宅配便到着

朝、一人台所で洗濯(手で……)をしていると、寝ぼけ眼の夫が現れ「あー起きてるー」とのたまう。ええ起きてますとも、いろいろやることがあるもんでね、といぶかしく思ったところ「宅急便が来たの」だそうです。は? じゃあ受け取らなきゃ。「もう受け取ったの」ああそうですか。要するに夫はまだまだ寝ぼけていていまいち会話が成立しないが、要するに宅配便(宅急便ではなく)の配達のお兄ちゃんのドンドンドンに起こされ慌てふためいて着の身着のまま受け取ったらしい。わーい荷物だ荷物だ、日本からの荷物だ〜。
日本を出るときに夫母に託した荷物のうち、娘の着るものを中心に送ってくれるよう頼んだのがもう届いたらしい。速い! どれどれ?と見てみると、大きなゆうパックの箱一個がドドンと届いている。こ、これは……さぞかしお値段が……。日本では郵便局のEMSで出したとおぼしき伝票がくっついていて、こちらでの配送は伝票を見る限りParcel Forceのようだ。日本では郵政省が出したのにRoyal Mailが引き継ぐわけじゃないんだなあ。などとくだらないことを考えながらEMSの伝票を見ると……細々と服が何点で何グラム、とか全部書いてある。ええっ、そんなマメなことが必要なの!? しかも合計金額が16200円!!!(ひっくりかえる) す、すいませんお義母様……ありがとうございます(うるうる)。
中身を全部開けて引き出しなぞに全部しまい込んだのち、夫が再びのたもうた。「あのー確認ですけど、あの箱の中身のうち私のものはこのセーターだけだったでしょうか?」ええそうです。だってだいたい日本で託した箱の中身そのものに、あなたのものはあんまりなかったでしょ? 「そりゃそうなんだけどさ……」ちょっと寂しげな後ろ姿の夫であった。

専用テーブルセット

前々から目をつけていた机と椅子がSummretownの店先にあったのだが、一人ではちょっと持って帰れないので夫と3人で買いにいく。ついでにSummertownの商店街をグルーッと偵察。非常事態用のコインランドリーの位置もチェック。しかし、洗濯機を一回まわすのになんと2.40ポンド(日本円で言うと500円相当?)もするのである。大型のほうだとさらに1ポンドプラス。たっかいなあ。よほどのことがない限り手で洗濯を続ける決意を新たにする私であった。娘用机と椅子は椅子が2.99ポンド、机が5.99ポンドで、しめて8.98ポンド。黄色いプラスチックのちゃちなものであるが、じーじー書きには役に立ちそうである。娘は一目見るなり「オッチン!オッチン!!」と主張して、家に帰るのが待ちきれずバスの中でじれてじれて大変。家に帰るなり座ってたいへん満足そうでした。ちょっと高めなのでよじ上らなければならないのだが、そんなことは屁でもなく嬉しそうに上り下りを繰り返しております。今のところ椅子そのものが嬉しいらしく、あっちに持っていっては座りこっちに持っていっては座りで満足していて、座って何かをするというのはまだ思いつかないらしい。相変わらずサルだねえ。

洗濯機発注済み!

夫のところに在日本大家教授からメールでお知らせが来た。こちらの店にネットで洗濯機を注文し、カードで支払いも済ませたそうだ。配達と、古いのを処分してくれるような手配もしてあるらしい。す、素晴らしい!! ビバ!ネット!! しかしまだ油断はできないので、気を引き締めて手洗いを続けたいと思います。まだ続く。

  • スコーン(自作!)
  • サンドイッチ(ハムとチーズ、きゅうりとツナ)
  • ティラミス(お手製お持たせ

本日は洗濯物干しを売って下さったN家をお招きしてお茶。9月に京都に帰られるご予定なのでいろいろとお話をする。なんと! N氏お手製のティラミスをお持ちくださったのであった。イタリア仕込みのティラミスはたいそう美味しかったです。生卵を使ってないので簡単だとのことですが、生卵を使ったレシピもうかがって、いや、食べてみたいものである……。カンドー的に美味しかったです。
対して、私はスコーンを自作したのだが……いまいちであった。これを初めて食べたら、ふーんこんなもんか、と思うかもしれないのだが、普通にスーパーで売っているスコーンにもあまりに劣る味。何がいけないのだろうか……ちょっと練ってしまったことかなあ。何しろレシピがオーブンの取説におまけのようについているのを参照しているので、「混ぜる」とかしか書いていなくって適当に作っているのもいけないかもしれない。最近イングリッシュな食卓に慣れてきたので、やっぱりちゃんとした料理の本が欲しい。(この前買ったのはモダンな料理に片寄っているので……。)イギリスにいる間に、スコーンくらいはマスターして帰りたいなー。