まるぶろぐ

備忘録として日々の出来事をこまごまと綴っております

スヌード祭り

英訳の案件がひとつ片付いたものの、歌舞伎座で昼の部が始まる前に着信があり、3月末に送ると言われていた書類が思ったより早く届いた。「別件が終わり次第」と返信して了承を得ていたので、今日、起きたのはゆっくりめだったけれど、早い時間に英訳をスタート。

これも以前から何度か、対象企業は様々ながら、同じ書式の英訳を手掛けてきたシリーズ案件で、その都度、変更箇所の英訳のみ。だから今回も、作業量はごく限られていると思っていたのだけれど、前回も私が英訳したはずなのに、修正が入っていない箇所の和文と英文の間に齟齬を見つけてしまい、念のため全文をチェックすることにした。

それでも1時間半ほどの作業で終了。修正が少なくて良かった。

2つの案件が重なるのも久しぶりだったけれど、思ったより早く両方ともはけたので、手織教室で途中までしかできなかったマフラーをスヌードにする作業を進める。

マフラーを1回ねじった状態で、両端の房を1本ずつ結び、余りを短く切りそろえたあと、中表にして幅2つに折って綴じ、裏に返せば袋状のスヌードが出来上がるはず。そう思って進めていたのだけれど、綴じていったら、ねじった部分がそのままパックリ開いてしまい、綴じ始めの地点に到達できない。そのパックリ開いた部分から裏返しても、ねじりの部分をクリアできない。そもそも、両端の房を結ぶ時点で半幅に折り、その背と輪が逆になるようにしないといけないことが分かり、結局イチからやり直し。

マフラーの幅をそのままでスヌードにするなら、最初にやろうとした通り、1回ねじった状態で両端の房を結べばOKだけど、幅広のマフラーを袋状のスヌードにするにはやり方を変えないといけない。あれこれ考えながら、結果的に4つのスヌードが出来上がった。写真の左側2つが幅そのままで、右側2つは袋状。素材的には、右側2つのほうがこれからの時期に活躍しそう。

オードリーのオールナイトニッポンでは、フワちゃん、星野源さんに続き、今度は春日さん自身がポークライス・パーティーの話。奥様のクミさんはもともと源さんのファンだから、その源さんが自宅に来るとなったら、そりゃぁ舞い上がっちゃうよね。クミさんもフワちゃんもらしくない黒いワンピースだったそうで、そりゃあオシャレだってしたくなっちゃうと納得だけど、源さんがフワちゃんのパーカーを着ていたというのがまたなんとも。面白かったー。

最後の酵素風呂

もう夜更かしをしても大丈夫、と午前3時スタートの圭くんの試合をリアルタイムで最後まで観てしまったのだが、大丈夫じゃなかった。酵素風呂の日で、しかも時間繰り上げOKの連絡をもらっていたので8時すぎには家を出ないといけない。

酵素風呂は、当時まだ海老蔵だった團十郎のブログで知り、調べてみたら自転車で通える場所にあることが分かり、2018年2月半ばから通い始めて6年余り。でも実は今日で最後。10回券が終わるまでと思っていて、今週はまだ9回目と勘違いして来週の予約も入れてあったので、申し訳ないけどそちらはキャンセル。

米ぬかの仕入れ値や光熱費の高騰で値上げされて以来、安くはないのよねぇ…と思ってはいた。ホットヨガに通える回数もそれほど多くないため、ホットヨガだけでは改善されなかった極度の冷え性がだいぶ良くなったのは酵素風呂との相乗効果だと信じているので、酵素風呂をやめてしまうとまた冷え性が悪化するんじゃないかと心配で、週1のペースで続けてきた。ところが、2月半ば、奇しくも6年前に初めて酵素風呂に行った日と同じ日にオーダーメイドの枕のメンテをしてもらいに行った際、以前から勧められていた電位・温熱治療の医療機について枕マイスターから詳しい説明を受け、実際に体験してみたらとても気持ちが良かった。これまでは値段をきいて即NGだったんだけど、今後も酵素風呂に通い続けた場合、また値上げされる可能性もあるし、思ったより早くその値段を超えてしまう。米ぬかの自然発酵による酵素風呂と電気を使う医療機とでは効果に差があるとしても、酵素風呂は週1回15分だけ、その医療機は寝具でもあるので毎日、寝ている間中ずっと使うことができる。酵素風呂からその医療機に替えれば毎週金曜日に早起きして通う必要もなくなる。これはメリットのほうが大きいんじゃないかと思うに至り、さんざん迷った末に購入を決めたのだった。使い始めて約1か月。いくつかのモードがある中で電位と温熱とが一定時間ごとに切り替わる交互運転で、電位治療の効果かどうか分からないけど寝付きがよくなった気がするし、何より温熱効果で朝起きたときに手足の指先までぽかぽか。結果的には、安くない買い物だけどその価値はあったと思っている。

でも、今日で最後と伝えて理由をきかれたとき、その治療機を買ったから、とは言えなくて、主に経済的理由ということにしてしまった。ちょっと罪悪感。

自転車での帰り道、こうしてこの時間にこの道を通るのも最後かな … と思うとそれなりに感慨深い。写真のお財布も、酵素風呂の日の専用だったから、今日でお役御免。

帰宅後ひと息ついてから、英訳の続き。2時間半ほどの作業でひととおり終わり、そのあと見直しと修正に結構時間がかかり、すべて終わって送信したのは日付が変わる直前。週末にかかってしまうから、担当者から連絡があるのは多分、週明けかな。

倫也くんが声優として出演するとSNSで宣伝していたコマ撮りアニメ「ルカと太陽の花」が素晴らしかった。楽器を演奏する細かい指の動きもなめらかで、人形たちの表情もとても魅力的。物語そのものもドラマチックで、何度も観たくなりそうだから、録画しておいて本当によかった。村田朋泰さん原案・監督で「森のレシオ」という作品もとても良いらしい。観たいなぁ。

三月大歌舞伎

シャッキリと起きて東銀座の歌舞伎座へ。まずは地下の木挽町広場。昼の部と夜の部の間の食事に重宝していた歌舞伎茶屋さんがなくなり、あとにまた飲食店が入るといいなぁ、と思っていたのに服の売場になってしまい、がっかり。以前から目にしていた和傘を下から覗いてみたら、だいぶ傷んではいるものの光の加減もあってキレイだったので撮ってみた。あとはいつもの日めくりの写真。

昼の部の最初は「寺子屋」。愛之助の源蔵に新悟の戸浪、菊之助の松王丸に梅枝の八重、丑之助の小太郎に萬太郎の玄蕃。子供が犠牲になる悲しい話ではあるものの、何度観ても胸に迫るものがあり、物語としての巧みさを見るたびに思う。私の世代から見れば若手の上演ということになるのだけれど、今後はこの世代が主流になっていくのよね。「100年インタビュー」で菊五郎さんが若い世代に忠臣蔵をやらせたいと話していたのを思い出した。

続く「傾城道成寺」は四代目の雀右衛門の十三回忌追善で五代目が踊る。先月は勘三郎の十三回忌追善だった。同じ年に亡くなったんだっけ? と調べてみたら、雀右衛門が2月で勘三郎が12月。雀右衛門の享年は91で勘三郎は57。ため息が出ちゃう。傾城清川は実は清姫の霊で、松緑が演じる安珍平維盛の世を忍ぶ仮の姿。導師として菊五郎が登場し、亀三郎・眞秀くんの童子が可愛らしい。

今月一番楽しみにしていたのが昼の部最後の「御浜御殿綱豊卿」。仁左衛門の綱豊卿が素晴らしい。歌六が演じる新井白石赤穂浪士について語り、「討たせたいなぁ…」とその一言から伝わる深い思い。幸四郎が熱演する助右衛門との息詰まる問答の直後、ふっと肩の力を抜いて高らかに笑う、その瞬間、春風が吹き抜けていくような爽快感。孝太郎の絵島、梅枝のお喜世、萬次郎の浦尾もそれぞれに良かった。

再び木挽町広場。舞台写真をひととおり見て、もうなるべく買わないつもりだったんだけど、「寺子屋」で涎くりの鷹之資の父親役の橘太郎をおんぶしている花道の1枚が他の写真とは角度も光の具合も違い、二人の笑顔もなんとも言えず良いので買ってしまった。

夜の部は「伊勢音頭恋寝刃」の通し。いつもの油屋の場面に至るまでが上演される。でも正直、普段めったに上演されないのが納得という、あまり喜ばしくない結果になってしまった。役者のせいではなく、作品そのものの問題だと思う。大切な刀を紛失してお家没落の危機にあるはずの万次郎が呑気すぎるし、万次郎のために奔走する貢がようやくその刀を取り戻すが、油屋で多くの人を斬り殺してしまう。そんなこんなで共感できる部分が少ないせいか、どうも入り込めないのよね。菊之助の万次郎、幸四郎の貢、雀右衛門のお紺、彌十郎のお鹿ほか、それぞれに悪くないし、魁春の万野も嫌味たっぷりでいいんだけど、なんかこう、観ていて気持ちが上がってこない。

そのあと松緑の「喜撰」で、相手役のお梶は普段から仲の良い梅枝が勤め、たくさん出てくる所化の中に二人のそれぞれの息子に亀三郎・眞秀くんも加わり、賑やかに幕。

20時45分頃の終演後、急いで駅へ。ギリギリで終バスに間に合い、帰宅後ひと息ついてからすぐに英訳の続き。もう夜更かししても大丈夫なので、錦織圭くんの復帰戦がスタートする午前1時まで、というつもりでいたら、試合開始が2時間ずれ込み、そこまで夜ふかしするはずじゃなかったんだけど、と思いながら結局、試合の最後まで観てしまった。ランキング40位のオフナーに残念ながらストレート負けを喫してしまったけれど体調は良さそう。今後に期待!

和訳に専念

明日の歌舞伎座に備えて夕べは夜更かしを避けたので、午前中から仕事を始めるにあたり最初のBGMはRadikoのタイムフリーで星野源さんのオールナイトニッポン。ネットでも話題になっていた春日さんの自宅にフワちゃんと源さんが招かれたときの話。面白すぎてBGMのはずが時々がっつり耳を持っていかれてしまい、キーボードの手が止まってしまうこともたびたび。

その後も主にネットラジオをBGMにしながら英訳を進め、4時間ほどの作業でエクセルの1つめのシートの作業が終了。特定の見出しに該当する箇所だけ英訳してほしいという依頼で、2つめのシートには、見出しがちょっと違うけど内容は同じ箇所があり、そちらも英訳が必要なのかどうか判断しかね、問い合わせのメールを送信。

ひとまずできることがなくなってしまったので、日記をアップしたり録画を消化しながらニャンドゥティのリースをチクチクしたり。祝日だから返信が来なくても仕方がないと思っていたのだけれど、21時半すぎにそちらも英訳してほしいという返信が届いた。それから作業をスタートしても今日中に終わる量ではないし、歌舞伎座の前日に夜なべ仕事はしたくないので、ひとまず保留。

アマゾンで予約しておいた本が2冊届いているのだけれど、仕事もさることながら、図書館で借りた本もあるのでまだ読めずにいる。1冊はダ・ヴィンチでの倫也くんの連載をまとめた第2弾で、料理を作るプロセスだけでなくコラムもたくさん。その連載中、図書館でダ・ヴィンチをそこだけ立ち読みしていたので、こうして1冊にまとめてくれてとても嬉しい。

もう1冊は、ふかわさんのエッセイ集。ネットで聴くことができるポッドキャストふかわりょうのローファイラジオ」もBGMとして何度となく聴き返していて、星野源さんもふかわさんも、声や口調がとても耳にやさしいのよね。そこが好き。

手織教室

手織教室に持っていく荷物をすべて準備しておいて、自転車でビューンと図書館へ。読み終えた2冊を返却し、予約の順番がやっと回ってきた「このミステリーがすごい!」対象の文庫グランプリ受賞作「レモンと殺人鬼」(くわがきあゆ)を受け取り、1冊では物足りない気がして、読み終えたばかりの「Aではない君に」と同じ薬丸岳さんの「アノニマス・コール」を借りてきた。

11時ちょっと過ぎのバスに間に合い、サイゼリヤでオニオンハンバーグのランチ。食後に早速「レモンと殺人鬼」のほうから読み始める。面白くなりそう、というところで時間切れ。

手織教室は全員出席。織り終えたマフラーをスヌードにするため、まずメビウスの輪のように両端をつないだあと、幅広のマフラーをつなぎ目が内側に入るよう中表にして半分に折り、経糸と同じ糸で綴じていく。その綴る作業に必要な糸をうっかり持ってき忘れて、時間が余ってしまうかと思いきや、経糸の端を房1本ずつ結んでいく最初の作業でなぜか房の数が合わず、よく調べたら最初のほうで3本一緒に結んでしまっていて、イチからやり直す羽目になり、結局その作業だけで終わってしまった。なにをやっているんだか。

別のメンバーの「縦よろけ」と綾織りを組み合わせた春らしいマフラーが素敵で、私も別の配色で真似をしてみたい。また、先生からもユニークな織地をお借りしてきたので、その織り方にもトライしてみたいし … どっちにしようかな。

タリーズで本の続きを読みたいところだけれど、仕事を優先。帰宅後ひと息ついてすぐにスタートし、ラジオをBGMに零時近くまで。

「こっち側」は二宮くんがゲストの回の続き。彼のことは正直よく知らないんだけれども、2回とも面白かったなぁ。トークが面白いというよりも、彼という人そのものが面白い。大好きな番組だったから、来週で最終回というのが今からもうとても寂しい。

 

 

和訳を受注

午前中にホットヨガ。はじめましてのインストラクターさんでヨガベーシックのクラス。今月まだ5回目。しばらく予定が立て込んでいるから、今月は8回の目標を達成できないかもしれないなぁ。

徒歩で帰る途中、強風に抗いながら道にしゃがみこんで写真を2枚。タンポポ、久しぶりに見た気がする。白いほうは、グーグルレンズによると「ハナニラ」だそうな。

ひと息ついてからガストへ。日替わりランチのあと図書館で借りた「Aではない君に」を読み終えた。重い話で、いろんなことを考えながら読んだ。週刊誌での連載は第2章で完結していたところ、単行本化に際して第3章を加筆したとのこと。第2章までしか読んでいない人、もったいない!

買い物を済ませて帰宅したのが16時ちょっと前。机の上のカレンダーが目に入り、今日の欄に dental と書いてある。しまった! 15時半から歯科健診だった! またやってしまった~。すぐに電話を入れたけれど、今日はもう無理だし、その後も予定が詰まっていて最速でも4月9日とのこと。私としてはむしろ遅いほうがいいくらいなので、その日に入れてもらった。月1回は多すぎる気がしているものの、月1回でも忘れる私がそれ以上ブランクが長くなっても覚えていられるとは思えないからねぇ。

そのあと読み終えた2冊の「読書履歴」をまとめ、そろそろ終わるというタイミングでメールが届き、和訳の依頼ですぐに受注が確定。もう長いこと続いている案件の追加資料で、長文ばかりなのにエクセルなのが扱いにくくて難点なんだけど、送られてきたファイルに上書きしてほしいという依頼だから致し方ない。

20時半頃に和訳をスタートし、一気に午前2時ぐらいまで。続きは明日。

ウィリアム・テル

特に予定のない日曜日。ウィーン国立歌劇場のオペラ「ギョーム・テル」の無料配信が始まっているので、早速、観る。少し前に「アニマル・ファーム」という作品の配信もあったはずなんだけど、日付を勘違いしたのか、たしか今日から、と思ってサイトにアクセスしたら、すでに配信が終わってしまっていた。配信開始の日時だけしか掲載されず、終了日時が分からないのよね。

ギョーム・テルというのはウィリアム・テルのことで、ロッシーニの作品。実は息子の頭に乗せたリンゴを射抜いたという逸話しか知らなかった。スイスの独立運動につながる英雄なのね。リンゴの場面では、上手にテル、下手にテルの息子が立ち、二人の間には群衆が列をなしていて、テルが放った赤い矢を最前列にいる人が手から手へと渡していき、最後の人がその矢とリンゴを入れ替えるという超スローモーションの演出。なんともユニーク。

リアルタイムではないので休憩時間を早送りすることができ、それでも合計3時間半近く。ウィーン国立歌劇場の無料配信はこれが169作目。コロナ禍で歌劇場が閉鎖されたことがきっかけだったから、これだけはコロナ禍による恩恵と言えるかもしれない。

そのあと日曜日のお約束でまる子&サザエさん。今週もまだ TARAKO さんの声。続いてTVer でお気に入り登録してある番組を見ながら、織り終えた「横よろけ」の経糸を3本ずつ房に結んでいく作業。この作業は、手織教室に織り機を持たずに行ってその場でやることが多いんだけど、このマフラーはスヌードに仕上げるつもりで、その仕上げを教室でやる予定。

横よろけは、織り機からはずした段階で経糸にテンションがかからなくなる結果、波型のカーブがなだらかになってしまいがちなんだけど、今回はグラデーションの横糸のうち明るい色の部分が思ったよりカーブのまま残ってくれたし、ほぼ同色の横糸で無地に近い仕上がりになった部分も、地模様としてカーブが浮き上がる。写真ではうまく実物の色が出ず、もっと渋めの印象なんだけど、ちゃんとスヌードにできたら使い勝手が良さそう。