苦しい今のコンディションだと難しかったと思う。2012年のライブCD+DVD『2012』輸入盤のシールに"Includes a Rare Performance of"Suite:Judy Blue Eyes"なんてあったのでアレレ?とは思っていた。ストラトから繰り出す爆音フレーズに往年の姿を見ることはできたけれど、ギターソロがなかなか決まらない。元々鈴木茂さんに似たタイプのギタリストで、何分かに一回、電流が走るようなフレーズがあった人だけれど。あのナマズ風の体格を見てもわかるけれど、思った通りに指がついていかない、というもどかしい感じも。ピックをやたら投げて指弾きしていたり。それでもバッファロー時代の"Bluebird"(コレ、近年はやたらポップなリフをくっつけて演っているんですね)や"For What It's Worth"にはただただ感動…アコギ・スティルスをディランのカバー"Girl From The North Country"でしか堪能できなかったのは残念だったけれど、腰が揺れる"Love The One You're With"なんかはもう最高だったし、アコギ弾きがエレキを弾くようになった、という手癖感満載のエレキのフレーズは実にディラン的で堪らない魅力があった(もちろんディランよりソロは上手いけれど)。ピッキングハーモニクスも彼らしくて良かった。クロスビー&ナッシュを聴いているとわかるけれど、やっぱりスティルス抜きだとどうしてもコーラス楽曲になってしまう所があるけれど、そこにロック魂を注入するのがスティルスの役割だった。CSNのファーストもクレジットを元にレコーディングされた音源を聴くとベースやギターにしてもスティルスのオーバーダブで大方作られていたわけで。ナッシュやクロスビーはレコーディングではほぼコーラス隊だったわけだ。今回ライブのオープニングだった"Carry On"にしても、全盛期のライブ音源やブートを掘り返してもレコーディングと同じ音は聴けない。つまりスティルスのコントロールの元でスタジオで作りこまれた音だったということなのだ。



あとはナッシュ楽曲では感傷的な” Just A Song Before I Go”が珍しいな、と思ったり。CSNってシングルでポップヒットした曲があまり無い印象だけどあるにはある。調べてみるとCSN&Yも含めるとビルボードのトップ40に入ったのが9曲。内ナッシュは5曲。クロスビー0曲、という。



Marrakesh Express (1969年28位・N)、”Suite: Judy Blue Eyes”(1969年21位・S)、”Woodstock”(1970年11位・S [Joni Mitchell])、”Teach Your Children”(1970年16位・N)、”Ohio”(1970年14位・Y)、”Our House”(1970年30位・N)、”Just A Song Before I Go”(1977年7位・N)、”Wasted On The Way”(1982年9位・N)、”Southern Cross”(1982年18位・S)



アルバムではクロスビーの存在感は凄いんだけれど。ライブでも”Guinevere”は筆舌に尽くしがたかったし…。でもこんなところが英・ホリーズ出身のポップなナッシュの面目躍如でありまして。こんな側面もこのバンドの面白いところ。"Our House"や"Teach Your Children"でのお客さんの喜びようと言ったら。ナッシュはステージでウドーさんへの謝辞を述べていて、60年代半ばからの知り合いだと言っていたけれど、ホリーズ時代からの付き合いなのでしょう。



…ということで話せばキリがないCSN。1974年の再結成ライブの音源CSNY 1974』も出たし(コレ、DVD映像も付いているけれど8曲のみ。完全盤のDVDはブートで見る限りコンディションの関係で出せなかったんだと思うけれど、素晴らしい…特に”Word Game”などスティルスのソロが神懸かり的です。)諸作聴きながら新旧音源を味わうのも一興。全体的なバンドの充実を思うと、また新作も出るかもしれないですね。

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新バンドThe RidesなどスティルスおよびCSN関連の近作のレビューやこれまでの記事まとめ↓

http://d.hatena.ne.jp/markrock/searchdiary?word=stills

クロスビー2014年の新作『Croz』のレビュー↓

http://d.hatena.ne.jp/markrock/20140428


1st

Carry On/Questions

Military Madness

Long Time Gone

Southern Cross

Just A Song Before I Go

Delta

No More Lies

Marrakech Express

"To The Last Whale..." (A. Critical Mass B. Wind On The Water)

Our House

Deja Vu

Bluebird

2nd

Helplessly Hoping

Girl from The North Country

The Crow On the Cradle(Jackson Browne with Graham Nash)

What It Makes So

Guinevere

Somebody Home

Burning For Buddha

Almost Cut My Hair

Wooden Ships

For What It's Worth

Love The One You're With

(Encore)

Teach Your Children

2014-10-16 チャーリー・マッコイ2014来日公演(CHARLIE McCOY LIVE IN TOKYO WI

markrock2014-10-16

[] チャーリー・マッコイ2014来日公演(CHARLIE McCOY LIVE IN TOKYO WITH HIS FRIENDS02:46


ここしばらくの音楽日記を。3枚目のアルバム、芽瑠璃堂さんでも長らくトップページでプッシュしていただいたり(ありがとうございました…)、レココレ誌やミュージック・マガジンでも取り上げて頂けたり、好意的な手応えが感じられた。とても嬉しくありがたいことだ。音楽が使い捨てられる時代だからこそ、息長く聴ける普遍的な音作りを目指しましょう、とプロデューサー馬下さんといつも話ながら作っていた。遅々としてでもいいから、少しずつ音楽の輪が広がっていけば嬉しい。



3枚目の制作の勢いで依頼されて作った、三鷹保育園での楽曲作りも楽しかった。夏祭りでの音頭に続き、先日の運動会ではサンバ。子どもたちが踊っている姿を想像して、こちらも馬下さんと二人で作った。馬下さんのアレンジが素晴らしくて、どこかで発表できればいいなと思ったり。身近な誰かが喜んでくれる音楽が素直に楽しい。



楽しいと言えば先日の連休、合間に15分くらい立ち寄った新宿の某中古レコード屋。15分限定と心に決めてそれこそ鬼の形相でレコを掘っていたら、隣に銀髪の男性がレコを品定めしている。誰かと何気なく見たら、ジミー・ペイジだった…という件。握手会で来日していたんですね!今思えば愉快ながら、あの時はちびりそうになった。目を合わせた時、アッ…と何か言おうとしたんですが、そのままスッときびすを返し微笑んでフロアを去って行かれました。気付かれた、と思ったから?てか気付くでしょ…ちなみに品定めしていたのはフィル・スペクター在籍、テディベアーズのオリジナル盤5桁でした。

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そして火曜はチャーリー・マッコイ来日公演(吉祥寺スター・パインズ・カフェ)に行って参りました。エリアコード615、ベアフット・ジェリーと言ったら、カントリー・ロック・ファンやシンガー・ソングライター・ファンにもお馴染みのナッシュビルの敏腕セッションマン集団。その中でも類い希なるハーピストとしてアメリカNo.1といってもいい名声を誇ったのが、彼チャーリー・マッコイ。

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呼び屋はお馴染み麻田浩さんのトムズ・キャビン(http://toms-cabin.com/Charlie2014/index.html)で、日本ツアーで何公演も回っているとのこと。いくらチャーリーでもそんなにお客さん入るのかな〜なんて思っておりましたが(失礼!)、熟年カントリー・ファンで一杯でして。カントリーってコアなオールド層に加えて、ブルーグラスなんかがそうですが、バカテクに走る楽器大好き人間達も群がったりしますから、結構需要があるのだと知りました。そして、京都なんかでは結構熱いのですね。

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かくいう私は、20代をほぼ捧げた米60〜70年代のシンガー・ソングライター探索の旅で出会うべくして出会ったのでありまして。何と言っても、DISC FILEの店長さんにさりげなく紹介されたのが大きいかな。エリアコード615より1972年『Barefoot Jerry』が先だった。細野晴臣が影響を受けた可能性がある、って。確かにはっぴいえんど解散〜ソロへ、という時期のアルバム。聴いてみると、1曲目の”Castle Rock”はムーグシンセYMOか!とか思ったり、ウェイン・モスのボーカルが細野さんそのものな”One Woman”にも度肝を抜かれた。



…チャーリー・マッコイ、エルヴィスからジョニー・キャッシュドリー・パートン、クリス・クリストオファスン、ロイ・オービスン、リンゴ・スターカントリー・アルバム、ウィリー・ネルスン、ウェイロン・ジェニングス、ヴィンス・ギル、パティ・ペイジ、チェット・アトキンス、PP&M…参加アルバムは限りなし。でも恥ずかしながら、S&Gの”The Boxer”のベース・ハーモニカも彼だったというのは知らなかった!ディランの『Blonde On Blonde』『Nashville Skyline』でギターやベースなんかでプレイヤー参加しているのは知っていましたが、”雨の日の女”の”Everybody must get stoned”のトランペット、ロイ・オービスン”Pretty Woman”のサックス、他にもオルガントランペットなどのセッションも。マルチ・プレイヤーなのですな。

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ライブの中身は「スゴイ」の一言。ハープの一音を聴いただけで、本物(『The Real McCoy』というグラミー・受賞アルバムもありました)と判る超絶テクニックと歌心(ハープも「歌って」いたし、3分の1(?)くらいの曲で披露した生歌もたいしたもので!)…まったく飽きさせない流れ。様々なキーのハープを巧みに持ち替えて演奏し、息もつかせぬブルーグラスの高速フレーズをジャスト・タイミングで繰り出し、全編吹き続ける…その肺活量も半端ではないし、しかも音が太い太い。いやー、アメリカン・サイズのステージでした。しかも1942年生まれ、えっ、てことは73歳ですか!っていう、現役バリバリの音に打ちのめされた次第。



初っ端印象に残ったのはやっぱりカントリーの人懐っこさと情感に満ちた”Always On My Mind”。これでキたな、と思いました。”Help Me Make It Thorough The Night”、”Georgia On My Mind”、”Blue Bayou”(オービスンのオリジナル・セッションにも参加している)辺りは十八番の世界。



そして40年代のビッグ・バンド・エラにテキサスオクラホマにはサックスは無かったからカントリーの楽器でそれを演奏したんだ、ウェスタン・スウィングを演ろうか、なんて言って”Ace In The Hole”や”Route66”。吹いたかと思うと、歌の方も若々しくお上手で!さらにはグレン・ミラーChattanooga Choo Choo”、カウント・ベイシー”One O’clock Jump”、そしてルイ・ジョーダンの”Choo Choo Ch’Boogie”まで!昔話のようだけど、チャーリーの生まれた時代ですからね。大体同い年のディランがいまウェスタン・スウィングを思わせる世界に突入しているのも頷けた。

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そしてマッコイはアイリッシュ・ネームだ、なんてことで、ケルトなアレンジの”The Water Is Wide”や自作の”Whiskey Before Breakfast”なんて笑えるタイトルの曲もあり。オリジナル”Kyoto By Night”や坂本九のスキヤキソングではちゃんと日本受けも練られていて。ラストショーのリズム隊島村英二、河合徹三のバッキングも素晴らしい演奏。70〜80年代はまさに彼らが日本のエリアコード615となったわけだ。特筆すべきは凄まじいテクニックを持つギタリスト古橋一晃。ゲストの徳武弘文(チャーリーの最新作『Smooth Sailing』には徳武氏のSSWやってる娘さんのお名前”Leona”なんて曲も)を圧倒する勢いで。ただ徳武氏のギターももう少し聴きたかった。松田幸一とのリトル・ウォルター共演も凄かったし、ゲスト交えた代表曲”Orange Blossom Special”でのソロ回しも…最後は関西で覚えた「おおきに!」を連発…



新作『Smooth Sailing』にはベアフット・ジェリーの”One Woman”をチャーリーが歌うテイクや、”Rainy Night In Georgia”に”From A Distance”なんかも入っている。ライブでも演っていたニュー・オーリンズもの”I Love New Orleans Music”も良かった。

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https://www.charliemccoy.com/

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2013-11-23 Paul McCartney

markrock2013-11-23

[] Paul McCartney 11:51

/ Paul McCartney OUT THERE JAPAN TOUR (東京ドーム2013.11.21)

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またもや更新が空いてしまった。ここの所、蔵書&レコード・CDの整理に情けないくらいに時間を使ってしまっている。CDプラケースを捨ててミュージシャンごとに薄手の透明な袋に入れてまとめていく、という単純作業なんだが、数千枚やるだけでも夏から数ヶ月かかってしまった。唯一作、みたいな探しにくくなりそうなものは、有名なフラッシュ・ディスク・ランチのソフトケース(http://cdsoftcase.com/)に入れて。そんなことをやったらカナリのスペースが空いたものでして、鋭意LPでの買い直しを進めている。日本盤よりアメリカ/イギリス盤、再発よりオリジナル盤、シングル盤中心で売れた昭和歌謡や演歌の方はLPで押さえていく、ってなルールで。なんだか毎日レコ屋に通っていると、レコード現役世代はLP売ってコンパクトなCD蒐集(特に紙ジャケ)に熱心、若い世代の円盤好きはCDよりも一段とレコードに熱心…そんな気もする。CDしかない新譜はCDで買うほかないんですが…正直データとして抜き取られたらそれまで(YouTube的聴取形態の広まりもあって、音源で商売するのはいま極めて難しい)、のCDは消えてしまうメディアだと思うけれど、やっぱりブツとしての「オーラ」があるLPは生きるかも…。ラッパーの友人も今度の新作はLPのみでリリースするとか。プレイヤー持っていない人にとってはハードルだけれど、音楽を聴く有り難みもそこにあるんじゃないか、という。ネオリベラリズムだかなんだか、効率至上主義はもうオシマイにしましょうよ、とばかりのそんなささやかな抵抗に共感したな。


さて、オーラと言えば先週木曜日のポール・マッカートニー来日公演最終日!71歳のポール、生ビートルを拝むことができるラスト・チャンスということで、当日券も長蛇の列だったようで…私の2枚目のアルバムのプロデューサーが入手したとの吉報を聞き、全てをかなぐり捨てて飛んでいきました(多謝!)。急遽開放されたであろう、ステージ真横180度を超えた半額席。ポールの姿は見えず音のみ、スクリーンでの鑑賞になる、と言われていたけれど、全然大丈夫。生ポールをしかと拝めたのでありました。この前も書いたけれど、今後フェイドアウトしていくであろうロックのお祭りに参加しない手はないのだ、と改めて…

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正直前回の来日公演と比べても非の打ち所のないステージだった。たぶん39曲に及ぶセットリスト含めて文句を言った人は誰もいないんじゃないかな。71歳のポールが、ステージでは水一杯も飲まず、お客さんの喜ぶ歌を一生懸命、ベースやギター、ピアノを持ち替えながら弾き、歌う。ミュージシャンのエゴではなく、オリジナルのアレンジやキーを大切にした強烈なファンサービスの精神に充ち満ちていた。たどたどしいニホンゴでしゃべくりまくり、バイオリン・ベースを片手に載せて曲芸やってみせちゃう、なんてお茶目なポールをステキだと思わなかった人はいないんじゃないかな。


そのステージには長い長いミュージック・キャリアにおける出会いと別れ−ジョン、ジョージにジミ・ヘンドリクス、リンダから新妻ナンシーまで−もが織り込まれていて。”Here Today”や”Blackbird”、ラストの”Yesterday”(赤いサイリウムを観客総動員で振る、なんていう呼び屋主導の演出もありました)で披露した弾き語りも素晴らしかった。ギター一本でもポールはポール。そうそう、”Blackbird”では公民権運動に関わる人々を応援する気持ちで作った、なんてMCもあったけれど、当日の客席にはケネディ駐日大使も来ていたのでありまして(開演直前に客席前方から登場し拍手を受けていた)。公民権法成立に貢献し死に追いやられた父JFKの姿を思い浮かべて聴いたのかな、なんて想像したり…


個人的になぜかいちばんグッと来たのが”Maybe I’m Amazed”の熱唱だった…そこには予定調和ではない、何かがあった気がしたもので…ポールの「また会おう」の言葉を信じています。ありがとうポール!


1. Eight Days a Week

2. Save Us

3. All My Loving

4. Listen To What The Man Said

5. Let Me Roll It

6. Paperback Writer

7. My Valentine

8. 1985

9. The Long and Winding Road

10. Maybe I'm Amazed

11. I’ve Just Seen A Face

12. We Can Work It Out

13. Another Day

14. And I Love Her

15. Blackbird

16. Here Today

17. New

18. Queenie Eye

19. Lady Madonna

20. All Together Now

21. Lovely Rita

22. Everybody Out There

23. Eleanor Rigby

24. Being for the Benefit of Mr. Kite!

25. Something

26. Ob-La-Di, Ob-La-Da

27. Band on the Run

28. Back in the U.S.S.R.

29. Let It Be

30. Live and Let Die

31. Hey Jude

32. Day Tripper

33. Hi, Hi, Hi

34. I Saw Her Standing There

35. Yesterday

36. Helter Skelter

37. Golden Slumbers

38. Carry That Weight

39. The End

2013-05-18 Natural Records / GAKU-MC / ヨースケ@HOME

markrock2013-05-18

[] Natural Records / GAKU-MC / ヨースケ@HOME 22:08

/ 宮 武弘(Natural Records)presents 「SOUL NATURE」(青山 月見ル君想フ 2013.5.17)



昨日、Natural Recordsの宮 武弘 presentsで行われたライブ・イベント「SOUL NATURE」(於:青山 月見ル君想フ)。多幸感に包まれたライブだった!音楽とは音を楽しむだけにあらず、音楽を通じてアーティストの思想や生き方、というと堅苦しいけれど、人生の楽しみ方と言った方がいいかな、そんなものを共有する場なのかもしれないな、と思ったり。

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OPG(笑)のヨースケ@HOMEは初めてちゃんと観たけれど、とても良かった。軽妙な掛け合いを通じて会場を温めていく。色んなアーティストから愛されている理由というものが一発でわかってしまった。ジャック・ジョンソンみたいな、日本にいそうでいない肩の力の抜けたアコーティック・サウンドを聴かせてくれる。ギターもとても上手くって軽やか。ボイパとか、器用なミュージシャンとしての一面も垣間見られた素晴らしいステージ。


そして我々世代には「Da.Yo.Ne」だよね、としか言いようのないインパクトがあるEAST END(+YURI)出身、ヒップ・ホップ界のリヴィング・レジェンドことGAKU-MCは流石のステージングだった。前向きなメッセージといい、歌詞にもおざなりの自分自身をグッと掴んでくるものがあって。実はソロ・ステージは友人の結婚パーティで観たのが最初だったけれど、このアコギ一本のヒューマンなステージの素晴らしさは早くも誰かに知らせたい。頭の中では"ALL YOU NEED IS RAP"(ニュー・アルバムのタイトル曲)がヘビーローテーションされている状況。

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さてさて、主役のナチュレコのライブとしては久々に足を運んだのだけれど。今までで一番良かったライブかもしれない。この点に関しては毎回裏切られることなくベストを更新してくれるんだから、全くもって凄いバンドだと思ってしまう。演奏のキレや宮 武弘のボーカルの張りにしても、レコーディング中にあってこその緊張感と演奏の練りが感じられた。何しろ既に知っていた"しゅわしゅわ"や"Life is Travel."が全く別物に聴こえたんだから!


新曲("POP & DEEP"、"聞こえているのに"あたりかな?)も大充実だったし、新しいアルバムが本当に楽しみになってきてしまう。そして、このイベントに招いた二人のゲストを想定して書かれたという共演曲"SOUL NATURE"が何とも共演者への愛やトリビュートが溢れていて、良かったんです。この3人の共演をこれからもずっと、見聴きしたいと思いませんか、ファンの皆さん??

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Natural Records 公式HP

http://naturalrecords.net/

Discography

http://naturalrecords.net/discography/

ブログレビューまとめ

http://d.hatena.ne.jp/markrock/searchdiary?word=natural%20records

2011-02-13 小坂忠・鈴木茂・中野督夫+高野寛

markrock2011-02-13

[] 小坂忠・鈴木茂・中野督夫+高野寛  01:19

/ HORO 2010 完熟トリオ (横浜Thumb’s Up 2011.2.12)


今年では一発目のライブかな。茂さんを見るというのが今年の目標だったから、すんなり叶ってしまった!


お客さんはかなり入っておりまして、客席には真心ブラザーズの桜井秀俊の姿もあり。茂さんのパートナーらしき方もいたりしてアットホームな雰囲気。熟年ファンが流石に多かったけれど、90年代のはっぴいえんどチルドレン達もチラホラ見えたかな。


で、その出来はもう最高だった!とにかく素晴らしいステージ。個人的に鈴木茂、小坂忠、センチメンタル・シティ・ロマンスは気付いたら全て買っていた、という人達。エイプリル・フール〜はっぴいえんど、という系譜を通ったらまず初めに聴くことになる面々だろう。センチも直球のカバー集はっぴいえんどを出したこともあった。ただ、今回の厳選された楽曲群は、マニアックなご託を並べずとも、各人の代表曲を網羅する感じで万人が楽しめるセットだったはず。


ハコの都合上アクースティックではあったけれど、セカンドステージから登場した茂さん(ひときわ大きな歓声から、ファンがどれだけ彼の復帰を待ち望んでいたかがわかり、涙…)はストラトで、”砂の女”なんかは高野寛がベースに回り、パーカッションの永原元の力演もあったもんだから、そりゃあド迫力。今週木曜のエレクトリックセットのライブには敵わないかもしれないけれど、全く遜色ない好演だった。


ファースト・ステージはジェイムス・テイラーが一つのキーワードだったかな。高野の”終りの季節”なんていうHOSONO HOUSEものから、小坂忠は”からす””にもっともっと”、終始ステージを引っ張っていた現役感一杯の(フレーズに迷いが無い感じ、あれが現役ですな)中野督夫はモロにジェイムス・テイラー”Blossoms”のカバーを(アンコールでは”Mexico”も演った!)。センチの曲の種明かしもあったりして。


セカンドステージは鈴木茂が加わり、HORO版”氷雨月のスケッチ”を演るわけなんですよ。ここらアタリからもうじーんとしてしまう。そして”ほうろう”、”機関車”が来る。その後の”ありがとう”も良かったけれど、小坂忠本日の名唱は間違いなく”機関車”だった。個人的には、ここまで演奏に心が深く入り込んでしまったのも久々の経験だった。


そしてそして、”しらけちまうぜ”に”花いちもんめ”。コレを茂さんの生エレキで聴ける日が来ようとは…唯一無二の音。全くの衰え知らずだったことに驚かされる。声もかなり出ているし、これで還暦を迎えるとは俄かに信じがたかった。


小坂のカバーモノではカーティスの”People Get Ready”とサッチモの”What A Wonderful World”を聴けて。味わい深く流石のソウル解釈。あとは、しょっぱなの高野寛の”ベステンダンク”弾き語りなんてのもさりげなくぐっと来たなぁ。死語だけど間違いなくあれこそが胸キュンってやつでしょう。


はっぴいえんどをきっかけにかれこれ10年前くらいに出会った友人とこのライブを観に行くことが出来て、それがまた何とも良かった。音楽を好きでいて良かった。


でも、帰りに色々話したけれど、今の時代、音楽も芸術も本も映画も、昔ほど魅力あるものになり得ていない、なんて話になって、なるほどと思った。今時、サッカー選手に憧れるみたいな気持ちでティーンエイジャーがミュージシャンに憧れてるか、っていう話。サッカーが多くの子供たちに与えられている夢を、音楽が今与えられていない、と言うことなんだろう。さらに言うなら、ギターよりゲームの方が夢を与えられているなんて…


ロックの、いや音楽の素晴らしさを伝えるために、僕等が出来ること、しなければならないことがあるな、と強く感じている今日この頃だ。


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「頑張って4人のサインを集めてね」といいながら、ステージで足を伸ばして座っていた茂さんはなんだか少年みたいだった!素敵なステージを本当にありがとう。

2010-05-07 岡林信康ロックコンサート 吉祥寺(2010.5.6 STAR PINE’S CAFE)

markrock2010-05-07

[] 岡林信康ロックコンサート 吉祥寺(2010.5.6 STAR PINE’S CAFE) 01:07


ええ、昨日観て参りました。エンヤトットの集大成とも言える野音は行きましたが、吉祥寺で岡林ってのもなんだか珍しいものだし、ロックを再び演るってんだから行かないわけにはいかないと思いまして。


場所は吉祥寺スターパインズ・カフェ。小さいけれどじっくり近くで見られるライブハウス。流石にイス席にしていたけど、かなりぎゅうずめの息苦しい状態で。メンバーは岡林(Vo,G)にお馴染み平野融(G)、浜口茂外也(Dr)、徳武”Dr.K”弘文(G)、六川正彦という布陣。


で、全体的にみるとヤハリ良かった。ボブ・ディランが前座でやってくれた、なんて快調なジョークを飛ばしていたけれど、同バンドを従えてのZEPPツアーが控えているわけで、今回はその予行練習といった意味合いだった模様。それでも15曲、休憩もないまま、短く感じて不満が残るくらいの素晴らしいステージを披露してくれた。今年で64歳とは思えないエネルギー!


さて、演奏曲目は必死にメモりましたが以下の通り。秀逸なひばりカバーの近作を挟み込みつつも、しっかりと”今日を越えて””自由への長い旅”そして今ライブで一番のハイライトだった”それで自由になったのかい”(バンドが一体となってうねるようなグルーヴを作り上げていき、岡林のシャウトも白眉であった)なんかを演奏してくれた。エンヤトットはアンコールに1曲だけという封印具合で。でもね、エンヤトットは日本のロックンロールだと感じました、正直言って。盛り上がりが全然違ったもん。


ロックというと、はっぴいえんどのメンバーらとの共演を収めた『見る前に跳べ』とか『1973 PM9:00 → 1974 AM3:00』、それに大作ライブ『狂い咲き』なんかを思い浮かべる人が多いと思うのだが、今回のメンバーを見てもそうした重量感のあるロックは期待できなかったし、その予感は当たっていた。ベテランの浜口茂外也もパーカッショニストとしてのキャリアが長いためか、ドラムスはシンプルながらタイトとは言えなかったし、徳武弘文も鈴木茂の歪んだ音とは根本的に全然違うし。でも、徳武のカントリー・リックは本当にアタマから最後までウットリしてしまうプレイだったと付け加えておこう。ナッシュビルに接近した時代のディラン盤みたいな音を出せるんだな。お馴染みのテレキャスでスティールっぽいフレーズも自在に弾きこなすという、こんなプレイが出来る日本人ギタリストはそうそう居ないだろう。ディランと言えば、改めてやはりどうしようもなくその影響を感じてしまった。どの曲もイントロが”Like A Rolling Stone”みたいな感じでね。でもその純粋でひたむきな愛情がとても良いんだ。


正直“私達の望むものは”も期待していたんです。でも無かった。そのメッセージなんぞはもはや、今の岡林の中でリアリティがないのかな。私にとっては、自分を救ってくれた大切な1曲なんだけれどね。


2階席は関係者席だったけれど、なんかいつもの岡林ライブの客と雰囲気が違うナーと思ったらひばり様のご子息の顔が見えました。岡林のひばりさんへの敬愛の情も伝わってきて。



<バンド>

1.霧のハイウェイ

2.今日をこえて

3.血まみれ

4.自由への長い旅

5.マンハッタン

6.風の流れに

7.花笠道中

8.東京キッド

<アコギ2本>

9.月の夜汽車

10.悲しい酒

11.レクイエム〜麦畑のひばり〜

<バンド>

12.山谷ブルース

13.それで自由になったのかい

<<アンコール1・バンド>>

14.虹の舟唄

<<アンコール2・バンド>>

15.あの娘と遠くまで


岡林信康『レクイエム〜我が心の美空ひばり〜』( EMI / 2010 )

レビュー

http://d.hatena.ne.jp/markrock/20100212

hirokahiroka 2010/05/08 11:30 セットリスト有難うございます。
岡林さん初めてで曲目もわからずにいたので・・・
嬉しいです。

markrockmarkrock 2010/05/08 22:14 >hirokaさん

はじめまして!いえいえとんでもないです。メモった甲斐がありました。それにしても良いライブでしたね〜

2006-09-13 ハイドパーク・ミュージックフェスティバル(2006.9.10 稲荷山公園)

markrock2006-09-13

[] ハイドパーク・ミュージックフェスティバル(2006.9.10 稲荷山公園) 23:29


ここのところ、更新が滞っていました。季節の変わり目というわけでまんまと風邪の罠にひっかかってしまい…。

治りかけの風邪ではあったが、熱は下がったし、行くしかないということで狭山ハイドパーク・ミュージックフェスティバル!今年も行ってまいりました。昨年は細野晴臣の『HOSONO HOUSE』再現やエリック・アンダーソン目当てで駆けつけたものの、豪雨でエライ目に。今年も恐る恐るだったが、雨は降らず、代わりといってはナンだがとにかく熱かった!

行ったのは2日目。今年の目当てはフォーク・クルセダーズとエンケン。1日目は伊藤銀次・杉真理・村松邦男が”こぬか雨”、”DOWN TOWN”、”Nobody”そして”幸せにさよなら”なんかのナイアガラものを演った模様。うーむ、行きたかった。

さてまず初っ端、東京ローカル・ホンクは残念ながら会場に到着するも演奏に間に合わず悔しかったが、終わった後しばらくして寝っころがりながら真横を見ると、なぜか彼らが隣に!早速サインをもらったりしてしまいました。さらに湯川トーベンの娘、湯川潮音の心地良い歌声に酔い、狭山バンド(麻田浩、岩渕まこと、洪栄龍、和田博巳、徳武弘文)では1曲目がロビー・ロバートソンそのものな”The Weight”のイントロを奏でるなり70年代にタイムスリップ。さらに、関西のベテランブルースマンがアコギトリオで登場したブルースタイムには泣いた!!憂歌団から木村充揮、上田正樹とのデュオ名盤を残す有山じゅんじ、そして名ブルーズマンをパロったバンド名のB.B.クイーンズでタッタタラリラ言っていた近藤房之介という鬼の様な布陣。とにかく大阪ノリで半端ないテンション。近藤房之介の弾き語りブルーズ”Sky is crying ”は凄まじい完成度だったし、”梅田からナンバまで”とか”嫌んなった”、”10$の恋”がまさか生で聴けるとは…。爆発的な木村のダミ声、有山のブルーズアレンジでの”上を向いて歩こう”(名演!)も心に残った。

さらに、ニュー・グラス・リヴァイヴァルのベーシスト、ジョン・コーワンがバンドを引き連れて登場。本場トラディショナルなブルーグラスかと思いきや、実に聴きやすいナッシュビル産のコンテンポラリーなブルーグラスサウンドを優美に演じる。ジョンのボーカルの伸びがとにかく凄い。空を突き抜けんばかりの迫力と艶に圧倒され、ステージ釘付け状態。アメリカの選手層をナメてはいけません。終演後早速新作『New Tattoo』を購入。元ブリンドルのケニー・エドワーズや元ザ・バンドのギタリスト、ジム・ウィーダーが作った曲なんかも入っていて、凄く良い出来。サイン会で見たジョン達はステージでは気づかなかったが、御歳を召されていて、先ほどの若々しいステージとのギャップに又ビックリ。

さて、エンケンこと遠藤賢司はというと、”夜汽車のブルース”弾き語りはまだしも、エンケンバンドでの”踊ろよベイビー”、”不滅の男”辺りでは狂いに狂い、観客を置いてけぼりにしていた。それでもなお観客席に乱入し、最後は”夢よ叫べ”を、いつも以上に伸びやかな歌声で熱唱!!途中暮れていく空に雷光が煌いたが、あれは絶対エンケンが呼び寄せたはず!

ラストは待望のフォーク・クルセダーズ。(昨年の豚さんのイベントオフィシャルTシャツにかけて今回はポーク・クルセダーズ名義)中学生の頃、BSで放送された「フォークソング大集合」を録画してそれこそテープが擦り切れるほど観ていたのだが、その番組のホストがアルフィーの坂崎幸之助。その影響を直で受けて、フォークルやはしだのりひこのいたシューベルツなんかのCDを買い漁り、ギターで弾き語っていたあの日々が蘇る。メンバーは、はしだを抜かした2002年再結成時の加藤和彦、坂崎幸之助、北山修という面子。まあ元々はしだはオリジナルメンバーではないから致し方ないか。

冒頭坂崎&加藤でCS&N”青い目のジュディ”を完コピし、狭山を覆う70年代ムードを演出。加藤の声がスティルスしてました。さらにベッツイ&クリスでヒットした”白い色は恋人の色”、宮沢賢治に曲をつけた”雨ニモマケズ”(2002年作収録)、坂崎のソロで”花のかおりに”をしっとりと。”コブのない駱駝”や寺山修司の”戦争は知らない”なんかは、当時のフォークルを体験出来なかった者としては涙。怒涛の名曲は続き、オドロキのボサノヴァ好アレンジで”帰ってきたヨッパライ”、”悲しくてやりきれない”、”感謝”、”イムジン川”、そしてラストは”あの素晴らしい愛をもう一度”…。お腹一杯です。

今週実は吉川忠英のソロライブにも行ったのだが、そこでもラストはこの歌。マサカ本物が聴けるとは…。ところで次なるフォークル再結成は坂崎が還暦になるまでない、とのこと。もっと演ってほしい!先日のミカバンドのプロモ撮影会でも感じたことだが、加藤さんはもっとフロントに出てライブバンバンやるべきですよ。全然衰えてないんだし。

2006-08-31 サディスティック・ミカ・バンド プロモーションビデオ撮影会( 200

markrock2006-08-31

[] サディスティック・ミカ・バンド プロモーションビデオ撮影会( 2006.8.30六本木ヒルズアリーナ ) 18:02


大学時代の友人からサプライズなお誘い。キリンラガーのCMで話題になったミカバンド再結成だが、なんとそのプロモビデオ撮影会のチケットが当たったとの事。これは行かないわけにはいかない!

はしだのりひこの代役として坂崎幸之助を迎えたザ・フォーク・クルセダース(フォークル)再結成以降、回帰モードに入っている加藤和彦だが、そのクリエイティビティはあくまで前向き。何より、裏方が長かったこともあり再び前線に出て来て欲しい加藤ファンは諸手を挙げて歓喜しているのでは。一番偉大でありながら、現在若い層に知名度が無いのはきっと加藤さんだろうから。

会場に入ると、木村カエラ目当ての女子中学生〜おやじファンから、高中目当ての熟女ファンまで、まあ老若男女が大集結。目と鼻の先に登場したミカバンドの面々のオーラは凄い。カッコイイ。木村カエラ、加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏…。グーの音も出ず。

歌ったのは10月25日発売の新譜『NARKISSOS(ナルキッソス)』より、松山猛-加藤和彦コンビの” 私はBig Bang Bang”。演奏は7回。もちろんプロモ撮影ですから口パクであったりもするんですが、往年のミカバンドの音。懐かしいポップでゴキゲンな70’sロックンロールに仕上がってました。木村カエラの歌が弾けていて相当いい。ちっちゃな体で物怖じせず歌いこなす。ちなみに一応ご丁寧にもサディスティック・“ミカエラ”・バンド名義になってます。高中さんはファンサービス旺盛なのか弾きたがりなのか、”タイムマシンにお願い”のイントロを何度も奏でてくれて、それに応じてメンバーが一度だけ演奏したのだが、やばいです。ミカエラ・バンドでツアー回るなら行かねば!と即決。あと、"帰ってきたヨッパライ"、"黒船"を弾きだしたり、ゲス・フーの"American Woman"のランディ・バックマンのギターソロを弾きだしたり。そういう"気分"なんでしょうね。

ミカバンドと言えば、ロキシー・ミュージックの前座としてイギリスでも大絶賛されたり、ピンク・フロイドを手がけたクリス・トーマスがプロデュースに乗り出したり、高い演奏力とミカさんの魅力で世界的にも受け入れられたバンド。レノンのプラスティック・オノ・バンドをもじったバンド名は加藤らしいユーモア。最終的にはクリス・トーマスとミカさんがくっ付いてしまい、解散したが、その後のメンバーの活躍はご存知の通り。つのだひろや後藤次利も在籍していた。『パッチギ』の縁もあり井筒監督が現在映画も作ってます。


http://columbia.jp/smb/

2006-08-05 情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA ( 2006.8.5 横浜みなと

markrock2006-08-05

[] 情熱大陸 SPECIAL LIVE SUMMER TIME BONANZA ( 2006.8.5 横浜みなとみらい・新港埠頭) 02:30


友人からチケットを頂き、ありがたく・・・行かせてもらったライブ。テレビでも一部放映される模様。とにかく暑かった!夕方からは涼しい風が吹くようになったが。

葉加瀬太郎を中心に、大人のためのフェスティバルを謳っているだけあって、割とアクースティックな演奏が多かった。お客さんも家族連れや20代後半〜3,40代が多い感じ。演奏が簡素なだけに持ち曲4曲程で、殆どセッティングの時間も取らずに次から次へとアーティストが登場。記憶に残った所を列挙してみよう。まずなんとも爽やかな小野リサは暑さを忘れさせてくれたし、徳永英明の名曲をデビューヒット「桜」で借用してしまった河口恭吾は、そうした偏見を吹き飛ばすほどの好青年ぶり。会場を和ませてくれたし、昼間はサラリーマンをやっている人が多いだろう聴衆に「会社をやめて旅に出よう」などと言う新曲を歌ってしまうところが可笑しかった。

中川イサトの愛弟子、押尾コータローは流石のプレイ!ほんと流麗としか言いようのないテクニックで、マイケル・ヘッジスを思い出す所も多々あるのだが、オリジナリティも随所に見られ、手元に釘付けになった。ピックアップはサンライズ。良い音してますね。そう言えばギターデュオDEPAPEPEも出ていた。

アンジェラ・アキは30代目前まで力をつけてのデビューということで、近年のチンピラJ-POPとは一線を画した実力派。アメリカなんかではそういう苦労人も多いのだが、日本だと、お前の演っているのは音楽なのか、それともカラオケなのか、と冷静にも突っ込めないようなティーンズが多くて辟易する。特に90年代以降、粗製濫造が目に余る。そういう意味では彼女みたいな新鮮な音楽人がもっと見たい。"Kiss Me Good-Bye"では葉加瀬と共演。ピアノ弾き語りでもその歌声は力強い。一つだけ苦言を呈せば、余り歌詞が印象に残らないか。歌声は日本人離れしているのだからソングライティングのセンスが一段上がればまた別次元に行けそう。

Sing Like Talkingの佐藤竹善は冒頭からバリー・マン、ジミー・ウェッブ曲を立て続けに歌いAORマニアっぷりを見せつけ、観客を置いてけぼりにしていた。バリー・マンが書いたジェイムス・イングラムの”Just Once”なら判りますが、ジミーウェッブの1982年盤『Angel Heart』収録の”One Of The Few”なんて…、殆どの観客はポカンとしてましたよ。私はモチロン感動。彼が青森から出てきた時初めて住んだ街が横浜であり、いつかデビューしたら歌いたいと夢見ていた曲と聞き納得。”Seasons Of Change”や弾き語りで歌った”Spirit Of Love”といったSing Like Talkingのナンバーはやはり良かった。

さらに19年ぶりの再結成という渚のオールスターズは、日本が威勢良かった時代を思い出させるゴージャス舞台。新人も加入してましたが、それでも80年代な匂いがプンプン。ビーイング、今で言えばギザですか。かつてはほんとに勢いありました。白いスーツが今でも似合う織田哲郎にTUBEの面々、亜蘭知子、愛内里菜、miyu(ZONEのボーカル)、そしてムッシュかまやつ!!という布陣。前田亘輝の衰えぬボーカルが引っぱるステージであったものの、織田氏の渋いボーカルも健在。さらにムッシュ、スパイダース時代の”サマー・ガール”までが飛び出して、涙。それにしても“シーズン・イン・ザ・サン”とか”Be My Venus”とか…本当に久々に聴きました。それと共に、TUBEですら懐メロになっているという事実に衝撃。ラストは先輩に敬意を表して”Ban Ban Ban”。ムッシュも流石に「夏」だからか黒ずくめではなかった。

トリの葉加瀬太郎は山下達郎のキーボードを弾く難波弘之らを従え、ソツない演奏。正直3分間の歌モノポップスしか耐えられない飽きっぽい人種ゆえ、フュージョン風インストゥルメンタルは辛い場合が多いのだが、ポップスとのクロスオーバーを演っている葉加瀬ならでは、曲順にしても、ステージアクションにしても観客を飽きさせぬ術を心得ていた。

ところで今年のウドーストック、サンタナやドゥービー、キッスの来日が喧伝されてましたね。しかし、蓋を開けてみたら惨憺たる状況。何しろライブハウス強の人数だった模様。会場選べばいいのに、と思う。豪華な出演者だけで引っ張る殿様みたいなフェスティバル作りするんじゃなくて、今日みたいな家族にも優しいライブを、やるべきです。

2006-07-20 遠藤賢司ライブに行く 風呂ロックFINAL 弁天湯VS遠藤賢司

markrock2006-07-20

[] 遠藤賢司ライブに行く / 風呂ロックFINAL 弁天湯VS遠藤賢司 ( 2006.7.20 吉祥寺・弁天湯) 00:47


「夢よ叫べ!」

夢は紅白に出て親孝行すること、など世迷言とも思えた、荒唐無稽なエンケンの夢。それらも、近作『エンケン対日本武道館』などという勇ましい姿を見るにつけ、信じるモノこそ正義だと思えてくる昨今だ。

ということで、行ってきました、エンケン風呂ロック!!吉祥寺・弁天湯にて行われたライブイベントのトリを飾ったエンケン。別に女湯に入りたかったわけではないが、居てもたってもいられず駆けつけた。とにかく渦巻く熱気に血まみれ汗まみれ!(血は出てませんが。)生エンケンはというと、6年位前に一度、3年くらい前に一度、でもちゃんとしたワンマンライブの形で見るのは初めて。そう言えば中学か高校の時、テレビで中津川フォークジャンボリーの映像を見たのがエンケン初体験。純粋に「怖い」と思ったのが忘れられない。

もうとにかくしょっぱなの“不滅の男”、“ラーメンライスで乾杯”からすでに、狂ってる!!アートとはここまでに原初的な衝動だったんだと再認識。暑苦しすぎるギター弾き語りにこちらも手に汗握る。それでいて、実に内向的な歌を外向きに歌っているのが彼らしい。でも内向的な歌といっても、世の中の殆どの歌がそうだけど、自分の辛さを人にわかって欲しいとかいうフザケ腐ったお涙頂戴歌なんかじゃなくて、自分の悔しさや不甲斐なさとか羨ましいと思った気持ちなんかを素直に吐露してくれるんだから、観客もそりゃ引き込まれます。すごく勝ち負けを気にするところも良い。たぶん一曲一曲、観客・自分・アンプ・ギター・世界そして宇宙…と全てに勝負を挑んでるんだと思う。何しろライブイベント名も『弁天湯VS遠藤賢司』だし。いちいち勝負を挑んでる。

前半・後半の2部構成。風呂場なだけに天然のリバーブが心地よい。アコギ3本を交換しながら、静のエンケンである“カレーライス”に“ミルクティー”、さらにウクレレによる猫偏愛っぷりを覗かせた“寝図美よこれが太平洋だ”、エルヴィス踊りの首相を揶揄したMCに続く“歓喜の歌”、さらに前半最後には“満足できるかな”&“踊ろよベイビー”のメドレーという、酸欠必死の命懸け選曲!!さらに、新作『にゃあ!』からは“宇宙を叩け”、“風の噂”、ニール・ヤングの”Heart Of Gold”を思わせる“やっぱりあなたの歌じゃなきゃ”なんかを。そう言えば開演前・休憩中の会場にはバッファロー〜CSN&Yがひっきりなしに。吉祥寺バウスシアターではニール・ヤングの映画と自らの映画との“対決”をまたやらかすらしいし、ライバル意識むき出しにしつつも、好きなんですね。そうそう、唯一キーボードで演奏された“死んじゃったお母さんの夢”は凄く良かった!冒頭のエキセントリックな鍵盤使いに、「またデタラメを弾いているのでは?」と微笑ましくも疑ってしまったが、その後のピアノプレイは本当に素晴らしかった!純音楽家を疑ってしまってゴメンナサイ。

さらに、印象的だったのは、“黄色い猿“でありまして、直截的な題名からも判る通り、西洋一辺倒の日本の在りように疑問を呈しているわけで、そのエンケンの苛立ちは「相も変わらずこの国は 鹿鳴館の舞踏会」というフレーズに凝縮されていた。黒船以来、アメリカ人は日本人を文化的にレイプいや強姦している、とまあそういうことが言いたいんでしょう。うーん。でも、フォークギターという西洋楽器を身に纏い、亜米利加や英吉利のロックンロールの産湯に浸かったエンケン自身も、身に覚えがあるというか、そのアンチテーゼをフォークギターを掻き鳴らして歌うしかないというジレンマにも気づいているわけで。色々考えさせられました。同じ60年代後半、東洋の小国日本にデビューしたURC組、岡林信康のアジアのリズム〜エンヤトット〜回帰と、片やエンケンの純音楽家への接近には通ずるものがあったということだ。美醜の価値観含めて西洋に感化され、それにも気づかない位ボケて腑抜けちゃった日本人を覚醒させんと(本人は意図してるかわからないけど)、パフォーマンスを通じて旋風を巻き起こす近年のエンケン巡業は、まさに音楽一揆だったのだ!

さてさて、初の国産フォークギター、ヤマハFG-180のバカ鳴りが印象的だった“夜汽車のブルース”では中津川と同じギターじゃなかろうか?と時空を越えたロマンに思いを馳せてみたりしたが、それもつかの間、観客は風呂桶を担ぎ、エンケンはアンプを担ぎ、“東京ワッショイ”を爆音エレキで弾き語りと来たもんだ。もう参ったよ、エンケン。降参です。正直ニール・ヤングにも勝てるかもしれません!

P.S.会場では名物ピラミッドカレーも売られてました。さすがにカレーは食えず。暑すぎて。


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2006-04-03 フリッツ・リッチモンド・トリビュート (2006.4.2渋谷duo)

markrock2006-04-03

[]フリッツ・リッチモンド・トリビュート(2006.4.2 渋谷duo) 20:08


行ってきました、ジョン・セバスチャン!と言ってもジム・クエスキン・ジャグバンドのウォッシュタブ・ベーシストのフリッツ・リッチモンド追悼ライブでの来日。フリッツは「ラヴィン・スプーンフル」の名付け親でもあった。ジム・クエスキン、ジェフ・マルダー、セバスチャンの揃い踏みということで大期待した会場の熱気はタダゴトではない感じ。しかも細野晴臣のゲスト参加もあってか、観客はジョン&細野ファンが大多数。業界人だらけ、でもあった。

とにかくジョンの勇姿に涙。。。優しい眼鏡のジョンは全くイメージそのまま。予想外にものっけから”Younger Girl”、”Do You Believe In Magic”、”Daydream”といったスプーンフルナンバーを惜しげもなく披露した。ボーカルの高域はほぼ失われていて、辛そうでもあったのだが、この辺り、80〜90年代に元気な活動が出来なかった理由なのではないかと思わされた(帰宅後”Do You Believe In Magic”を弾いてみたが、ブレスがないしキーも思ったより高く歌いにくい曲だったので、まあ60代での完奏は困難だなと思ったりもした)。しかし、スプーンフルの曲に纏わるエピソードを紹介しながらも、自分が今までに作ってきた音楽が、憧れのジム・クエスキンとのステージで演奏するジャグと地続きなのだと言いたげだった。またハープを吹いただけで観客が盛り上がるというものディラン以来のこと。ベンディングの独特ののどかなフレーズは、まさにワンアンドオンリー。ジョンのサインは家宝にします。

ジェフ・マルダー並びにジム・クエスキンの演奏は実に堂に入ったもの。ジェフには白人ブルーズボーカリストとしての成熟度とコミカルな仕草に圧倒されたし、気難しそうなジムもハリのあるボーカルが素晴らしかった。そうそう、ジェフ・マルダーが披露した”Small Town Talk”では細野さんのマリンバソロに大感激。音数は少ないがオリエンタルなフレーズを叩き出して圧倒的な存在感を示してくれた。

でもでも、最後にイベント全体についての苦言だが、まあギャラの関係だと思いますが、素人みたいな日本のバンドと共演させるのはいかがなものかと。ジャグってウォッシュボードやバンジョーやらああいう楽器を使って形だけを演出すればいいってもんでもないし、旧いSPの音を無機質に再現すればいいってわけでもない。やはりミュージシャンなんだから各人のプレイヤーとしての技量がやはり重要。ステージに上がるとどうしてもおぼつかなさが目立ってしまう。アンコールのセッションでソロ回しをしようにも、百戦錬磨のブルースハーピスト石川二三夫以外はソロが満足に弾けないのってちょっと寂しいですね。石川さんは別格。まあまあ、でも皆様緊張もあったのでしょう。また何しろ夢の共演ですからソロで出しゃばるのもどうか、という日本人的発想もあったかも。最後に忘れちゃいけないが、フリッツさん!ジャグバンド・ミュージックの将来を見守り続けてください!!

FURUFURU 2006/04/03 18:12 どうもです!昨日いらしてたんですね〜。私は前から4〜5列目あたり(柱の前)で見ていましたよ。ふと後ろを振り返ると、観客全体が本当にあたたかい表情でステージを見守っているのが印象的でした。ステージ上の3名はもちろんのこと、そんな会場の雰囲気にも私は鳥肌が立ちましたね。色んな意味で、ホント一生忘れられないライヴになりました。

markrockmarkrock 2006/04/03 22:04 どうもこんばんは!4〜5列目あたりだったんですね!いいなあ。私は結構到着が遅れてしまって、右柱の後方辺りでした。ジョン様?登場の時はなんとかにじり寄って、、じっくり拝見しました。ああ〜観客席のあたたかさはホント良かったですね〜。一体感を感じました。

DouglasDouglas 2006/04/05 13:50 こんにちは!バッファローレコードのダグラスです。日曜日のフリッツ・リッチモド・トリビュートは本当に素晴らしかったですね。僕のブログにたくさんの写真をのせた。是非、見て下さい。
http://buffalo.cocolog-nifty.com/dougblog/
(4/1の横浜ジャグバンドフェスの写真もアップしました。ジョン達もいる!)

では。ダグラス

markrockmarkrock 2006/04/05 21:15 ダグラスさん、こんにちは!貴重な写真のリンクありがとうございます。見ました!当日の興奮がよみがえってきますね〜。バッファローレコードからのGeoff Muldaurの”Beautiful Isle Of Somewhere”買いました!