Sailing into the sea of oblivion
先週の金曜日に日本に帰国し1週間が経ちました。今週前半で諸手続きが完了。日本の生活に復帰中です。
今日は気になるテーマメッセージを発しているヨコハマトリエンナーレ2014を開催中の横浜美術館に行ってみました。
そのテーマはこれです。
「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」
忘却とは「記憶に残らなかったもの」のことで、その中に身を置き旅をしようということらしい。華氏451とは同名のSF小説のこと。
美術館の中心にあったのは巨大なゴミ箱です。ゴミ箱に捨てられるものは不要なもので捨てられて忘れられて行きます。そんなゴミ箱を世界の中心に置いてみようというという試みです。
第二会場の新港ピアに無料バスで移動。
テーマが頭に入っていると前衛芸術もそれほど違和感がなくなってきます。そのままを受け止めることができました。
ヨコハマトリエンナーレ2014は、森村 泰昌というディレクターが「華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある」とテーマを設定し、世界の作品を集めて来たというものでした。ディレクターの視点で作品を見るという楽しみ方を覚えた気がします。
さらに満たされたくなって美味しい物が食べたくなりました。近くの赤れんが倉庫にある世界一の朝食で有名なあの店へ。
この店の定番はふんわりスクランブルエッグとリコッタパンケーキです。
スクランブルエッグとパンケーキ自体は味が薄くついているのみなので身体にすっと入って行きました。ベーコンとマッシュルームで油分と塩分を少しずつ適度に充填。途上国から戻って来たばかりの身体にはとても優しかったです。しかもそれがとても上品。すっかり気に入ってしまいました。
満たされた一日となりました。