代表について少々

今年に入ってからようやく批判が目立ってきましたが…。


アホか。


就任当初からオカダさんじゃダメだって言い続けてきた私としては、今さら何言ってやがるって話ですよ。

オカチャンジャパンのこれまで

就任当初、「方向性は間違っていない」とこれまでの路線を踏襲する姿勢を見せたかと思いきや、今まで経験したことのないポジションで選手を使ってみたり、Jですら実績がない選手を選んだりと色々試した挙げ句にバーレーンに破れ、「オレ流で行く」と言い始めた08年。
チームが研究されて前線からのプレスに対応され、ボールを持たされるようになってからどうするかが全く見えなかった09年春。
アジア脱出仕様を変えずに遠征に臨み、出てきた課題に対しても抜本的な変更を行わなかった09年秋。
私が感じた中でも解任すべきと思ったタイミングは3回もあった。まぁ予選突破が決まった時点で現実的ではないので諦めてましたが。

東アジア選手権にしたって、そもそも「前回大会」でも良い結果を残したとは言い難い。今年になってからやいのやいの言うのは遅すぎる。要するに何を今さらって話なんですわ。

岡田さんのチーム作り

やべっちFCを見てたらゴトタケ(後藤健生)が言う訳ですよ。「岡田監督はマリノス時代戦術を指示し、練習でも細かく指導していたが、代表では選手の自主性を重んじた。」要約するとこんな感じ。(ちなみに日本人は自主性を示せないから、そんなサッカーじゃダメだみたいなことも言ってましたが、そこには同意しません((これに関してはまたそのうち書きます)))
私はマリノスの岡田監督を知らないので何とも言えませんが、なんとなく腑に落ちた感じがしました。
ジーコからの代表は黄金世代の黄金期だったこともあり、個性を活かしたサッカーを目指していたように思います。その方向性は支持しますが、肝心の岡田さんがそういうチームを作ったことが無かった。
こう考えると私がオカダジャパンに感じていたモヤモヤは晴れます。没個性ジャパンになるべくしてなった訳です。

ただでさえ個性を活かしたチーム作りは難しい。ガンバに毎年勝てない時期があるように、クラブチームでも上手く行く例、それを継続していく例は多くない。(欧州のチームだって例外ではないでしょう。)時間に限りがある代表ではなおのこと。
ですからこの点で見ればジーコオシムは合点が行くんです。

じゃあなぜその次に岡田さんを指名したのか、という話になります。

協会と代表人気

イレギュラーな事態ではあったはずが、後任発表はかなり早い段階(オシムの意識が戻る前)だったと記憶しています。
手近人事、身内人事ととられてもおかしくない話です。
まだ本大会まで2年半あったあの状況で、協会が本気で探せば引き受けてくれる監督は他にいたように思います。
仮にW杯で惨敗しても責任は誰も取らないでしょう。前回もそうでした。誰にも問われないですからね。

でも代表の人気は間違いなく落ちてます。

これはあくまでも、私が友人との関わり等の中で感じたことですが、ジーコジャパンオシムジャパンで欧州サッカーのファンが離れ、オシムジャパン→オカチャンジャパンでJのサポーターが、この間緩やかに浮動層が離れていったように感じます。

日本人のサッカーを見る目が肥えた。という点はあるかも知れません。3度のW杯を経験し、国内のリーグ戦も発足から17年経ちました。
その国内リーグは地域密着を着実に進め、高度情報化により海外サッカーの情報は以前より遥かに手に入りやすくなりました。

すなわち、見る側の意識が変化したことにより、日本代表を「国を代表する最強のチーム」から、「日本国籍の選手で構成された1チーム」と見なすようになってきたのではないかと思います。
代表という「ブランド」に踊らされる人間が減ってきたということです。
協会も、これまでのように悠々とはしていられないはずなのですが…。

日本代表の今後

南アフリカは岡田さんと心中して、その後です。
後任の監督如何では、どうなるかわかったモンじゃありません。
ブッフバルトとかが話題に出た時は何の冗談かと思いましたが、話も無くなったようなので。。。

ハラヒロミ氏に頑張ってもらいましょう。

詳しくはまた後日書きますが、方向性は間違ってないと思うので。表現者を間違えただけです。

最近は岡田さんが可哀想にすらなってきたので何とか擁護してあげたいのですが、俊輔と遠藤のコンディションが落ちた時にどうすべきかを考えられなかったというのは確かですからね。
阿部をCB、今野をボランチで使おうとしていたらしいですし…。

ま、イングランド戦〜W杯は応援しましょう!是非ともイングランド戦は岩政先生*1を出して欲しい!

*1:出身大学が同じだったりw